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死が招く
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死が招くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ツイスト博士シリーズの第二作です。結論から書くと、一作目「第四の扉」より は少し落ちるという感想でした。古き良き時代のイギリスを舞台に、名探偵と引 き立て役の警部が謎めいた事件を解き明かしていくという大筋は変わりません。 本書の評価が落ちた理由は、少し犯人がわかりやすかったかな、と感じたからで す。解答パートも驚きというよりはやっぱりな感が強かったので、前作のように そこからもうひとひねりがあれば…と欲張りたい気持ちが残ってしまいました。 とはいえ、探偵&警部と犯人との駆け引きは読みごたえがありましたし、文章や 会話は古風(勿論意図的にそう表現しているのでしょうが)でも、テンポ感は早 いのでダレることなく楽しく最後まで読めます。アルテのファンにはお薦めです。 | ||||
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密室トリックはやけに器械的なもので新奇さはない。 しかしグロテスクな死体発見現場の演出、不可解な 死亡推定時刻の謎など、幕開けとしてはじゅうぶんに 興味をそそられるものとなっている。 真犯人・動機を導く伏線を過剰に張り巡らせながらも 巧みな誤誘導により二転三転させる終盤の展開は 並の技量では為し得ないだろう。 これだけ平明な文体なのに論理構造は決して安直では なく、しかも一点の曇りも破綻も見受けられない。 | ||||
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有栖川氏のオビに惑わされたわけではないが、 ポール・アルテと氏の推薦ときたら読まずにはいられない。 二度読むと更にわかりやすいのだが、 細部にわたって散りばめられているヒントが、 『ああ、そういうことだったのか!!』 と納得できるのである。 カーの再来、クローンと呼ばれて久しいが、 なかなかどうしてカーをも越えてしまっているといっても過言ではない。 いや、これはカーの訳文の下手さや難解さもあるのだが、 論理的、理知的、システマティックに展開するプロットに、 パズルを解いているかのような錯覚に陥るのである。 一読の価値はある。 | ||||
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最近のお気に入りの作家。 が、この作品、単独で読めば面白いし、謎も湯気の出る料理に体を倒して死んでいる、死後24時間たった死体、という風に興味深いものなのに、なぜか物足りなかった。「第四の扉」、「赤い霧」の読後感が良すぎたせいだろう。 密室をメインに読者を楽しませようという心意気に星はそれでも4つ。 | ||||
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読了後の第一印象は『見事!』の一言。読み返してまた『見事!』の一言。あら捜しに走った三度目は多少の無理があるものの、やはり『見事!』の一言。 ストーリー展開や情景描写、心理描写をここで語るのは不毛と言うもの。浮かび上がる犯人像や、解決に至るまでの見事な構成を是非ご堪能あれ。 カーのように文章が凝ってなく、読み易いので、ページを捲る手も速くなりがちだけれども、じっくりと一字一句吟味して欲しい。いろいろなヒントが隠されていて、不可能犯罪を非常にフェアーなかたちで露出させている。 TDLのように何度触れても魅力のある作品。ポール・アルテは侮れない。 | ||||
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