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盤上の向日葵



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盤上の向日葵の評価: 3.92/5点 レビュー 181件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全181件 141~160 8/10ページ
No.41:
(2pt)

将棋を知らない人には堪能することは不可能です。

柱となる対局場面には将棋の棋譜独特の符号も頻出しますし、将棋を理解していない方や符号に煩わしさを感ずる方には向いていない作りであろうと思います。
出世した者の出自に関する謎とエピソードに将棋(真剣師=賭け将棋指し)の世界をミックスさせたストーリーですが、何よりこの真剣師に関する部分は全て故・団鬼六氏の名著や他者の筆による真剣師を描いた作品を元にしているのが明らかであるにもかかわらず、巻末にあるべき参考文献や出典の記載は一切なく、棋士飯島七段の名前が挙げられているだけなのは甚だ疑問です。登場人物等の名前も将棋ファンならば思い当たるものが多く、これもまた作品の厚みを削っている思いです。
盤上の向日葵Amazon書評・レビュー:盤上の向日葵より
412004999X
No.40:
(4pt)

将棋の世界、面白い。

将棋は全く知らないけれど、面白かった、、そしてずっと緊張して読んでしまい疲れた、、
真剣勝負がアクションもの以上に引き込まれる。繰り返すが将棋は知らない私でも十分面白い(その指し手がどういう意味を持つかは文章の説明以上にはわからないが、ポイントがわかりやすく描かれている)

じわじわと時間と人が一点に向かって収束するさまは本当にうまい構成だ。

少し注文をつけるとしたら、この話にどんでん返しみたいなものを求めるのは筋違いなのかもしれないが、結末にもう少し意外性がほしかったかな。
まあ、内容がものすごく濃いので、変な仕掛けはないほうがいいのかもしれないけど、最後がややストンと落ち過ぎな読後感でした。
余談ながら将棋の世界の面白さを教えてもらったので、このあとは塩田武士の「盤上のアルファ」を読みます。
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No.39:
(5pt)

素敵な作品です

読みごたえのある素敵な作品です。
母に新しいのを買ってプレゼントしたら、すぐ読んでくれて、「夢中になった」と喜んでもらえました。
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No.38:
(5pt)

将棋がテーマの小説が読みたいなら是非

将棋が好きで、中級程度の棋力がある人なら読んで損は無いと断言できる。普段余り小説を読まない自分でも2日で読み終えた程、退屈しない内容だった
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No.37:
(5pt)

分厚いが一気読み間違いなし

幼少時代の話を泣きながら読んだ。
三人の父と言っていい男性たちとのかかわりあいで、彼が将棋に囚われていく過程に目が離せない。
最後がちょっと気になる。どうなのだろう、あれをする意味をこじつける為にゴッホや血筋を出してきただけに感じる。
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No.36:
(3pt)

火曜サスペンス劇場・・・

前作の「孤狼の血」の時も感じたけど
全体的な構想は良いけど中身が薄い。
無駄にテンポの悪い会話や状況説明。途中から先が読める展開。
つまらん!とまでは言わないけどありふれた2時間サスペンスドラマを
見ているようで読後に満足感はありません。
有名なミステリーランキングで上位になってますが他がもっとダメと言う
事ですかね・・・
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No.35:
(3pt)

力作ではあるが(少々ネタバレ

他の方も書いていらっしゃいましたが、ところどころに松本清張「砂の器」感が漂う作品でした。
設定や物語の進み具合等、力作であることに間違いはないのですが、どうしても底が薄い感じが否めません。見つかった遺体の話しと、将棋の話し、時間軸をずらしながら物語が進んでいきますが、どの章も何かが足りない気がするのです。私がこの物語で唯一楽しめたのは唐沢さんが生きている間だけでした。
最後まで読めば、推理小説らしいカタルシスが得られるのかとほぼ一気読みに近い感覚で読みました。読ませる筆力はあると思います。しかしながら、結末まで読んでも肩すかしをくらうというか、それ?!って感じです。面白くない、わけではない。けれど物足りない。そんな作品です。
ちなみに、舞台がなぜ平成6年?と最後までそこに意味を見いだせずにいましたが、最後の最後、残り数行で納得しました。
今現在、新幹線のホームには柵がありますもんね。
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No.34:
(1pt)

評価が高い意味がわからない

正直まっっったく面白くない!話題作だしレビューもいいので読んでみたが、長編(500ページ以上)無駄だった。将棋に全く興味がないからかもしれないが、誰と戦って負けただのどんな手で打っただの長々読むのもダルかった。わかりきってる駒の所有者探しをくどくど読むのもダルくて投げだしそうになった(笑)タイトルのゴッホの『向日葵』の関係性も重要性が全くない。。。ゴッホを持ち出してくる必要性はなかった気が。。ネタバレしちゃいそうだからあまりいえないが、色々消化不良が多い(笑)最後まで読んでみて感想を一言で言えば『ページ数の無駄』
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No.33:
(5pt)

いい!(ネタバレあり)

私は将棋を指します。
凄く気持ちが解ります。柚月さんは将棋を指すのでしょうか?でも:
将棋を指さない人でも、将棋をよく知っているかのように引き込まれるでしょう。
向日葵は、ゴッホと上条の共通imageとして揶揄されたアイテム。皆を幸せにしてあげたかった。
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No.32:
(5pt)

静かでクールな筆致だが力強く迫力満点

上条桂介6段の虐げられた子供時代の物語と現在の物語(二人の刑事による名駒の追跡)が交互に語られている。
ストーリーの単調化を防ぐと同時に、二編の物語を味わえる贅沢さがある。いずれこの二本の線は絡み合いなが
らも一本の線に収束するのだろうが、桂介の人生の一端を知るにつけこのまま交わらないで欲しい・・・と切に
願う自分がいた。

 観る者の心の闇に迫る迫力を持つゴッホの「向日葵」、また母の面影でもある向日葵。その二人に共通な狂気
の血が流れている桂介の苦悩。空から舞い落ちる雪片が突然向日葵に変わった時・・・最後の一ページは読みた
くなかった。
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No.31:
(3pt)

うーん

本屋大賞ノミネート作品ですが...『孤浪の血』『合理的にあり得ない』と同様に肩透かし感が強かったです。警察小説かと思いきや刑事は活躍せず,かといって棋士の人生譚とまでもいえず,エンディングには到底納得できず(それまでに描かれた棋士は,最後にあんな行動をとる人間? それとも血の呪いとでも言うのかしらん)。うーん....この作者,『検事の本懐』は面白かったのになぁ。
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No.30:
(1pt)

くだらない本

まず、文章が稚拙で幼稚。
これを読んで何を評価しろと?
星ゼロがあればな・・・。
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No.29:
(5pt)

登場人物がよかった

将棋のことは全く知らないのですが、文章はとても読みやすく、魅力的な登場人物も沢山でてくるので、最後まで楽しく読めました。
500ページほどあったとは思うのですが、少し足りないように感じたくらいでした。
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No.28:
(5pt)

駒が進みゆく姿とは。

女性作家とは思えないハードボイルドな筆の運び、「孤狼の血」。
「ウツボカズラの甘い息」では甘いワナに誘われ深く入り込んでいく姿を描写。
「慈雨」は元刑事の背負う悔恨の情を。
そして、本書は最近話題の将棋をテーマにしたサスペンス。
名駒をめぐり、地道に各地に足を運び、コツコツと事件のパズルを解いていく刑事。
幼少の頃から、ものがたりの経緯を辿っていく累積効率曲線。
その曲線は追い打ちをかけるがごとく苦悶の唸り声が聞こえてくる。
その接点が着地点となっていくタッチ。
駒はひとつひとつ熟慮され意味を持って進んでいく。
盤上に向け自らが指した駒はもう取り返すことはできない。
ゴッホの描いたひまわりが太陽のごとく力強く荒々しくも、寂しげな表情をみせている。
そこには確かに”盤上の向日葵”が見えてくる。
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No.27:
(3pt)

本屋大賞2018ノミネート作品に相応しいとは思えませんでした。

平成六年、山形県天童市。注目の若手棋士同士による対局の会場に二人の刑事がやってくる。

理由は約四か月前、埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見された。一緒に埋められていたのは名匠作の伝説の将棋駒。
かつて棋士を目指していた佐野巡査は、県警捜査一課のベテラン刑事、石破と組んで駒の持ち主をつきとめるべく、地べたを這うような捜査を進める。

同時に進行する昭和四十六年から始まる一人の少年、桂介の物語。
幼いうちに母を亡くし、父親からは虐待を受けて育ち、彼を気にかけていた元教師がその人並みならぬ将棋の才能に気づき、東京へ出てプロを目指すよう助言するが父親の支配から逃れられず――。

以上、そんな作品です。
まずは作家さんが前々から素晴らしい力量と感じており、今作品も文章力や構成力が素晴らしく、中盤まではぐいぐい引き付けられて魅了されました。

ただ、将棋の文章のみの戦いや、いくら名匠作の駒でも木材の将棋の駒に400万円や、賭け将棋の醍醐味等は理解出来ず、
それでも僕は中学まで将棋を楽しみ、戦法や防御の囲いも何となく覚えていたのでまだ楽しめましたが、
将棋を全く知らない読者は尚更付いていけないような気がします。

また、ラストは予想を裏切る更にレベルの高い悲劇でしたが、悲劇の根本も特殊過ぎて『可哀相』とは思っても共感は出来ませんでした。
救いのない悲劇作品の場合、今まで読んだ作品だと、そこに様々なテーマが込められていると感じるのですが、今作品は作者が何を伝えたくて救いのない悲劇を書いたのか分かりませんし、
前述のように将棋ワールドが特殊なので一般的に通じるとは言い難いように感じました。
(同じような将棋ワールドの悲劇作品だと、将棋の戦いを分かりやすく変換した貴志さんの『ダークゾーン』の方が素晴らしいです)
せっかく作者の力量は素晴らしいのに、舞台やテーマが勿体無いなとも思います。
とは言え、もし作者が将棋好きであれば自分の好きな事を舞台に作品として昇華するのは良いと思いますし、そういう理由の作品なら及第点だとは思います。

ですが、一般的に素晴らしいとアピール力を備えた本屋大賞2018ノミネート作品に相応しいとは思えませんでした。
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No.26:
(5pt)

重厚なで迫力あるミステリー。

埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見される。一緒に埋められていたのは初代菊水月作の名駒。かつて棋士を目指していた若手刑事・佐野は、ベテラン刑事・石破と組んで駒の持ち主をつきとめるべく、捜査を進める。
同時に進むのはある少年・桂介の物語。
読み進める内に、離れていた2つの物語が段々近づいてくる緊張感とワクワク感がたまらなく、グイグイと引き込まれる。また、丁寧な描写で描かれる勝負の対局の場面は迫力満点で、手に汗を握る。実に重厚なミステリー。

将棋はルールを知っている程度だが、十分に楽しく読めた。
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No.25:
(3pt)

どこかで読んだと思ったら

昨今の将棋ブームで、ゆづきゆうこという著者は、わたしの不勉強で知らなかった。通勤電車の中で読んでいた。
読み終わって、著者には悪いが松本清張の「砂の器」にストーリーが似ていると思わずにはいられなかった。
犯人の生い立ち場面や将棋の場面はそれなりに面白いが、登場人物に全く魅力がなく、捜査する中年刑事と真剣将棋の
棋士は、同一キャラクターであるし、元奨励会の棋士だった刑事も、結局はそれだけの意味でしかない。あとは犯人の悲惨な
少年時代と賭け将棋の棋士の話がほとんどだ。救われる場面は、犯人の将棋の師匠とのふれあいだけ。底が浅いし、ミステリー
としての展開も、「砂の器」にそっくりである。作者は、推理小説をかなり読んだということだが、抜け落ちもかなりあるのではないか。
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No.24:
(5pt)

力作

柚月裕子氏の作品はほぼ全部読んでいるが、久々に読み応えを感じた。
将棋には詳しくないし、ストーリーも奇抜ではないものの、何故かしら心に響いた。
この作家の守備範囲の広さにも改めて関心する作品だった。
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No.23:
(5pt)

いい話だ!

いい話だ。この作家の話にはいつも情(なさけ)がある。しかも情が深い。上条と東明この二人の関係。将棋を通してお互い情を深めていく。その真剣さに引き込まれる。その過程で読む側も同化していく。殺人か?(誰を誰が) 読後の結果は読者個人の判断にゆだねられる。冒頭から二人の刑事の捜査で始まる。書評で「砂の器」というのを目にしたが、「砂の器」と重ね合わせて読むと違いも判り面白い。将棋の対戦を万人に文章で表現するのってかなり難しいと思うがすごい努力。年の初めに人間味あふれる話に出会えて満足の一冊でした。ゴッホ好きです。
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No.22:
(4pt)

ドクドクと

なんかもう、読みながら終盤は血液が身体中音を立てて巡る感じでした。一気読み必至です。
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