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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全140件 121~140 7/7ページ
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普通であることは重要でない、普通とは何かといったことを書いておきながら、作者が一番偏見を抱いてるような印象を受ける文章でした。主人公以外の登場人物が余りにも都合の良い、テンプレ的嫌味な人物であるところも不快です。 | ||||
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この作家がこの小説を含めた一連の著作で繰り返し書いているのは、世間でまかり通っている普通や常識は、たやすく疑えるものであって私にとっては普通でも常識でもなんでもなくて、それに世間は私を異常視するけど私は私なのでこの調子でずんずん突き進んで生きていきます、的なこと。、、、個人的にはその主張はごもっともだと思います。加えて本作に対して、人物に人間味がない/まるでサイコパス/頭がおかしい、などという罵詈雑言を吐く連中がいますが、この批判はあらかじめ作中で看破されているため無効です。しかし納得がいかないのは、普通が普通ではないなんてことは誰でも中学生ぐらいで一度は思いつく、ありきたりな発想だということ。そんな発想はロキノンバンドやボーカロイドが散々歌ってきたことだし、発想を種にして小説として大輪を咲かせているわけでもないので、評価は1です。 | ||||
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本の中でフツーと描写されるヒトもフツーでないと言われるヒトも全員、フツーではない、気色の悪い人々がいっぱい出てくる本。これが芥川賞か!と泣きたくなる。主人公にまったく感情移入出来ない、なぜなら主人公は自らのアイデンティティーを持たず、コンビニのマニュアルをひたすら遵守して、そのとおり動くだけのロボットでしかない存在だ。マニュアルとおりに動くことが喜びだと有頂天になる主人公に「気は確かか?」と問いたい。自分の頭で考えることが苦手で、誰かの指示とおりに生きることが楽で心地よいと言う人には、好まれる内容かも、ですね。 | ||||
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の価値も無い。 コンビニで働く事で些細な出来事を面白おかしく書いてあるのかと思い楽しみにして買ってみましたが、これは面白くない。 もう主人公が気持ち悪い。 読んでて不快な気分にしてきます。 久々に最後まで読まなくてもいい作品に出会いました。 芥川賞って、この程度なんだな。 もう芥川賞受賞って言うブランドは手を出さないようにしよう。 と思わせてくれた作品でした。 | ||||
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芥川賞ってホントつまんない 普通に社会からはみ出さないようにしたいけれどできない人は傷つかないのだろうか・・・? 普通に就職したかったけど、できなかった人は傷つかないのだろうか・・・? 結婚したい人で、できない人は傷つかないのだろうか・・・? ただの娯楽読書で致命傷を負う人がいないことを祈ります | ||||
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芥川賞という事もあり、前々から興味を持っていましたが、わざわざ単行本で買うような本では無かったかな。 読後に何も残らない・・・。 私も学生時代にコンビにでバイト経験があるのであるある~って感じでサクサク読み進めましたが、登場人物に魅力を感じませんでした。 というか主人公の感性が理解出来ない。そういう私はあちら側の人間なのでしょうか・・・。 | ||||
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独身で彼氏いたことなくてフリーターってことに周囲の反応が大げさすぎて違和感、、、しっかり働いてるんだし問題ないと思うんだけど。私が甘いのかなー。コンビニの描写は見事です! | ||||
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「普通」とは何か?...という帯に惹かれて本書を購入した。 芥川賞受賞作品を読むのは初めてだったので、文章が難解なんじゃないか、と身構えたが、文章自体は平易で読みやすいと感じた。 ただ、内容に関しては、言葉を選ばないでいいなら、なんでこの作品が芥川賞受賞?と思いました。 36歳未婚女性、古倉恵子。 大学卒業後も就職せず、コンビニアルバイトを18年間続けている、という設定は面白いと思うのだが、この本でいう”普通“を強要してくる人物の描写や、白羽という人間の描写には退廃的すぎるものを感じ、少し嫌気がさした。 | ||||
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読み終わって、久しぶりに本に対して時間を返してほしいと思いました。 こういった本が評価される、好まれるという点において、日本は大丈夫なのかと不安になります。 | ||||
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会社のおっさんから面白いと言われて読みました。 面白いは面白いですよ。主人公も、それに絡んでくるコンビニに婚活目的(マジか…)で入ってくるなんとか君も、 そうそう、こういう人いるよね という人たちで。すーっと読めます。 今の日本、周囲とコミュニケーション取れない人、たくさんいますからね。 ただ、読んだ後に何も残りません。 変わった人が、超自己中のいい年したバカ男と出会って、 やはり、私は変人のままでいいのだと再確認する。 ただそれだけ。強いていうなら、コンビニの仕事ってこんなものなのかという発見はある。 芥川賞って欲しがる人多いですけど、こんなんでとれるんですね。 私、小説の中でトルストイの「戦争と平和」(今時、こんなもん読む人皆無だろうな)が一番好きなんですけど、 それに比べてあまりに小粒で。まあ、どうでもいいですけど、どうでもいい話でした。 以上。 | ||||
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作者の方には申し訳ありませんが、私には理解できませんでした。値段の価値はなかったです。 | ||||
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ワクワク感が全くない。 登場人物の個性が、全体的に薄っぺらい。 歳が近いものの、主人公に感情移入が全くできない。 感情を揺さぶられるとか、考えさせられるとかが全くない。 だから・・・・結局は何を伝えたいんだろうか? これを読んで何を思えというのだろう・・・・ 幼稚すぎる。 こんな薄っぺらい内容で、芥川賞なんですか? 作者には申し訳ないけど、本当に本当にこれが?? 審査員はどこが面白かったの? 本離れが進んでるのは、こういう作品が選ばれているからじゃなくてと思える程。 本当にがっかりしかないです。 | ||||
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村田さんの小説は、サイコパスなんじゃないのと思う主人公ばかり。 何故人間は恋愛して子供を作るのか、とか家族とは…とか「そもそも普通にあること」について疑問を持ち、小説のテーマとしている。 この作品を絶賛している人はコンビニでの仕事の様子や人々の会話が「あるある」要素満載だからではないか。芥川賞受賞作であるある話が読めるのが楽しいからではないか。 主人公は常識がわからない。どう振る舞っていいのかわからない。そもそも他人の感情に無関心なのだから。 そのため就活で内定ゼロ。大学生のときに始めたマニュアル固めのコンビニの仕事を淡々とこなす。その小さな世界で「恋愛、就活、結婚」や、そもそも性別によるロールモデルなどジェンダー論にまで触れている。主人公は他人に興味が無く、感情の起伏もない。他人の感情がわからない。ロボットのようだ。 作中に「怒りという感情がそもそもわからず、周りの人の真似をしている」という表現があったが、矛盾している。主人公は「結婚や恋愛」等の自分ができない、常識の押し付けをされるとイライラし、「どう言えば相手が納得するか」ばかり考えている。妹の赤ちゃんが泣けば、ナイフで刺せば静かになるのに、と考える。 タリウム事件の犯人みたいだと思う。裁判での発言をニュースで読み、この小説の人とそっくりだなと思った。 この小説の作家先生はいつも極端すぎる。作家仲間にトリッキー村田って呼ばれてるんだっけ? この人の作品を続けて読んでるとゲンナリする。 | ||||
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手っ取り早くこの本をまとめてしまうと「普通というものが理解できない主人公が、他人を模倣し、マニュアル通りに生きると楽だというごくごく当たり前なことに気がつき、お節介かつ余計なお世話を焼きまくる友人をうっとおしく思い、社会不適合の鑑みたいなヤツに利用されてその状態から脱却するのかと思ったら、もとどおり」という話。 盛大なネタバレだけど、内容はこれだけなのだから仕方ない。 で、なんでこんな本を私が読もうと思ったのかというと、ラジオのゲストにこの作者が出ていて、「この人天才だ。この天才が書く文章ってどんなのなのだろう?」と感じたのだが、芥川賞って評判がよくないと聞いたし、この作者があまりにもぶっとんでいたので、とりあえずここのレビューを読んで決めることにしたのである。 そして賛否両論あるここのレビューを読んでいてふつふつと湧いてきた疑問・・・というより違和感があって、それを晴らしたくて・・・である。 読み始めてすぐに、違和感の正体には気がつくことができた。 それは、「ここで語られている普通が、本当に普通なのか」ということである。 主人公が自分を「普通でない」と気がつくエピソードがいくつか語られている。ここのレビューでも言及している人がいくらかいるが、その1つに公園で死んでいた小鳥を「焼き鳥にして食べよう」と言ったら、母親に怒られたというのがある。 これはレビューを書いている私自身の話なのだが、飼い猫が昔、外に遊びに出た帰りにすずめを持ってきたことがある。彼が殺したのか、それとももともと死んでいたのかは分からないが、少なくともそのすずめは彼の口にくわえられたままピクリとも動かなかった。 ウチの母親はぎゃーと言って驚いたが、すぐさま某漫画に描いてあった通りにキンカン・・・がなかったのでアンメルツヨコヨコを嗅がせてひるませ、その隙にすずめを彼から奪い取った。そしてすずめの亡骸は庭に埋めた。 しかし、すずめの死を泣くほど悲しんだ人間は、家族の中には一人もいなかった。私も、かわいそうだなとは思ったが、泣きはしなかった。 そのあとすぐに「すずめの丸焼きを食べられるお店あるよね」という話をしたし、それを咎める人は家族の中にはいなかったのを記憶している。 買っていた鳥ならともかく、見ず知らずの鳥の死で、こうも泣けるのだろうか。泣かなくてはいけないのだろうか。私はすごく不思議だ。 彼氏や結婚云々に、それほどしつこく詰め寄ってくる人がいるだろうか、というのも感じた。普通の人というのは、そんなにもずけずけと人の心の中に土足で踏み込んでくるのか。 そして、生き方として、恋愛して結婚して出産して・・・というのは唯一の「普通」なのか、という点。 ここでも私の話になるが、こういうことで詰め寄ってくるのはせいぜい祖父くらいなもので、たいていの人には「独り身のほうが何かと楽、連れ合いは40くらいになったら探せばいいかな。こどもはいらない」とかいえば納得されそれ以上は何も言われなくなる。こういう言い訳は、処世術のひとつだ。 それに、ちょっと前まではキャリアウーマンが持てはやされていたし、それが「負け組」とか言われてもそれが生き方のひとつとして定着している。 この主人公の生き方だって十分ありだと思う。地方のコンビニには明らかに60~70歳位のおばあちゃんが店員をしている。別にそれをとがめる人はいないと思うし、とがめる人がいたら余計なお世話だ。 親も先生も、主人公の行動を止める合理的理由の説明がない。 「焼き鳥にして食べたらいい」も、悲しんでいる人たちに水を指すから、思っても口に出さない方がいいといえば説明がつく。 「喧嘩を殴って止める」も、なるだけ双方が傷つかない方法で止めるのが、そのあとのことを考えたら合理的で、早急に止めるより優先される事象だといえば説明がつくのだ。 それを「普通の人はこういう時悲しむものだから悲しめ」とかいうのは暴論で、あまりにも考え方が浅はか。 こんなレベルの低い親や教師が「普通」なのなら世も末だと思うのだがどうなのだろうと思った。 以上から、私はこの本で書かれている「普通」はレベルが低すぎて、全然普通じゃないと感じた。 異端な人と異端な人しかいない本だ。 物語というのは基本フィクションなのだから、異端な人がいくら出てきてもいい。白羽やその弟の奥さんという現実世界にいたらしばき倒されていそうなクズ中のクズが登場しても眉をしかめるだけでいいし、この主人公の壊滅的な周りを観察する能力のなさも、フィクションなんだからといえば納得できる。 けど、「普通」という表題を扱う以上それに違和感を与えるのはどうなのだろうと思うし、それに違和感を感じていないようなレビューたちを見るのも違和感である。 これが、この本を読んで感じた感想です。 あ、ここのレビューのほうが、私はこの本そのものより面白いと思いました。 もうひとつ、この本を読んで感じた感想は、 「流行りものが知りたかったら、雑誌コーナーに並んでるファッション誌を読め!」 です。わざわざ泥棒と勘違いされるようなポーチを漁るなんて行為をしなくても、正解は雑誌コーナーにありますよと思いました。 多分作者自身が、そういう雑誌に興味がないからなんじゃないかと思いますが。 | ||||
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私は毎日コンビニに行くし、タイトルに興味があったから流行り物という気持ちで読みました。 コンビニの仕事が詳しく書いてあるからなるほどなーって感じで読んだ。 でも、この主人公には全く感情表現できない。 学生時代喧嘩している男子を止めようとスコップで殴って止めたり、妹の子供が泣いてて親があやしている時にナイフで刺し殺せば簡単に泣き止むのに、とか無茶苦茶である。 普通でない主人公が、コンビニで働くことによって初めて自分が肯定されたという気持ちは分からなくはないが、主人公の人物描写が詳しく書いてないだけにどうも話が突拍子すぎるのだ。 お客さんにストーカー行為をして待ち伏せしていた元同僚を食事に誘って家に泊めさせ、同棲し、私と婚姻届けを出さないか、とか訳わかんない。 人情話とか、感動する話が好きな人はオススメできない。 もちろんフィクションだと思うが、こんなターミネーターみたいな人がいるんだなぁ、と考えるとゾッとしました。 | ||||
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コンビニの一部と化したときに、がぜん機能する人の話。 面白いといえば面白いのですが、別段、新鮮味を感じるでもありませんでした。 ここまで大々的にヒットするほどのお話ではないような、、、 、、芥川賞ってこんなもんで良いのかな、という疑問が残ります。 このテーマの文学的純度をもっと上げて狂気を高めると、安倍公房の「箱男」あたりでしょうか。 もう40年ぐらい前の作品ですが、、、 日々の現実が(コンビニのように)退屈だったりもするわけで、 同賞の受賞作であるならば圧倒的に面白くあってほしいものです。 個人レベルで最大級の満足作品が☆5とした際に、そこから逆算して 、、更に世の過大評価にヘソを曲げての☆2つ。 | ||||
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残念です。 変なサイコパスの話。 それ以上でもそれ以下でもありません。 以上。 | ||||
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人物描写がお粗末。 主人公の行動も「はい、これが皆の想像している通りの社会不適合者です」の雛形で、何の驚嘆する場面も無い。 全てが想像の範疇を超えない。 陳腐すぎる。 受賞作品とか肩書に弱い人間が好きな作風であった。 | ||||
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今の世相を反映して、共感は生みやすい作風。だけど、読者が得るものって自分より底辺な人達もいるんだなって思ってほっとする安堵感くらいしかない。劣等感ならアドラーの本でもいいし、世間的には価値がないと思われているコンビニのアルバイト仕事に自己実現を見いだしていく姿勢を描きたいなら、カミュのシーシュポスの神話を読む方がためになると思う。読みやすさ、共感のしやすさはあるものの、仕事をする上ではみんなもっと色々大変な事もあるのになぁと個人的には思える内容でした。 | ||||
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所謂文学と称する本の読書はあまりしないので、芥川賞全体の評価はできないが、この本を読んでみてある社会層の断面を描写し、彼らの心象を文章化した点を評価されたのだと一人合点したが、でもね・・・、やはり今の日本はいい時代なんですね!?と読みながら思いました。 何故か? だって歴史を紐解けば、底辺の人間はお決まりのレッテルの同情の対象か、又は無視されてきたではありませんか。作者は底辺をコンビニの店員に焦点を絞って、機械的な無機質な人間を世間に知らしめた功績が認められたんでしょうが、こういう底辺の描写に脚光があたり、それが評価されること自体、やはり良い時代だと言えるんですかね? でもね・・・、彼らに自己の変革や改心を求めることじたい絶望なんでしょうか。彼らは仕組みに組み込まれ、無機質になるだけなんでしょうか。 そこら辺が、共感も同情も湧かない理由かな。 しかし、こういうことを考えさせること自体に、意義があったかと良く言えば思いました。 | ||||
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