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熊と踊れ
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熊と踊れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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下巻。読み終えてみると、実は2つの家族の物語を背景とした深い深いミステリーであった。 銀行強盗を繰り返すレオ、フェリックス、ヴィンセントの3兄弟と幼なじみのヤスペルだったが、その関係に亀裂が入り、レオの元を離れるフェリックス、ヴィンセント。長男のレオだけが、銀行強盗に固執するが…レオに迫るストックホルム市警警部のヨン・ブロンクス…やがて、父親の暴力という忌まわしい過去と自らの運命の呪縛から解放され、レオの長い旅が終わる。 訳者あとがきによれば、1991年秋から1993年末にかけてスウェーデンで実際に起きた事件をモデルにした作品とのこと。そして、作者のアンデシュ・ルースルンドは1991年の大晦日の前日に起きたストックホルム中央駅の爆弾事件の現場で当時公営テレビ記者として事件を報道していたようだ。一方の共著者であるステファン・トゥンベリも事件現場近くにおり、実はトゥンベリの兄弟がこの事件の犯人だったという衝撃の事実が記載されている。つまり、トゥンベリの兄弟が起こした一連の事件をルースルンドが小説に仕立てたというのがこの作品の背景であるようだ。 また、帯によるとハリウッドで映画化進行中とのこと。 | ||||
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次々と傑作・問題作を上梓し続けているアンデシュ・ルースルンドの長編ミステリー上巻。ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品。 主人公の3兄弟の過去を描いたプロローグに続き、第一部の前に記載された『これは事実に基づいた物語である。』という一文に驚く。圧倒的な描写に560ページがあっという間だった。過去の暴力の呪縛を背景とした3兄弟の止まるところを知らない暴走の行き着く先は…下巻を早く読まねば! 父親による暴力の嵐の中で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの3兄弟は軍の倉庫から大量の銃器を奪い、現金輸送車襲撃を皮切りに、次々と銀行強盗を働く。謎の強盗犯を追うストックホルム市警警部のヨン・ブロンクスは少しずつ犯人像に迫っていく。 | ||||
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