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ゴールデンスランバー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバーの評価: 3.82/5点 レビュー 452件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全452件 341~360 18/23ページ
No.112:
(4pt)

最後のすきっと感を味わいましょう

カットバックを多用し、様々な伏線が収束していく様は、パズルのピースがはまるすきっと感があり、構成力に優れた井坂幸太郎ならではの気持ちよさです。
青柳雅春が逃亡の最中出会い味方になってくれた人たちは、現実的に考えれば、妙に都合良くリアリティーに欠けますが、「ゴールデンスランバー」というファンタジーっぽいタイトルによく似合います。読み終える数分前のエピソードでさらにすきっと感が高まり、最後まで読んでよかったと思わせます。
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035
No.111:
(1pt)

何でみんな褒める?

大風呂敷を広げるだけ広げて、
謎が一つも解決しないまま終了・・・
確かに文章力などはあるかもしれないが
プロットだけだったらこんなストーリー誰でも書けるんじゃないですか?
学生のサークル感覚な登場人物にも何か共感できないし、台詞が微妙にクさいし・・・
何でこれがこんなに賞賛されるのかわからん!
浦沢直樹の20世紀少年といい、最後がうやむやなものが売れるのかなぁ・・・
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035
No.110:
(5pt)

恋愛小説だと思う

ミステリーや謎解きとしての面白さだけではない.監視社会に容易に変貌しかねない情報社会の不気味さ,知る権利や報道の自由という名のもとに行われる人権蹂躙,マスコミにより簡単に真実が取捨選択され捻じ曲げられうる社会で生活を営む危うさを思い知る.それにもまして印象に残るのは,遠く離れ,別々の生活を営む学生時代の恋人や友達との,時間を超えた深いつながりである.昔の恋人は友達ではない・・・あえて分類すれば自分には恋愛小説のように思えた.
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4104596035
No.109:
(1pt)

これで大賞?(笑)

これが08年の日本人作家の『大賞』ですか?日本人作家のレベルってこんなに低いんですかね。何か皆さん、マスコミや出版界の人気作家作りに乗せられ、勘違いしてませんか?
伏線は最初から露骨でこれ見よがし、登場人物は全くステレオタイプで少年漫画並み、警察官の表現に至っては、「無表情」の完全ワンパターンの繰り返し、お金がもったいないので最後まで読みましたが、これからの人にはお勧め出来ません。『チャイルド44』と比べて見ても良いかもしれません。
後、この作家、言葉の使い方が稚拙。この手のストーリーものは、スピード感ある文体が求められるのに、時代劇でしか使わないような言葉が突然出てきたりして、リズムが崩れます。例えば、危険なシーンで突然『三和土』って書かれていて、何を意味してるか分りますか?この言葉、調べるだけでも大変で、興ざめ。明らかに基礎力に欠けてます。
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4104596035
No.108:
(3pt)

この手法は好きではありません。

登場人物の過去の関わりと現在を交錯させていく手法は好きではありません。読みにくいし読み手の意識を途切れ途切れに分断されるのでイライラさせられます。
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4104596035
No.107:
(5pt)

「イメージ」で物事を判断するという考え方を見事に利用したストーリー

首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇が壮大に描かれていて読み応えがあった。情報操作によって真実が隠された状態でも、人は大した根拠もないまま「イメージ」で物事を判断する、という考え方を見事に利用したストーリーだと思う。
主人公青柳の人のよさも好感がもてたが、それに加えて周りの登場人物の魅力が際立っていた。大学時代の友人の森田、カズ、元恋人の樋口晴子、青柳の同僚の岩崎英二郎、花火工場社長の轟、そして痴漢を許せない青柳の父親。誰もが青柳が首相暗殺の犯人だと思っている中、マスコミが報道する内容を鵜呑みにしない青柳への信頼感に胸を打たれた。元恋人の樋口晴子が考えていた「花火を眺めるもの同士が同じことを考えることがあるように、この瞬間に青柳雅春が同じことを思い出すこともある。少なくとも彼が犯人でないと信じているのだから、何かできることがあるのならやるべきだ」というのが心に残っている。
また、青柳の父親のマスコミに対するインタビューは感動的だった。「俺は雅春を信じたいんじゃなくて、あいつが犯人じゃないことを知っているんだ。本当に雅治が犯人だと信じているなら、何か自分の人生によって大事なものを賭けろ。おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を勢いだけで潰す気だ。自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれないんだったら覚悟がいる。他人の人生を背負うなら覚悟を持てよ。雅春、こっちはどうにかするから、ちゃっちゃと逃げろ」というコメントは、息子を信頼する親の強い意思が感じられた。
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No.106:
(1pt)

つまらない

今年のミステリー大賞1位みたいな宣伝につられて読んでます。
半分過ぎまで読んでるんですけど 本当につまらない。
全然、緊張や興奮も伝わってこないし
読むのが苦痛です・・・・
もったいないので最後まで読むけど なんでこれが1位なのか理解出来ない。
告白の方が断然面白いです。
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No.105:
(1pt)

疑問をもってはいけない

教科書倉庫ビルが拠点となって国家元首が暗殺されたんだろ。それもパレードの最中に。なぜ、マスコミは『ケネディ暗殺事件の模倣か?』『次の1手も模倣されるのか?』『そもそもなんで模倣されたのか?』と騒がないのか?
なぜ、はめられた人たちは『巨悪は誰なのか?』『何のためにこんな大事件が起きたのか?』『何で巻き込まれたのか?』には関心をもたずに逃げることに専念できるのか?
なぜ、主人公は首相選の投票権を持っているのか(P90)?政治に興味がないのに党員なのか?それとも直接選挙っていう設定か?この設定がないと成立しないストーリーなのか?
そして一番大きな疑問が国家元首暗殺の軽さ。ケネディが暗殺された時、米国民は、怒り、困惑し、不安に震え、深い悲しみに沈んだのではなかったか?しかし、なぜ、芸能人の離婚を追い回すレベルのマスコミと大学サークルのノリの社会人は三面記事程度の緊張感しか持っていないのか?そもそもケネディ暗殺事件をモデルにする必要性はあったのか?
てな疑問を持っているようでは伊坂ファンにはなれないんだろうな。
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No.104:
(5pt)

映画化希望!!

この作家さんの本を初めて読んだけど、文句なくおもしろかった!!
うまいですね〜!!ぜひ映画化してください。
主役は・・・
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No.103:
(5pt)

伊坂敵娯楽小説の頂点

仙台で起きた首相暗殺事件、一人の青年・青柳という男が、その犯人の濡れ衣を着せられてしまう。
しかし、早くも序盤・第3章の「事件から20年後」で、"結末"が明かされ、
そこからまた事件当時に戻り、青柳の逃亡劇が開始する。
ピンチに陥った彼の"現在"、その合間に差し込まれる大学時代の眩しい思い出。
双方の対極とも言えるカットバックの絶妙なバランスに心を捕まれ、自分の青春時代を同時に思い起こしながら読んだ。
お得意の時系列の使い方も見事で、青柳の逃亡の"現在"と、彼の大学時代の恋人・樋口晴子の"現在"、
これらがピタっと重なりあったところから物語は一気に加速。
中だるみもなければ、飽きることもなかった。
結末は分かっているのに、どうしてこんなに夢中になれるのか。
この作品で言えることは、ただひとつ。伊坂さんは天才。
面白さの中にも、やはりお決まりだが、感動する場面、台詞、沢山用意されている。
それらはここで説明するよりも、ぜひ、読んで味わっていただきたい。
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No.102:
(2pt)

読後、失望の深みに沈んでいます

本屋大賞受賞に惹かれて読んだが、「何これ?」でした。「一瞬の風になれ」に涙した私は本屋大賞も権威が落ちた、と思ったよ。都合のいいプロットの連続でリアリティに欠けることはなはだしい。安直なハリウッド活劇映画そのままのドタバタストーリーにはあきれたな。昔のサークル仲間が警察に対峙して協力し合う必然は書かれていないし、人物の掘り下げが浅いから登場人物に共感できない。こんな安手の作品が権威ある本屋大賞を獲り、「このミステリーがすごい」でも1位とは驚いた。おまけにこの欄でも賞賛の声が多いとは。この作品というよりも読者の評価眼の低下がなげかわしい。
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No.101:
(4pt)

名わき役たちがすごい

暗殺事件の容疑をかけられた青柳を、友人達が救っていく。
サークルの仲間、家族、その辺の若者、入院中の男性。
わき役の彼らの個性が際立ち、物語の面白さを引き立てていた。
ドキドキしながら一気に読み終えたが、ラストは「ニヤッ」とさせられた。
ただ、おやっと思ったのは、警察が青柳を犯人に見立てた理由がどれも状況証拠だったこと。
物的証拠がひとつも出てきていない中で、メディアがあんなにも青柳を犯人視した報道をするとは思えない。人権侵害もいいところ。
その辺がリアリティーが感じなかった。
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No.100:
(5pt)

読み応え抜群。

伊坂さんの得意とする伏線、構成力、キャラクターの立て方を駆使した現時点での集大成です。
物語は、犯人の濡れ衣をきせられ、逃走する主人公の話を軸としています。
そこで、事件の当時と、20年後、事件から数ヵ月後、メディアを通して事件を客観視する人と事件渦中の主人公の話がリンクして、真相は藪の中……の様な話にしあがっています。
それを、伊坂さんがよく使う偉人の例えで、「ケネディ暗殺事件のオズワルド」の話を今回、用いているので、よりその効果が得られて、真のハッピーエンドではないが、衝撃のラストでも納得というところです。
この作品の凄いところは、文章の立て方だけではなく、メディアの力、モバイルやデータを通した個人情報の氾濫。現代社会の問題を微かに匂わせているところにもあります。
メディアの力によって本当か嘘かわからない情報が、犯人像を作りだしていく。セキュリティという名の個人の管理。力あるものに踊らされていく主人公たち。
現実世界でも通じるものがあることが、より一層興味を引きます。
このままだと、絶望だけの話を主人公の人柄を知る友人や先輩、家族、意外な人物達の絆と支えによって、心温まるものになっているのも魅力の一つです。
巨大な敵には、攻めずともそういう闘い方もある。
父親のインタビューの話には、涙がでそうになった。
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4104596035
No.99:
(3pt)

宗田 理を思い出した

伊坂 幸太郎の小説初めて読みました。
ストーリーはありがちだし、どういった部分が妙?なのかなぁと思ってしまった。
読んでいない人もいるでしょうから、詳細は言わないけども、ああいった状況になった場合、あんなに友人が手を貸してくるとは思えないし、偶然の凄腕援助者もいないでしょう。人の設定・状況が非現実的。また、手を貸した友人全員が容疑者に脅されたって言うなんて…、手を貸しといて容疑者が捕まった時、刑が重くなる様な事言うだろうか…。
このような小説は、宗田理のぼくらシリーズが思い出される。子供達対、大規模組織の大人達。やっぱり、なんとなく難問をクリアして、会う人々も簡単に協力したり、、、稚拙な内容だけど、全シリーズそろえたくて、読んだ記憶があります。
とにかく現実感に欠けていて、子供のミステリー本としてよいのかな・・・と思いました。
ファンの方ごめんなさい。
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4104596035
No.98:
(3pt)

小さな善意の積み重ねが物語を進めている

主人公が遭遇する、小さな善意がいい。他者からの善意の一つ一つは決して大きくはないが、それらが積み重なり、物語を進め、主人公の人物像があぶり出される。その辺りが秀逸。
設定や展開や主張はありきたりだけれど、読んでいるとじわじわ尻上がりに面白くなってくる。
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4104596035
No.97:
(4pt)

久々の小説読書でした

家事や育児に追われ、恥ずかしながら相当の年月、小説を読んでいませんでした。
なのでページを開いた瞬間、「わ、字ちっちゃ〜!」と思ってしまった。
まあ文学少女だったキャリアは無駄ではなかったようで、特別ページ数が多いとも
思わず読み進めて行きましたけれど、流石に昼食後に読み始め、途中晩御飯作って
食べてお風呂入って、読み終わったのが朝4時!
子供の学校が休みの日で助かりましたw
プロローグが退屈でなかなか物語の中に入り込めなかったのと、伏線が多いので
その確認にページを戻したり、時間軸があちこち飛ぶので、必要な伏線と分かっては
いても、リアルタイムの事の進行が気にかかって「そんな事より早くどうなっちゃう
のか読みたいんだよー」という気持ちの焦りの所為もあったからでしょう。
(その全てが必要なピースなので徐々に慣れてはきましたが。)
確かに主人公にとってかつての知人たちが都合良く好意的すぎる部分など、粗いと
感じる部分もありますが、現実でもこの「目に見えない大きな敵」に関してモヤモヤ
した気持ちを持っている「一般市民」は作中の人物程度に言い逃れできるならば案外
同じようなことをするかもしれないと思うと、現代ではかえってリアルなのかも
しれませんね。
結末も、主人公がどこにでもいる「普通の人」なのだからあれ(冤罪に関しての劇的な
展開の有無)が自然なのかもしれません。
ま、そのわりに逃げるために主人公が選択した人生とか、ヘッドホン男とか、キルオとか
ぶっ飛んだ設定や存在が出てくるのでバランスが取れていないですが、娯楽作なので。
(個人的にはキルオのキャラは好きです。やってきたことは絶対に許せないので
この物語の役まわり限定で。)
あと、七美はどうかなぁ〜。ビミョウでした。
子を持つ親としては迂闊な事を言ったりしてしまわないか、かなりハラハラしましたよ。
良いカンジにこまっしゃくれさせたつもりでしょうけど、一度ヤバい場面ありましたしね。
別行動するのも不安だけど、あの作業をしに行くのに晴子が一緒に連れて行っちゃうのは
「ここに行くのに連れて行っちゃう?これ、普通の母親ならありえない」と思いましたね。
子供を一人にさせる母親の心理的葛藤は一応描かれてはいましたし、晴子の思い付きが
急だったから仕方ないのかもしれないけど、やっぱり男性には母親の気持ちを理解するのは
難しいのかな。
好意的に考えて「急な単独行動は怪しまれる」と晴子は思ったのかもしれないけど
そういう心理描写はあそこでは無かったしなぁ。
ラストシーンも、誰であるかを分かっていなければ絶対に一人でなんかあんな事させに
行かせませんよ〜。
まあそれが相手がだれだか分かっての行動だという証明だと思っているのですが。
色々書きましたが久しぶりに一気読みを楽しませてもらいました。
ここだけではなく、映像化に言及する方が多いのでキャスティングを想像しながら
読む楽しみもありました。
年齢的にどうか分からないけど、演技力とか風貌からするとオダギリさんあたり
なのかなぁー?とか。
まだまだ読み落とした伏線があるかもしれないと、すぐに2度目を読みたくなる、
それも苦では無いと感じさせる本でした。
著者の他の作品にチャレンジするのもそう遠くないと思います。
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035
No.96:
(2pt)

拍子抜けでした

本屋大賞!で各レビューでも絶賛だったのでわくわくしながら読んだのですが、あまり楽しめませんでした。どこか中途半端な展開でもっと面白くできたような気もしますが残念です。
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035
No.95:
(3pt)

「なぜ?」というのが最大の感想?納得しないまま終わってしまうかも

直木賞を始めとする文学賞は、選考基準が曖昧で、選出された理由もわからないようなケースが少なくありません。その点、「本屋大賞」は書店員の方が選んでいるということもあり、過去の受賞作もレベルが高かったので、期待して読んだのですが、「あれれ?」「どうして?」というまま終わってしまいました。国家的な陰謀に巻き込まれた無実の男性が逃亡する、という話で、権力による情報統制や監視、盗聴など現代でも行われていそうなことが怖さを感じさせます。途中に差し挟まれる学生時代のエピソードなどもよく出来ていておもしろいのですが、いかんせん、「なぜ?」という読者の疑問を置き去りにしたまま物語は終わってしまいます。その点こそがこの作品の一番の特徴なのでしょうが、しっくりしない気持ちは残ります。あとは読者がそれぞれに考えるべき、というのが作者のメッセージでしょうか。
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035
No.94:
(5pt)

過去を称えるやさしさにあふれている傑作

伊坂幸太郎の小説のすごさは、構成力だと思う。点と点がいつしか線となり、大きなうねりを持って迫ってくる。そんな文章力が、一番の魅力だと思っていた。
でも、今回の作品は、そんなことがちっぽけになるくらいに愛に満ちあふれていた。
くだらない時間を一緒に過ごした学生時代の友人、そして一度別れてしまえば最も遠い存在になってしまう“元カノ”が登場するわけだが、時を経てもなお彼らの間に流れる“信頼感”は、目の前のとんでもない状況を凌駕するくらいに深い。自分の軸の所在をきちんとわかっているというか、自分の中の優先順位にきちんとケリをつけられているというか、そういう潔さに胸が熱くなる。変わっていっても、同じように大事なもの――その深さに胸を打たれた。
話の軸は首相暗殺事件なのに、変わっていくことや、過ぎてしまった時間を称えるような優しさにあふれている大傑作です。
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035
No.93:
(5pt)

にっこり

最後ににっこりしました。
やはり伊坂先生の本を読むと、最終的には
にっこりできる。
おそらく読む人によってはスッキリしない箇所が
あったり、途中でオチが読めたりするかもしれませんが、
私が思うに最終的にはあれでよかったなと思いました。
物語は、友情あり、サスペンスあり、感動あり、
アクション!? あり、と盛りだくさんですが、
やはり「信頼」が大きなテーマなのかな、と
勝手に思っています。
家族、友人、元恋人などなどですね。
それと、伊坂劇場ではお決まりですが、
ホント魅力的なキャラクターが今回もたくさん出てきます。
今回のキャラではお父さんが一番好きかな〜。
主人公に感情移入しながら、仲間・家族に助けられつつ
最後はニッコリ、そんな本です!
ゴールデンスランバーAmazon書評・レビュー:ゴールデンスランバーより
4104596035

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