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魔術師の夜
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魔術師の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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舞台上の奇術ショーで魔術師が殺され・・・というお話。 これまで同様、主人公のマロリーが殺人事件に巻き込まれ捜査し・・・という展開ですが、今回はマロリーの過去に関係のあった、身内の事件という事で、前作でもそうでしたが、いつもより緊迫したストーリーになっております。 とは言っても、主人公のマロリーがソシオパスという設定なので、あまり感情的にならずに捜査にあたり、情緒的な物なしに事件を追求する姿勢は変わっておりません。なので、今まで楽しめた方も今回も楽しめると思います。 個人的に、オコンネンル氏の作品は好きですが、小説の叙述の仕方がシンボリックな感じが多く、判読しずらい場合があるというのが真実です。☆の数は何となくなので気にしないでください。すいません。 出来ればシリーズ順に読んだ方がいい異色のシリーズの力作。機会があったら是非。 | ||||
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長編のこの下巻を読んでいる間、ずっとヴィスコンティの映画「山猫」の舞踏会シーンが頭を巡っていた。映画は2時間40分の長尺で、ラストの40分がずっと舞踏会のシーンであった。読んでいて、その40分の至福の時間を思い出し、それと同じ気持ちをずっと持ち続けていた。毎日少しずつ、だらだらと読んでいるので、魔術師たちを整理分類する作業が曖昧になってきて、そんなことは諦めて、ただオコンネルの書いたワルツを踊っているという読書でした。マロリーは何処へ行くのか。自分の過去を清算してゆきながら、氷の天使として。裁判所の「正義の女神」は目隠しをしているが、マロリーは自ら目隠しを取り払った天使になった。その彼女の今後は? | ||||
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私がキャロルの作品マロリーと最初に出会ったのはルート66でした。クールでタフで強烈で、お気に入りの小説になりました。が、気がつくとキャロルの小説全作を購入してました。マロリーを通して本当の強さや人としての生き方を学べるような気がしました。これほどパンチのある主人公が女性という事も大いに魅了されるのではないでしょうか。 | ||||
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マロリーシリーズを中古で集めていますが、いつもの店にこの(上)だけが無く注文しました。 オコンネルの作品は中古でも結構高値なんですが、安く手に入ったので満足です。 | ||||
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やっとマロリーシリーズで、今まで過去話半分、事件半話分だったのが、此方は事件話メインになりました。此処までいかに完璧な美人でとか、悲惨な過去でしたとか、読んでいて面白いけど、イライラしました。でも、次の吊された女は、その流れですが、此処までは必ず読むべきです。過去がほぼわかるため(ーー;) | ||||
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前作が秀逸だったので残念。マジックを文章にするとどうもよくわからない。 自分の頭が悪いだけかもしれませんが・・・・ 老マジシャンが何人も出てきて区別がつかない(笑) 惰性で下巻も読みました。途中はともかく、結末はなかなかのものでした。 それにしてもチャールズは少し鼻についてきました。イラッとします。 ライカーとコフィーは、好きです。 | ||||
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この作家の本は優秀な翻訳者と出会い、魅力ある作品になっていると思います。シリーズ物もそうでないものも読んでみてはいかがでしょうか?決して損はしないと思います。 | ||||
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注文ののち、到着も素早く、梱包もしっかりしていて、中身もきれいでした。 信頼ができるところでした。早速読みふけっています。 | ||||
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『氷の天使』『アマンダの影』『死のオブジェ』『天使の帰郷』に続くマロリーシリーズ5作目です。さすがのマロリーも戦争体験者のお爺様たちに振り回されて(?)、失くした筈の感情も露わに孤軍奮闘しています。私の言う事を聞いてくれないの、味方じゃないの、と失った少女時代を取り戻すかのように感情が揺れているように思えます。それにしても小さな出来事が魅力的です。頻繁に出没する巨大などぶネズミに名前をつけてる制服警官達や、壊れた電灯を直さず懐中電灯を遣う破目になっても風流と呼ぶチャールズ。さて下巻では・・・。 | ||||
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前作「天使の帰郷」から約3年ぶり、マロリー・シリーズ最新作です。 前4作品に共通していたマロリーの出自の謎については前作で一応の決着があったためか、今回は趣を異にして、問われるのは事件の容疑者と被害者の過去。 ストーリーは第二次世界大戦下のヨーロッパに遡り、自分と拮抗する「怪物」との対決の中で刑事という職分を超えた闘いを余儀なくされるマロリーは、これまでにも増して、捨てたはずの根底的な人間的感情を剥き出しにされていきます。 シリーズとしては異色というか、特殊極まりない主人公を必要としていない話では?と思いながら読み進んでいきましたが、ラストの落とし前のつけ方はやはりマロリーならでは。 シリーズ愛読者は必読、初めて読む人もぜひ。 務台夏子氏の邦訳はいつも通りの good job ですが、一つだけ気になったのはマロリーのセリフ。 「やってない」「ほんとは」等のくだけた口語調が頻出するのは、マロリーのキャラクターとしては違和感を覚えます。 作中にも“英語は彼の母国語ではないため、その言葉遣いは正確で、慣用句もスラングも出てこない。文章は短く、整然としていて、冷ややかだ”という理由で、情報源の一人のメールを楽しみにしていると表現されている主人公なので。 | ||||
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