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ゴールデンスランバー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバーの評価: 3.83/5点 レビュー 464件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全464件 181~200 10/24ページ
No.284:
(5pt)

日常に転がる「陰謀論」をかたちに

日常に転がる「陰謀論」。誰にでもふりかかる事なのかもしれないという雰囲気を忍ばせつつ、大胆スリリングに描くという。読み終わった後に、これは公表されないだけで日常よくある話なんじゃないか(首相暗殺で無実の罪を被せられるという大それたテーマではなく、もっと小さな事件にまで及ぶ)と、思ったのだけれど、それは「陰謀論」ネタが好きかどうかという趣向の違いであって、諸説「陰謀論」が好きな方でもけっして不満足に感じる作品ではないと思います。それは、主人公である青柳と周辺の人間が巻き起こす距離感が、たまらなくドキドキする、から。映画との違いは、青柳が元宅配便ドライバーだった設定だったけど、現職の宅配便ドライバーに変更になっていた。個人的には時の人となった青柳が辞めた原作の方が共感しました。
ゴールデンスランバー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデンスランバー (新潮文庫)より
410125026X
No.283:
(3pt)

構成などの完成度は高いのですが・・

伊坂幸太郎は陽気なギャングが地球を回すやグラスホッパーを読んで面白かったので、好きな作家の一人ではあります。伊坂幸太郎の作品の面白いところは、物語の登場人物の視点が変わりながらも話の筋を様々な要因から補完できるところなのではと私は思います。

 このゴールデンスランバーも首相暗殺の犯人として疑いをかけられた男が、濡れ衣を着せられて、真相を解明するために逃走をするという話です。この本の面白いところは、真相を解決するための逃亡前の友人との会話や物語中での主人公の友人達の視点から事件について角度が変えられながらも逃亡劇が「ああ、今はこんな状況なのか」と簡単にイメージ出来ることです。また、主人公が逃亡の中で出会うキャラクター達も魅力的なキャラクターが多く、そのキャラクターとの出会いもこの作品の魅力ではないかと思います。全体的に私のイメージする伊坂氏の作品らしい話の展開の仕方、伏線や会話などは非常に完成度の高いと感じました。

 しかし、上記のような魅力の中でも不満が大きな点もありました。それは物語の結末が「え、なにこれ?」となってしまったことです。やはりこういった作品では収集の仕方が難しいのでしょうが、せめて結末の内容が充実して欲しかったのとその後の登場人物についてもう少し書かれていてもいいのではないかと思いました。なんというか中途半端なんです。物語の結末が気になり方のは上記の理由でおすすめしません。これが私の中で評価が下がった最大の原因です。

 この作品は物語の結末は評価が低い点なのですが、物語の構成の仕方や、文章等の完成度の高さは本当に素晴らしいものです。評価は低いのですが、面白いところは本当に見事ですので気になる方は読まれてみてはどうでしょう。
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No.282:
(5pt)

納得できないけどジーンとした…

スッキリしない、納得いかないお話だけど、ハラハラドキドキの展開はさすが伊坂さん。しかも、淋しいだけではなく、ジーンとするラストには参りました。淡くて切ないラブストーリーの一面も。伊坂さんのお話って、ニヤリとする所と切ない所があるけど、このお話のラストは好きだなぁ~。
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No.281:
(4pt)

意外な面白さ

こんな話だとは思わなかった。伊坂さんの本は初めて読了しましたが、本作はオススメできる一品です。けど、一体事件の全容は???と気になりました。
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No.280:
(4pt)

甘酸っぱい

なんというか、もう、一つのジャンルとして、確立しているね。安心して読める作家です。軽い文体と、軽快に進むストーリーと、見事に回収される伏線と。伏線を回収するのが面倒になって、本作では若干手抜きをしたと語っているようだが(木村俊介による解説)、全然そんなことはない。

ストーリーは、国家権力(これが陰謀史観的イメージで描かれすぎで突っ込みどころ満載ではあるが、そういうところの緻密さには別に期待していないので全然良い)によって重大犯罪事件の犯人に仕立て上げられた青年が、警察機構の眼をかいくぐって、昔の別れた恋人の助けも借りながら、逃げのびていくという話。この昔の恋人との距離の描き方が絶妙である。もどかしいという人もいるかもしれないし、男も女も昔の恋人に思い入れありすぎでしょ、という人もいるかもしれないが、個人的にはこういう甘酸っぱさがツボである。甘すぎず、冷たすぎない感じが伊坂作品の心地よいところである。
[・・・]
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No.279:
(5pt)

電子書籍なので、購入

以前に読んで気に入ってたので。。。
電子化されて良かったです。
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No.278:
(2pt)

読んでいて先が気にならない

高評価が多いようですが、自分にはつまらない、というか、読見づらくて仕方ない印象でした。
オーデュボンの祈りで知った作家でしたが、あの作品は会話の軽妙さが特に面白かったのですが、一転してこの作品ではとても「普通」な会話を延々と、そして長々と書いているだけとしか思えませんでした。
話も過去に行ったり現在に行ったり、なかなか進行しないですし、だらだらした感じが酷かったです。読んでいて先が気にならない、読むのが面倒くさくなる本でした。
この作家、当初の作品は評価がよく、だんだん評価を落としている印象でしたが、この作品には既にオーデュボンの祈りにあった良さはなくなっていました。今後は購入を躊躇すると思います。
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No.277:
(2pt)

金田側

他の方のレビューにありましたが、首相にまでなる権力を持っていた「金田側」の描写が皆無なのが、この作品を薄く感じさせる一因だろうか?と思います。手短かでもいいので欲しかった。
クライマックスの展開は手に褪せ握りましたし、オチもきらいではありません。そこにたどり着くまでがしんどかったです。
仕込まれた伏線を回収して行く展開は、わかりやすくて逆に退屈に感じてしまいました。もっと意外な行動(突飛という訳ではなくて)で人物を掘り下げて描いてくれたらなあというもどかしさがあります。
所々にちりばめられた意味深な言葉の断片から伝わってくる「伊坂さんがいちばん言いたかった事」は十分描ききれていないんじゃないかと、勝手に推測するのですが。
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No.276:
(1pt)

話がチープ過ぎる!だらだらとした展開。

設定が意図的にとはいえ、有名なケネディ暗殺事件の丸パクリ。

肝心のオリジナルな部分はチープ過ぎる!

無理のあるだらだらとした展開。
全然読み進まず、700ページ近くが長く感じられ、読み応えがなかった。
子供騙しで、大人が楽しめるものなのだろかと思った。

伊坂幸太郎の作品(特にこの小説)って、
「若い」「辻褄が合わない」「無駄な会話が多い」「読み辛い」と感じるのは自分だけだろか。

前回読んだ「ラッシュライフ」含め彼の作品は高い評価を得ているようだけれど、自分にはその良さがわからない。

作中に「売れてる音楽や小説ってのは、どれも薄っぺらくて嘘くせえじゃねえか」
という会話が出てくるが、「伊坂幸太郎さん、あなたの小説がまさにそれだよ」と言いたくなった(苦笑
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No.275:
(2pt)

かなり前から落ちがわかり・・・

伊坂幸太郎の本はハッピーエンディングだからいい、という人がいるけれど、この本はかなり前から結末が予測できてしまい・・・・・・。どうも伊坂幸太郎は合わないようだ。
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No.274:
(1pt)

読み続けるのが苦痛でした

読む意欲を維持できず、とうとう読了にはいたりませんでした。残念。
えんえんと状況に翻弄される登場人物の描写だけが続けられ、
人間の内面(あるいはそんな人物造形をせざるを得ない作者の「内面」)
がまったく表現されてないために興味の持ちようを見つけられませんでした。
最後まで読めば「すべてはここに至るまでに必要な布石だったのだ」
「このすっきり感を味わう喜びは今まで押し付けられた不条理感を補って余りある」
という結末が待っていたかは知りませんが、伊坂幸太郎にそこまでして付き合う
義理もなし、そこそこで見切りをつけさせてもらいました。
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No.273:
(1pt)

つまらない!

これほどつまらない小説もなかった。
もったいないので何とか頑張って最後まで読もうと思ったが、無理だった。
伊坂光太郎の本は初めて読んだけど、二度と手にすることはないと思う。
あり得ない陳腐な会話。稚拙な文体。
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No.272:
(5pt)

途中からとまらなくなりました

最初はまったりとしていますが、
途中からとまらなくなりました。
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No.271:
(4pt)

構成の天才の最高傑作

私はこの作家の構成力にしびれています。
この作品も、映画のように短いシーンを時間軸を超えて結びつけ、誰も書かなかったような構成法にチャレンジしているところに好感をもちました。大作家になってもチャレンジ精神を失っていません。そういう姿勢は大いに評価したいです。
また、登場人物たちの過去が読み手のノスタルジーをもさそう、表面上のストーリーとは別の「青春」の残像のようなものに、よりひきつけられました。そこにこそこのドラマの本質があるような気がしました。
五つ星にしても全然よい作品ですが、「アヒルと鴨とコインロッカー」の方が自分は好みなので、それと差をつける意味で四つ星とさせていただきました。
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No.270:
(3pt)

テーマの詰め込み過ぎで、"切れ味"を欠く作品に

ケネディ暗殺事件を下敷きに、ビートルズ「Golden Slumber」のテーマ(バラバラになった旧友達の再結集への願いと挽歌)を、仙台での首相暗殺事件の犯人に仕立て上げられた主人公の逃走劇として描いた作品。従来の作品に比して国家観を扱っている点が特徴で、衆人"監視"社会の恐怖や個人の自由・プライバシー、そしてマスコミ(情報)の信憑性の問題もテーマとしている。本作における日本は、完全二大政党制など、アメリカナイズされた設定となっている。

しかし、同じ仙台での事件を扱った作品でも、例えば「ラッシュライフ」の様な構成手法の巧みさはなく、"工夫を凝らした"という感がしない。逃走劇そのものも、仕立て上げられた状況の中で「こんなに都合良く逃げられるもんじゃないだろう」と思わせる漫画チックな展開(ジャイアンに追いかけられる"のび太"、それを助けるドラエモンの様)で、緊迫感が希薄で、作者の作品としては杜撰な印象を受けた。全体として作者の特長である"切れ味"が欠如している。

この散漫さの要因はテーマの詰め込み過ぎにあると思うが、その中で一番成功しているのはやはり......「Golden Slumber」なのだろうなぁ〜。(特にある年齢以上の方にとって)印象に残るセリフ(警句)もあるが、それは作者の従来からの持ち味である"生きて行く上での姿勢"に係わるものなのである。国家観を描くには、後の「夜の国のクーパー」の様に寓話化してしまった方が良かったと思う。中途半端な印象しか受けない残念な出来だと思った。
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No.269:
(5pt)

ハリウッド映画のような……

「物語の風呂敷は、畳む過程がいちばんつまらない」
 「いちいち描写をしなければ、言葉がなくなってしまう」
 伊坂幸太郎さんのことばです。木村俊介さんのあとがき、「「偉さ」からの逃走」に書かれています。
 前者については、伊坂さんによれば、初期作品については物語の伏線をどう回収してうまく畳むか、ということに力点が置かれていたけれど、『ゴールデンスランバー』についていえば、物語の風呂敷は広げるけれど、いかに畳まないか、に力点が置かれている、ということのようです。
 後者については、伊坂さんによれば、「これは〜だ!」というように断定をするのがすきではないため、描写をたくさんすることによって説明し、そこから読者に汲み取ってもらう、ということのようです。もしくは、断定はできないけれど、説明はする、ということかもしれません。
 ぼくはこの作品を読んで、たしかに初期作品と感触がちがう、とおもいましたが、伏線を回収していない、とはおもいませんでした。むしろ、まったくさいしょのほうに出て来た伏線が、まったくさいごのほうで回収されていたり、伊坂さんはやはりすごいなぁ、とおもったくらいです。
 描写についても、そこまで描写はしているかなぁ、とおもいました。というのも、日本の近代文学(純文学)を読んでいれば、「描写」というのはあとからあとから出てくるものだからです。たとえば。たとえば、ぼくはいま、村上春樹さんの『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読み返していますが、エンターテイメント小説をたくさん読むようになると、その純文学特有の「描写」にびっくりしてしまいます。評論家の石川忠司さんが『現代文学のレッスン』で、あるいは、伊坂さんがインタビューで云っているように「描写は物語を停滞させ、じっさいのところかったるい」わけですから、エンターテイメント作品では御法度のところがあるわけです。
 ちなみに、以上でぼくが云ったこと(「伏線を回収している」「描写をしていない」)はもちろん「いいこと」です。伊坂さんは「そうしていない」と云っていますが、ぼくにはそうではないように「感じられた」というだけです。
 さて。
 題名の「ゴールデンスランバー」の意味は、訳すと「黄金のまどろみ」。ビートルズの曲の題名のようです。伊坂さんはビートルズがすきなようですね。p154とp565に書いてありますが、「昔は故郷に続く道があった」、「今はもうあの頃には戻れない」ということらしいです。つまり、主人公=青柳雅春の境遇を云っているのでしょう。
 この作品にはとても大きな敵=システムのことが書かれていますが、これは『モダンタイムス』とおなじことなのだとおもいます。伊坂さんのモチーフなのでしょうか。ぼくもこれからの時代は明確な敵がいるのではなく、システムが問題になってくるとおもいます。
 とてもおもしろい作品でした。まるでハリウッドの映画を観ているような。おすすめです。
 以上です。

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No.268:
(2pt)

ひとくちで言うと雑な作品

まるでテレビドラマをノベライズしたような、あるいは最初から映像化を狙ったような印象の小説です。

引き込まれる語り口や大筋はとても面白いのに、細部があまりにも雑なため途中で興醒めしてしまう残念な作品ですね。
多くの方が指摘しているような何も解決しないで終わるのは別に良いと思うのですよ。
多少のご都合主義なら目を瞑れるのですが、総理大臣暗殺犯として指名手配されている主人公に係わる人々がなぜか好意的に逃亡を手伝ったり、射殺も厭わないほど本気の警官や政府の追手がマンションやファミレスを包囲もせず簡単に主人公を取り逃がしたり、医者が好意で(?)タダで外科手術してくれたり、いくらなんでもこれはないだろ!というシーンの連続はちょっとひどすぎ。この作者の売りであるパズルのように張り巡らせた複線を収束したり時系列を入れ替える手法も手品の種としては古いし、しかもやはり雑です。緻密な作品だと思って読むとがっかりします。

ボロクソに批評していますが、よいシーンもたくさんあるしそれなりに面白いし、返す返すも残念な作品なのです。
この小説はもしかしてツッコミを入れながら読むのが正しいのかなあ?
ゴールデンスランバー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデンスランバー (新潮文庫)より
410125026X
No.267:
(5pt)

おもいでの追体験

この小説は主人公が首相暗殺のぬれぎぬをきせられて警察から逃げる話です。

主人公の味方は仕事仲間や家族や学生時代の友人などです。
家族や学生時代の友人たちが昔のおもいでをおぼえていて、
そのおもいでを警察からはわからないサインとします。
時が経っても結ばれつづける強いきずなに感動しました。

主人公が無事に逃げ切れられるのか最後までハラハラしながら楽しめました。

一つ残念なのは、黒幕の正体が不明のまま物語がおわった点です。
その一点を除けば最高に楽しめる小説です。
ゴールデンスランバー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデンスランバー (新潮文庫)より
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No.266:
(2pt)

モヤモヤが止まらない、、、

「ミレニアム」にハマったもののあっという間に読み終えてしまったので、新たにハマれるミステリーを求めて、知人に借りて読みました。

しかし、、、
あまりにもがっかりでした。
以下、がっかりポイントです。好きな方申し訳ありません。

'伏線が長い。読み始めがつらい。引き込まれない。
'魅了されるようなキャラクターを持つ登場人物がいない。感情移入できない。
'セリフに凝ろうとした結果、かえって不自然で味気ない会話になっている。個人的には漫画っぽく陳腐に感じた。
'敵が滅茶苦茶過ぎて、リアリティがない。怖く書いてあるはずなのに、あんまり怖くない。
'主人公の感情描写が乏しく、共感しづらい。気持ちが盛り上がらない。
'微妙な内容のエピソードが不自然に突然現れては無理やりその後につながっていくストーリーに疲れる。ひたすら付き合わされる感じ。
'伏線を貼りまくってゆっくり前半が進んだのに比べ、後半は急にドタバタと事態が動き、伏線は全て解明されないまま結局中途半端に終わる。←これが一番許せない
'事件後のエピローグが急に連載打ち切りになったかのごとく、あまりにも乱暴。
オチがなんとなく予想できてしまって、それも陳腐に感じてなんかモヤモヤする。

「ミレニアム」の伏線は気づかないくらい自然だったし、キャラクターはもっともっと読んでいたいと思わせるくらい魅力的だったし、敵は悪夢を見そうに怖かったし、事件はスカッと解決したし、事件後も丁寧にその後が描かれていたなあ、、、と、ついつい比較しながら読んでしまいました。

私個人としては、読後のモヤモヤが止まらない、イマイチな作品でした。映画化したそうですが、こんなん映画で観たらよけい腹が立ちそうです。
好きな方、改めましてごめんなさい。
ゴールデンスランバー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデンスランバー (新潮文庫)より
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No.265:
(2pt)

謎はあるが、ミステリーではない

はじめに、この小説はミステリーではなく大衆小説です。

主人公の男が首相殺しという無実の罪を着せられる。
しかしそこから何故無実の罪を着せられたのかを暴き、真犯人を見つけて自分への疑いを解こう!と、つながるわけではない。

明らかにおかしく、まるで血が通っていないかのように簡単に銃を撃つ警察。これは実は警察ではなく別の組織なのか、または警察の中でもものすごく特殊な架空の部署なのか、など考えていましたが、物語途中の「今が異常事態だから」という説明がそのまま本当だったり。

これは謎を解くのではなく主人公が周りの人間に助けられながらも逃げるさまを楽しむ小説です。
これはこれで面白いけれども、普段の伊坂作品と比べるとかなり見劣りしてしまう。

これを読むのは実は二度目なのですが、この作品があまり印象に残っていない理由がわかりました。
ゴールデンスランバー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ゴールデンスランバー (新潮文庫)より
410125026X

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