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ゴールデンスランバー
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ゴールデンスランバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 1~20 1/4ページ
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ある日突然、首相暗殺の濡れ衣を着せられた青年が、国家を敵に回して繰り広げる逃亡劇。 直球のエンターテイメント小説。楽しんで読みました。 そして、ビートルズのアルバムAbby Roadの名曲 Golden Slumbersが題名となり、作品中に何度も歌詞が登場するのが印象的でした。 少年時代に、繰り返し繰り返し聴いたビートルズ。このGolden Slumbersは、あまり知られていないけれど、名曲です。 Once there was a way to get back homeward かつて 我が家へと続く道があった という歌いだしで始まるこの曲は、 ビートルズが解散直前、最後に残した数々の曲の断片をつなげた壮大なメドレーの中の一曲です。静かなピアノと共に始まり、やがてドラマチックな盛り上がりを見せます。ばらばらになりそうだったメンバーたちをつなぎとめて纏め上げた最後のビートルズのメドレー。その中のゴールデンスランバーという曲を題名にした伊坂幸太郎は、どんな思いでいたのだろう、とあれこれ想像をめぐらしてみました。 | ||||
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伊坂さんのいつもの書き方ですが、他作品と比べて少し物足りなさがあります。 何人かの登場人物についてそれぞれバラバラに物語があり、それを終盤で繋げて伏線回収するといった構成です。 | ||||
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読みながらどんどん出てくる謎に対して最後にどのような解答が用意されているのだろうと、ワクワクしながら読んだのだが、肩透かしを食らわされた気がした。 逃走劇の部分は面白くてどんどん読んでしまった。 ただ色々な謎が最後に明らかにされることを期待していたので・・・ 主人公が最後にあの収束の仕方で納得してしまったことが悲しいし途中まで面白かっただけに終わり方が残念でした。 | ||||
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みなさん感じてるようですが、ほんとに中だるみでダラダラしすぎですよ。(以下ネタバレ) 主人公の性格も終わり近くならないと判然としないし、元彼女はまだ振った側の負い目や人柄をよーく知ってるからわかるとして、同業者の運送業のおじちゃんや花火屋さんとかアイドルとかにこれほど信頼される要素がよくわからない。 あと殺人鬼さんが唐突すぎ。ここで一気に漫画チックになって「あ、子供向けだったのか」としらけました。 それにそっくりさんは別にかくまう必要なくて、むしろ一般市民に嘘をつかせて殺すより、そいつに犯罪者らしいふるまいをさせればよかったでしょうに。痴漢もそいつにやらせればいいわけで、友達巻き込む必要もない。 そもそも、こんな緻密な計画なのに青柳を眠らされた後で、ずっとシロウトの友人にまかせきりの殺害計画ってどうよって思う。とっとと殺して時間合わせて爆破するだけでOKだったのに。 あらを上げるときりがないけど、ハラハラを楽しむことに徹したらいいのかもね。・・・ただ前半長すぎ。読むのが苦痛でした。 | ||||
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ハラハラするけど、ちょっとダラダラ感。 ミステリーというよりサスペンス。 まるで映画シナリオ。 | ||||
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途中は面白くてどんどん引き込まれてすぐ読み終えました。青柳の父の息子を信じる気持ちには涙させられました。ですが、終わり方があまり好きではありませんでした。 | ||||
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新聞やテレビなど、マスコミでは首相を暗殺した男として報道されているのに、どうして逃亡する彼を助けようとする人間がこんなにあとからあとから出てくるのかさっぱりわからない。自分の勝手な都合で別れを告げた女が、これまた体を張って元彼の主人公を助けるとはどういうこと。ラストはおそらくこんな終わり方するだろうと思っていたら、案の定そうだった。不思議な作品だ。 | ||||
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結末を否定するつもりは毛頭ない。 結末はきちんと考えて著者も書かれているのだろう。 ただ私は結末を理解できなかった。 少し納得がいかないと言った方が良いのかもしれない。 簡単にまとめれば「無実の青年が国の陰謀に屈して逃げる人生を選んだ」ということになるのだと思う。 ここが少し残念に思う。 そりゃあ国の圧力に屈するのは当然だとしても、小説なのだからもう少し突拍子の無さを表現してくれても良かったのではないか…? | ||||
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古本買って、何を書くの? 書く事がない。 後、11文字クリア。 。 | ||||
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(個人的には)独特な特徴をもった人物が登場する作品で、 小説だな、という面白さがあった。楽しめた。 (半年ぐらい、ビジネス書だったり実用書だったりと、ぶっとんだ世界から離れていたことも理由の一つ) 主人公が犯人にされてしまうところは、なぜ?、という謎がわからないままである。 しかし、最初に提示された謎が後で気持ちよくわかるところは良かった。 ビートルズのゴールデンスランバーを聴いていないので、何度も出てくるこの曲にはどのようなつながりがあるのかよくわからなかった。 なので、聴いてみようと思う。 と、感想を書きながら思った。 | ||||
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上手く言えませんが、これまで読んで来た他の作品とは伏線の質が違う気がしました。 どちらかと言うと人と人の縁の面白さ、みたいな感じと言うか。 嫌いじゃありませんが、他の作品のような「ああ!これってあの時の!」みたいな気持ち良さはあまり感じませんでした。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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仮想日本で起きる首相暗殺の濡れ衣を着せられ、警察や国家の追撃から逃れようとする主人公を描いた逃走劇。 伏線を回収するテンポの良さと緩急に、推理小説というものの醍醐味を教えてもらったように思う。 主人公や他の登場人物も魅力的に描かれており、巧みで印象的な台詞回しによって、すぐに感情移入できて読みやすかった。 このストーリーは、ジョン・F・ケネディ暗殺事件と大きく重ね合わせ描かれている。 利権と政治、国民が公然と監視されるシステム、マスコミのメディアスクラム、そして巧みに情報操作されてゆく国民。 これらの題材は、ほぼ実社会のものでもあり、リアリティある描かれ方をしている。 それは、この本を以て伊坂氏が伝える、未来の日本への警鐘と思えてならない。 重い題材が、ビートルズの名曲Golden slumbersの憂いを秘めた安らぎに包まれ、断片的に散らばるパズルのピースが一枚の絵となる如く終焉に向けて嵌め込まれてゆく様は爽快だった。 伏線を敢えて幾つか残すという試みで書かれたとのことで、そこは読後の良い余韻となっているように思えた。 しかしながら、ほんの数行しか書かれていない小さな伏線が細かく拾われているところもあり、これが伊坂作品の緻密さなのであろうと思いつつも、妙に興醒めしてしまう部分でもあった。 私は計算され作りこまれた文章というものに、そも違和感を感じてしまう質なのかも知れない。 どこか不自然さを感じながら読み進めていたようにも思う。 伊坂氏によって描かれたこの世界は、人の絆というものもまだまだ捨てたものではないのではないか、という明るさや温もり、そして、タイトル通りの心惹かれる哀愁がたっぷりと含まれていた。 推理小説は殆ど読んだことがなかったが、この作品を機に、ぜび他の伊坂作品も読んでみたいと感じた。 | ||||
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荒唐無稽な国家犯罪に巻き込まれる一人の青年の物語だが、筋書きが余りにも日常性を欠いており残念な気がしたが、小説の構成は、さすがに伊坂幸太郎と感じた。 | ||||
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後書きを読むまでもなく、この作品のベースは1963年のJFK暗殺だ。あの歴史に残る暗殺が、50年経った今でも真実が一般大衆には知らされる こともなく、また多くの関係者が謎の死を遂げたにも関わらず、権力によって大きな蓋をされて来たと皆思っている。この作品も、ある日、日本の 若き首相が仙台で爆破されることで幕を上げ、全く関係のない若者、青柳雅春が容疑者としてわけもなく断定される。学生時代の友人たちが 殺されたり傷つけられたりしながらも、青柳は影の見えない大きな権力から逃げる。いろいろな人間たち、昔の恋人や会社の先輩たちが助けて くれるが、如何せん大きな権力だ。形勢は絶対的に不利な中で、彼は逃げて、逃げて、逃げまくる。映画化を意識したような(あるいはそのよう な作風か)演出や会話はやや気になるが、文庫で700ページ近い大作を読ませる筋運びはさすがであろう。ちょっと長すぎるようには思うが。 | ||||
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Once, there was a way to get back homeward. かつて僕らには道を行けば帰る場所があった ―― いまならきっと、離れ離れになっていても、どこかそれぞれの場所で同じ打ち上げ花火を観ていて、互いの思い出に呼び出されるように そして、にもかかわらず、もう決してそこには帰れないような 追憶の中にしか在り得ないような どれだけ眩くとも微睡でしか在り得ないような Golden Slumber 眩い微睡 が目蓋の中をいっぱいにするだけ 帰る場所が無いなら、逃げるしかない 逃げ道へは、誰かが見た微睡の残影が導いてくれる | ||||
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ストーリーの構成は上手いと思います。 しかし、登場人物の設定やキャラ描写が明らかに 二次元的で嘘臭いので感情移入ができませんでした。 そういう意味で、現実感がないから会話のシーン には、しらけるところが多い。 | ||||
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所々良いシーンもあるのだが、全体を通してみると長い分どうしても 悪い部分に目がいってしまう 前半は同じ流れでピンチになり同じ流れで脱出を繰り返し、事件解決の伏線があるわけでもない 過去話で何度も話を切られで読んでいてどうしてもだれてしまう 後半は後半で見ず知らずの変人たちがひたすら助けてくれるという、どうしても ご都合主義的なものを感じずにはいられない展開が続き、そういう役目こそ元仲間たちに ふるべきだろうと思ってしまった そもそも最初にある程度逃走中に起こることが説明されてしまうので臨場感がなく、 黒幕だのといった真相は全て謎のまま終ってしまう 700ページ近い大作なのにこれでは満足感が薄い 国家ぐるみの陰謀にただの凡人が巻き込まれるという設定で友情物語もやるというのが 無理があったのかもしれない ファンならそれなりに満足できるが、ファン以外が伊坂作品の一冊目として読むような本では ないだろう | ||||
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学校指定の読書感想文で、書店では売り切れていたので、早くてお安く買えました。 | ||||
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伊坂幸太郎は陽気なギャングが地球を回すやグラスホッパーを読んで面白かったので、好きな作家の一人ではあります。伊坂幸太郎の作品の面白いところは、物語の登場人物の視点が変わりながらも話の筋を様々な要因から補完できるところなのではと私は思います。 このゴールデンスランバーも首相暗殺の犯人として疑いをかけられた男が、濡れ衣を着せられて、真相を解明するために逃走をするという話です。この本の面白いところは、真相を解決するための逃亡前の友人との会話や物語中での主人公の友人達の視点から事件について角度が変えられながらも逃亡劇が「ああ、今はこんな状況なのか」と簡単にイメージ出来ることです。また、主人公が逃亡の中で出会うキャラクター達も魅力的なキャラクターが多く、そのキャラクターとの出会いもこの作品の魅力ではないかと思います。全体的に私のイメージする伊坂氏の作品らしい話の展開の仕方、伏線や会話などは非常に完成度の高いと感じました。 しかし、上記のような魅力の中でも不満が大きな点もありました。それは物語の結末が「え、なにこれ?」となってしまったことです。やはりこういった作品では収集の仕方が難しいのでしょうが、せめて結末の内容が充実して欲しかったのとその後の登場人物についてもう少し書かれていてもいいのではないかと思いました。なんというか中途半端なんです。物語の結末が気になり方のは上記の理由でおすすめしません。これが私の中で評価が下がった最大の原因です。 この作品は物語の結末は評価が低い点なのですが、物語の構成の仕方や、文章等の完成度の高さは本当に素晴らしいものです。評価は低いのですが、面白いところは本当に見事ですので気になる方は読まれてみてはどうでしょう。 | ||||
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