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殺人交叉点
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殺人交叉点の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「殺人交叉点」「連鎖反応」二編を収録。 「殺人交叉点」は1957年の作品なので早い段階で核心部分やオチが見えてしまうが、それでも先が気になり読み進められた。 個人的には「連鎖反応」のユーモアが好きだった。 婚約者がいる一方で愛人から子供が出来たと迫られる男。よくあるシチュエーションだが、よくある展開にはならない。 違う方向に行くことで面白い「連鎖反応」が始まる。 二編に共通して登場するソメ警部のポンコツ振りにも笑える。 | ||||
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普段は推理小説を読むほうではないのですが、テレビでこの本の紹介をしてた作家の話を聞いて読みたくなり、すぐアマゾンで注文。 テレビの影響で品切れ報告が来て待たされること2週間。最後の結末の期待感が半端なく楽しみで一気読みしたのですが、途中で犯人が うすうすわかり、結末はやっぱりね・・・と疲労感が残っただけとなりました。過度の期待と、人の話を鵜呑みにするもんじゃないなとつくづく 実感です。でも本は読んでる時の自分の状況で変わってくるので、またいつか読み返す日がくるかもしれません。 | ||||
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作者が読者に仕掛ける騙しが秀逸との評判でしたので、 購入し、読んでみましたしたが、その結果は・・・。 【殺人交差点】 愛憎の果てに起きた殺人事件の顛末を描いた作品です。 物語は、「ルユール夫人」の視点の章と、 「セリニャン弁護士」の視点の章が交互に展開していきます。 作者が仕掛けた騙しですが、残念ながら、 後続の作家がさらに発展させ、 巧妙な技法を凝らした作品を書いており、 そうした作品を読んだ現代の読者は、 途中で気がついてしまうのではないでしょうか。 私も、30ページくらいで、その仕掛けに気づいてしまいました。 この作品、じつは、別のところに驚きました。 というのも、物語の中盤、第2部の冒頭で、 その仕掛けのネタが明らかになってしまっているのです。 これでは、最後の一撃といわれるラストが何も意外ではなくなってしまいます。 読後ネットで調べたら、「誤訳」によるものだとか。 別の意味で驚かされました。 出版当時、出版社側で誰も気づかなかったのでしょうか。 作品の命ともいえる「トリック」がばらされているというのに。 このため、2000年に改訳版「 殺人交叉点 (創元推理文庫) 」 が出されたようですが、 これを超越した作品が出ている今では、 時既に遅し、といえましょう。 何とも不遇な作品だと思います。 【連鎖反応】 併録の本作品は、殺す相手を選ぶ動機がユニークな作品。 事件に関連して起こる「連鎖反応」がなかなか面白く、 結末も皮肉に満ちていて、 「殺人交差点」よりも、出来が良いのではないでしょうか。 いかにもフランスミステリらしい作品でした。 | ||||
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