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火車
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火車の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全519件 421~440 22/26ページ
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| カード社会や自己破産者の実態を鋭く描いた作品、として聞いていましたが、一人の謎の失踪女性を”追いかける”ミステリーとしても充分楽しめました。ひょんなことから、親戚の婚約者である失踪女性を探すことになった求職中の刑事が、彼女の失踪の原因を探りながら少しづつカード社会の生み出した恐ろしい事件の真相に迫っていくことになります。ただ、こういった「追いかける」型のミステリーにありがちですが物事が都合よく進みすぎるのが玉にキズ。終わり方は見事だと思います。 | ||||
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| 一生懸命生きていくことすら許されない自分の人生。そんな自分の人生に見切りをつけ、人並みに生きられるごく普通の人生を手に入れるために、ついに犯罪に手を染める彼女。遠い幸せの記憶、大切な親友、恋人、全てを捨てても彼女はそれを手に入れなければならない。ごく普通に生きてゆくために。しかしその先に待っていたものは・・・。彼女は、この本の結末の後、どうなっていくのだろう。一家離散やカード地獄といった金融の落とし穴を描いた社会小説であると同時に、素晴らしいヒューマンドラマでもある。 | ||||
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| この本を読んで以来、とりつかれたように宮部本を読み、しばらく京極本にハマってる間に、いろいろな書店で”宮部みゆきならコレが超おすすめ”的な札が立つようになっていました。初心に帰って再度読み、最後の数ページで再び鳥肌が、、、、きっと賛否両論でしょうが、続編を切に願うばかり。 | ||||
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| 調査が進むにつれ明らかになる犯人像にぐいぐい「惹き」込まれました!信用社会が生み出す「利便」と「恐怖」。私たちの身の回りで起こってもおかしくない非常にリアルなミステリーです。またクライマックスへの運び方、読み終えた後にじわじわときます! | ||||
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| 普段ミステリーをあまり読まず、初めて読んだ宮部みゆきだったのですが、非常によかったです。作者の伝えたいことがとてもはっきりしていて、読者を感情移入させながら、しっかりメッセージを伝えるテクニックは素晴らしいです。カード破産をする人々を救おうとする弁護士が、その裏にある構造的な問題を語る言葉が重く、印象的でした。ごく普通の生活をしていたごく普通の人がちょっとしたきっかけで泥沼にはまっていくのを、すくいあげ、予防する。こんな仕事がしたいものです。 | ||||
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| 内容は一世代前という感じですが(当たり前か)手に汗握る展開であっという間に読み終わりました。 | ||||
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| 宮部さんの本を読んだのは初めてですが、こんなにページを、めくるのが辛く感じたのは初めてです。 小説って本当につまらない! | ||||
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| 読み進んでいくうちに、「こうかな」「ああかな」と自分なりに推理していくのですが、結末は自分の考えていたものとは全く違うもの!!!参りました!と、言う感じです。先が気になって一気に読み終えてしまいました。あまりにあっぱれなトリックなので、「ひょっとしたら、この手を使う模倣犯が出てくるかもしれん!」と思ってしまいました・・・ | ||||
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| 宮部みゆきの本はだいたい好きで読ませていただいてますが、そのなかでもこの『火車』は凄い良かった印象に残る一冊でした。少し難しい話がありましたが、どんどん吸い込まれていく感じがしました。 | ||||
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| 93年度版 このミス 2位1992文春ベスト10 1位文春二十世紀傑作ミステリーベスト10 国内部門 2位「カード破産」をいち早くあつかった、社会派ミステリーの傑作である。いろいろ意見はあると思うが、個人的には本作と「理由」「模倣犯」が作者のベスト3と考えている。この中でも本作は作者らしい、やさしく穏やかな文体で描かれており、作品の長さも適切で、もっとも作者らしい作品といえるのではないだろうか。最終章のすごさ、これだけでも一読の価値ではある。「この作品を読まずして、現代ミステリーは語れない。」というレベルの作品である。 | ||||
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| 長編小説でありながら随所にさまざまなエピソードをちりばめ、読者を飽きさせることなく、話をクライマックスまで持っていく。 女性作家らしいやわらかな文体で非常に読みやすい。 | ||||
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| 刊行されて十数年が経つようです。カード社会の落とし穴に足をすくわれ、身を滅ぼしてゆく。自分を押し殺し、別人になるための相手も殺す。 宮部流心理描写に、ぐいぐい引き込まれていきました。背景はサラ金やカード・クレジット社会全盛の時代、いや今日の社会でさえほとんど状況は変わっていないのではないでしょうか。プラスチックのカード一枚で夢が見られるのなら、あなたはカードを手にしますか。 | ||||
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| 自己破産を扱っているので今も通用する内容ミステリーのキィワードとなる美女と借金真実を突き止めようとする男「これ以上悪事をさせてはいけない。救わなくては」と、魂を揺さぶられる仕上がり弱者という設定にされている女を、守りたいと思う男追いつ追われる展開に一気に読める作品ただ、彼女は救えるんだという美しく清らかな設定に女の底意地が見えてこなく、又読みたいとは思わない | ||||
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| 何度読んでも本当に面白い。消息不明の女の人を探すことで、見えてくる人間像で、人間はひとつも痕跡を残さずに生きることは出来ないんだな、どこかに足跡をちゃんと残さずには生きられないんだな、と実感した。この話の特に大きな魅力は現代社会の問題、カード社会の問題に焦点をあてているところと、主人公が出会った色んな人々との話のやりとりの面白さだろう。複雑なカード社会の問題を本当にわかりやすくしていて、宮部みゆきのすごさを感じた。この物語の登場人物はどれもすごくキャラが良い。 私の一生の中でも大切な本になりそうだ。 | ||||
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| 宮部みゆきの長編小説の中でも傑作に名を連ねるのではないかと思われる一作である。突如失踪した女性を休職中の刑事が追うのだが・・・読んでいると刑事と一緒にその女性を追跡しているようで、ついつい物語に引き込まれてしまう。物語りが飽きないように、小出しに場面展開をしていくあたりが作者のうまいところだろう。物語は、600ページ近くあるが、前述のとおりすらすらと読み通すことができる。これを読めば宮部みゆきの作品のおもしろさがきっとわかるはず。 | ||||
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| 話は主人公の本間俊介が一人の失踪した女性を追うストーリーです。本間はその女性を探していく中で、嫌な予感がしたり、出来事と出来事が繋がって閃いたりして次々と新たな事実を突き止めて行きます。読んでいるといつの間にか自分も本間と同じ事を閃いたり、リアルに嫌な予感がしてドキドキしたり、そして自分なりに女性の事を考えたりしているとずっと本間と一緒に女性を追っているような感覚になりました。ただ、少し話が長くて、なかなか進まないじれったさを感じるような場面もあるのですがそれは主人公の本間も同じように進展がなくてじれったい気持ちになったりもしているので、逸る気持ちを抑えながら慎重にじっくりと読みました。後半本間が女性の核心に近付くにつれて私はとても深く悩み、怖くて、考えても考えても何が正しいとも思えなくなり、それでもどんどんと進んで行く本間に置いていかれたような気持ちになりました。そして読み終えた今でも心が痛み、何度も考えています。言い方が悪いですが、とてもおもしろかったです。 | ||||
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| 宮部みゆきさんの本を初めて読みました。次の展開が全く読めないミステリーでした。次はどうなるのかワクワクしながら読むことができました。緻密なストーリー展開と巧みな人物描写で一気に宮部ワールドに引き込まれました。この後、立て続けに宮部さんの本を7冊も読むきっかけになった本です。 | ||||
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| とても面白く読みました。宮部みゆきさんの作品はすべて読んでいませんが、一番面白かったです。その反面他の作品が面白く感じられなくなりましたが…。ストーリーも一人の女性の失踪から、身元を調査していくうちに彼女が別人であるとわかった所で目の前が真っ暗になるような、そんな面白みを感じました。その後の展開もどんどん闇に突き落とされていくように力強く、最後まで楽しく(怖かった)読ませてもらいました。失踪した女性(ヒロイン?)の描きかたに意見が分かれがちですが、私はラストの終わり方もとても気に入っています。彼女の弁解とか必要性は感じられませんし、ドロドロの後の清清しさも感じられました。(つたない文章ですみません) | ||||
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| 確かに読み物としては面白いです。謎が随所に出てくるし、心理描写はさすがに抜群。しかし、ハラハラドキドキの部分やビックリするような展開がない。特に最後の場面、結局は予想通りの筋で、期待はずれでした。ここで「どんでん返し」があると、ものすごくお勧めの本になったのに。期待して読んだだけにちょっぴり残念。 | ||||
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| カード破産をテーマにした作品。この作品に関してはかなり賛否両論あるようですが、私は構成がとてもよくできていると思いました。宮部みゆきの本は今まで何冊か読みましたが、人物描写や心理描写がすぐれているとはあまり思いませんでした。この本もそういった点では同じなのですが、内容がおもしろかったです。読みながら、自分がもしそうだったら・・・と思うと鳥肌が立ちました。 | ||||
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