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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全749件 281~300 15/38ページ
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おもしろかった | ||||
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普通とは何かを考えさせられる作品でした。 | ||||
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発達障害と連想させる描写の主人公。周囲と社会がよしとする定職につかず結婚もできず唯一の居場所が職場のコンビニです。コンビニに入るとモデル従業員になり頼りにされているが、それでも彼女の労働に対する社会評価はパート相当です。 そんな主人公の価値観と周囲の期待とのギャップに葛藤も描かれています。 文章はあっさりして、展開にも時折少し不自然な流れがありますが、読みやすく面白い作品です。 | ||||
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白羽がクズすぎてびっくりした。 こんな男と女が世の中に居るのかと思うけどたぶん居るんだろう。 多様性という向かう先がコンビニ人間の共感を呼び寄せているのかなと感じた。 主人公は発達障害ということでいいのかな。 自分の近くに2人の人間が思い浮かぶ。 こういう風に考えて仕事をしているのかな。 | ||||
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主人公が居たからこのコンビニはずっと潰れなかったんだろうなー、自分もこんな怒らない人間になりたい。 | ||||
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読み始めたら、止まることができず引き込まれるように一気に読み切った小説 普通、標準がよい、正しいとされるこの現代の世の中をとてもうまく表現されている。子供の頃からみんなと同じがよいと教育されている日本だと、個性、自分らしさが埋もれていくもしくは違う方向へ向かっていくのではないかと思った。 主人公は自分の心の声をしっかりと聞いていて、自分に正直でとてもすばらしい。これこそが、人間らしくあり生きやすい世の中につながっていくと思う。 自分はまわりの人たちの影響を受けて、少なからず変わっていくというところもとてもうまく表現されていた。 | ||||
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キレイでした!ありがとうございます これから読みますね | ||||
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主人公とコンビニ。どう話が展開していくのか楽しみに読み進めて、最後まで「コンビニ人間」で清々しかった。 極端な主人公の考えに、100%共感はしないのに、分かってしまう所があって、自分もある人物のいう「縄文時代」と感じているような、今の社会の生きづらさがあるのだなあと思った。 | ||||
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子供の頃から人間味がなく合理的な行動をとることで、周囲から気味悪がられていた主人公の恵子。 コンビニでバイトを始め、マニュアル通りに動き、同年代の同僚たちの服装や話し方を真似ることで「普通」になろうとする。 しかし、独身で36歳になってもバイトをしている彼女は周囲からまた気味悪がられてしまう。 そこで、同僚の男性との同棲を始めると、周囲が自分たちと同じ「普通」だと喜ぶようになる。 そして男性の影響でコンビニを辞めてしまうと、人生全て失ったような生活になってしまう。 --------- 想像しやすい馴染ある場所が舞台で、共感できることも多く、読みやすかった。 自分自身、子供の頃に海外に住んでたため、海外でも日本でもそれぞれの場所での「普通」になって周りに馴染もうと気にしていたことを思い出した。 自分は大人になるにつれて、自分の個性を肯定してくれる人たちに出会えたので、恵子みたいにそのまま育つ事はなかったが、彼らに出会えなかったら窮屈な毎日を送っていたのかも。 同じように窮屈に感じてる人がいたら、現代社会であれば似た人を見つけやすいはずなので、そんな人が集まる自分の居心地の良い場所を見つけて、自分を否定せずに生きていけることを願います。 | ||||
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が大嫌いで、何をもって自分が普通で あの人は異常だって決めつけるのかが 全くわからなくてこの作品を読んでいて とてもイライラしましたが、それは 決しておもしろくなかったわけではなく こういう考え方が深く根付いた文化?習慣? を再認識させられました。 殺人出産から来たので、少し期待しすぎたかな。 最後までチョコレートメロンサイダーが 気になってホントにあるのか気になりました。 | ||||
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「コンビニ」や、「ひと」、そして「社会」の捉え方が斬新で非常に面白い。 物語では、コンビニは一つの構造体として描かれている。その構造体を形づくる、ただの「構成要素」として存在することに、生きがいを見つける主人公。その周りをとりまく、無自覚に社会の構成要素として存在する人々。そして、社会の構造に抗ってその外に出ようとするも、結局はまた別の構造に囚われる、白羽。この三様のあり方を対比させる描写が印象的。 筆者からすれば、この世界は、入れ子のように永遠に続く構造体そのものであり、我々人間は、その構造体をただ満たしているだけの、実態のない構成要素に過ぎないのかもしれない。筆者の目を通して見た世界には、「個しての」ひとは存在せず、無機的でモノトーン景色がただ広がっているのではないか。 ポップな文体でとても読みやすい。けれども、そこから読者に、あなたがこの世界をどのように捉え、自分の人生をどのように定義づけて生きてゆくのか、深い考察の機会を与えてくれる。 | ||||
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主人公は確かにアスペルガーぽいけれど、この小説はマイノリティが世の中の生きにくさを訴えた・・って話だけじゃ些か単純すぎるのでは。マイノリティ側に立ちながらも、人間のプリミティブな欲求や生き方を提示した作品だと私は解釈した。 普通か、普通でないかというよりは、自分にとってのアイデンティティとは何か?それを見つけることが人生で大事なことではないのか?とこの本は強く訴えられている気がする。 大多数の人が容易く手に入る心の拠り所が結婚や就職であるこそ、人は執拗に他人の結婚話を聞き出すのだし、社会的通念の一種になるのだなと思った。 でもこの主人公にとっての心の拠り所は、結婚でも就職でも無く、コンビニであった。 そういう自分にとって一番の心の拠り所を見つけることが人生の一番の幸福だとしたら、 コンビニに心の拠り所を見出した主人公は、他人がとやかく言おうが、本当に幸福な人間なのだと思った。 | ||||
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普通とは何なのか。普通でないと干渉され、排除される世の中。コンビニ人間として生きることが、彼女にとっては目的を持った生き方で、何より楽な生き方。他人や周りのことに全く関心がないのに、コンビニのことになるとマニュアル通りにあらゆる考えを巡らせられる、これはもう天職だと思った。そんな天職を見つけ、ある意味輝いている彼女は、誰にも迷惑をかけていない(家族には心配をかけているものの、直接的な迷惑はかけていない)のに、他人がとやかく言う権利はない。こんな生き方があってもいいでしょう、排除しない自由な世の中であってほしい。 | ||||
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「アルジャーノンに花束を」に通ずる感触が読み終わったあとに残りました。あちらが空想科学小説なら、これは空想社会小説ですかね。 「普通じゃない」主人公があるきっかけで「普通」の方向へ変化して(普通を超えて反対側へ至るか、かすかに近づくだけかの違いはありますが)、結局元のところへ帰ってくる。そこが本来の自然な居場所であり、周囲が「普通」に寄せようとするような余計なお世話は避けることが、傍観する者/読者からは「正義」に思えて、従ってどちらの作品も描かれている結末はハッピーエンド。 「普通」と設定されている価値を重く大切に感じる人にとっては、最後に台無しになったお話、ということになるのですかね。 | ||||
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仕事をして、社会と繋がること。自分が周りにうまく適合出来ているか、自問自答しながら成長していく中で、好きな仕事を極めることで、自分の道を見つけていく。 普通じゃなくたっていいじゃない。みんなそれぞれ、自分の「普通」を持っている。 自分の「普通」を人に押し付けるんじゃないよ。 抜群の人間観察力で、仕事を極める醍醐味や、繊細ながらも芯の通ったタフな女性の生き方を鮮やかに描ききった傑作。 | ||||
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主人公の人格設定が 見事です | ||||
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芥川賞受賞作の中でも特に話題になっていたと思いますが、気にはなりつつも読まないできたのを……今更ながら読みました。 結論から言うと、とても「愛すべき」作品だなぁと感じました。不思議とキュートな趣があります。 主人公を変わってるとか、あるいはサイコパスとか面白おかしく言うことも可能ですが、個人的には実にまっとうな感性の持ち主だと思います。誰でも期間の長さの差こそあれ、他人から見た自分の「普通」とのズレや乖離を意識する瞬間があるはずで、それを適宜修正、または成長してきた過去もあるはずです(それがないのなら、その人は二歳の時も一五歳の時も三五歳の時もすべて同じ価値観を持って同じ言動をとっている厳密な意味での一貫した人間のはずです)。本作はそのズレや乖離の感覚を忘れずに、上手に可視化させた作品だと思います。ある意味母親の胎内にいた時の記憶みたいなもので、みんな経験しているはずなのに忘れている感覚なのではないかと。 何かと初めての経験がつきまとう子どもの時だったり、あるいは「時期」の変わり目ーー進学、就職、結婚適齢期などなどーーに、自分がその時々の周りの人が発する意見や言葉に対して「ああ、それが普通なんだなぁ」とズレを感じ、ある程度無意識のうちに軌道修正して迎合したり、または上手に理由を言語化して距離を取ったり……例えば現実的に就活の時期だけど「あえて」夢を追いかけてそれをしない、結婚適齢期だけど「自分は」仕事が好きだから結婚はしない、というのも普通という概念を前提とした判断であり、本作の表現を借りれば「ムラ」という都市の存在を認知してこその郊外で生きる人だと言えると思います。 主人公はその点そもそも「ムラ」という想像の中に存在する共同体が見えていません。見えてないのですが、なんとか妹の助けを借りて、必要最低限の情報だけを提示するだけで周りから上手く誤解させて「見えている人」のように振る舞っています。主人公が友人たちに「恋愛経験がない」と言うと、「同性愛」「アセクシャル」というこれまたある種の「ムラ」的な共同体を友人たちは想像し、主人公をそこの住人として勝手に誤解していきます。 「個性」「自分らしく」「みんな違って、みんな良い」、こういう言葉はよく聞きますが、思った以上に私たちの中に浸透してはいないのではないでしょうか。なまじ多様性が叫ばれ、多種多様な考え方が紹介されているが故に私たちは見る人間見る人間に「IDをみせろ!」「どこのもんだ!?」と相手のカテゴライズに躍起になっているのかもしれません。 時代が時代なら本作の主人公のような生き方はありえないでしょう。(今後、時代が前進すると仮定したうえで)主人公の置かれた状況は、「個性」「自分らしさ」の概念だけが先行し実感の伴わない、時代の狭間の今だからこそ成り立つのかもしれません。 そういう意味で、戦後派の文学が同時代の日本社会や戦後民主主義を描き、戦後生まれの民主主義教育をうけた若者が安保闘争を先導したように、本作は「脱受験戦争」に舵を切り個性を叫ぶ教育を受けた時代における安保闘争的な作品なのかもしれないと思いました。 あと個人的に、本作は妹の存在が結構不気味というか、変な感覚を呼び起こさせます。 主人公は一応家族には情のようなものを感じています。その中でも特に付き合いが深いのは妹です。妹は「普通」に、結婚して子どもを生み、年齢や性別に相応の生活をしています。 仮に本作の「妹」を、主人公の別人格……というか「外面」としたときに、結婚して子どもを生んで家庭に収まった女性の中には主人公のような生活をこそ本当はしたい、という人がそれなりにいるのではないかと思ったりしました。 「普通」にとりあえず屈してそれなりの人とそれなりに普通な生活をしてはみたものの……周りにとよかく言われないのならコンビニ人間として生きたい……という願望。主人公と妹の関係は、同一人物の内部における一応の外面と、押し殺した素直な気持ちと考えると……と思いつつ、それもまた主人公の性を「同性愛」「アセクシャル」と解釈してカテゴライズした友人たちのやっていることを、この作品に文学的メタファーのレベルやっているだけじゃないかとも思ったり……なんてまんまと揺さぶられ(笑) やたら縄文時代を連発する白羽なども可笑しかった。「ムラが見えているのに入れない」白羽のような人物を介して主人公のコンビニにムラが立ち上がってくる展開なども見事だと思った。基本的に物語としての盛り上げがしっかりあって、他人にオススメしやすい素直に面白い作品でもあると思う。村田沙耶香という人に興味が湧きました。 | ||||
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常識や普通とは何かを解りやすい題材で表現しているとこが素晴らしい! | ||||
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描写がよかったです。 | ||||
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神 | ||||
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