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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 41~60 3/6ページ
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面白くて一気に読んだけど、なんだか胸くそ悪い読後感!笑 主人公ほど極端ではないにしろ、誰にでもある心情、あまり共感は呼ばないけど、自分らしくいたいと思える一冊。、 | ||||
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主人公はコンビニ店員。30代半ばにも関わらず結婚もせず就職もせず、18年間同じコンビニでバイトで働いてる人。 新しく入った店員(これがまたクズ人間なのだ)がすぐにクビになり、その後ばったりその人と会ってひょんな事から一緒に住む事に。 主人公は18年働いたコンビニを辞めて就活する事になり(これもまた一緒に住んでる人に利用される為)、しかしそれがきっかけで主人公も一緒に住んでる人もまともな人間になるかと思えば、結局就活は辞めてコンビニ店員に舞い戻る。 予想した結末ではなかった為びっくりだったがそこは批判しないでおこう。 なんともあっけない最後だったと思った。 | ||||
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本は割と綺麗な状態。 | ||||
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言わずもがな、『コンビニ店員』の物語である。 受賞作品なので、以前からそれとなく 気にはなっていた作品だった。読み終えた瞬間、 タイトルの怖さと深さに気づかされる。 『普通』とは?『常識』とは?と考えさせられる | ||||
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要点)タイトル通り。氷河期世代を知るためにこれ以上読みやすい資料はない。其の点では必読であるしおすすめする。 補足1)佐藤優、松岡正剛など、この作品はある主張の補足や参考文献として用いられることが多いし、用いられやすい。自分も例外ではないことを自戒して以下書くが。 私は、筆者および登場人物である恵子、白石と同じ氷河期世代であり、同じ価値観や空気感を共有している。よって、現実は小説より奇ではなく、現実=小説=平凡であるため、ただのルポを読んでいる状態だった。 ※世の中から期待されていない、非正規雇用が当たり前でその点に関して行政からサポート皆無、まとめると世の中から早く死ね、死に方も他の世代に迷惑かけず跡を残さず死ねと接せられ続けた世代の空気感。 補足2)それから、職場の20代女性でサイコパスであるかのようなふるまいをし、かつ賢くはない女性が、本書をバイブルとして挙げていた。いろいろな意味でリトマス試験紙として使える小説ではあるのかもしれない。 | ||||
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セールで買ってkindleに眠らせていましたが、1.5時間でするっと読むことができました。 タイトルから想像していた、コンビニを舞台に繰り広げられる群像劇や人物カタログという内容とは少し違って、一人の女性にスポットをあてた物語でした。 36歳独身処女・恋愛経験無し・職歴は18年間のコンビニアルバイトという主人公。 このプロフィールにコンプレックスが共鳴した方は、心に余裕がある時に読んだほうがよさそうです。 自分は主人公と同性同世代で既婚ですが、適齢期には世間からの眼(結婚は?彼氏は?)に大いに悩まされた経験があるため、その当時にこの本を読んでいたら気分が沈んでいたと思います。 共感力が乏しく合理的でルーチンとこだわりが強い彼女は、アスペルガー症候群なのかもしれません。 そんな世間一般の「普通」から外れている彼女ですが、悲観する感情や疑問を持っていないのでとてもさっぱりしています。 このままコンビニの店員として社会の歯車になっていれば安心だねと読み進めるものの、やはり加齢とともに広がってゆく同世代との溝(結婚、就職、出産)は黙っていてはくれません。 多様化が謳われる現代、同級生の旦那のような人の生き方に自分の価値観を押し付ける輩の方が無粋の極みで、何故こんな奴らしか彼女の周りにいないのか? と憤りを覚えました。 特に白羽は自己愛と自己矛盾の塊で、非常に不愉快でした。 ですが主人公は手近かつ寄ってきた人間としか人間関係を構築できないので、誰かもっと似た境遇の人物と付き合うように「指示」してあげてよ~と思うばかりでした。 主人公の周りの人物は好奇と優越の眼で彼女を無遠慮に評価しますが、その度に冷静に相手を観察する主人公が面白く、それを文章として昇華している部分は素晴らしかったです。 疑問なのは、オープン時から18年もアルバイトをしている間に社員登用の話はなかったのでしょうか。 作中で「自分は〇〇さんや〇〇さんのように優秀ではないけれど”使える”やつとは思われている(うろ覚え)」とあったので、やはり変人扱いされていた面もあってのアルバイトだったのでしょうか。 ラストでコンビニの天啓を活き活きと受信する主人公には店長の素質が十分あると思いますし、共感力の乏しさもクレーマー対応や経営では長所になります。 底辺と言われがちなコンビニアルバイトですが、多種多様で変幻自在なサービスを求められる(しかも対面)大変な仕事ですし、その激流の中を18年も続けた主人公はコンビニ超人でしょう。 40代も過ぎれば世間の雑音(結婚は?)も減りますし、主人公の人生はまだまだこれからだと思います! 周りにクズが多いので、応援したくなる主人公でした。 | ||||
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まず、とても読みやすいです。文章はもちろん、コンビニというテーマも。 ラストまで読む前は「主人公は病院に通いながらでもいいから、社会人になるときに正社員として会社に勤めてさえいれば、理解のある人も現れて、作中で描かれる『普通』の人生を歩めたんじゃないだろうか」とも考えました。コンビニは狭い世界だと私は思いますから。でもそうじゃないんだなと。本当にタイトル通りのお話でした。 作中の『普通』を強要して他人の生き方でさえ勝手に納得できる理由をつけようとする周囲の人間も、白羽には劣りますが違和感ありまくりで個人的には嫌いでした。 面白いか面白くないか、と言ったら難しいので星3です。 でも読んでよかったです。ありがとうございました。 | ||||
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テーマの割に軽くて読みやすい、所謂軽読書という感じが否めないのは残念な点でした。 だけれど、ここまで酷評する方がいるということは、チャレンジな作品で、一考するに値するということで、問題定義はよくされてると思うけど、投げっぱなしでその先がないので物足りない。 気持ち悪いと思う人と、共感できる人に差異はない。結局お互いに非難しあってるだけ。 芥川を卒論で書いた私としては、これを芥川賞作品とされるのは嬉しくない。けど、これの類似作品があるかと言われるとなかなかない感じに仕上げていることそのものはすごいと思うし、新人賞的立ち位置の芥川賞としては、ありなのでしょう。 まぁ、どちらの側にいる人も自分の正義は気持ち悪いものなのだということを認識してほしい。ということは、相手の正義も気持ち悪く感じてしまうのです。 そして、何症候群だ何病だと分類することで自分とは違うからと切り捨てて安心できる人のなんと多いことか。と、一番驚いたのはその事でした。それを知れる意味では良い作品と言えるでしょう。 | ||||
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芥川受賞作品と言う事で、前からずっと気になっていて購入しました。 変わっているコンビニアルバイト独身女性に圧倒され、何だろう、この内容は?思いながら読み進めました。 わたしには到底理解出来ない、縄文時代連呼の白羽さん。 読み終わってからも、暫く後味が悪かったです。 | ||||
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大多数に属していないと不思議がられる世の中、攻撃される世の中というのは本当にその通り。 アラサーになって結婚しておらず彼氏も作ろうと思わないと生きにくくなってくるのは 『村』にとって有益な存在ではないから。 それも縄文時代から。 あー、そうか。と無駄に納得してしまった。 男は働け。女は子を生め。から逃れられないのは私たちが人間である前に動物だからだなぁ。と本当に納得。 しかしながら動物のなかで限りなく変わった生き方をしている人間だからこそ『村』のなかで『変わった働き方』があってもいいのではないか。 昔に比べて私は少数派に対してのアタリが弱くなったように思うけれどやはり生きにくいよなぁ。 他人は他人。私は私。がメンタル保つのにはいいことだけど、それはそれで寂しいのかもな。 | ||||
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表現など難しくなく、読者が苦手な私にも凄く楽しめました!私の世界観とは少し違った点も楽しめた点ですね。 | ||||
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普通におもろい。 そして読みやすい。 きちんとテーマも構成も練られていて、しっかりとした小説だと思います。 ただし表現力は今一つで、稚拙な表現があるのも事実ではあります。 また色々とツッコミどころ満載かな......。 主人公がロボットみたいでSF小説を読んでいる感覚でした。 まあ、あくまで良い意味で深さはないですね。 | ||||
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正直なところ、オーディオでなはく、Kindleで読んだ方が良いと感じた。が、だんだんとリピートする度、後半のナレーションがよくなって、もう一度聞いてみよう という気になりました。 | ||||
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この本を読み終えて、なぜこの本がたくさんの方に読まれているのかなっと思った。 それは、主人公の異質である姿こそが人間の本来の姿だからこそ、それを現代社会の基準に合わせざるを得ない現代人が心の底で欲している、個に戻りたいという願望がこの本には詰め込まれているのではないかと思う。 また、皆元は異質であったが、社会に合わせることで自分を殺してきたことを認めたくない。そういった思いが重なり、妹や他の登場人物のように主人公を排除しようとしたり、おかしいといって自分を正当化しようとしていたのではないかと思った。 そして、コンビニ店員に帰って行った主人公はバッドエンドのようにも思えたが、成り切ることに意味を見出した主人公は幸福だったのではないかと思う。また、この道を選べたのも幼少期から自己を主人公が客観的に見る、受け入れることでコンビニ店員という生きる道を見出せたかのようにも思えた。 この本を読んで異質である主人公が可哀想にも思えるが、実は可哀想なのは現代社会に個を差し出してしまっている人々のように思える。 | ||||
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描写が面白かった。このような日常の些細な物事を感覚的に描写するのは女性的だとおもった。 | ||||
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分かりやすい文章で誰でも読みやすいとは思うが、ただそれだけで内容が薄かった。 何故主人公があそこまで悪く言われるのかわからないし、主人公の周りの人間への不快感が強い。 芥川賞受賞、高評価が多いので期待したが期待外れだった。 | ||||
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メンタルトラブルを抱える主人公の視点で語られる物語、ということか。 主人公の視点で語られていくので、そこに書かれている内容も、実際とは大きく異なるんだろうな、ということがわかってくる。カズオ・イシグロの小説のような「信用できない語り手」による物語だ。 読んでいて、楽しさとか感動とかはない。何か気持ち悪い感じが続いていく。ただ、インパクトは強烈である。 | ||||
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物語の想像もしやすく読みやすかったけど、物語としての面白みはそこまで感じなかった。 | ||||
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薄い文庫本でしたので、3時間ほどで読むことができました。文章もストーリーも分かりやすく、どんどん読み進めることができます。 主人公は「ふつう」の価値観とは、ずれた価値観をもっています。 家族や両親は「治って」ほしいと願い続けます。 しかし、主人公は迷惑をかけないためにコミュニケーションの仕方などは周りから学ぶけれど、本質的には最後まで何も変わりません。 ふつうっていう価値観はどうやって醸成されていくのかな、と思いました。教育? 他の人から理解をされなくても、自分が心地よくいられる場所にいるということ、主人公にとってコンビニという場所があって本当によかったなと思います。だってなかったらさくっと死んじゃいそうじゃないですか。 主人公は周りに迷惑はかけていないけど、男の方はすごく迷惑な人なので、そんな人が周りにいたらどうしようかなーと考えてしまいました。 個人的に睡眠時間をしっかりとることも仕事のうち、という言葉がとても響きました。 ありがとう、2代目店長! | ||||
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文学の深さ、再確認しました。世代を越えて同意できる内容だと思います。 | ||||
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