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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全749件 261~280 14/38ページ
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内容の良い本でした | ||||
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私のことを書いているみたいと思いました。特に大人になってからは、人からおかしく見えないように人の真似をして頑張って生きてきた私をどこかで覗いていたの?モデルは私?って変な感じです。 | ||||
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共感できる部分もあり、考え込む事も無くすらっと読めた。 | ||||
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とても読みやすいです。普段小説をあまり読まない方もスラスラ読めると思います。 主人公の日常を通して『普通』とは何か、考えさせられる作品です。私はどちらかと言えば主人公とは対照的な人間。 それでも感情移入してしまいました。 どんな状況でも淡々と生きていく姿に、自分と違う感覚だからこその清々しさを覚えました。 | ||||
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人間なら誰しも持つ自分の中の非社会的・非普通の部分が引きずり出される。そこから物語の中に引き込まれる。 | ||||
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透明な水槽のような空間を、カラフルで雑多な商品で埋められたコンビニエンスストア。 主人公の古倉は、他人の感情に共感性がほとんどない。 ある意味アンドロイドのように合理性のみで行動を決定する。子供のころ鳥の死骸を母親に見せ、お父さんが焼き鳥が好きだから持って帰って焼こうという。母親や周囲がその行動におののくが、なぜ母親が驚くのか理解できない。 大学時代、家族や周囲が主人公に求める「普通の人間」の圧力から逃れるため、職場の人物の行動をコピーして「普通」を演じながらコンビニで働く。空の水槽のような自分を他人のコピーで埋めていく。まさに自身がコンビニのように。「普通の人間」でない異物として排除されないように。 読んでいて興味深かったのは、主人公の人間としての欲求を欠いた無味無臭感が、対比として周囲の人間臭さ、醜悪さをいっそう引き立てる。そしてそういった人間臭く醜悪な描写のところでなぜか私は安堵を感じた。 私は自分のことを十分変な奴と思っていたが、この物語の主人公から私をみれば、「向こう(普通)側」の人間なのだと思い知った。 | ||||
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変なタイトル。って思って読んでみた。 主人公の生き方には全く同意できない、と 最初は思うのだが、 そのうち大人になるにつれて、我慢→当たり前になっていたこととかについて、 純粋に殴られてる感覚に陥る。 要するに何か現代の人々の生き方に疑問を投げつけているような印象。 面白い。 | ||||
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心のグレースケールを考えてみる。黒から白へのグラデーション(階調)を考えてみる。心の能力の最小を暗闇とみなし、最大を光とみなすならば、ヒトのほとんどはその中間のグレーゾーンに分布する。しかし、灰色といっても限りなく白に近いライトグレーもあれば、限りなく黒に近いダークグレーもある。そしてライトグレー寄りが、ダークグレー寄りを笑うという事態がしばしば起こる。ヒトの社会では「道徳」というキラーワードや「常識」というパワーワードが振りかざされ、白寄りの灰色が黒寄りの灰色をイジメる。 主人公はダークグレーゾーンに属しているものの、ルールが明確なコンビニという空間ではライトグレーのポジションを獲得する。周囲の影響を受け、ライトグレー度を増す。これを普通の人は「成長」とみなし、「幸せ」への道だとみなす。そんな中、新たにダークグレーな新人が入ってきて、主人公にダークな影響を及ぼしていく。 およそ一世紀前に『それから』という小説がある。主人公の代助は齷齪(あくせく)した末に気づく。「鍍金(メッキ)を金に通用させ様とする切ない工面より、真鍮(しんちゅう)を真鍮で通して、真鍮相当の侮蔑を我慢する方が楽である」。(真鍮とは五円玉に使われている黄銅(おうどう)のこと。) 平成・令和の世を象徴するコンビニ人間も、明治・大正の高等遊民も、最後は真鍮として生きる覚悟を決める。心を分解すると「知・情・意」となるが、結局「意」こそ大事というわけか。ライトかダークかなんて区別・差別に右往左往して四苦八苦するのはほどほどにし、一番大事なことは譲らない。それでいいのだと思う。 | ||||
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「普通」であることを押し付けジャッジする社会の是非を問うている作品。 だがレビューを見たところ、「自分はこの主人公に偏見なんかないよ」 とか言っている人もまた別の偏見を持っていることに気づかされる。 例えば沢山の高評価を得ているあるトップレビューからの文章だが、 >こんな私から見ると、主人公のどこがマトモじゃないのかわからない。 >自分で働いてお金を稼いで、誰にも迷惑をかけずに >(コンビニ店員としては逆に模範生です)ちゃんと自活している。 >主人公の周りの人たちのほうがおかしいんじゃないの、と思えてしまいます。 >まあ、白羽って男はアタマおかしいです。 >勃たないんじゃなくて勃てないんだろ。 >こういうこじらせた童貞が主人公に偉そうにするのが癪に障ります。 これらの文章からは、 「他人に迷惑をかけ自活出来ていないやつは「マトモ」じゃない」 「会社から管理されることに対し反抗的で、模範的な労働者になれないやつは「マトモ」じゃない」 「いい年して童貞でいる男、セックスできない男は「マトモ」じゃない」 というような考えをこのレビュワーが持っていることがおそらく察せられ、 このレビューを高評価した人々もまた同じような考えを持っているのだろう。 マニュアルや社訓唱和、接客マナーとしての挨拶指導などで徹底的に労働者を均質的に管理し 「部品」として扱う現代の企業の風潮に対しても、それが良いか悪いかは別として 特に疑問も持ってはいなさそうだ。 しかしこんな事を書く自分もまた別の偏見を持ち、口に出さないまでも 心の中で他人を勝手にジャッジしているかもしれない。人間の業の深さ、 縄文時代から続いてるかもしれない?人間社会が持つ「普通圧力」のやっかいさを感じた一冊だった。 | ||||
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多数の人が思う『普通』の通りに生きづらい人が,その人にとっては『普通』に生きているつもりでも,異物と扱われてしまう。 異物になる恐怖や同調圧力に負けて,周りと同じ行動をとってしまうことは『普通』の人にも起きていることだと思う。 『普通』って何だろう?と考えさせられる作品でした。 | ||||
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作中最も共感と支持を得られるであろうキャラクターの 「お願いだから普通になって」という切実で親身な言葉を、 誰もが忌み嫌うであろうキャラクターが 「普通の人間というのは普通じゃない人間を裁判する」という言葉で嘲笑うのが素晴らしい。 「異邦人」の主人公は人を殺してるので擁護しづらいが、この作品の主人公は社会に迷惑をかけていない分、責める隙がない。 赤ん坊を殺しても心が痛まない人間がいても、実際殺すまでは責める資格はどんな人間にもない。 | ||||
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状態が説明以上に良かった また注文したいです。 | ||||
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コンビニを見る目が変わりました。買って良かったです。 | ||||
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まだ読み切ってはないですが、冒頭から面白そうで楽しみです。 | ||||
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独特な言い回しや難しい言葉が出てこないし、コンビニという誰もが認知している空間が舞台なので、とても読みやすいと思う。 個人的には白羽さんが好きになれなかった。 文末の解説を読むと、統一された違和感のなさというか違和感というか、それは計算され尽くされたものだったのかと感嘆した。 主人公の目線になれると、いかにこの世界が普通に縛られ、普通を演じさせられる人間の集まりなんだと思う。 普通であっても普通でなくても悲しい世界だなと感じた。 | ||||
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とにかく面白くて一気に読みました。 最後の古倉さんの決断は晴れやかで、私はハッピーエンドだと思いました。 古倉さんはつまらない結婚などせず、そのまま突っ走ってほしいと思います。 あと古倉さんは意外と人間的です。 多くの場合こういう人たちは引きこもって仕事などしません(白羽さんのように)。 でも古倉さんは周りの人たちの振る舞いを取り込み、 コンビニ人間としてとても前向きに働いています。 なので私からするとこの二人は二人で一人という感じがします。 読み終わった後、みんなはどう感じたかな?とレビューを見たくなる作品でもありました。 いろんな人たちの感想を聞いてみたいです。 | ||||
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リンクしました | ||||
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かなりオモシロイです。 | ||||
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最近話題になる小説ってほんと軽いのが多いですね。 かるーく読めて、かるーく忘れてしまえる。 テーマは重くても、かるーく書くのが流行っているんでしょうか。 発達障害や、正常異常とはなんなのかとか、多様性とか、テーマっぽいものは散りばめられているけれど、 あんまり軽く読めてしまうものだから、言葉の数々から総合的に何かを感じる間もなく、読書の合間に熟考する間もなく、さらっと終わってしまいました。 映画が二時間で没入させるエンタメであるように、小説って、ある程度濃密な時間を過ごすことで味わうエンタメだと思います。 ネット記事みたいな文章だと、読後感もネット記事を読んだかのよう。 好みの問題でしょうか。わかりません。 重くて濃くてねちっこいのが読みたい人には向かないです。 モンテ・クリスト伯と図書館の魔女と、レ・ミゼラブルを再読したくなりました。 | ||||
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どこにでもあるコンビニ。私にとってはちょっとした買い物をする便利な場所でしかなく、でも特別な思い入れがあるわけでもない。そんなコンビニを舞台にどんな物語が展開されていくのだろうと思ったら、ありとあらゆる五感を刺激される不思議なエッセンスが詰まっているようだった。 恵子は実に不気味な女だが、その不気味さを社会から包み隠すために周囲の「普通」や「当たり前」を吸収して生きている。 その描写がとてつもなく斬新で、曖昧模糊な状態を鋭く抉るようにして読者に垣間見せてくれる。 どんな生き方があってもいいし、むしろ「こうあるべき」と誰かが描いたマニュアルを人に押しつけるのは、滑稽なことなのだと改めて思わせてくれる作品。 | ||||
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