■スポンサードリンク


女彫刻家



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

女彫刻家の評価: 3.89/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ラスト数行が読む人に多様性を生む

ラスト数行が読む人にとっていろんな
解釈が出来、不気味な作品です。
映画化されているそうなので
そちらも視ようかな。
女彫刻家Amazon書評・レビュー:女彫刻家より
4488013686
No.1:
(3pt)

サイコ・キラー風、ヒロイン・ハードボイルド・ストーリー

本書でミネット・ウォルターズは、デビュー2作目にして、しかも英国の作家でありながら、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」の’94年度のベスト・ノベル(最優秀長編賞)を受賞している。また日本では’95年、「このミステリーがすごい!」海外編で堂々第1位に輝いた。
フリーライターのロザリンドは、犯罪もののノンフィクションを執筆するために、刑務所内で<彫刻家>の名で知られている女囚を訪ねる。その巨漢の女囚オリーヴは、母親と妹を斧と包丁でバラバラにし、それを再び人間の形に並べて、首をすげかえるという猟奇殺人の罪に問われて、無期懲役を言い渡されていた。しかし、オリーヴとの面会を通じて、事件に対してジグソーパズルの一片がうまく収まらないような違和感を抱いたロザリンドは、巡礼するように、当時の関係者に対して聞き込みを進めていく。「本当に彼女がやったのか・・・?」
冒頭から異形のサイコ・キラーと刑務所で面会という、『羊たちの沈黙』を彷彿とさせるシーンからはじまる物語だが、続くストーリーが、オリーヴの無実を明らかにせんとするロザリンドの、ヒロイン・ハードボイルド冒険譚のような様相を呈していて、「基本的には」ストレートに読めるようになっている。しかし、そこはウォルターズ、いったん解決を見た後のエピローグの最期の数行が、なんとも拭い去りがたいデモーニッシュな後味を残す。
女彫刻家Amazon書評・レビュー:女彫刻家より
4488013686

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!