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鹿の王
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【この小説が収録されている参考書籍】
鹿の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全347件 101~120 6/18ページ
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物語を追って、登場人物をIdentifyしているうちに、とりあえず、第一巻は終了、っていうところ。 月並みなエンディングにならなければいいけれど。 | ||||
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1~4巻まで読んだ感想です。 異世界や転生などのファンタジー作品とはまた違ったファンタジー作品です。 何ファンタジーかと問われてもカテゴライズすることが難しい。。。 この物語の核となるのは”謎の感染症”であり、その”謎の感染症”を巡って2人の主人公の視点で物語が進んでいきます。 したがって医療の話が多く出てきますが、だからと言って医療ファンタジーと一括りにはできない様に感じました。 この物語では「アカファ」や「オタワル」「東乎瑠」といった複数の架空の国が登場します。 その国々の政治情勢、宗教・思想、住んでいる部族の風習などが複雑に絡み合うことで物語の世界観をとてつもなくリアリティあるものにしています。 ただ単に”謎の感染症”の謎を解き明かす物語ではなく、生死を見つめる者、国の為に策略を練る者、変わらぬ暮らしを求める者など、登場人物それぞれにしっかりとした個人の物語があり、そこに哲学があることで、この物語をとても身近なものに感じることができるのだと思います。 ぜひこの壮大な世界観を体感してみてください。 | ||||
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1~4巻まで読んだ感想です。 異世界や転生などのファンタジー作品とはまた違ったファンタジー作品です。 何ファンタジーかと問われてもカテゴライズすることが難しい。。。 この物語の核となるのは”謎の感染症”であり、その”謎の感染症”を巡って2人の主人公の視点で物語が進んでいきます。 したがって医療の話が多く出てきますが、だからと言って医療ファンタジーと一括りにはできない様に感じました。 この物語では「アカファ」や「オタワル」「東乎瑠」といった複数の架空の国が登場します。 その国々の政治情勢、宗教・思想、住んでいる部族の風習などが複雑に絡み合うことで物語の世界観をとてつもなくリアリティあるものにしています。 ただ単に”謎の感染症”の謎を解き明かす物語ではなく、生死を見つめる者、国の為に策略を練る者、変わらぬ暮らしを求める者など、登場人物それぞれにしっかりとした個人の物語があり、そこに哲学があることで、この物語をとても身近なものに感じることができるのだと思います。 ぜひこの壮大な世界観を体感してみてください。 | ||||
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未だ販売されていなくて、慌てて注文して直ぐに読めました。良かった。 | ||||
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読みたいときに読むことが出来て、満足しました。面白いものは一気に読みたいですよね | ||||
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面白いかつまらないかというと絶対的に面白い。もちろん文章は読みやすい。なのに、どういうわけか全然読み進められないのです。周りの読書好きな人達も同意見が多いです。何ででしょうね。獣の奏者や守人シリーズは、一気読みして繰り返し読んだのに。 | ||||
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図書館で借りて読みました。上下巻で1100ページ。 私の読むスピードではだいたい1ページで1分でした。 なので読み終えるまでに18時間。映画なら9本分です。 まぁまぁ面白かったですが、後から考えて映画9本見たほうが良かった気がします。 前から気になっていたので読めた達成感を上乗せしてやっと「読んで良かった」です。 ファンタジーに属するようですが、超常現象は控えめでした。 上巻は伏線パートであまり乗れませんでしたが、下巻は謎解きパートで早く読めました。 ですが、同じ作者の別の本を読む気にはなれません。 物語は面白かったのにそう思ってしまうのはやはり、必要のない文章の多さです。 この本の中には抜いてもさして問題のない文章がわんさかあります。 30%くらい抜いても物語の本筋と面白さの成分を99%残したまま、ちゃんと成立した本ができると思います。 | ||||
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重厚感溢れるファンタジー小説かつ医療小説。 雰囲気としては舞台は中央アジア、漢字の国に虐げられ、 西の山向こうには別の異教の強国が迫っている、というプロットです。 現在は医療は保護されているが、祭司からは疎まれていて、 政治状況によっては医療が再び迫害されるかも、 という状況での若い医師が主人公の一人になっています。 4巻の著者のあとがきからもその真面目さがひしひしと伝わってきますが、 重い歴史的背景をファンタジーとして描くことで知らない、読み慣れない 片仮名語が多発する読みにくい話になってしまいました。 読んでいけば慣れるので、読み飛ばすくらいの気持ちで まずは読んでみるのがいいでしょう。 気に入った人は数回読み直すようですし、二度目ならよくわかるはず。 二巻まで重くて読みにくいです。 三巻以降は一気に話が進むので、できれば辛抱して読んでみてください。 | ||||
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モデルとしては中央アジアが舞台っぽいファンタジー&医療小説第2巻。 まだまだ背景を丁寧に描いている所なので読みにくく感じもしますが、 3巻以降は一気に物語が動くのでどうか御辛抱を。 ウイルス,免疫,アナフィラキシーショックを 一切、現在の用語を用いずに、話の流れで説明していくのは見事です。 ネズミの記憶力についての実験は 実際に動物行動学で用いる”モリスの水迷路”が誤謬なく紹介されています。 | ||||
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モデルは中央アジアが舞台?のファンタジー&医療小説第3巻。 ついに黒幕が登場、最初の岩塩鉱の大殺戮がなんだったのか、 その後の黒狼熱事件はどのように行われたのか、 話が一気に進みます。 ここまでくればクライマックスまでもう一息ですね! | ||||
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モデルは中央アジア?のファンタジー&医療小説の最終巻。 話は一気に結末へと向かいます。 ところがクライマックス!と思ったシーンでまだ残すところ130ページ。 まだ裏の裏があったのかぁっ!! その本当の結末が…残念ながらしょぼかったです。 読者を惹きつけるためにもある程度のエンターテイメント性は欲しかったです。 いくら著者が真面目な人とはいえ、 重厚な人生を語りたいのだとはいえ…。 でも、納得できないほどのひどい結末ではないので御安心を。 引き込まれて読んでしまったので、シリーズ全体としては星4つで。 | ||||
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ヨーロッパ社会がキリスト教の呪縛から 解放されるきっかけを作ったのは、 黒死病だっと言われる。 ルネサンスが興り、近代が始まった。 伝染病によって、権力者が替わり、 新しい価値観が生まれた。 そして、伝染病は科学を進化させる。 いつもながらの独特の世界 ---それは、古代でも近未来でも、 東洋でも西洋でも無い、の中で、 RPGのような冒険物語が進んでいく。 権力と医療(或いは新薬開発)がテーマなのだろう、 と思う。 SARSや鳥インフルエンザが、 権力構造を変えたか、と言うと、 たぶんそうじゃないかもしれない。 だけど、エボラ出血熱のアフリカはどうだったのだろう。 いまでは、新薬開発は壮大なマネーゲーム。 ファンタジーな要素など少しも無さそうだけど、 間接的に権力構造や価値観に影響しているはずだ。 | ||||
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ヴァンは、ホッサルとの長い対話の中で、「生まれながらの貴人はいない」理由として、以下のことを話し始める。 「飛鹿の群れの中には、群れが危機に陥ったとき、己の命を張って群れを逃がす鹿が現れるのです。長でもなく、仔も持たぬ鹿であっても、危機に逸早く気づき我が身を賭して群れを助ける鹿が。たいていは、かつて頑健であった牡で、いまはもう盛りを過ぎ、しかし、なお敵と戦う力を充分に残しているようなものが、そういうことをします。私たちは、こういう鹿を尊び〈鹿の王〉と呼んでいます。群れを支配する者、という意味ではなく、本当の意味で群れの存続を支える尊むべき者として。貴方がたは、そういう者を〈王〉とは呼ばないかもしれませんが」(19p) ここに至って、初めて作品の表題の意味が姿を現す。表題が〈犬の王〉とならなかった理由が、ここでやっとわかり始める。もっとも、ラストにならないと真の意味はわからないのではあるが。私は一方の主人公ヴァンをめぐる物語の輪郭をここで掴んだ。 こういう〈王〉の在り方は、もしかしたら珍しくはないかもしれない。日本でも身分制が確立しなかった縄文時代や弥生時代後期ぐらいまでは、このような〈王の伝説〉はあったかもしれない。上橋菜穂子は長いことオーストラリアのアボリジニの調査研究をした。いままでは、不思議なほどにその調査研究の影響が作品上にみられなかったが、今回は濃ゆく出た気がする。アボリジニは、英国人の実質上侵略を受けた。長い迫害をどのように耐えて来たのか。現在は、どのように英国人と共存しているのか。それを観て来たのが上橋菜穂子である。ヴァンはラストはどうなったのか、誰もが想像できる。その寸止めの描き方が素晴らしい。 もう一人の主人公ホッサルからは、人の身体を国に譬えた話が飛び出した。医療をテーマにして、やはり大きな物語が動いていた。しかしそれは多くの人が解説しているので、ここでは述べない。ただ、文庫版あとがきでは、著者はこの2年間の御母堂の癌との戦いの日々を告白している。さぞかし、決断と忍耐と癒しと悲しみの日々だったろうと推測する。「守り人シリーズ」の文庫本化の時にはまるで最終章に合わすかのように大津波が起きた(最終巻が2011年夏の発行)。「獣の奏者」の時にはISの台頭、そして本作ではこのようなことが起きる。決して時代に合わせて書いているとも思えないが、やはり「何か」あるのかもしれない。 2017年9月読了 | ||||
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あぁ、夢中で読んでいたけど遂に終わってしまった。思っていたより尻切れトンボな終わりで、初めはもう2、3話読みたかったー!結末をハッキリ知りたかった!と思いましたが、しばらく話の全体を思い返していたら、含みをもたせたというより、これ以上書かないことが、あの場所での終わりの理由かなと思えてきました。 皆のその後は凄く気になります。誰かと家庭を持つのかな、とか、子を持つのかな、血の繋がりだけの家族ではなく、物語で言うところの「身内」で!緩やかな時を共に過ごして行くのかなとか… 上橋先生の世界観は本当に大好きです。ぜひまたシリーズものも書いて欲しいです。長い期間その世界に浸かっていたいです。 さて、また始めから読もうっと。 | ||||
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巻を追うごとに面白さが増すー!!あぁ、ついに、見守って来た皆が揃った…どうなるの…。 思想や宗教、人種などが違っても、一人一人の大切な命。軽んじていい命なんてないと思う。あぁ、皆が幸せに生きることの難しさよ… | ||||
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上橋さんが大好きで、毎回取り憑かれたように徹夜だろうと読んでしまうので、子育て中の今は細々と読もうと心に決め、文庫で1巻だけを購入。 一度に読めるページが少ないからか、世界観が頭に入って来ず、国の名前も人の名前も全然覚えられない…あれ?面白くない…かも…? ただただ黙々と読み続けて半分ほど読んで行ったら、やっと「あぁーこれこれ!この世界観!やはり上橋さん好きだなぁ!」と思えました(汗 1巻を読み終えた今、凄く先が気になって、心がザワザワ…ウキウキしています。正直、まだ国の名前がかなりふんわり…していますが、人の名前と特徴はクッキリしてきました。 どうなって行くのだろうか。2巻を早く買いに行かなきゃー! | ||||
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架空の世界の話であるがとてもリアリティがあって、政治的背景や民族的対立などがきちんと描かれている。最後も余韻を残す様な終わり方でとても良かった。 | ||||
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2巻を読み直しました。 それなりに納得‼︎ 上橋作品は ほぼ読んでいるので 内容が交錯してしまう・・。 | ||||
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この2巻が、というのではなく「鹿の王1〜4巻」を通してですが、よい話に出会った印象が強いです。内容にはあまり過激な表現は出てきません。激しい戦闘シーンやグロテスクな病のシーンもなくて、どちらかといえば淡々とした語り口で物語が進行するのですが、読者はぐんぐん世界に引き込まれます。描写も細かく、映画を見ているかのようです。なぜ病気になるのか、治す方法にはどんなものがあるのか、それでも治らない場合にはどう病と向き合えばいいのか。テロとは何なのか。民族の悲しみとは、怒りとは、理不尽とは何なのか。処罰とはどうあるべきなのか。いろいろなことを考えさせてくれます。たとえば現代社会には、病原菌を使ったテロの危険性が十分考えられます。映画化されたダン・ブラウンの「インフェルノ」も病原菌を使った世界規模のテロの話です。問題提起としては似たテーマを扱っているし、どちらもある種のサスペンスです。どちらも疾走感のあるテンポ良いストーリー展開ですし、知的好奇心もくすぐる。でも圧倒的に「鹿の王」には暖かさがあります。よい小説でした。 | ||||
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わかりやすく面白い。 ラノベも読むけど、小説とラノベの違いって何? 私の中で、最近境目がわかりづらくなってきた。 | ||||
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