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シャイニング
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シャイニングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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私は映画「シャイニング」が以前から気になっていましたが、まず先に文庫本上下巻を読んでみました。確かにアメリカのホテルやモーテルには映画「バートンフィンク」のような異様さが漂っており、そのような背景描写をイメージして読みました。以前、スティーヴンキングのエッセイを読んでおり、著者の人生経験が生かされている事も伝わってきます。文庫本の上巻を読むには時間が掛かりましたが、下巻は一気に読み進める事ができました。読み終わると、いろんな矛盾にぶつかり、リアルさにやや物足りなさを感じました。また登場人物の関係性や必要性および心霊面と現実面のすり合わせが物足りないと思いました。そして映画「シャイニング」を鑑賞しましたが、メインともいえる巨大なボイラーが描かれておらず、さらに物語の展開が単純に思え、物足りなさを感じました。 | ||||
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まだ半分も読んでないけど、150P過ぎても映画本編の話が始まらない。小説を読むと映画がいかにバッサリと原作の話をカットしてるのかがよく分かる。小説だとホテルで家族が過ごし始める前に家族の色々な描写が、それぞれの視点で延々と描かれていて大分各キャラクターのイメージが変わった。完全に別物だね。 | ||||
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もう一度読み返したくて買いました。 | ||||
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後半になり、おもしろくなってきた。 | ||||
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最初の一説に集約されてます。これ持って政界に…冗談す。また、スティーヴン・キングの小説は大体途中までしか読みません他にダークタワーがありますが購入しませんでした。雑誌の切り抜き?ほら、その作家は好きだけどっていう。「本」は、買わない。ナイトフライヤーの短編は最高だったのになぁ。まっペーパーバックが高価じゃないですから。 | ||||
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ホテル景観荘という美しいながらも色々ないわくもあるホテルに 冬季休業中の管理人として住み込まざるを得なかった親子三人が 巻き込まれる幽霊屋敷ものです。 最終部の幽霊屋敷たるホテルがなす恐怖・悪意はこれぞスティーブン・キング という圧巻の出来です。ホラーの醍醐味といえる筆致で読者を圧倒してくれ、 ジェットコースター的な怖さでわくわくしてきます。 しかし、不満が少々あります。 まず、シャーリー・ジャクソンの『たたり(丘の屋敷)』を意識して それと変えたのか、恐怖の本質が心理的なものでなく、 専ら物理的な怖さに限定されているところが残念です。 それは、恐怖の本質がどこから来るのか全くわからなかった『たたり』 に比べると幽霊屋敷自体が正体だとわかっていることにより 視覚的な怖さに限定されたように思います。 次に、父親たるジャックがホテルに徐々に取り憑かれ、 遂には禁酒していた酒を口にすることによって、 完全にホテルに一体化してしまう心の動きが第三者視点で 話が進行していくために、感情移入しにくく あれだけ人間描写を書き連らねていたのに読者にはついていけなくなります。 最後に、タイトルにもなっている“輝き/シャイニング” と言われる超能力設定があまりにも無意味なことです。 ガンダムのニュータイプと言えばわかりやすいですが、 ホテルがダニーの“輝き”を取り込もうとしたことが一家が襲われた理由ですが、 ホテルはそれ以前にも怪奇現象のあるホテルですし、 最後の解決にも“輝き”はイマイチ関係無かったところが残念なところです。 | ||||
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この作品を読む人の半分かそれ以上が映画から入ってるような気がするがどうだろうか。 キューブリック作品は映像や内容、俳優の怪演で非常に記憶に残る作品だった。 しかし、キングはこの映画が好きではなかったと聞く。 本と映画はまったく別物といえるかもしれない。 コアの内容は同じだけれども、小説の結末や、とくにクライマックスのあたりなど映画と全く違うことに容易に気づくだろう。 どちらがいいか、という議論になるといつまでたっても結論は出ないだろう。 はっきり言って別の作品なのだから。 ちなみに私はどちらも好きである。 小説の方はやはりキング、主人公の心理の微妙な移り変わりを非常に絶妙に書きあげている。 最後のクライマックスといも言える場面はあまりにもグロテスクでなかなか読み終えることができなかった。。 電車で読むときは気をつけた方がいいかもしれない。私は気分が何度も悪くなった。。 それくらい強烈な作品。 | ||||
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S.キングは現在の"ホラー小説"というジャンルを一人で創ってしまった人で、後進の同業者に多大の貢献をした。私は元々本格志向なので、ホラー小説の類はあまり読まないのだが、さすがにS.キングのものはある程度目を通していた。本作は映画(鬼才キューブリックにしては、J.ニコルソンの怪演が目立つだけの凡作)も観た。本作は国内外で評価が高く、作者の最高傑作という人も多い。 作者の出世作「キャリー」も映画では観ているが、後の作品同様、宗教に関する知識がないと真の理解は難しい気がした(作者はキャリーの初潮の様子をどうやって書いて良いのか分からず、奥さんに尋ねたというのは有名な話)。 本作は売れない作家が執筆に専念するため、冬の間閉鎖されるホテルの管理人として妻と息子と一緒に住み込むところから始まる。題名の「シャイニング」は近未来を予知する能力のことで、息子はこの能力を持つ。しかし、そのホテルは昔惨劇があったらしい呪いのホテルで、作家は次第にホテルの魔力に取り憑かれ、狂気の世界に引きずり込まれる。 そして、妻と息子の命を奪おうとするのだが...。 こうして書くとゴシック・ホラーの域を一歩も出ていないことが分かる。最後で少し捻りがあるのだが、どうということもない。本作を「ゴシック・ホラー」を現代風にアレンジした傑作という人がいる(多い)が、私はそれに与しない。確かにS.キングの筆力はたいしたもので、読者を引っ張る力は凄いし、「書けない作家」というのは作者自身にも身につまされる(読者にとっては面白い)話題であろう。だが、それだけなのである。 もう一つの不満は、何故息子が「シャイニング」の力を持っている必要性があったかという点だ。私は呪いのホテルに対抗して、息子の能力が増大し、逆にホテルを崩壊させるというような展開を期待していた(「ドラゴンボール」のようだが)。「シャイング」に関わるエピソードは最後に申し訳程度に出てくるだけで、存在理由が不可解である。 ゴシックの様式美と、書けない作家の狂気とが交錯し損ねた作品。 | ||||
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