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恩讐の鎮魂曲
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恩讐の鎮魂曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全79件 41~60 3/4ページ
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さすが中山七里さん、としか言いようがない。 御子柴のキャラも泣かせます。 老若男女すべての人におすすめしたくなる一冊! | ||||
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主人公が本物のやくざに脅しを依頼するだと? その結果を見事な仕事だと感心するだと? この作者、社会を舐め過ぎだな。自分に酔っている。 その時点で読むのをやめたが、この作者の本は二度と手にしない。 出版社と編集者どもにも、あきれるな。 | ||||
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中山七里さんの幅広い作風を今回も堪能させてもらいました。 ストーリーテラーとはよく言いますが、様々なジャンルの個性的な主人公を生み出して、魅力的な活躍をさせる想像力の素晴らしさをじっくりと堪能させてもらいました。 弁護士・御子柴礼司シリーズの第3作にあたります。少年院時代の稲見教官の古武士のような立ち振る舞いや考え方が本書を最後まで骨太のストーリーとして担保した要因でしょう。 登場人物の隠れた人間関係が明らかになるにつれて、御子柴礼司の鋭さが増してくるわけで、この思わぬ結末に読者は遭遇します。ストーリー展開の上手な作家ですね。 裁判員制度についても見事な見解を披露していました。 「今更ながら裁判官席に素人が座っている光景は噴飯ものだ。市民感覚を反映させるという号令で施行された裁判員制度だったが、いざ蓋を開けてみれば溢れ出たのは市民感覚ならぬ市民感情だった。」というコメントは同感です。市民感情が優れば、法的根拠よりも結果にバイアスがかかり復讐心が強く反映されます。一般市民の正義感と裁判との関係性を考える契機にもなりました。 なお、特別養護老人ホームの金銭面に対して間違ったエピソードが記されていました。この分野を書くのなら、もう少し丁寧に取材をした方が良かったと申し添えます。 | ||||
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いやはや、御子柴礼司の弁護士は、面白い。 これで、3冊目だ。一つの形が、明確化している。 本当に、日本の弁護士のクオリティが、悪くなっている状況の中で、 贖罪とは、何を意味するのか? 法で裁かれるとは、何を意味するのか? ということを、常に問い続けている。 自分という存在を理解しながら、自分を光に導いてくれた恩人。 父親以上に父親だった 稲見教官。 その教官が、医療介護ホームで、殺人事件をして 言い争い、殺意があって殺したということを、 御子柴礼司が、弁護するために、弁護士を脅してまで、 担当弁護士になろうとする。 それにしても、事務員の洋子さんが、健気だ。 そしてでてくる、介護の現場の暴力。 弱いものをいじめる。 その中で、殺意は存在せず、緊急避難という主張で 弁護を組み立てていくが、稲見教官が 信念を曲げない。 昭和の価値観で生きている。男としての矜持。 なんのために、弁護するのかを悩む 御子柴礼司。 最後に、倫子ちゃんの手紙が、泣かせるなぁ。 | ||||
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久しぶりに読み応えのある作品に巡り会えたと感じました。 これまでいろいろな作家さんの作品を読んできましたが、正直なところ後半からラストにかけて今ひとつ盛り上がりに 欠けるものが多く物足りなさを感じていましたが、この作家さんは期待以上の展開を提供してくれます。 | ||||
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一気読み。またもやドンデン返しの波状攻撃。また主人公の人間味が出るか出ないかのギリギリ感にも引き込まれる | ||||
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御子柴シリーズ3作目。 かつて罪の意識が存在せず、悪い事・忌避感が存在しない心で猟奇殺人を犯した主人公・御子柴に、まともな人間の心である罪の意識と、『償うために弱い者のために戦え。奈落から手を伸ばしているものを救い上げろ』と弁護士へ至らせた恩師・稲見の……その素晴らしくも凄まじい生き様を魅せ付けられました……。 流石としか言い様のない恩師の生き様・そんな恩師を何としても救いたくて奮闘し続ける主人公。 魂の奥底まで引き込まれたこちらも脱力してしまったラスト、思いがけないものに前作同様泣かされました……。 ハラハラドキのサスペンスとしても見事だったし、大まかには同じような体験をした者として、御子柴シリーズ&『ノーマンズランド』は早くも今年のNo.1候補であり、人生のベスト10作にも入る神作品でした! 御子柴シリーズはタイトルも秀逸で、音楽の曲のタイトルのようなセンスですし、今は解散した好きな音楽の曲に『月下の夜想曲』というタイトルがあったなと感慨深くもあり。 総読書5,000冊目という記念を、今年の100冊目&今年の3分の1という切り良い日に、『恩讐の鎮魂曲』で迎える事が出来て本当に良かったです! 次作は関係悪い母親の弁護という事で、感動クオリティは下がりそうな不安もありますが、来月中には読みたいと思います(^-^*)/ | ||||
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いまどき、レクイエムを「鎮魂曲」と訳す馬鹿がいるとは思わなかった。 作者はもちろん馬鹿なんだろうが、担当編集者も相当だろう。 「恩讐の死者ミサ曲(レクイエム)」となぜできない? | ||||
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著者は安っぽいやら薄っぺらいやらと、やたらと書いてますがこのシリーズもだんだんと独りよがりの方向に向かっているというのが感想です。多いのでいちいちあげませんが歪んだ価値観を持っているなというのがわかってきて残念です。 | ||||
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このシリーズの過去の2作品に比べると、凄いどんでん返しはないように感じました。(それなりのはありますけど) だからと言って、本作品がイマイチかというと、そんなことはなくどんどん読み進めていきました。え?もう終わりまで来たの?って感じです。 最後の最後で・・・涙で文字が滲んでしまいました。 僕にとっては、考えさせられる作品ではありました。 | ||||
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御子柴シリーズはどんでん返しとセットであるが、今作は1番自然としっくり来るどんでん返しだった。 個人的にはミステリーのどんでん返しは、読者にいかに情報を与えてひっくり返すかがポイントだと思っている。 読者が読み進めても分からない情報でひっくり返されても、それはただの後出しジャンケンにしか感じないからだ。 今作は如何に情報を与えつつ、ひっくり返せるかのバランスが過去作品の中で秀逸だったと感じた。 結末はどうあれ、御子柴の人間臭さを1番感じられ、自然と文書を追う目が滲んでくる作品だった。 多分読者に子供や孫が居るか居ないかで、少し感情移入度は左右されると思う。 ただ、過去作の中で1番面白いのは間違いないので、過去2作を読んでる方は是非読んでもらいたい!と切に願います。 | ||||
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このシリーズは欠かさず読んでいるが、今回は参った。読めば読むほど内容が深まっていく。作者お得意のどんでん返しを期待した自分が恥ずかしいくらい。その一方、読者の?には丁度いい頃合で解説が入る緻密性はいつも通り。あー 久しぶりに良い読書をした。 | ||||
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正当防衛はもちろん緊急避難も検討可能性があるのでしょうか? どちらも、自分だけでなく他人を守るためにも成立しうるが、そもそも大前提になる「急迫不正の侵害」や「現在の危難」に相当する部分がどこにあるのかよくわからないです。 さらには、(自己に対する侵害は正当防衛、他人に対する侵害は緊急避難であると)両者の違いを誤解しているようにも思います。 他の作品でも司法制度や手続の誤りが多々ありますが、ストーリーの本質に関わらない瑣末な誤りだとのコメントを見かけたことがあります。本作で前提を欠くとすれば、ストーリー自体が成り立たなくなるようにも思いますが。。 | ||||
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私達が、誰しも持っているであろう原始的で生々しい負の感情が、様々な場面で引きずり出されます。 自分が助かる為に人を殺すのか、弱者を虐待してしまうのか、復讐の為に人を殺すのか…秘されるべきものがあまりに赤裸々に描かれているせいか、読まずにはいられません。御子柴ワールドに引きずり込まれます。 | ||||
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あまりにも間違いが多くて途中で読むのをやめました。 たとえば御子柴弁護士は被告人の過失致死を検討してますが明らかに殺意を持って花瓶を頭に叩きつけてるのであれば過失致死になる余地はありません。 また、虐待されてたことから正当防衛を検討してますが正当防衛はたとえば虐待が今まさに行われている状態で花瓶で殴ったというのであれば成立する余地がありますがそのような状況がなければ成立する余地がありません。 こんなことは法学部の学生が1年生で習う知識です。これがわからなければ絶対に司法試験に受かることはないですしましてやエリート弁護士と呼ばれることはありえません。 フィクションであっても誤った知識を読者に与えることは避けていただきたい。 作者がもう少し勉強してこのような誤りを減らしてほしい。というか本当に取材をしたのか問いたくなる。 内容もあまり面白いものではなかったです。 | ||||
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面白くはあったが、あまり響いてくる、突き刺さるものもなかったので、この評価になった。 あまり印象に残った言葉はないんだけど、一つだけ頭に残っているものがある。 それは、「当事者意識」に関するものだ。 どんなことにでも、当事者意識を持たないといけないな、とそれを聞いたとき思った。 言い時間つぶしくらいにはなるので、多くの人に読んでもらいたい | ||||
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御子柴シリーズの文庫版を書店で見つけて、早速購入して読みました。 今作も読んでいて飽きさせない、内容の濃い作品になっていると思いました。ただ、一作目、二作目はラストに驚きの展開があって、「おおっ」と思いましたが、今作はそれほどの驚きがありませんでした。 冒頭のエピソードの後、関係者が登場しないな、どうしたのかなと思っていたら、ラストに登場。期待したほどのどんでん返しではなかったと思います。 法律には序列があり、刑法は刑罰を規定する法律の頂点に位置します。その刑法が自ら、刑法より優越すると規定しているのが少年法です。この刑法の自己矛盾が生み出した存在が御子柴であり、今作品は自らの犯した罪に苦しむ御子柴の内面に焦点が当てられています。御子柴の葛藤が丁寧に描かれており、そこが今作の読みどころとなっています。 ただ、ミステリとしては先が読めてしまう展開だと思うので、そこをどうとるかで評価が分かれるのではないかと思いました。 余談となりますが、作中登場するモーツァルトのレクイエム、私も好きで、特にサー・ネヴィル・マリナー指揮の映画『アマデウス』のサウンドトラックが好きです。著者の解釈とはちょっと違った印象を持っていますが。私にとってレクイエムは、地上の音楽から天上の音楽へと昇華された至高の音楽というイメージです。 | ||||
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御子柴さんの気持ちがとても痛かったです。 ラストに「最追憶の夜想曲」に登場した倫子ちゃんのお手紙にも泣けました。 「贖罪の奏鳴曲」から始まり第3弾となる「恩讐の鎮魂曲」ですが、これが一番心に沁みました。 | ||||
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御子柴弁護士シリーズは毎回読んでいますがこれも面白かったです。最後の驚きは大きくありませんが、人物が魅力的なところがこの人の良さだと思います。 | ||||
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シリーズ3作目も面白い。次はどのような、筋書きで、読ませるのか、当分この人から目が離せない。 | ||||
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