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ゴールデンスランバー
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ゴールデンスランバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全452件 441~452 23/23ページ
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学生時代、担任のススメで普段は余り読まないミステリーを読みました。それが僕の伊坂作品とのきっかけです。ミステリーは余り読まないので、他の作品との比較は出来ませんが、伊坂さんの伏線のはり方、展開、キャラクターや設定の作り方には唸りっ放しでした。そして久し振りに伊坂作品を読んだのですが、以前読んだ作品以上に引き込まれました。`オチ`は多少予想してましてそれが当りましたが、展開が本当に素晴らしかったと思います。そして暗い話なのに、ふっと笑ってしまう所が随所あったのが伊坂さんの才能なのかなと思いました。 | ||||
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いいっすね〜、この作品。 ケネディー大統領暗殺事件を髣髴とさせる首相暗殺。 その犯人に仕立てられた青柳。 いったい誰が何のために首相を暗殺し、 青柳に濡れ衣を着せたのか。 その真相は? 青柳が逃げる2日間を軸に 事件の3ヵ月後や20年後が語られるけれど、 メインは事件とその後の2日間にわたる青柳の逃亡の顛末である。 息つく暇もないほどテンポよくストーリーは展開し、 さすがの伊坂ワールド健在です。 複線やちょっとした会話のやり取りが非常に心地よく 読んでいて時間を忘れるほどでした。 物語に絡んでくる警察やマスコミ、そして常に周囲を監視するセキュリティーポッドの存在。 何が怖いってこういったものが怖い。 ちょっとした情報でいとも簡単に人一人を暗殺者に仕立て上げ、 周りの人間から正しい物を見る力を奪っていく。 もちろんそういったものに踊らされない人たちもいるわけだが、 たいていは警察が言ったこと、マスコミが言ったこと 鵜呑みにしてしまう傾向があるな、と。 何が正しくて何が間違っているか、情報は正しく自分の目で判断していかなくては、 なんて思い知らされた作品でした。 青柳が犯人ではないことを信じ、 助力した人たちの存在が大きかった。 そして青柳本人を知らずとも 彼を助けようとした人たちの存在。 悪い人たちばかりではない。 信頼されることの大切さ、身に染みましたよ。 | ||||
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殺されかかったり、裏切られたり、騙されたり、絶体絶命、世界なんて滅びちまえ、って言うような目に遭わされながらも、「自分が何かを思い出してる時、その時の仲間もそれを思い出してる」とか「信頼と習慣」とかを武器に主人公は無様に逃げる。グチャグチャになりながら、それでも生きてく。世界はパーフェクトじゃないし、主人公もかっこ良くない「日常の人」。そういうんでも、毎日そんなに捨てたもんじゃないかもな、と伊坂作品を読むたびに思う。 日常を生きてる人が一番強いんだろうな | ||||
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この作家さんすごいって思ったのは、今作品が初めてという訳ではありませんが、 特に今回はそう感じました。読んでて面白い、読み終えて面白い。 で、今回はさらに読み返したくなる構成なのですが、読み返して、そう感じました。 クリアーしたゲームをやったら隠しダンジョンがあった、そんな感覚。 「え、まさか、やっぱり」ああ、この人すごいなって。是非体験してみてください。 | ||||
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やりましたね、伊坂先生。物語りの、パズルで言うところのピースをあちこちに何気なく散らす、何の縁もなかった人と人が徐々に交差してゆく。伊坂幸太郎が描く世界には、心地よいテンポとユーモアが効いている事。今作品はそれらが最大限に生きており、読後感も好きです。 | ||||
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仙台出張の際に読むことができたので相乗効果でわくわくしました。 おなじみ以上のスピード感があって、3分の1も読まないうちに自分が 主人公になってしまい、逃げ回っている感じ。 楽しませていただきました。 | ||||
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とうとう来ました。満を持しての一年ぶりの単行本! 映画のようなエンターテイメント性を持った舞台を、伊坂さんの独自の視点から、独自の結末で描くとこうも違った世界が見えるのか。そう思わせてくれる作品です。 もちろん、作者独特のクールでロックな台詞回しも健在です。 | ||||
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今までの伊坂さん作品の良いところが、ギュッと詰まった一冊だと思います。 感動しました。 レビューを書くことのが初めてですので、あまり多くのコメントはできません。 レビュー慣れしている方、この作品の素晴らしさを伝えてください。 このような素晴らしい小説を読ませて頂いたことに感謝しております。 伊坂幸太郎さん、関係者のみなさん。 ありがとうございました。 | ||||
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いま読み終えました。 ハリウッドアクション映画の主人公も伊坂幸太郎にかかるとこうなるのでしょう。 首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳は、目に見ないものから必死に、必死に、逃げる。情報、権力、マスコミ、大衆から。 決して闘わない。 どんなに挫けそうになって情けなっても逃げる逃げる。僅かな旧知の味方によって。 大衆を煽るためにマスコミが垂れ流す情報。それを操る権力。その犠牲となる者。 最後の章での、主人公の行動には胸を衝かれて涙が出ました。 今までの伊坂作品のような読後の爽快感はありません。最後へと向かう主人公の生き様に切なくなりました。(言葉が古いですが) 私には、他作品のリンクが分からなかったのですがあったのでしょうか?もう一回読み直してみます。 この作品を読みながら、高校時代の国語教師が「重要な法案が通されるときには、食付き易い大衆性のある事件ばかりがテレビで報道される。面白いから注意して見てみてごらん。」と言っていたのを、ふと思い出しました。 | ||||
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先ほど読み終えました。 全米が興奮!首相殺害の無実の罪を被せられた男が、巨大な陰謀からいかにして逃げ切るか!! ・・・という見出しがたいていはつくのでしょう。帯もそんな感じでした(最悪・・・笑) ですがこの作品が本当に警告している恐怖はそんな陳腐な言葉ではなく、 人ではない、なにか大きな巨大な、個人をいとも簡単につぶす黒いものです。 そして足下に忍び寄る監視社会と、報道によっていとも簡単に歪む事実、 私たちが情報に踊らされている現状です。 自分の中の先入観とか、疑わない悪い意味での純粋さとか単純さを、 明確に自覚させられる恐ろしい、でもものすごく面白い小説。 もちろん娯楽物としても面白いですが、 是非とも単なる娯楽に終らない読み方をしてください。 たまに、ニュースを鵜呑みにする単純な人に呆れる時があって、 是非ともこの小説をぶつけてあげたいです笑。 今までの伊坂さんの作品と比べ、誰もおちゃらけてなくてちょっと異質。 「魔王」が好きな方にはおすすめ。ホントどんな小説もかけるな〜伊坂さん!凄い! | ||||
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杜の都・仙台を舞台に、仕組まれた首相暗殺事件の犯人に仕立てられた男が、必死の逃亡者として逃げ切り、生き抜こうとするストーリー。 謀略者や警察、マスコミによって作り出された男のにせの姿が、男をよく知る親友たちと主人公が関わっていくなかで、真実の姿へと変わっていく。最初のうちは、虚像として映っていた絵をばらばらにして、あるべき場所にパズルのピースをはめこんでいくと、最初の像とは全く違う青柳雅春の実像が浮かび上がってくる、そんな感じ。ぱたり、ぱたりと、主人公・青柳雅春の虚像が引っくり返されていく展開が小気味よく、絶妙でしたね。 暗殺事件の真相は、事件当時のものとは違っていたことを明らかにした上で(事件から20年後の話を描いた後に)、黒い霧の中に葬られた事件を、カットバックを巧く使いながら描き出していく話の展開、伏線の生かし方も見事だったな。 殊に、青柳雅春の必死の逃避行を描いていく中に、彼と親友、恋人との思い出の光景が差し挟まれるところがよかった。容赦のない、冷酷無惨な謀略事件と比べると一層、彼らの脳裏に浮かぶ思い出の風景が、あたたかく輝いているように見えました。 久しぶりに読んだ伊坂ミステリー。これは面白かった! | ||||
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楽しみです。犯罪の濡れぎぬというシリアスな内容に伊坂イズムをどう組み合わせるのか、今までにない逃亡劇を描いてくれる事を期待しています。大統領が二階から落ちてきた。これじゃああきらかに自殺だし。予想がつきません。案山子に聞くしかないかもしれませんね、これは僕の勝手な予想ですけど、大統領の側に千葉が出てくる気がしますね、あたるかなぁ、ワクワクするなぁ、楽しみで仕方ないですが、そろそろ寝ます。消灯ですよー | ||||
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