神の蝶、舞う果て
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| いつもの上橋節。これが最初の作品だと思うと、やはり最初の作品の中にはすべてがあると思わされる。ちょっとオースン・スコット=カードの『死者の代弁者』を思い出した。 | ||||
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| 上橋菜穂子さんの『神の蝶、舞う果て』を拝読したが、個人的には、地理、風土、気候によってことなる生活習慣・風習や、地域国家間の力のバランスで生じる覇権言語の問題などの描写がやっぱり秀逸で好きだった。 あと、ちょっと赤坂憲雄さんの『性食考』を思わせる部分もあって興味深い。民俗、人類学マターで通底するものなんだろうな。 それと、なにより食事。やっぱ食の表現が楽しい。はやく次の作品も拝読したい。 | ||||
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| 異世界の空間を満喫するファンタジー 光の祈りと闇の祈り 糸を織りなす光と闇の出会い 光となる繭とは… 関わり合う多様な生命 命の輝き その生命の巡りを描く… | ||||
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| 生活を豊かにしてくれる〈神の蝶〉、そしてその〈神の蝶〉を食らう魔物〈蝶の影〉。 〈神の蝶〉を守るための降魔士であるジェードと、その相棒の少女ルクラン。 運命に翻弄される少年少女のきずなの物語というだけでとても楽しく読めましたが(上橋作品には珍しく、運命の恋的な要素も感じて少女漫画大好きな自分には刺さりまくりでした)、同時に、読みながら自分自身のあり方を問いかけ続ける物語でもあったなと思います。すごく、ほんとうにすごくよかった。 世界にはいろんなことがあふれていますが、数十年の時を生きるわたしたちが、一生をかけて知ることはけっこう少ないなと思います。いつだって「わたし」の側でしか物事を見ることしかできないし、「わたし」と異なるものや、時を経て積み上げた「常識」という枠を飛び出すものは、しばしば悪という一文字に凝縮されがちです。 けれど、ほんとうにそれでいいのだろうか? ほんとうに、わたしと異なるものや考えは、「悪」とされるものは悪なのだろうか? これは、そういう物語なのだと思います。自分自身について、わたしとは違うだれかについて、世の中で語られる正義や、正しいことや、悪いとされていることについて、わたしたちは、ほんとうはずっと考え続けて、自分自身に問いかけ続けて生きてゆく。 上橋作品に親しんだ人はもちろんですが、実はまだ読んだことがない……という人にこそ読んでほしい一冊かもしれないなと思いました。長い複数巻のシリーズには手を出しにくいかもしれないけれど、この一冊だけなら、と手を出したくなりませんか?登場人物たちの「運命」、見届けたくなりませんか?今なら新刊なので本屋で買えるんですよ……すごいね…… 個人的なおすすめは、だれかのための言葉にすごく強い想いを乗せられるインガというキャラです……ほんとうに……すごくいい……最後まで読み切ると「インガ、生まれてきてくれてありがとう……」という気持ちになるのでぜひ読んでほしい。あとあとがきやこの物語が今発売されることになったドラマもすごくいい。でも叶うなら、最後のあの場面からの続きが読みたいですよ~~~~!上橋先生、担当さん、どうにかなりませんか?泣 | ||||
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| この世界は、複雑に編み込まれた織物のようだ。人やそれ以外の様々な生き物達がお互いに利用したり助けたり、食べたり病気にしたり、一見すると滅茶苦茶に見えるのに、少し引いてみると実に見事に世界が成り立っている。 ミクロな視点、人サイズの視点、更に大きな大地を基準とした視点。基準とした視点によって、起こっている現象に対する意味が変わり、評価も当然違ってくる。同様に時間の基準でも言えることで、数分、数時間、数日、数年、数百年、数千~数万年。どこの基準(スケール)で語るかで、現象の意味が大きく変わる。 この物語は、様々な生き物が織りなす単純に善悪と割り切れない関係性を横糸とし、そしてミクロからマクロな視点と数日から数百年という幅の時間軸を縦糸にして紡がれた壮大なタペストリーである。 ただ守人シリーズのように武術や呪術戦がないので、エンタメ的には少々足りない気もする。そして、この深いメッセージが子供に果たして分かるのか? という疑念もある。 だが、それでもやはり子供に読んで欲しい。世界は全て繋がっている、世界はまるでフラクタルのような入れ子構造のような姿をしている、世界には人間だけでなくそれぞれの生き物にそれぞれの物語がある、という事を知って欲しいのだ。 物語の終盤で主人公達は蝶の視点で世界を観る。そこには人間とは違う、色も匂いも全く別の世界が現われる。同じ世界なのに、蝶は違う世界を生きているのだ。蝶には蝶の世界と基準がある。人の見ている世界はほんの一部でしかない。 人以外の生き物と向き合うとき、あるいは世界を眺めるとき、一体どういう立場をとるか、何を基準にするか、という根源的な問いが、この物語には存在する。そういった意味で非常に意義深いモノだと感じる。 読後に、なんとも言えない深い余韻に浸り、しばらく椅子から立てなかった。 | ||||
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