■スポンサードリンク
去年はいい年になるだろう
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
去年はいい年になるだろうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星雲賞の受賞作とのことで読んでみた。未来からロボットがやって来て、武器を無力化するなど人間の世界に介入するという設定はユニークで、途中まで面白く読んだ。だが、途中から著者の私小説風の独白が増え、話も三角関係の話がメインで、おまけにSFファンの楽屋おちみたいな話が多い。結末もちょっと尻すぼみ。 星雲賞、『アイの物語』で何故受賞できなかったのか、どうしてこの作品が星雲賞なのか、ちょっと疑問でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
●SF作家の山本弘氏本人が主人公。K川書店とか作家の小松氏、筒井氏あるいは「神は沈黙せず」を 想起させるような作品など、ファン既知の情報を背景に設定している。 著者の作品は難しい用語も衒学的な匂いもせず、変に文芸作品ぶった描写もない。非常に読みやす く好感が持てる。ネタも初めて知ったガジェットというより、若干アレンジし新しい視点で構築して いる。 本書は一応タイムトラベルものの一種だが、コメディタッチを織り交ぜながらパラレルワールドの ややこしさを描いている。そのややこしさが、そのままタイトルとして用いている点がユーモラスで ある。 著者は33ページにヘンリー・カットナーの言葉を引用しています。「・・・精神錯乱的~~こそ作 家を先に進ませるモチベーションなのだ」と。最近、新しい作品が見えなく淋しい想いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイムマシン物ですが、奇想天外と言うより現実の世界で起こる様々な事件・事故をテーマとして盛り込み、運命の儚さをひしひしと訴えかけてきます。また、機械と人の関わりを現実的に捉えることで、よくあるただのSFに終わらせていないところが面白い。但し、各ページで展開される説明口調が少し目障りか。そもそもSFなんだから、もう少しサクサク読めるほうが読後感も良いように思った次第。この本を楽しく読むコツは、そうした細々とした解説部分は読み飛ばして、ストーリーに集中することかも。。。そうするとより楽しめます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の山本弘は知っている。あの「トンデモ本」を書いた人だ。しかし小説を読むのは初めて。・・この「小説を読むのは初めて」というのが、今現在のSF界の現状を物語っているのかも。しかし本書を読んでみると、それだけでも無いようだ。 ストーリーは、ある日突然タイムマシンに乗って、現代の時代に未来世界からアンドロイドがやってくる・・、というわけなんだが。この事件が冒頭に起きて、その後の展開はというと、延々と主人公(著者)の身辺雑記が続くのだ。アンタ、未来世界からアンドロイドがやって来てるんでっせ。可もなく不可もない身辺雑記はないでしょう。 まあ、その身辺雑記にも読ませる部分はある。一章を割いてあの「と学会」の会合の様子が描かれてるが、ここはかなり興味深く読ませてもらえる。 この小説とほとんど同じ設定のハリウッド大ヒット映画がある。そう、あの「ターミネーター」だ。 思い出してもらいたい。未来世界からタイムマシンに乗ってターミネーターがやってきた時の、人類の陥ったパニック、そして次々と繰り出されるアクション、サスペンス。 この小説には決定的にそれが欠けている。もっとスリルが欲しい。ショックが欲しい。サスペンスが欲しい。悲劇が、喜劇が欲しい。 未来世界のアンドロイドを迎えて身辺雑記はないだろう!? この小説に動きが出てくるのは、最後の50ページくらいから。「この手できたか」と思わせる展開になる。SFはアイデアが全てという面もあるから、このアイデアに対して★2つ。さらに「と学会」の記述に対して★1つとした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!