■スポンサードリンク
鹿の王
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
鹿の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全347件 181~200 10/18ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「守人」シリーズは良かったです。 本作は残念ながら内容は悪くないのに、固有名詞の読み方のせいで読みにくいです。 漢字の名前にルビを打って独自の読み方をする作品は他にも数多くありますが、ルビを打ったり打たなかったり… 読み方が気になって内容に集中できません。 独自の読み方をさせるなら全てにルビをするべきでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は上橋先生の作品を手に取るのは獣の奏者以来久しいことでしたが、その頃の記憶が蘇るほどに、その独特な彼女の世界に没頭させていただきました。 安定した面白さで、大型連休などまとまった休みが取れてじっくり異世界に浸りたいという方におすすめの1冊です。 今現在、私は大学にて医療を学んでいる身ですが、この本から医療においての新たな気づきを与えてもらったような気がします。視点の変換ともいうのでしょうか。日々、症例を一つ一つ分類して原因を具体化する作業に追われ、どこか視野の狭くなっていた私にもう一度、原点に立ち戻ることを促されるような、そんなメッセージ性に富んだ作品だったと思います。私があまり目を向けることができなかった抽象化した医療の形を見事に異世界を通じて上橋先生は平易で明快な文章で巧みに表現されていたので、生命、倫理のような漠然と捉えがたい世界がスッと頭の中に入ってきました。 そのため上下巻ともにボリューミーな内容でしたが、ページをめくる手は止まりません。そして読み終わった後には大河ドラマを一つ見終えたような深い充実感と満足感を同時に得ることができたと思います。 確かに登場人物が比較的多く、地位、民族も様々で二人の主人公をとる構造上、煩雑ではあります。私も上の巻を読み終えた後に少しの休憩として別の小説に手を出したのですが、すっかり主人公の出身地や王族の子息の名前などが抜け落ちてしまいました(笑) しかし、一人だけにじっくり焦点が当てられないからこそ、一人一人の様々な立場、考え方を抱いて想いを馳せることがとても楽しくできます。それはこの物語の魅力の一つであったと私は思いました。 記憶に残る作品をまた与えていただいたことに上橋先生には感謝しかありませんm(__)m | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻を通して読んでみて、 あまりにも壮大で…ファンタジー小説ってのが ただのきっかけであって 人間ドラマそのものだった感がある。 親と子 師と弟子 病と医学 生と死 国と民 獣と人 信頼・友情・恋 妬み・恨み・思惑・争い これだけの事をよく1つの物語にまとめたな って思いますよ。 キャラクターも一人一人が個性があり 物語に重厚感が増しているし 謎解き要素もあるので ★5つでもいいんですが、 この物語の先が気になるから… ここで終わらしたくなかった! それ言ったらキリがなくなるんですけど… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マクロとミクロの世界が見事に描かれている。引き込まれっぱなしの上下巻でした。話が終わってしまうのがもったいない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今の時代の医学の知識をこどもたちに わかりやすく伝えることができるすばらしい本だと思いました。アフリカなどのお母さん方にもお子さんと一緒に読んでもらいたいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻で、少しとっつきにくいと感じていた世界観でしたが、上巻を読めた方なら後は余裕でしょう。後半は一気に読めてしまいました。 一番印象に残っているのは、身を捧げてまで族を庇おうとする奴は、そういう才能をもってしまったということ。これは悪い意味というか、決して賞賛で語られていないことところが考えさせられました。 あとは生と死です。 人間は誰しも病を身体に飼っている。それに負ければ風邪をひいたり、死んでしまうこともある。 確かな事実ではありますが受け入れ難いものでもあります。 自分が子孫を残せなかったことが生物としてそんなに恥じるべきというか、ダメなことでもない。死ぬことがその種の存続において必要なこともある。 医療に何の関心も持たずにこれまで生きてきましたが、考え方として本当に面白いものがありました。 素晴らしい本だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終えて心地よいため息 名前が難しいが、それも魅力的 上橋菜穂子さんの書いたもの大好きです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下あわせての感想です。子供向けかと思いきや、ファンタジーの傑作です。日本にも世界に通じる本があった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鹿の王は、期待通りの作品だった。読みたかったので、文庫になる前に読めて良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鹿の王は期待通りの内容だった。読みたかったので、文庫になるまで待たずに読めて良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説というのは1ページ目からその物語の世界観を掴めるわけではなく、途中でわかってくるものです。世界観がつかめてからは高速なのですが、それが今回はなかなか掴めなかった。もともとファンタジーなものは読まないのもあるかもしれない。 自分は漫画も好きなので、漫画的な感覚で読んだらよかった。 物語にのめり込むまで少し辛抱が必要かと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読書嫌いの息子に購入。 引き込まれたらしく、下巻購入けってい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あっという間に上巻を読んでしまい、今は下巻です。大変面白いです。 守り人シリーズも読み上橋先生のファンになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名と上下2巻のボリュームに購入を躊躇っていましたが終に買ってしまいました。 未知の世界観を出すためか異国風の名前が当初は読み辛い。 しかし物語の不思議な展開に次第に引き込まれて、不安と期待で読み進みます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
と、上橋さんの本を読む度に思います。 休みを使って少しずつ読んでいこうと思っていたのですが、続きが気になって1日で一気読みしてしまいました。 確かに、最初は登場人物や部族、地理的関係の設定に圧倒されかけましたが、現在の世界、特に中東の混沌とした状況が連想され、却ってリアリティを感じました(舞台としては、中世の中国とその周辺が近いのかもしれませんが)。 登場人物のそれぞれが、自分なりの「正しさ」のために行動していて、それがどこに辿り着くのか、最後まで目を離せませんでした。 これからも、何度も何度も読み返していくんだろうな、、、と思える本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中央アジア的風俗+医術の話で、エリンに通じるところがありますね 多少かったるい部分もありますが後半に向けての伏線なので頑張って読みましょう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本が何故本屋大賞?というのが実感。 上巻のみ読みきるのにくろうした 上巻を読んでみて思ったこと。この本が何故本屋大賞? 下巻を読みたい気持ちは全く起こらなかった。 このようなファンタジー小説はマニアの人にしか理解できないだろう。 今後は本屋大賞の名前に惹かれて読むのはやめようと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
またしても、上橋菜穂子得意の、別世界を舞台にしたハイファンタジーです。 今回の舞台は、大きく四つの民族の重なって存在する、辺境地帯です。 これだけですでに、陰謀術策のにおいが漂ってきますね。 強い勢力を持ち、勢力拡大に邁進する大帝国、東乎瑠(ツオル)。 東乎瑠に恭順の意を示すことで戦を避け、実効支配権を譲渡されているアカファ王国。 かつて繁栄を誇った母国を疫病で失い、なお圧倒的な学術の力で王国内に勢力を保ち神聖視されている「オタワルの貴人」一族。 そして、辺境にあって火馬、飛鹿などの動物と共生し、厳しい自然のなかを流浪する辺境の民たち。 主人公は二人の男。 一人は辺境民の戦士団「独角」の頭で、ただ一人の生き残り、そして物語の鍵を握る「人を超えた力」を持つことになる、欠け角のヴァン。 もう一人は、オタワルの貴人であり、近代医学の探求に情熱を傾ける若き医師、ホッサル。 物語は、旧アカファ領の岩塩鉱を、正体不明の伝染病が襲うところから始まります。 ここで奴隷として強制労働をさせられていたヴァンは、謎の猟犬の群れに襲われます。 噛まれたものは皆病に斃れる中、ヴァンは死者の中から見つけ出した幼子とともに、ただ二人、生き残り、辺境民の中に身を隠します。 一方ホッサルは、最新の医学を駆使して病に罹患した人々を治療し、感染を食い止めようと奮闘します。 そして、病の謎を解く手がかりが、罹患地帯で生き延びた男、ヴァンにあると推論し、彼との接触を試みるのですが… 読み進むうちに読者は、物語の多層性に圧倒されるのではないでしょうか。 国家間、民族間の対立、迫害された移民、そして感染が進む謎の伝染病… 複雑きわまる政治的陰謀に難民問題、生物兵器による無差別テロ、そして宗教的医学と近代医学の対立… この世界には、私たちと隣り合わせの『問題含みの世界』そのものが凝縮して描かれている観があります。 これを作者は、「産業革命以前の世界」というハイファンタジーの「約束事」を破ることなく書き上げている。 なんという力技でしょう。 産業革命のない世界で展開される、医療サスペンスなんですよ! 書評を読むと、ただのファンタジーではないとか、児童文学ではないと評する人も少なくありません(やっぱり)。 ですが、本作は児童文学です(断言)。 なぜならこれは、人生の意義も生きる希望も見失い『屍』と化したひとりの男が、生まれ変わって新たな人生のかすかな筋道を見出すまでの物語であり、 彼に関わる主要な登場人物すべてが、同じように希望の兆しを見出していく物語でもあるからです。 児童文学とは『幸福な結末』に向う物語。 作者自身が児童文学であることを否定した『獣の奏者』は…たしかにそこが違っていました。 脇を固める人々も、主役二人に劣らず魅力的です。 ヴァンの命の灯火となった幼女ユナは、物語の終わりには一人前の役割を果たす「超常の娘」に成長していますし、身分の違いを超えてホッサルのパートナーを務める女性医学士のミラルも、健気な生き方に惹かれます。 しかし、読者の誰もが参ってしまうと思われるのが… ホームズ顔負けの観察眼と推理力を発揮して、狙った獲物をどこまでも追い詰める、影の組織「モルファ」の腕利き女性エージェント、「後追い」のサエでしょう。 「守り人シリーズ」の用心棒バルサを思い出さずにはいられませんね。 次は、彼女を主人公とした物語を読みたいものです。 本作の続きではなく、彼女の人生を少女時代までさかのぼって知りたいものです。 上橋さーん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一つ一つの言葉がとても美しくで、舞台となっている世界に自然に入っていけるような本でした。私はこういう本は作者の空想について行けず断念することも多くありますが最後まで楽しく読めました。空想の国、人物がたくさん出てくるので、「あれ??この人誰だっけ??」と思うこともありましたが、電車を乗り過ごしてしまう位いい本でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
守り人シリーズで大ファンになり、その後は旅人シリーズ、獣の奏者シリーズと楽しんで読んできました。 本書は、物語世界の中で起きる事象を、読者が住むこの現実世界における「理屈」(つまり科学)で解説してしまいます。もちろん、作中で使用される用語は著者独特の味わい深い物語世界における「専門用語」なのですが、理論の枠組みは実際の免疫学そのものです。この読者世界の理屈が邪魔をして、私は本作ではあまり物語世界に入って行くことができませんでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!