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ゴールデンスランバー
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ゴールデンスランバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全452件 321~340 17/23ページ
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読み始めたのが午後8時、 読み終えたのが午前2時。 気付いたら本を抱きしめて泣いていました。 こんな作品は初めてですよ。 とりあえず、エレベーターのボタンを親指で押すようになりました(笑) | ||||
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久し振りの「秀作」。ハリソン・フォードの『逃亡者』もそうだし、マット・デーモンの『ボーン・アイデンティティー』もそうだが、無実の男が罪をきせられ巨大組織に追われるという舞台設定は、それだけでも主人公に感情移入してしまい、助かってくれとの一念から手に汗握ってしまうものである。 ただ、マット・デーモン、ハリソンフォードに迫る魅力が主人公にはなかったな。ちょっと間の抜けた運送会社のお兄ちゃんを、何の葛藤もなく、大学時代のサークルの仲間や、連続殺人犯が身の危険を冒してまで助けてくれるのは出来すぎ。手に汗握らずに筋だけを追いかけてしまう。 「よくできました」みたいな軽妙洒脱な伏線は、伊坂ワールドの真骨頂で悪くはないのだが、大好きな作家なのでもう少し何かが欲しい。最近の伊坂作品は、政治の世界ばかり描いているが、彼らが利権だけで動いていることは周知の事実なのでつまらない。そろそろ違う世界を描いて欲しい。 | ||||
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先日発表された2008年本屋大賞に、ノミネート作品された伊坂幸太郎の最新作。今回こそ、大賞がとれるか注目ではあるけれど、これまでの大賞作品の傾向からすると、ちょっとちがうような、それでいてドンピシャのような。お得意の現実的でありながらどことなく寓話的な作風で、映画を観ているような心地よさ。今回は、JFKとビートルズをベースにおいて物語が進んでいく。そこがまた60年代好きとしてはとてもいい。 仙台で新首相の凱旋パレードの中、教科書倉庫ビル方面から不振なラジコンヘリが近づき爆発。新首相は死亡。警察、そしてマスコミはこの暗殺事件をおいはじめる。すぐに容疑者が発表されるが、その彼は、かつてアイドルを悪漢から助け、時の人として報道されていた宅配ドライバーだった。その事件の少し前、大学時代の友人である森田と久々に会った青柳。そして森田は、「お前はオズワルドにされる」と口走るのであった。 伊坂幸太郎らしいウィットに富む会話に魅力的な登場人物。出てくるキャラクターにそれぞれ個性があり、しかもかっこよい。ロックにこだわる先輩ドライバー、痴漢を許さない父、プロの花火師などなど。。ただし例外として警察とマスコミには顔がないという皮肉。学生時代のエピソードが面白くどことなく懐かしい。その何気ないエピソードに張り巡らされた伏線が次々と現在で解きほぐされていく感覚が気持ちよい。最初の伏線が最後のエピソードへとつながるとき、思わずニヤリである。そして20年後、森の声を聴いている彼は、彼なのかなぁ。。 | ||||
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タイトルがビートルズの名曲『ゴールデンスランバー』ときてますから音楽好きにはたまりませんね。作品の世界観も青春の哀愁漂う感じで『ゴールデンスランバー』の曲を聞きながら読むといい感じです。 内容も最近僕の興味がある政治とマスメディアの話だったので、とても面白く読むことができました。 フィクションですが今の世の中の問題点を浮き彫りにするようなリアルさがありました。 オススメです。 | ||||
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本屋大賞受賞や映画化等の話題作なのでかなり期待して読みましたが、 個人的には微妙な内容でした。 主人公が少し好人物なだけで、これだけあちらこちらから助けが得られる ものなのか?と疑問になり、すべての事柄があまりにもタイミング良く 主人公に有利に発生するので、途中から少しシラけました。 逃走の最終盤に市街地での花火のシーンは、読んでいて、それは無いだろ・・ と言うのが正直な感想です。 界雅人、竹内結子で映画化するらしいですが、リアリティのある小説でも 映像化すると、とても陳腐に見えることが多いですが、小説自体にあまり リアリティがないものを映像化するとどのようになるのでしょうか? | ||||
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最後まで読んだ感想としては、 謎が謎のまま解明されず、釈然としないまま終わりました。 2010年に映画化されるそうです、 監督はアヒルと鴨のコインロッカーの映画の人なので期待しています。 が、しかし、自分はこのゴールデンスランバーのご都合主義な展開が どうも好きになれません。 学生時代の友人が主人公を助けるのはいいと思いますが、 〜かもしれないという理由で行動するのが理解できない。 主人公が、昔、空き地に置いてあった車が今は動くかもしれないから行ってみよう。 主人公の元カノが、昔、空き地に置いてあった車を主人公が使うかもしれないから、 バッテリーを交換しに行こう。 もう10年以上も経過しているのにそんなことを思うんですか? 動くかどうかも分らない車を空き地まで取りに行くのか、 主人公が来るかどうかもわからないのにバッテリーを持っていく元カノ…。 伊坂幸太郎の作品では時々、奇跡的な偶然が度々、発生するので突っ込む気も起きません。 あと、連続殺人犯のキルオ君もなぜか主人公を助けていて それも偶然だそうです。 他にも偶然が多いので探してみると面白いかもしれません。 | ||||
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伊坂作品を読むのは初。 濡れ衣を着せられた一般市民の逃走劇。 オチがいまいち。ラストに向かって緊張感ある伏線回収、構成力でいよいよラストって時に えっ?となってしまった。 結局、解明されない謎も多々あった。 しかし、リアルに考えたらあのオチが妥当なのかもしれない。 歯がゆさが残る作品だった。 | ||||
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ケネディー大統領暗殺をモチーフに、杜の都仙台で起きた首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の3日間の逃亡生活を描く。 まじめだけのただの宅配ドライバーがなぜ、会社を辞め泣かればいけなかったのか、なぜハローワークで女に声をかけられたのか。 組織的陰謀の中で、男の逃亡を助ける人々の気持ちが昔の記憶のように心に沁みる | ||||
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ありえない暗殺事件とありえない逃走劇をめぐるエンターテイメント小説。微妙に現実と違うパラレル日本が舞台だから。ビートルズとケネディ暗殺事件を背景に、警句めいたセリフがちりばめられた、構成力に優れた作品だった。ただ、連続刺殺犯とか両足ギプスのうさんくさい男とか、背景のはっきりしない登場人物がちょいちょいいて、気になった。伊坂幸太郎の作品は、人によって好き嫌いがあるような気がする。 | ||||
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タイトルは一口で言っちゃうと、ということであり、さすがにあれよりはずっと読めます。読書に特別なものを求めなければ十分な本です。 伊坂幸太郎作品はよく映画っぽいと言われますが、個人的にはむしろテレビゲーム的なものを強く感じました。 凄まじいご都合主義も、ゲームシナリオとして考えるとそれほど違和感はないのです。車のバッテリーのくだりなど、ゲームのザッピングシステムそのもの。追跡者に人間味も彼らなりの事情も描かれないのも、彼らがバイオハザードのゾンビの役だからです。 某ライターの正体の明かし方があからさま過ぎるのも、ゲームの話って大体こんなもんです。あれでも読み返して気づく、言われて気づくくらいの人がメインターゲットなんです。 読むのが無駄ととめる程でもない、何かが残る本でもない、ちょっとレビューに困る本。 お金と時間に余裕のある方はどうぞ。 | ||||
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2009年度「このミス」1位の本作。さまざまなエピソードが繋がり、謎がとけていく展開はミステリーの範疇に入れることは可能だとは思いますが、この小説の本質は「青春小説」だと思います。(それもちょっと“おやじ”の)社会人になって疎遠になった学生時代の友人が、自分の命やリスクを省みず主人公を助ける場面は感動的。(学生時代の主人公たちが体育会ではなく、どこにでもあるサークルの仲間という設定がいい。)厚めの本ですが一気に読めます。関係ないけど、タイトルのビートルズの曲この本を読んで久しぶりに聞きました。 | ||||
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評判がよろしいとのことで、購入しましたが、何が評価されているのか全く理解できませんでした。リアリティに乏しく、登場人物も魅力に欠け、薄っぺらい。共感できることは無い。何を伝えたいのか。読者は何を感じ取ればよいのか。これが山本周五郎賞か? これで過去の受賞作品「砂のクロニクル」「血と骨」と同列なのか。 | ||||
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確かに、筆者ならではの構成力の妙に舌を巻くけれど… ただそれだけという感じで、井坂作品の中で特に優れているとは思いませんでした。 とくにクライマックス部分、コレって映画化前提で書いたんじゃないの?ってくらい わざとらしさが鼻について、読後感が凄く悪かったです。 名前忘れたけど、車で爆死する友人は宮川大輔で… などと、配役まで考えていそうで、とても興ざめしてしまいました。 最近の井坂作品は、どれもネタバレしたら終わり系ばかりだし 小説というよりは、優れた映画の脚本と言うべき作品だと感じました。 これなら、むしろ『映像化脚本大賞』と帯を付け替えたほうが良いのでは? | ||||
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たしかに、楽しめる作品であり、初めて伊坂作品に触れる読者には推薦できる作品である。 まず、最初に確認して欲しいのは、伊坂作品はひねくれている!と言うこと。 素直にミステリ−作品を楽しんできた読者には最初戸惑いがあるかもしれないです。 キャラクタ−も癖があるし、作者自体の世界観からか、物の見方も斜に構えているところが多々あります。 しかしながら、はまってしまえばそれが心地よい世界観になり、伊坂ワ−ルドの虜になることうけあい!! 作品群の中でも読みやすいこの作品で伊坂ワ−ルドにはまってください! 気に入ったら、”重力ピエロ”なんかも呼んでみてください。 個人的に、村上春樹の世界観にどこか似ているような気がするんですが・・・。 | ||||
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伊坂幸太郎が本当に大好きです。 ただこの作品だけはどうも・・・ 伊坂ワールドの集大成とのことですが、たしかにウィットに富んだ会話はいつものようにすばらしいし、何気ない会話やささいな出来事が後になって重要な意味をもったり、さすがいさか作品!と思う部分は随所に見られます。 今までの作品では超能力みたいな力など、現実離れした現象が多くあったが、読んでてもそんなに違和感がなかったり、「違和感」自体がラストに向けてのヒントだったりして、どの作品も読み終わった後はすっきり爽やかな気分がした。 ただこれは数多くの「違和感」が違和感のまま残ってる・・・ 普通におもしろい小説だし、買って損はないと思うけど☆みっつですね。 いや、他の伊坂作品がすばらしすぎるんでこんな評価になってしまいました。 | ||||
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巨大な勢力による陰謀の裏付けがほとんどなく、かなり物足りなく感じました。どう収束していくのか、最後のページまではらはらしていましたが、結局たいしたカタストロフもなく、分量の割には内容は薄いです。 | ||||
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あまりにも周囲で話題になっている作品というよりも、宮城県 という同県在住の県民ならば、全国区になっている若手人気 作家を後押ししようじゃないか・・・という雰囲気が、宮城県 に住んでいて感じます。 新聞、書店でも話題ですし、伊坂幸太郎氏の映画も宮城県が ロケ地だし、まあ・・・そんなに話題ならば、読んでみよう と思ったわけです。 確かに、読み手を掴む吸引力がありますが、登場人物を常に フルネームで登場させる事もなかろうと思いました。ある程度 読み進めると、あだ名とかアレ、ソレ、彼、彼女で通じるのに、 フルネームを使う事でリズムが崩れるような気もした。 でも、まあ・・・こういう執拗に名前を連呼する事も、なにかしら 効果があると思ってやっているんだろうなとは思った。 テーマは冤罪逃亡劇か。映像化を意識したややこしくない作りで、 敵味方共にキャラクターの造形は漫画的でイメージしやすい。 ストーリー展開も「どうなるんだろう?」と思いつつも、 「やっぱりね」といったふうに、驚く展開は無かった。 読みやすさを追求しているかもしれないが、少々言葉が足りない部分も 多々あって、「もう少し、この文章は肉付けしても良さそうなのに・・・」 という箇所も見受けられて残念な気もした。 恥ずかしながら、ビートルズにあまり明るくない僕にすれば、 劇中で「ゴールデンスランバー」を歌いだしたり、歌詞を吟じられても 気持ちが入り込む事はなかった。 そういう事ひとつで僕は損をしているかもしれません。読後に 「ゴールデンスランバー」を聴いてみるかな?とは思ったものの、 今はどうでもよくなっていますね(笑)。 ビートルズはいいんだ。結局、逃げて逃げて逃げまくる。そして 終わり・・・。そこが消化不良なんですね。皆さんおっしゃいます。 けれど、マンガならば、逃げる主人公が命を賭しても巨悪に立ち向かい 悪の組織を世間に知らしめたり、殲滅したりとロマン溢れる展開に 胸躍らせるわけですが、現実に考えて一人の人間が生きる事と、 自らの正義を貫くならば「逃走」じたいは別に恥でもなく、選択と しては多いにあり得る事です。 そして、冤罪で逃げる主人公を信じて手助けをする、周囲の仲間達や、 友人知人の関わり自体が描きたい部分だったのかなと思います。 それでも、もう少し加筆してもよかったのではとも思いました。 | ||||
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読後,どうしても割り切れないので,レビューを書くことにしました。 逃走劇はそれ自体,読み手を惹きつける魅力に満ちています。その意味では成功です。 主人公は,多くの友やモトカノに助けられ,しかも信用してもらえており,心温まります。 しかし,なぜ彼が追われることになるのか?どうして,ストーリー半ばで現れる意外な救世主が彼の味方なのか?そして,黒幕は誰だったか?最も知りたいことが,明らかにされないので,読者は割り切れない思いのまま放り出されます。 ケネディ暗殺事件が下書きだから・・・?それは言い訳でしょう。その核心を描くことができるのに,なぜそこまで固めてから,この作品に取り掛かれなかったのか,残念です。 さらに,「ゴールデンスランバー」というタイトルが,ただそれだけの意味で終わっていることも,ビートルズファンに失礼です。もしかすると,ジョンレノンの死と関係するの?などと期待した読者もいたかもしれませんし。 あと,この話の中では,警察官たちが天才バカボンの目玉つながりのおまわりさんのようにバンバン撃ちまくります。現実の警官が,必要なのに発砲しないことが問題になっている時代にリアリティのない話で,そこからは,重量感のない話に思えました。 しかし,公務員も人間ですので,どのような情報操作があれば,我が国の警官があんなに発砲できるようになるか,その動機付けには興味がありましたが,その説明さえありませんでした。 | ||||
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この本のレビューは、すでに沢山あるので書き込むこともないと思いましたが、一言言わずにはいられません。 これが去年出された本の最高傑作なのかと、信じられない思いです。 途中でもう読むのやめたくなったけど、しゃくなので最後まで読みました。さすがに後半はどんどん読めましたが・・。 登場人物に感情移入ができないのが一番。キャラがなんだかよくわかんなくって、こんなに人間は単純じゃないだろうみたいに感じられる。 そういう茶番劇のようなストーリー自体伊坂ワールドなのだといわれたらそれまでですが・・。 わたしにとっては、読むのに努力がいる作品でした。 | ||||
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残念ながら☆3つです。厳しい評価かもしれませんが、良作ではありますが巷で絶賛されるほどの作品ではない、というのが私個人の感想です。 完成度は完璧に近いくらい高いと思います。登場人物の何気ないセリフひとつひとつにも埋め込まれていた伏線が後半重大な意味を持って動き出す様は、さながら山腹の雫が大河の河口に発展するようで、大いにうならされました。ミステリーに限らず、これから小説や脚本を書こうとしている人は、この作品をテキストとして研究・分析すれば飛躍的に力を付けられるでしょう。 しかしながら、ストーリーのなかで、どうしても私は納得できないことがありました。「あまりにも偶然が過ぎていないか?」つまりはフィクションを書く上で誰しもが避けて通れない「都合良過ぎ!!」。ある程度までは仕方ないと思うのですが、私個人の許容を超えてしまったそれが2つあったのです。 (以下、ネタバレに近いのでご注意!!) ・ストーリー中盤〜後半にかけて主人公を助ける人物の、あまりのスーパーマン振りとなぜ助太刀をするかの説得力不足。 ・主人公が2度訪れることになる「空き部屋」の謎についての疑問点。 他にもあるのですが、この2点が決定的でした。どちらも、無かったらば恐らく主人公はたやすく窮地に追い込まれるであろう重要なファクターです。だからこそ、もっと納得がいくようにして欲しかった。ですので、☆3つなのです。 判子を押すなら、「よくできました」でしょうか…。でも、読んでよかったと思いますよ。 | ||||
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