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ホワイト・ジャズ
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ホワイト・ジャズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「10歳の時に母親の非業の死に直面した」という著者の経歴、内容紹介にある「世界最高の暗黒小説にして警察小説の極北」と云う惹句に釣られて読んでみましたが、大したことないなあ、と云うのが正直な感想です。 「世界最高の暗黒小説」と云ったって、ハメットの小説(「血の収穫」)に比べても目立って描写が激しいわけではないし、フォークナーの一連の小説(「八月の光」、「サンクチュアリ」等々)で描かれている世界の方が、はるかに「暗黒」です。「警察小説の極北」についても、日本には「恥さらし」、「北海道警察の冷たい夏」(どちらも講談社刊)という極北の事態が、目の前の現実としてあるんですから。一般的に、心理描写が無いのがハードボイルド小説の特徴であるかのように言われていますが、これはそれをさらに徹底させて、単語の羅列とぶつ切りの文章で全編を貫いた破天荒のスタイルが、物珍しく、斬新風に見えるだけでしょう。 もうね、3.11以後の暗黒社会に生きている身にすれば、こんなもんどうってことないよ。つまらなくはなかったですけどね。期待せず、暇つぶしに読んでみられたらいかがですか? | ||||
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