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熊と踊れ
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熊と踊れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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ほとんどノンフィクションといってよい犯罪小説。捜査側の謎解きではなく、犯人の側から見た小説になっている。それにしても主人公がバルカン半島(クロアチア)のハイブリッドであるという現代ヨーロッパ(世界)の現実を背景にしている点が考えさせられます。 | ||||
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ラストがどうなるのか気になり最後まで読みましたが、登場人物に感情移入することが出来ず、理解できず、辛かったし、ストーリーが長くて読み切るのに疲れました。内容は暗く、読後は気分がぐったりしました。 | ||||
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とにかくつまらなくて読むのが苦痛だった。 | ||||
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ともすれば、重たくて身動きしずらい、内容なのに、一気に、上下巻を読みきってしまいました。 スゥエーデンのミステリーの大きな特長は、登場人物の多彩さに、あるような気がします。マルティンベックシリーズなどから、脇役の多彩さが、ストーリーに、厚さを、もたらしているように思います。この作者も、脇を固める登場人物たちの動きが物語を大きく膨らめているように思います。時間を割いて読む値打ちが、大いにあると思います。 | ||||
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感動も何もしなかった、大げさな帯はほんとやめてほしい 親に原因がある胸くそ悪い犯罪者の話 もう早く終わってくれと思いながら読み進めた。 | ||||
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読まなければ・・というめったにない気持ちになりました。出初めから何か隠された嫌な気配を感じましたが、北欧サスペンス特有の、重く湿った空気に覆われてしまいました。解説者の言う「私達は暴力と共に生きている・・」と言うことばも強い印象を覚えますが、これが実話であり、著者の一人は犯罪者の家族であるという事実も強く残りました。父親の歪んだ暴力が家族の愛を変質させ、兄弟たちの心の中に隠され閉ざされてゆく。その中で芽吹いてゆく兄弟愛には凶暴な衝動が眠っているが、同時に苦しめられた「父」に対しての心も屈折していたのだ。多くの悲惨な幼児虐待事件が我が国でも発生しているが、根本である「人間の暴力」の根絶がより遠くなる世界が拡大して行く様で、気が益々重くなる一冊でした。 | ||||
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上下巻のうえ、それぞれが分厚い。手を出すのにためらったが、勘が働いた。1990年代のスウェーデンを舞台にした、「軍人ギャング」と呼ばれる武装強盗たちの、犯罪の履歴、人間関係を描いた物語。実話を元にしているだけあり、リアリティが別格。常に緊迫感が張りつめ、展開が先へ先へと加速して、物語に没入させられる。気がつけば、駅の乗り換え時には二宮金次郎状態、信号待ちをする間も30秒でも読み進めたいという中毒状態に陥った。 | ||||
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上巻から間髪入れずに読み進めた。そこまでむさぼるように読まずにいられなかった本は、希有だ。詳細なディテール描写や状況描写は、ときにこちらが読み進めたいスピードにブレーキをかけるが、そんなことはたいしたストレスにはならない。物語は終結へ向けて読み手をグイグイと引っ張っていく。上下巻合わせて1100ページに及ぶ大作にもかかわらず、読後の疲労がまったくない。名著の証だ。場面場面、いつも脳内で映像化しながら読んでいた。映画会社、映画監督が水面下で動いていてくれていることを願ってやまない(「ミレニアム」の映画化のようになってもらっては、ちょっと困るのだけど…)。 | ||||
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読み始めたら止まらない。かなり良いと感じた。 | ||||
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確かにかなり暴力的ではありますが、久々に一気に引き込まれてしまった作品。続編も買ってしまったほど。 | ||||
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名作なのか駄作なのかよくわかりません。でも、読書スピードの遅い私が二日で読んでしまいました。あとがきには本書は「大きな感動を与える」と書いてありましたが、私の場合は、感動とはちょっと違うなぁ。なんといって表現すればいいのかいい言葉が浮かんできませんが、もやもやした重苦しいものが心のひだに引っかかって、おそらくこの先ずっと、この本のことが忘れないだろうなぁ、といった感じです。 長男のレオに喧嘩の仕方を教える父は、「卑怯」を嫌う侍のようだと思いました。そんな父親なら殴ってでも息子の銀行強盗をやめさせると思ったんですが結局ヒーロー的存在にはなれなかった。 この本を読むまでは、暴力的な父親に育てられた息子たちが非行に走って銀行強盗になり、そのあとは警察との追いつ追われつハラハラドキドキの話だろうと思っていたら、そんなワクワクするようなエンターティメント性のあるストーリーではありませんでした。でも、読みだしたらやめられない。読後感はが悪いともう同じ作家の本は読みたくないと思うのですがこの作家の場合は、ほかの作品も読んでみたいと思いました。 私たちの生活の中で、例えば学校や家庭などで「暴力」や「絆」というテーマで話し合うことがあります。 その議論のきっかけになった出来事、議論のスタート地点よりももっともっと深い底まで行って、もう一度「暴力」「絆」について考えよ、というメッセージを本書から受け取りました。 | ||||
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まるで映画を観ているかのようだった。 「映画のよう」というのは、自分の中ではフィクション感が強いときに使う表現だが、 まさかこれが実話をベースにしているとは。 | ||||
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買ったものの何となく気が重く、ベッドサイドに放置しておいた本でした。 いざ読み始めると、止められなくなりましたが、それでも重苦しい気分は変わらず。 それは、繰り返しDVの場面が語られるからです。女性を容赦なく殴り蹴りするマッチョマンの描写は非常に不愉快で、せっかくの休日をこんな読書でつぶしたくないと思うのにやめられない。やめられないのは、強盗の計画と実行過程が微に入り細を穿って描写されているからです。 この小説を天気に例えるなら「ずっと曇り」です。こんなのばかり連続して読むと鬱になりそうなので、能天気なハリウッド的エンターテインメントに飽きが来た頃に読むのが良いと思います。訳者あとがきと深緑野分解説は簡にして要を得た良作でした。 | ||||
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描写がとても細かくてついていけなかった。暴力のにおいが行間からわきたってくる。 いやだと思いながら読み切れたからきっと面白いんだろうけど、楽しんだとは言えないくらい暴力的。 振り返ってみるとそこまで実際の暴力はでてこないえんだけどね。 | ||||
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実話をもとにした犯罪小説。 犯罪の動機としては共感できない。 中途半端な正義感、父親に対する反抗を社会に向けるのはなはだ迷惑。 英雄ぶってる主犯の長男は父親に対するトラウマを結局のり越えられているのか? 結局はあの父にしてこの子ありみたいなところもある。 過去の不幸な生い立ちを犯罪の根源にするのはありがちな感じもする。 ただ実話をもとにと言われれば説得力がすこしでてくるかなあ。 | ||||
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初めての作家、初めての訳者だった。 連続ジョー・ネスポの合間に投入。 冒頭、翻訳の句読点の打ち方が気になって集中できなかった。(点が多い) 物語が進むにつれ、気にならなくなった。 中心の3兄弟も長男の妻も友人もその父も、個性が強く自分を譲らない。 それ故のスリル。 前半はヒヤヒヤさせながらもうまく事が運ぶ。 ああ、後半はやく読みたい。 | ||||
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上下巻の切り方がうまいな~。 いいところで分けてある。 自分を譲らない登場人物たちと、過去と現在が交錯しながら、ますます混迷を極め、7つ巴になって進んでいく。 どの回で失敗するのか、誰がミスるのか、誰が生き残るのか、まさか全員死ぬのか? 次々と予想が覆されながら進んでいく。まさに読書の醍醐味。 どうしても結末が知りたくて、下巻は1日で読んでしまった。 ちょっとセンチメンタルな描写が多いのと、結末のカタルシスは裏切られたが、、 え? 事件は事実なの? 作者の1人が家族の1人? そういえば上巻扉に、事実に基づくストーリーと書いてあった。 結末は若干、不満だが、事実なら仕方がない。 面白かった~。 この作家の作品、次も読みたい。 | ||||
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この作品は徹底した凶悪犯罪を遂行する姿が描かれていると共に家族や兄弟の絆も描かれている。 ただし、いつまでもぐずぐず言っている弟にはイラっとする場面もある。 上巻のラストが下巻のスケールアップを期待させるような終わり方であった。 下巻では勝つのは警察か、犯人グループか、結末が楽しみだ。 内容が多い割りにセリフだけ読んでいれば話に内容がわかった。 翻訳の表現の仕方なのか。 また、文庫の割には値段が高くて残念だ。 | ||||
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状況の羅列だけで、すぐ飽きてしまった。 文章に面白みがないせいか。 下巻の後半はクダを巻いているようで、読み終えるのに一苦労した。 とにかく長すぎる。 | ||||
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本屋で見掛けた北欧ミステリー。ちょっと気になって購入したが大当たりだった。上巻だけで文庫本500ページ超えの大作を約2日で読んだくらい、面白かった。 推理小説と言うより犯罪小説で、謎解きでなく警察を欺こうとする犯人の少年達の犯行のスリルを楽しむもの。感心したのは人物造形がしっかりしているところで、リーダーである三兄弟長男が、暴力的な父親を乗り越えようとする成長ものがたりとして大いに感情移入することが出来た。超人的なまでにクールで前代未聞の犯行を用意周到にこなそうとする彼と兄弟達との絆、そして家族でないが故に愚かしい行動に走ってしまう犯行仲間の描写も実にリアル。又、同様に微妙な距離感が消えない年上の彼女との仲も読ませる。 一方対する警察側の捜査リーダーも影のある家族関係・恋人関係が巧みに描写されていて、この犯罪小説に深みを与えていると感じた。 単なるミステリを超えたリアルな人物描写で読ませてくれる本作。下巻も大いに楽しみだ。 [・・・] | ||||
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