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月の満ち欠け
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月の満ち欠けの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 61~80 4/7ページ
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物語の中身もそうだが、岩波文庫を模した装丁も含めて「よくできた」小説。 鉤括弧を付けたのは、この小説に社会的・思想的・文学(?)的な意味や感動は特にないから。 そもそも、中に入っているインタビューで、作者自身もそういう意図を持っていないことを明示しているので、単純に楽しめる(不倫やロリータ・コンプレックスに嫌悪を感じる人は別だけど)。 物語の中身はネタバレになるので控えるが、「生まれ変わり」という、古今東西でネタにされる(ある意味、ありがちな)テーマを現代風に、そして、中だるみや呆気なさも無くまとまっている、という感じです。 | ||||
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タイトルに惹かれました。 面白いテーマだと思います。 常に先が気になる展開でした。 満ち欠けとはそういうことを意味していたんですね。 佐藤正午さんの本は初めてでした。他の本も読んでみたい。 | ||||
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冒頭からしばらく読み進むまで話の筋が掴めなかったが、ある一点を境に過去現在そして未来が一瞬で繋がる瞬間がある。 そこからこの切ないラブストーリーは一気に進展する。ある女性が好きな人を思う一途な物語。 | ||||
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自分が知らぬ過去を全く知らぬ少女、いや女性が月の満ち欠け同様に、自分の前に現れる現実に戸惑いを覚えます。 この世に実際にある様に?ほら、そこに~~~ | ||||
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かなり仕組まれた、面白い小説でした。 | ||||
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私は普段小説を読みません。 「読みたい!」と思う著者がいないので。 この本は知人の紹介で読むことにしました。 前言撤回!! 「小説もおもしろい!!」 読み終わってからではなく 読んでいる途中からそう思い始めました。 「なぜこの小説はおもしろいか?」 ・読みやすいなめらかな文章 ・すべてが綿密につながっている構成 ・考えさせられたり、心が温まったりと、様々な感情を味わえるストーリー などなど。 私が解説するのもおこがましいほど。 この本を読む前と読んだ後では 「自分」という存在への考え方にも変化が現れます。 そういう意味では この本も「岩波文庫的」ではなく 「岩波文庫」のラインナップに加わってもおかしくない本です。 最後に この本の著者、佐藤正午先生は 「読みたい!」と思う著者となりました! | ||||
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直木賞を獲ったことは知っていたのですが、文庫になって初めて買い、読みました。 帯も読まないようにして、全く事前情報を入れずに読みました。 (以下、ネタバレあり) 最初の50頁あたりまでは、この小説は一体どこに連れていかれるんだろう?と不安でした。 転生の物語であることがわかり始めてから、次は誰に転生するのか、それによって周囲の人々の運命がどう変わってしまうのか。それが知りたくて一気に読みました。 「生まれ変わり」「入れ替わり」過去多くの小説や映画で描かれており、この小説の中にも「天国から来たチャンピオン」が引用されています。読後、最初に思ったのはこれは「豊饒の海」の逆を意識して書かれたのだな、ということでした。「豊饒の海」では、主人公が転生した人物を生涯をかけて探しまわる。「月の満ち欠け」では真逆で、転生した側が探しまくる。 よく読むと、なぜ関係性のある人間の周りでだけ都合よく転生するのか。なぜ偶然によって「死」を迎えるのか。突っ込みどころは満載なのですが、「転生」を知ったり感じて変わってゆく登場人物たちの心情に心を打たれました。そして私自身、今までの人生で失ってしまった大切な人が生まれ変わり、幸せに生きていてくれればどんなに救われるだろう、と感じました。 親い人の死を経験したか、していないかで読み方が変わる小説です。原作者は、64歳が書いた物ではない、若いモノが書いたと思って読んでくれ、とインタビューで言っていますが、年輪を重ねた作家だからこそ書けた小説です。 死んでしまった大切な人に会いたい。「転生」。人間誰しもが望むことゆえに、文学でも映画でも描き続けられる永遠のテーマなのでしょうね。 | ||||
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これは読もうと決めていた。『図書10月号』の「こぼればなし」に、「岩波文庫的」という名称を使ったことの顛末を書いていたからである。初めての岩波書店の直木賞受賞作を、発行後2年半経っただけで「長い時間の評価に耐えた古典を収録する叢書に、みずみずしいこの作品を収録するのは尚早」ということで、「いたずら心で」で使ったらしい。(何故「的」の言葉を選んだのかというのはさて置き)そういう仕掛けは大好きなので、話のタネに読んで置こうと思っていた。ところが、予想以上に岩波書店はこの文庫本の発刊に力を入れていた。本屋で手に取ると、帯に『選考委員を唸らせた熟練の業が、「岩波文庫的」に颯爽と登場。』と岩波文庫的に難しい漢字を多用して煽っていたのだ。だけでなく、中に作者ミニインタビューの特別チラシまで入れているし、普段解説を書かないのに例外的に伊坂幸太郎が解説を書いていると思ったら、なんと『解説はお断りします』という編集者宛メール文をそのまま載せて解説の替わりにするというアクロバット式の解説を書いていた。 読んだ。とーっても面白かった。アクロバット式の小説「的」な仕掛けが随所にある。 メインの話は、小山内さんという還暦過ぎの男が、青森から東京駅に出向いて、ある人に会ってまた帰っていく間の2時間と少しのお話である。その間に登場人物たちの過去が次第に明らかになってくゆく。倒叙方式のサスペンスにもなるし、SFファンタジーにもなるが、そういうわかりやすい結末は排除している。「熟練の業」で余韻残る「お話」を作っていたのだ。 | ||||
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前世を記憶する子供の存在を興味深く教えられました。 | ||||
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そこになんの違いもありゃしねぇだろうが 入れてやれよ | ||||
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2年前単行本の方にもレビューを書きましたが、今回文庫化をきっかけにもう一度読みましたら、印象が変わりました。 本作品は純愛物語を装ったホラー小説ではないかと思います。(前回は恋愛小説という先入観で読みましたので、読後感はあまりよくありませんでした。)しかし作者は純愛アプローチも捨て難かったのか、しかも終盤はスピリチュアルめいた描写もあり、少し複雑な読後感でした。 レンタルビデオショップの前で雨宿りする『瑠璃』は、 雨の日に窓をコツコツと叩き、「私と結婚してください」と、青年を湖の底に誘う『オンディーヌ』のようだと思いました。 たとえばローレライの人魚のように、人を破滅に導く人魚の伝説。一方で水の精は人間の男性と結婚することにより魂を得られるという伝説。 これらを扱った文学作品のうち、私が思い出せるものは、 『人魚姫』アンデルセン (1805―1875) 『水妖記』フーケー ( 1777―1843) 『夜のガスパール』より『オンディーヌ』ベルトラン (1807―1841) ですが、本作品も水の精伝説に依っているのではないか、と思いました。 <みづからは半人半馬降るものは珊瑚の雨と碧瑠璃の雨>p152 これは本作品中出てくる与謝野晶子の短歌で、この中に『瑠璃』の名があるのですが、 半人半馬(ケンタウロス)は男ですから、女性の瑠璃はさしずめ半魚人(人魚)といったところでしょうか。 瑠璃が「雨宿りの女」と呼ばれていることからも、『瑠璃』=『水の妖怪』に違いありません。 するとこの小説は、妖怪『瑠璃』(しかもそれは月のように生まれ変わるという禍々しい生き物)に関わった男達の破滅物語として読めばとても怖くて面白いと思います。 少しネタバレになってしまいますが、実は生まれ変わるのは瑠璃だけではないところが個人的にはいちばん怖かったです。 「純愛」というよりは、時を越えた「執着」「執念」そして「復讐」。 中には自分の破滅に気がつかない者もあり、彼の視点で見ればあるいは純愛物語とも言えるかもしれません。 | ||||
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生命のつながり、想いのつながりについて考えさせられます。 | ||||
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話の展開と内容が面白くて 一気に読みました。主人公の瑠璃さんは 3回生まれ変わるのですが 初代瑠璃さんの人となりが良く分かりませんでした。「美人と結婚した」という正木の主観による描写がありましたし、二人の男性から好かれるということは、魅力的なところはあったのでしょうが、その辺がもっと描かれていると 更に良かったと思います。 それから、瑠璃さんは自分に自信はあまりなさそうな女性に思えたのですが、「瑠璃も玻璃も照らせば光る」という慣用句を好んでいたということは 自分が目立つということを自覚していたのかな?と思いました。 | ||||
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第157回直木賞を受賞したこの作品は、一風変わった恋愛小説だ。 主人公の瑠璃は結婚した後に出会った大学生と運命的な恋に落ちる。だがその後、瑠璃はあっけなく電車に轢かれる事故で死んでしまう。 瑠璃は一度死んでまた別の人間として生まれ変わり、過去の記憶を頼りにもう一度自分の運命の人を見つけようとする。そして彼に再会するまで何度も死んでまた生まれ変わる。 生まれ変わりを続ける瑠璃の親や友人などは、みな瑠璃に翻弄される。「この娘はあの女の生まれ変わりなのかもしれない」ということを感じながらも信じたくない人、全く気づかない人、信じるしかないと思う人、信じて瑠璃を助けようとする人などが、それぞれの目線から瑠璃について語ることで小説は展開していく。読者は生まれ変わりをつづける瑠璃の正体が見えてくるごとに、「生まれ変わりなんてありえない」と思いながらも物語にぐいぐいひきこまれてしまう。 「生まれ変わりなんてバカバカしい」と一笑に付すのはもったいない。運命的な愛を生まれ変わりというミステリアスなテーマで描いたこの本は、物語の世界にどっぷりはまる楽しさを教えてくれる。 | ||||
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というか作者自身がその傾向にあると思う。ロリコンだし 昔何作か読んで、賞を受賞されたとのことで購入。そこそこ面白かったです レビューみてると、やはり賞には向いてない作家なのかなと思いました | ||||
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27歳の人妻正木瑠璃(まさきるり)と20歳のアルバイト学生の三角哲彦(みすみあきひこ)の逢瀬。 瑠璃は言う。<月の満ち欠けのように、生と死を繰り返す。そして未練のあるアキヒコくんの前に現れる>。瑠璃は地下鉄事故の巻き添えで早世する。 そして瑠璃は、ある少女の中に再生する。妊娠時、母親は胎児から<生まれたら瑠璃という名前を付けてほしい>とのお願いの予告夢を見る。 娘は7歳の時に原因不明の高熱を発した後で、急に大人びた物言いをし、子供が知らないような古い時代の歌を口ずさんだり、両親も知らない人の名前を語り出す、そして家出を試みる。そして正木瑠璃と同様、交通事故で早世する。 すると、また別の新たな胎児の母親が同じ予告夢を見る・・・そして少女はまた不慮の事故で死ぬ、そして新たな胎児の母親が同じ予告夢を見る・・・・転生に次ぐ転生。 実に不気味な話なんですが、著者の才筆で最後まで読ませる。 7歳の少女が大人のような口をきいたり、目つきをする場面などはどきりとしますね。 両親、特に母親のショックなどが丁寧に描かれています。 正木瑠璃と三角哲彦の雨の日の出会いは、淡い青春物語のような味わいもあり、巻末でのファンタジックな再会の感涙シーンもあるので、究極の純愛物語と解する読者もいらっしゃるようですが、私はやはり魂の転生を扱った戦慄の走る「世にも不思議な物語」として鑑賞しました。 著者は巻末に参考文献として イアン・スティヴンソン/笠原敏雄訳『前世を記憶する子どもたち』(日本教文社、1990年)を掲記しています。この本は世界各地から寄せられた2000もの生まれ変わり事例を長年にわたって徹底的に調査する米国精神科教授と共同研究者達。本書は、各ケースに付随して提起される様々な疑問や謎に真向うから取組むグループによる、驚異的な検証報告である。 興味のある方はご一読ください。私は怖いので敬遠します! | ||||
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ある店舗でタイトルと内容をちょっとだけ知った時に購入すると決めていた。購入後は楽しく読ませて貰った。 | ||||
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商品説明に「著者は人生の岐路を主題としてきた作家だ」という一文がありました。 人生の岐路は、思い返して初めて気づくものなのですね。だからこそ切ない。 なにげない「あの時の会話」とか、ちょっと迷ったけど「行かなかった」とか、もしくは「行った」とか、その程度のことかもしれません。 理解し難い壮大なことや不思議なこと。かたや、日常生活の中の瑣末なことが、決して「別々のこと」「関係ないこと」ではない、ということを考えると心の広がりを感じます。 個人的に心掴まれたのは、そこそこの長さ連れ添ってきた夫婦の会話を見事に描写していることです。 「また、なんかめんどくさいこと言い始めたな…」と奥さんの話にウンザリしているダンナさまが多いと思いますが、そうやって「今」に向き合わず、雑に扱っていると「人生の岐路」を見過ごしてしまいますよ。 | ||||
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まず最初に言わせてもらうと、例えば映画「エイリアン」を観て、「こんな変なモノいるわけないじゃん」「非現実的!」と言って否定する事って意味ないですよね?だからこの小説の設定はまずそのまま受け入れることをお勧めします。その線で批判しても意味がないと思います。 さて、この小説は今まで自分が愛した人、亡くした人のことをふんわり想うことができる素敵で、不思議な小説です。 すでに失ってしまった時間、記憶、経験について、じわっと思い起こさせてくれる漢方薬のような小説です。 おそらく、映画化しても、アニメにしても、かなり味わいのある作品になると思います。 昔愛した「あの人」を思い出しながら是非読んでください。 | ||||
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久しぶりに手にした長編だったけど、半分くらいまで、夢中でよんでしまった! EXILEを聴きながらラストを読んだら涙が出そうなくらい。しかも、その時の曲は「運命のヒト」 アメージング!! | ||||
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