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盤上の向日葵



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盤上の向日葵の評価: 3.95/5点 レビュー 188件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全188件 121~140 7/10ページ
No.68:
(3pt)

「砂の器」を大量の水で薄くしたような作品

柚月さんの作品はほとんど読んでいます。相変わらず、文章力は非常に高く、読みやすいです。
が、内容的には「砂の器」を大量の水で薄くしたような作品。ミステリー的には驚くポイントがありません。また、駒の出自を洗い出す刑事パートは無くても成立するレベル。長編にする必要があったんですかね、これ。
結局のところ、作者が何を描きたかったのが見えにくく、こちらに伝わらない。もしくは伝わっても、それが薄い印象。文章が上手いだけで、響くものがないんですよね。これが柚月作品がどれもあと一歩足りない理由だと思います。
とりあえず何か読みたいものが欲しいという方にはおススメですが、期待しすぎると残念感が大きくなるでしょう。要注意です。
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No.67:
(5pt)

良い作品

こういった、やさぐれ者の話を書かせたら、本当に面白い作家さんです。
今の日本人に読んでほしい作品です。
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No.66:
(5pt)

面白いです

数ある柚月裕子の作品の中でも大変興味深く読ませていただきました。
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No.65:
(2pt)

こういうの好きな人は好きなんでしょうね

将棋のことは分かっていますし、難しくはないので内容も理解しながら読んでいましたが、なんというか……面白くない。そんなに盛り上がるような所もなく、そのまま話が流れていく。何がそこまで高評価なのかわかりません。セックスで愛撫だけでイクこともなく終わっていく感じ。
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No.64:
(5pt)

一気に読めます!

ネタばれはしません。とにかく読み始めから読み終わりまであっという間でした。読み終わるのが悲しくなるほどの作品でした!
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No.63:
(4pt)

将棋が分からなくても大丈夫!

「このミステリーがすごい!」で紹介された本ということで読み始めました。
将棋はルールくらいしかわからないのですが、将棋をさしている緊迫感がものすごく伝わってきて、
棋士の人たちの試合中の思考が少し学べた気がしました。
将棋がわからない人でも全然問題なく楽しめると思います。

章ごとに時間と登場人物が入れかわり、それぞれの物語が一本の線でつながっていく様はドキドキしました。
本の中盤あたりから一気読みしてしまいました(笑)
また内容を少し忘れた頃に読んでしまうかも・・・
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No.62:
(4pt)

小説のうまさ

ミステリーとしてはものたらず、新しい部分もないが、とにかく読者を最後まで引っ張る筆力がすぐれています。大きな謎はないが、「なぜ?」はある。それは一人の人間の人生の「なぜ?」であり、これはすべての小説にあるべき仕掛けでしょう。そのところを中心において最後まで読ませるのがすごい。これと比較すると、同作者の「慈雨」は甘過ぎます。
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No.61:
(3pt)

この出生の秘密は好きじゃない

過去と未来、東京と諏訪等の地方。時間と場所を交錯させるミステリーの常套手段はきっちりおさえている。
加えて、テーマは将棋。最近ブームということもあるが、賭け将棋の世界はよく知られてない。ドキドキしながら読ませるものがある。

とても面白い。

これだけの話のもっていき方なので、結語には高い必然性が求められるのはわかるのだが、話の核となる出生の秘密は好きじゃない。嫌悪感さえ覚える。いくら舞台を少し前の時代に設定したといえ、読む方は現代の感覚をもっている。その辺の温度感のズレが残念といえば残念だ。
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No.60:
(5pt)

おススメ

読みながらグイグイ引き込まれていく。読みごたえのある一冊。
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No.59:
(4pt)

知的好奇心も満足。

地方都市の風情を緻密に伝える文体。将棋の駒を巡る世界が存在することを知れた。
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No.58:
(2pt)

普通

本屋大賞で上位くる本は再読する価値はないわな。かがみの孤城よりは良かったけど、「砂の器」と比較する馬鹿な評論家いたけど、レベルが違い過ぎて笑える。
暇潰しには、いいんじゃない。図書館で借りて良かったわ。
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No.57:
(4pt)

ミステリーのおもしろさはあるけど

あまりオチは今ひとつ。

埋められた死体の身元も、犯人の素性も、殺害の経緯も、どれも今ひとつ。
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No.56:
(5pt)

将棋ファンには面白い

昔からの将棋ファンには、この本に出てくる、真剣師が小池重明そのもので、懐かしい。
小説内の棋譜もそれとなく盤面を想像し、面白い。
この作家初めて読んだが、他も読んでみよう。
女性の書く内容とは思えない。
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No.55:
(5pt)

素晴らしい

時間を忘れて読了した。こんなことは、いつの事以来だろう。桂すけの過去がーーーー。
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No.54:
(5pt)

意外性はないがやめられない

この作者の作品を始めて読みましたが、知らずに読んだら男性作家かと誤解していたでしょう。力強い筆致で特に将棋のシーンは綿密に描かれており、手に汗を握りながら一息に読みました。将棋はよく分からないながら駒を動かしながら読んでみたくなります。
盤上の向日葵 という華やかなタイトルも印象的で、ダークな内容を際立たせています。
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No.53:
(4pt)

将棋界版『砂の器』

色んな人がそう言ってますが、フォーマットが『砂の器』です。作者自身、将棋の世界を舞台に『砂の器』を書きたかったと発言しているようです。なので、面白いことは面白い。私も一気に読みました。けれど、フォーマットを借りて来てしまっているのがちょっと・・・。少なくともオリジナリティという点でマイナスです。本歌取り、というレベルまでは昇華出来ていない気がし他ので、星は4つ止まりです。面白いのは面白いので、買って損はしません。そこはどうか誤解なきよう。
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No.52:
(5pt)

一気読みでした

おもしろかったです。
冒頭からひきこまれます。犯人は割合早くから予想がつくのですが、被害者が誰か?が気になって頁を繰る手が止まりません。
『砂の器』を思い出すと書いてあったレビューがありましたが、犯人を巡る背景など、確かに彷彿とさせるところはありますね。
事件を追っていた警察は、犯人を突き止めるところまでは行ったとして、この犯人を巡る真相にどこまでたどり着けたのだろうかなあ、と思いました。
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No.51:
(3pt)

将棋の世界を甘く見てもらっては困る

ミステリーですので、まだ読んでいない方へ配慮しながら感想を書きます。
まず、登場人物の設定に不自然さが付きまといました。

東大出身のIT起業家で、後に奨励会を経ずしてプロ編入試験を受けたという設定でした。プロとの対決が5勝3敗というくらいの棋力で、その後にタイトル戦に登場し、将棋界の6冠に対等に挑み、最終戦までもつれ込むという設定自身がありえません。

藤井7段が高校へ進学するかどうかで注目を浴びたように、将棋に専念しなくてはいけない年代に、奨励会に入らず、将棋の世界から外れていた登場人物の棋力では、プロ棋士にはなれません。

また、鬼殺し戦法がラスト近くに登場します。いかにも怖そうな名前ですが、初心者相手のはめ手で、アマチュアの有段者同士でも用いません。正しい受け手を知っていれば自滅します。早石田も丁寧に応対すれば問題ありません。
あの場面で、ストリー上の展開が必要だったとしても「鬼殺し」を指させたところで、読者はひきます。

記譜の一部は書かれていますが、局面図がないので、臨場感が伝わりません。作者の筆力があるので、それでも読ませますが、絵空事という感じはぬぐえませんでした。

登場人物の一人は、伝説の真剣師をモデルにしているのはすぐに分かりました。四半世紀前に鬼籍に入られている方ですが、小説であっても、この設定はいかがかな、と思いました。新宿の将棋道場は良いとしても、真剣師の親の状況まで借りる必要はないでしょう。

将棋を愛して、数十年の読者もいます。将棋界が隆盛になり、小説に取り上げられるのは嬉しいことですが、便乗のように扱われるのは、また別の問題です。
純粋に小説の世界だと分かりながらも疑念がつきまといました。
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No.50:
(4pt)

将棋が趣味の方によりオススメです

良い作品ですです。
プロ棋士の飯島氏が監修しているので、戦型や指し手をイメージしながら読む事ができます。
1つ残念なのは、登場人物の真剣師があの小池重明を意識しすぎているところでしょうか。
この本を読んで真剣師に興味を持たれた方は、小池重明氏に関する作品をオススメします。
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No.49:
(2pt)

現代将棋に無知な人間が書いた、物語の骨格は「砂の器」、彩りが現在ブームの「将棋」という安直な駄作

物語の骨格は「砂の器」、彩りとして最近流行の「将棋」を採り上げたという安直な作品。作者は読売新聞のインタビューで、「将棋を指したら超一流、人としてはろくでなし。こういうタイプが好きなんです」と語っている。現代将棋に無知な人間の台詞である。「人としてはろくでなし」かつ「超一流」の棋士は現代将棋では存在し得ないので、現代将棋に詳しい方には初めから求心力を著しく欠いた作品となってしまっている。本作の設定や命名法も安直。作中で天才棋士とされている六冠の棋士の名前は羽生を容易に想起させる壬生(この他、棋戦名も現存のものと酷似していて紛らわしい。その癖、「名人戦」だけはそのままなのは何故? 作中の棋譜で、先手・後手を示す黒白が一か所間違えているのは校正ミスだが、将棋を扱った小説としては致命的)。また、異色という触れ込みの上条と言う社会人からの特例プロ棋士(実は東明と言う<賭け将棋師>が本筋)という発想は花村から思い付いたのだろうが、この感覚が既に現代将棋とは乖離している。

作者は歌「王将」で有名な坂田三吉(本当は根が真面目で、温和な人柄だったという)、升田(風貌とは異なり、将棋は理知的で、その感覚は現代将棋に近い)等の「昭和」の棋士の方が現代の棋士と比べて"人間味"があったと錯覚・盲信しているのだから始末に負えない。「将棋はゲーム」と言い切っている羽生の言葉を知らないのだろうか ? どういう読者層を対象にしているのか皆目不明の怪作である。更に、「盤上」には既に無限の宇宙が拡がっており、そこでは既に無限のドラマが繰り広げられているのだから、そこにワザワザ人間ドラマを追加しても徒労に終わるのは眼に見えている。

捜査陣がベテラン刑事と元奨励会員の若手刑事のコンビという設定も定番、上条が不幸な過去を背負っているのも定番(と言うか、「砂の器」そのもの)で、どうしてこんな安易な発想しか浮かばないのか不可解である。また、上条が心ならずも東明に惹かれてしまう理由を「***」に帰しているのは卑怯という他はなく、決して、「人間ドラマ」ではない。それにしても、主婦がブログやSNSで独自のレシピを公開すれば「BUTTER」を執筆し、羽生、<ひふみん>、藤井(聡)等の活躍で"将棋ブーム"が起これば将棋を題材にした小説を執筆するという節操の無さにはつくづく呆れ果てた。
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