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ずうのめ人形
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ずうのめ人形の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全102件 21~40 2/6ページ
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一作目に出てきたあの人が亡くなったのは意外だった。今回の話もとても面白いかった。 | ||||
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澤村先生二作目です。 ぼぎわんがとても怖かったので、すぐに購入しました。 "恐怖"が人の手を離れ、取り返しがつかなくなっていく様にとても魅力されます。 「リング」が劇場公開されていた1998年を舞台に物語は始まり、現代とリンクしていきます。 ありえないはずなのに否定できない事実を前した時の、人の愚かな好奇心とその後悔が、とても現実味があり読んでいて没入感がとても強かったです。 ホラーとしてとても恐ろしく、楽しく読ませていただきました。 | ||||
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面白くてどんどん読み進められました。怖がりですが、それ程怖くはなかったです。ぼきわんの方が怖かったと言う感想が多い様ですが、私は逆。こちらの方が全く関係ない人間も巻き込まれる可能性(リングみたいに)があるのでちょっと嫌、、読み応えはあり、満足です。 | ||||
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最初は訳が分からないまま読み進める。野崎と真琴が出てきてからはスムーズに。私の頭の中では、岡田くんと小松菜奈だ。 琴子さんにもっと出て欲しかったけど、次回のお楽しみに。 | ||||
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ぼぎわんが来るに引き続き読了。 素晴らしい描写力に惹きつけられました。他作品も読んでみます。 | ||||
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続けて三巻読んだせいで、二巻の印象は急激に衰えるね。 ホラーって短編の方が切れ味良いのかも…。 伏線の改修とか、みごとだと思った。 なるほど、そうきたか。なんか今どきそうなの?って思ったんだけど、でも実際まんまとだまされてたわ~。この感覚は、日本人特有かもしれない。十年後とか読んだら、印象変わるのかな~。 映画の「リング」とか「死霊のしたたり」とか出てくるけど、別に予備知識は要らないんじゃ無いかな? 知ってりゃニヤけるかも。 でも、また前作同様の親子関係のトラウマ話だから、作者のテーマ性はもう決まってるんだろうな。三巻読んでもそう思います…。 幼少期のトラウマや不満を、大人になって言語化出来るようになった。それを世の中に聞いてもらうためにホラー小説っていう媒体が親和性があったっていう事なんだろうね。 作品から作者のアイデンティティーがのぞき見れるのは、純文学にも通じる深みがある。 日本でホラー作品が芸術作品として評価されない風潮なのは、芸術界が抽象や風景画のような自己表現や問題提起から逃げているせいだと思う!! やつらは当たらず触らずで自分たちの利権の維持しか考えていない。 作中でも紹介されていたが、アメリカの美術会ではホラー映画のマスターテープが博物館に蒐集されてたりする。 | ||||
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小説を読むだけの、書き手目線を持たない素人でも、よくできた作品だとしみじみ思いました。 | ||||
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前回より文章力が格段に上がっていて読みやすかったです。自然にのめり込めて飽きさせない場面展開など、ぼぎわんよりパワーアップした構成になっていました。 ひとつ間違うと滑稽な話になってしまいそうなネタを臨場感たっぷりに演出されているのはさすがだなぁと感じました。映画を見ているように映像が頭に浮かんでくるところが数多くあり、まだ映画化されていないのにちょっと驚きです。ぜひ映画化してもらいたいですね。 またぼぎわんではホラー感満載だったのに対しずうのめはミステリー色も加えられていて最後まで展開が読めない面白さもありました。 前回同様視点を変えて話を進めていくのもこの作家の持ち味で後半は度々切り替わるのですが、違和感なく読み進められるのは構成の上手さと文章力の上手さに他ならないと思います。 ホラー系は大風呂敷を広げて最後はそのまま読者に放り投げてしまう作家が多い中、ずうのめはしっかりまとめてくれているのでスッキリ読み終えられます。 久しぶりに面白い作家を見つけたので他にも色々読んでみたいと思います。 | ||||
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めちゃくちゃ面白い、4〜5回読んだ 映画化してほしいが、これを2時間にまとめるの大変だろうな あと、ずうのめ人形キーホルダー販売してたら買う | ||||
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この作者は、登場人物のかもし出すかすかな悪意を文の端々にのぞかせる表現が上手いですね。けがれのない人間はいないと思うので、人は他人の言動の中にそういった悪意や違和感を感じ取りながら日常を生きているもの。ただし、小説の中でそれを文に起こすと明からさまなフラグになるけど、この作者はそれを織り込むのがうまいと思う。こういう小説を好む読者はフラグに敏感だからそこに気付きながら読むのだろうけど(私は回収のために付箋を貼ってます)、気づかない読者にも違和感のトゲを刺しながら話は展開し、不穏な雰囲気をそこはかとなく漂わせていく。 ここからはネタバレです。 気になった点を少々(批判的なものではありません) これ主人公達3人組は最後まで里穂がいじめっ子とは気づいてないですね、文の上では。(野崎と真琴はキャラクター設定上、内心気づいていると思いますが) まあ「いじめっ子」の書き間違いはまあまあ分かりやすい読者向けの回収フラグですけど。 それにしてもいじめてる方は忘れやすいにしても、あまりにも里穂さん無自覚すぎませんか(笑) あと他の方も指摘されてるけどサラッと書いてある100人。いやー逆に面白いですね! 前作に続き大変面白い作品でした。続編も読みます。 | ||||
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この人形が段々と近くに見えるようになるという所がどうにもひっかかり、やっと思い出した。 昔ゲームであった学校であった怖い話の人形の話だ。当時中学生だか高校生だかでブルブルしながら読んでいたが、20年以上経ってまた同じような面白く怖い話が読めたことに感謝します。 | ||||
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さまざまな登場人物の目線からの展開だと分かりにくくなったり、あれ?なんの話?と思いがちな私ですが、この作者の作品は分かりやすく引き込まれてしまいます。 ただひとつだけ。最後のオチが、マジ?!あんなに怖くて無敵っぽかったのに?!って拍子抜けてしまいました。 でも、話の展開や内容、怖さ、テイストが大好きなのでまた比嘉姉妹シリーズが出たら絶対読みます | ||||
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著者の第1作目「ぼぎわんが、来る」は、現代風刺を元にしてはいますが、少しお粗末な民俗学、一瞬ライトノベルを読んでいるのかな?と思うほどメタな表現や、ちょっとこれはどうなのかなあ。と笑ってしまうような比嘉琴子の描写など、面白いけれども簡潔に上手くまとめすぎたホラー作品という印象でした。 しかし、今回の「ずうのめ人形」は、一作目とは打って変わって、王道なミステリで進んでいきながらも、ホラーの描写は恐ろしく、また最後には途中途中に置かれた伏線がスーッと回収されていくという読み応え抜群の作品でした。 前作同様、人間関係や社会へ出ていく上で大切な「家族」の問題を取り扱っていますが、それは決して著者の価値観を押し付けるものではなく、「ただ、そうだったのだ。」という描写に素直に考えさせられてしまう部分もあり、そのような点でも評価されるべきではと思います。 | ||||
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リングはJホラー映画の金字塔として有名ですが、 原作を読むと意外とミステリ気味だったりします。 本作は作中でリングや貞子といった単語が散りばめられており、呪いの質やその解決方法に対するアプローチから、リングに対するオマージュ・リスペクトが感じられます。 ある意味、ホラーの金字塔であるリングを現代に蘇らせた作品と言えるかもしれません。 なので、少なくともリングを知らない人は先にそちらを見ることをおすすめします。 話を戻しますが、この作品もミステリ気味で、じわじわと呪いの根源に近づいていくストーリー展開です。 当然、リングをそのままなぞっている訳ではなく、作中のキャラへの印象が180度変化するシナリオや、叙述トリック的な仕掛けもあったりと飽きさせません。 恐怖に対する点も中々に秀逸で、とある人物の絶命シーンなど、震え上がるシーンが散りばめられています。その点に関しては、リングの原作を上回っている気がします。 また、解決方法も相当な驚きを持って受け取りました(その結末には賛否両論でしょうが…)。 リングの続編であるらせんの某登場人物は、最後の選択で凄まじい独善的な行動を取ります。 そちらに対してもオマージュがあるのか、この作中のとある人物も、中々に凄まじい犠牲を払って物語を解決します。 あまりにも醜く泥臭いエゴイスティックさからは、一周回って人間らしさが垣間見える感じで印象に残っています。 ぼぎわんも強烈な作品でしたが、こちらも印象大です。いい作品でした。 | ||||
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読むと4日後に死んでしまう小説。 しかもその殺され方がグロくて怖すぎる。 しかし謎解き要素もあって、終盤の展開は個人的に痛快でした! ある人物が活躍しますが、何度も読み返したほど。 とても面白かったです! | ||||
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美晴の最期、あまりにもあっけなかった。 もっと活躍してほしかった。 ラストの怒涛の伏線回収が面白かった。 叙述トリックもあってなるほどなぁと感心した。 いじめられっ子は、これまた弱い者をいじめるというね。 | ||||
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『ぼぎわん』がデビュー作としては完成度が高く、次作の『ずうのめ』も期待して読んだが、さらに上を行く完成度で驚いた。 鬼才とは思うが、それより、作品の構成力が凄くて、ちょっと圧倒された。 『ぼぎわん』より語り手(視点)の切り替えが多いので、この点は好みが分かれるかも知れない。 しかし、この切り替えで核心にじわじわと確実に迫っていくので、「夜遅くなったから、明日、読もう」とはなりにくい。 作者は本格ミステリを書いても上手いと思う。 化け物退治の霊能者、比嘉真琴の二番目の姉が作中作で登場し、姉の特異な言動に感慨を覚えつつ、姉の戦いぶりを真琴が追体験するような設定となっていて、やはり構成の上手さを感じさせる。 また、真琴が圧倒的な霊能(戦闘)力を持っているわけではないのも、ホラーの語りとして迫真性が出ていると思う。 最後は正直、どう決着させるんだと思ったが、まったく意外な攻め手で壮絶な幕切れとなる。 しかし、壮絶というより、言語道断というべきで、なんともはや・・・ | ||||
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比嘉姉妹シリーズで、私が1番好きな作品です。 自分がどれだけ今まで思い込みで読んでいたか、 というのに気付かされる作品でした。 展開がなんとなく読んでて解る事の方が多いですが、こちらは久々にハッ!っと思える作品でした。 | ||||
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まぁまぁ | ||||
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※ネタバレ注意 まず一つだけ言っておきます。読まなきゃダメよ。私はこの日本に生まれて、この小説のある時代に生まれて、本当によかったと思う。それくらい何度も衝撃を受けた小説……いや御小説様でございます。このレビューを見るのは読んだ後にしてください。ぜぇぇぇったい後悔します。 それではレビューというか、感想をば。 ずうのめ人形、これはサダコ、ミハル、ユカリの三部構成となっており、サダコの一章では藤間くんと一緒に小説を体験するようになっていましたね。もうこの時点で上手いなぁ、と思いました。藤間くんと我々読者は同じように初めて読み、同じように呪われてしまったわけです。つまり、藤間くんの境遇は我々と同じであり、藤間くんの行く末を見守らない限り、我々の安息は約束されないってわけです。一章はそんな藤間くんが呪われるまでであり、ずうのめ人形とは?という都市伝説に魅了されて一気に読んでしまうわけです。 二章のミハル。ここで藤間くんは野崎さんと真琴との協力体制の元、呪いをどうにか祓おう!って展開になるわけですが、同時並行で呪いの元である原稿の話も進んでいきます。サダコになった里穂のその後が描かれており、呪いに悩む里穂の元に真琴の姉であった美晴がでてきてなんとか祓おうと勇みます。どうも美晴は姉の琴子に強い対抗意識を燃やしてるわけなんですが、冒頭にもある通り殺されてしまいます。美晴が殺される直前、ずうのめ人形の近くにいる人は一緒に殺されてしまうので美晴は里穂を突き飛ばし助けます。この辺、『ぼぎわんが、来る』で一人ベランダにでていき、自ら犠牲となった真琴と似たような行動を感じます。見た目や性格、能力の使いどころは違えど姉妹っぽいですね。この出来事でクラスメイトが3人殺されたのも、美晴が死んだのも、ずうのめ人形の話を”里穂の口から聞かせないと発動しない”ことが分かります。それで……疎んでいたDVパパ(またDVするパパかよ!と思いました)をずうのめ人形の効力で殺しますが、誤算だったのはその父親が里穂の弟と妹に聞かせており二人も巻き添えになってしまったところですね。この辺は一章で野崎が言っていた話を作り出した当の本人があずかり知らぬ場所で都市伝説は広まってしまうってところなんでしょうね。本作のポイントとして都市伝説の2つの怖さが小さな軸となっているところも見どころです。話は戻りますが、その後すぐに原稿は終わり、結局呪いのヒントを掴めず落胆する藤間くんなんですが、前にテレビで見ていた料理研究家が原稿の主人公、里穂であることが分かり二章が終わります。いやぁ……ここはマジでビビりましたね。月並みですがえっ!?嘘っ!?マジかよ……。と口には出さずとも心の中で何度も呟いていました。伏線には聡い方だと思ってたんですけど、全く気にも留めずに読み進めていたので本当にビックリしました。伏線には鈍い方だとこれからは思うようにします。 で、三章です。いよいよずうのめ人形の原稿の送り主&主人公との対面です。詳細はバッサリ省きますが、ここで衝撃の事実が二つもでてきますよね。里穂は知的障碍者の井原に暴力を振るっており、加えてゆかりにもホラー映画ごっこといい包丁やお盆で危害を加えていた。そして藤間くんの上司である編集長戸波さんが女性であり、心を病んで自殺したゆかりちゃんの母親、ということです。ふぁあああああ!?ってなりました。文章を読み、頭に叩き込んで混乱が訪れてたすぐ後、私は本を机の上に置きしばし天井を見つめました。ま、マジか……と。まず里穂が暴力を振るっていたことが分かる描写がまた技巧が凝らされて素敵なんですよね。遊びと称す、2人きりの時にしか遊ばない、○○ごっこと描写をボカす、という言われてみれば確かに……と納得してしまう探偵のような戸波さんの語り口。もうずっと興奮に次ぐ興奮でした。何度か場面転換で藤間視点と里穂視点に切り替わるんですが、はよ里穂視点にしてくれ!!と危機的状況の藤間くんのところはさっさと駆け抜けてしまいました。いや、でもずうのめ人形の本体が地面にいたというのはなかなか面白かったです。話は戻りますが戸波さんが女性、という点も衝撃です。初登場の時点では日に焼けた肌で皺が3本刻まれてる、みたいな描写だったので外回りしてる人なんだなぁ、なんて思いました。意図して女性らしく振舞っていない、というのもあるんですが、ホラー・オカルトの編集部で働いてるとなると、加えて編集長って立場だとやっぱ男性でしょ、みたいな思い込みが無意識の内に刻まれており見事に騙されました。作中の舟木(でしたっけ)もオカルトにハマったの彼氏の影響でしょ(笑)みたいなこと言っており、この時は何だコイツは……と思ったものですが私も彼と同じ価値観の持ち主だったようです。そういった節々で匂わせてくる描写があり、最後の最後でドドーン!!と種明かしする感じ……前振りのたいへん上手いマジシャンにも見えてきます。脱線に脱線を重ねてますが、最終的に戸波さんがずうのめ人形の呪いで死に、近くにいた里穂とその息子も一緒に殺害しました。ついでに里穂は高層マンションに住んでいたので下の階にいたたくさんの人間も巻き添えになって死にました。お前だけが安穏と幸せになれると思うなよ……という人間の底なき憎しみが現れていてたいへん怖かったです。でもその裏では野崎と真琴に祝いの言葉を送っているので戸波さんはすげぇなぁ、って思います。三章はその後、野崎と真琴の結婚式の描写と、生還した藤間くんはさらにオカルトホラーの深淵にズブズブしていって終わりでした。 いやぁ……。素晴らしい小説でした。ぼぎわんもすごかったけどずうのめ人形の方が好みです。正直琴子がでてこなかったのは残念ですが(ラストにはでてきたけども)、逆に琴子が参加していたらにべもなくタバコの青い炎を消し去ってそうなので逆におkです。それに、オバケの退治方法も力技ではなく、大元の元凶を自らの命を犠牲に断つ、っていうのがかっこよくて好みです。そういえば、ずうのめ人形の話は結局ゆかりちゃんが考案して、どうしようもない人間の里穂によって形作られ、諸々の要因が重なってずうのめ人形は誕生したってことなんでしょうか。里穂はただのトリガーであり、里穂自身にも呪いの矛先が向かうこともあるので制御できる武器って感じでもないのが怪異らしくて好きです。野崎と真琴が微妙に空気だったので3作目ではどうなるんでしょう……。期待期待の☆5です!!! | ||||
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