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盤上の向日葵
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盤上の向日葵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 101~120 6/10ページ
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思ってたよりいい状態でとどきました。着くのも予定通りで良かったです。 | ||||
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将棋界を舞台にした砂の器、というキャッチコピーを聞いて興味が湧いて読んでみました。 同時期にドラマも放送していたのですが、ドラマはオリジナルのエンディングだったみたいです。 話の筋は砂の器同様、ドロドロ怨念渦巻いているのですが、非常にさっぱりした読み応えです。 ここが私には新鮮に感じました。 ミステリーのように謎を解くというよりは、最後の着地点に飛び込んでいくような話の筋でした。 容疑者にあたる人物がとても頭が良いので、理路整然としていて迷いが全く無いから話がスッキリしています。 よく考えたらこの人何も悪くないんじゃ?と思うのですが、本人があの最後で良しとしたなら良しなんだろうと、納得がいってしまうんですよね。 私は終わり方は小説の方が好みです。NHKがこの終わり方にしなかった理由もわかりますが。 唯一不満を言うなら、刑事・過去・容疑者と視点をわけて描いていたわりには、特にこの仕組になんのカタルシスもなかったことでしょうか。割と意味深な佐野の設定も読み終わってみると「必要だったか?」と感じます。 | ||||
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NHKのBSプレミアムでドラマ化されたのを観て、好印象を持ち、原作を読みたくなりました。 ドラマの方はネットでも配信しているので、繰り返し見ています。 ある程度、結末がわかっていて読むのは、推理小説本来の読み方ではありませんが 原作の登場人物がドラマで味のある人物としてうまく映像化されています。 上条桂介:千葉雄大(子役の子もうまい!) 東明重慶:竹中直人(相変わらず渋い演技) 佐野直也:蓮佛美沙子(ドラマでは女性で佐野直子) 石破警部補:大友康平(腕はいいがロクデナシ) 唐沢光一郎:柄本明(桂介の恩師) 唐沢美子:壇ふみ(桂介を我が子のように可愛がる) 原作とドラマの結末の違いは「?」です。 原作の方がドライで、ドラマに温情を感じました。 | ||||
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BSプレミアムでドラマが面白そうだったので アマゾンで購入しようかなと思ったら 書籍版は定価以上の価格ばっかり・・・。 試し中規模書店に行ったらちゃんと平積みで ありました。 併設カフェ読みでざっと読んでみましたら 雰囲気が松本清張の砂の器ぽいかなとも思いましたが そのレベルには達していないような・・・。 本屋大賞とかは作品の良し悪しとは関係ないので。 | ||||
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私はいろんな作家の本を読むのを楽しみにしております。が、柚月裕子先生の本を読んだ順序は忘れましたが2ケ月程で 9冊読みました。どの本を読んでも私にとっては新しい感覚に引き込まれていきます。もっと読みたくなります。 | ||||
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将棋の駒を一手、一手詰めていくようなスリリングな展開が小説の醍醐味! | ||||
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将棋の駒と一緒に遺体が発見された。その駒が価値のある効果な駒ということが判明し、それの持ち主を捜査しつづけるとういうミステリー。将棋を打つ場面がたびたびあり、将棋を知らないので読み飛ばしますが、最近の将棋人気で映画化されそうな作品。余韻が残るエンディングです。 | ||||
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期待通りの面白さ。単に面白いミステリーは数多あれど、ドキドキ感が最後まで続くのはさすが、慟哭のミステリーと呼ばれる由縁か。流行りの将棋もの、と言えばそれまでだが、将棋を分からない者にも何となくの雰囲気で対局の緊迫感を巧みな文章で描き出しているのは柚月さんの真骨頂か。読む手が止まらないのは看板に偽りなし。 | ||||
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昨今の将棋ブームによるものか書店で大きく宣伝されていたため、興味が引かれた。 残念ながら私にとってはミステリーとしても、将棋小説としてもやや物足りないものだった。 中盤まではぐいぐい読ませるが、終盤収束にかかるにつれて???という印象。 主人公の最後の行動も正直意味が分からず、唖然としてしまいました。 なお、本作は同時期に出版された塩田武士氏「盤上に散る」と舞台設定(真剣師・銘駒)が類似している。比較しながら読むとなかなか興味深い。 | ||||
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この作者、初めてです。私も「砂の器」を思い浮かべました。しかし、決定的に違うのは「砂」には憎悪すべき人間は一人も登場しないということです。むしろ多くが善意の人々で、止むに止まれぬ事情で殺人が行われる。読者は、それぞれの人物の心情を良く理解でき、だからこそあれほどの感動を生む。対して、この作品では、人間が類型的。中年の嫌な男は、父親にしろ、重慶にせよ、同じひな形を少し変えただけ。悪人はこう、善人はこんな、という感じ。人物像に深みがない。良くも悪くも、人間を将棋の駒のように書いてる。重慶を主人公に、「麻雀放浪記」のような小説にした方がよかったかもしれない。旅将棋の場面が一番リアル。少年と母親の造形はファンタジー。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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前半はよかった。駒の行方を丹念に追う刑事二人のかけあいも、老教師と少年のふれあいも、丁寧に書かれているのに読みやすく、登場人物のこの先がどうなるのだろう?と気にかかり、物語の中にぐいぐいと引き込まれた。 ところが後半は、話のテンポがよくなったといえば聞こえは良いが、強引な展開やリアリティのなさすぎる設定が気になりはじめ、話に入り込めなくなってくる。中盤の山場である東北での「真剣」の将棋勝負の展開は都合がよすぎる。桂介の向日葵との関わりもとってつけたようで説得力がない。 ストーリーの本筋ではないとはいえ、桂介の大学卒業後数年でのビジネス成功はどんな天才でも不可能レベル。ソフトウェア会社を立ち上げ数年で年商30億? 物語冒頭が平成6年なので、その数年前として平成元年前後の設定ですよね。また、物語後半で語られる上条の棋力と、冒頭で語られるプロ入りしてからの勝ちっぷりもギャップがありすぎる。 その一方で、本筋のストーリーはほとんど読者の予想通りに進んでいく。そうであってほしくない、という願いを裏切って最後まで。 読書の楽しみは味わえましたが残念な読後感でした。 | ||||
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『』の原作者・柚月裕子による将棋の世界を舞台にしたミステリーで2018年本屋大賞第2位(1位は2018年本屋大賞受賞作『』)『盤上の向日葵』! さいたま市天木山山中で発見された身元不明の白骨死体。死体が所持していた初代菊水月作の名駒を唯一残された手がかりとして捜査が開始される。初代菊水月作の名駒を辿って過去と現在が錯綜する壮大な物語だ。 今回の事件の捜査でコンビを組む事となった元奨励会員の過去を持つ大宮北署の新米刑事・佐野直也(30過ぎ)、佐野と組む嫌味な性格でクセのある埼玉県警捜査一課のベテラン刑事・石破剛志(45歳)! このウマの合わない凸凹コンビがよくて将棋に詳しく今回の事件にはうってつけの佐野と将棋には全く疎いが嫌がる相手からの聞き込みを得意とする石破が嫌々ながらも互いに得意とする特徴を活かして捜査を進展させていく姿が面白い。 何より最も惹かれた人物が本作のキーマンとなる実業界から華麗な転身をした東大卒のエリート棋士・上条桂介(33歳)、賭け将棋で飯を食う「真剣師」のなかで歴代最強と謳われ、「鬼殺しのジュウケイ」の異名を持つ東明重慶(しげよし)だ。 特に生い立ちから描かれた上条の半生を読んでいくうちに次第に惹かれて(このあたりが「将棋界を舞台にした『砂の器』」といわれる所以である)、上条を応援したくなってしまった。 もうひとりの男、東明も当初は上条につきまとうロクデナシに思えたが(あまりネタバレになってしまうので言わないが)、私的には最後の方で東明の好感度が上がった。 時代背景は平成6年(1994年)となっており、その理由はわからないが過去をさかのぼるためにも「真剣師」や賭け将棋で生きる世界(背景)がギリ成立した昭和の時代を描くために敢えてそのような時代設定にしたのかなと思いました。 読み進むうちに『』のイメージがよぎったが原作者の柚月先生もソコは意識されていたようで先に述べたとおり本作を「将棋界を舞台にした『』」と断言している。 あと、タイトルにもある「向日葵」がゴッホの「ひまわり」を指しており、ゴッホのもがきながらも描き続けた作品と将棋における上条の半生が両者とも苦しみと葛藤の象徴である事からつけられたそうだ(確かに上条の生き様はまさにそうだし、東明はさしずめゴーギャンになるのかな?)。 とにかく最初に読み始めた時はどうかなと思ったが、読み進むうちに物語の世界に浸ってよかったし、個人的には『』よりも本作の方が読み応えがあって面白く、大変満足しました。 これを機に柚月先生の他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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柚月さんの作品はほとんど読んでいます。相変わらず、文章力は非常に高く、読みやすいです。 が、内容的には「砂の器」を大量の水で薄くしたような作品。ミステリー的には驚くポイントがありません。また、駒の出自を洗い出す刑事パートは無くても成立するレベル。長編にする必要があったんですかね、これ。 結局のところ、作者が何を描きたかったのが見えにくく、こちらに伝わらない。もしくは伝わっても、それが薄い印象。文章が上手いだけで、響くものがないんですよね。これが柚月作品がどれもあと一歩足りない理由だと思います。 とりあえず何か読みたいものが欲しいという方にはおススメですが、期待しすぎると残念感が大きくなるでしょう。要注意です。 | ||||
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こういった、やさぐれ者の話を書かせたら、本当に面白い作家さんです。 今の日本人に読んでほしい作品です。 | ||||
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数ある柚月裕子の作品の中でも大変興味深く読ませていただきました。 | ||||
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将棋のことは分かっていますし、難しくはないので内容も理解しながら読んでいましたが、なんというか……面白くない。そんなに盛り上がるような所もなく、そのまま話が流れていく。何がそこまで高評価なのかわかりません。セックスで愛撫だけでイクこともなく終わっていく感じ。 | ||||
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ネタばれはしません。とにかく読み始めから読み終わりまであっという間でした。読み終わるのが悲しくなるほどの作品でした! | ||||
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「このミステリーがすごい!」で紹介された本ということで読み始めました。 将棋はルールくらいしかわからないのですが、将棋をさしている緊迫感がものすごく伝わってきて、 棋士の人たちの試合中の思考が少し学べた気がしました。 将棋がわからない人でも全然問題なく楽しめると思います。 章ごとに時間と登場人物が入れかわり、それぞれの物語が一本の線でつながっていく様はドキドキしました。 本の中盤あたりから一気読みしてしまいました(笑) また内容を少し忘れた頃に読んでしまうかも・・・ | ||||
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ミステリーとしてはものたらず、新しい部分もないが、とにかく読者を最後まで引っ張る筆力がすぐれています。大きな謎はないが、「なぜ?」はある。それは一人の人間の人生の「なぜ?」であり、これはすべての小説にあるべき仕掛けでしょう。そのところを中心において最後まで読ませるのがすごい。これと比較すると、同作者の「慈雨」は甘過ぎます。 | ||||
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