■スポンサードリンク
(短編集)
いまさら翼といわれても
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
いまさら翼といわれてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全125件 121~125 7/7ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古典部シリーズはアニメの方から入った者なので 前作"ふたりの距離の概算"以来に中身を知らないお話を原作から読めて とても嬉しいです。 予想通り予想以上の面白さでした。 シリーズの旧作は奉太郎の謎解きをメインに置きつつ その間に古典部員それぞれの成長や葛藤など様々な顔が 見られてきましたが、本作は古典部員それぞれ個人についてが メインとなるお話が多くて、 顔と声がついたアニメから入り、古典部員みんな好きなので 感情移入をせずにはいられなかったですし、キャラクターの新たな一面や 隠されていた部分が見えて素直に嬉しかったです。 「長い休日」なんてファンなら読まずにはいられないものだと思います。 どの作品も同じくらい大切で愛しいものですけどね。 こんな青春を送りたかったなぁと、毎回シリーズを読んでて 奉太郎たちを羨んでいましたが、本作は青春のほろ苦さを感じさせてくれて、複雑な感情を抱いて、でもやっぱりこの人達の青春を愛せずにはいられなくてうまくいえない気持ちになってしまいました。 この気持ちに名前をつけるなら多分「青春」でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もしくは心にザラザラしたものが触れる。そんな感じ。何か、悪いことを思い出すような。若かりし頃の嫌な記憶が目前に現れたような。そんな感想を持った。 古典部シリーズはアニメから入ったのだが、アニメよりも原作の方がそういう青春の暗部というか、若者の未熟さによる失敗とか遠回りとかを描くのが上手い。誰にでも経験があるそういう青さを、追体験というか思い出させてくれる作品だ。 もちろん、ちょっとした事件を筋道を明かしながら解いて行くところも面白く、謎解きと日常描写が絡み合って重厚さを作品に与えている。しかもキャラが立っているので、この巻のように一人一人にスポットを移動させても作品としての統一感を維持しながら変化を出すことも出来る。 仕方が無い事だが、作品の雰囲気は薄暗く、明るい学園ものに慣れていると面喰う。キャラクターの性格にも癖があり、どのキャラも素直でないのでたまにいらっとする。あと、経験のある青さを描かれると心理的古傷をえぐられて結構つらい。 刊行スピードが恐ろしく遅いのが残念だが続きも楽しみに待ちたい。ちなみにこの巻で個人的に一番面白かったのは走れメロスの感想。あの発想は無かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「連峰」と「鏡」以外は持ってるし、「連峰」は話だけならアニメで見たし、今までのは全て文庫で揃えたので、文庫になるまで待とうか?っと思いましたが、結局発売日の朝、書店にいる自分(笑) 上記2作から読みましたが、買ってよかった!文庫まで待てません! 以前何かで作者が「アニメにも影響を受けた。特に千反田と折木の関係性はアニメになってから変わった」っとおっしゃっていましたが、その変化が決して急ではないところが好きです。 むしろ一人称が本人たちではない話の方が、微かに散りばめられた変化が読み取れていいです。 あと、所々加筆訂正が入っているので、雑誌掲載時に読んだ方も違いを探すと、作者のちょっとしたこだわりが見えて楽しいです。 ただ…「いまさら実写と言われても」っと思うのは私だけでしょうか… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
箱の中の欠落 鏡には映らない 連峰は晴れているか 私たちの伝説の一冊 長い休日 いまさら翼といわれても ですね。まあ、最後以外全部持ってますが(半分涙目)、まとまってくれたのはうれしい。特に、鏡と連峰と伝説の一冊は考えることが多い作品でかなり好きです。また、長い休日もおもしろい。星5の評価はこの個人的には既読のメンバーに対してです。 で、最後の話ですが、いい話と悪い話、どちらから聞きたいかと問われたらどちらと答える人が多いのだろう。 同様に、読まずに後悔するのと、読んで後悔するのとどちらがいいかって問われたらどちらと答える人が多いのだろうか。 感想やらなんやらはたくさん書けそうですが、未明に読んでたら寝不足で死んでたな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生徒会選挙の投票結果のイレギュラーの謎を解く「箱の中の欠落」、中学時代の奉太郎が起こしたある問題の真相を摩耶花の視点から推理する「鏡には映らない」、既にアニメや漫画版で見たという人もいるだろう「連峰は晴れているか」、文化祭後の漫研の派閥争いを通して摩耶花とその漫画創作を主題とした「私たちの伝説の一冊」、奉太郎のモットーの源泉に迫る「長い休日」、それから表題作「いまさら翼といわれても」の6編からなる古典部シリーズの6冊目。 帯にもあるように古典部メンバーの過去があきらかになり、そして未来が示唆される。特に表題作は「遠回りする雛」を経た後では、いや、詳述は避けよう。ここまで読み進めてきた人なら読後、胸の中に何かを残す筈。続きが読めるのは何時になるんだろうか。今は本書の余韻に浸りつつ、座して待つことにしよう。 しかし、感想を書き辛い。何を書いても何処かにネタばれを含んでしまいそうで。奉太郎が飯を作るシーンが3回もある、くらいは書いてもいいかもしれない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!