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偽りの墳墓
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偽りの墳墓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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「風の証言」、「準急ながら」、「積木の塔」に続き再読。 2つの事件が起きるが、今回はアリバイ崩しのための推理の試行錯誤は控えめでトリックは単純であるものの、その代わりに、事件全体の構図やアリバイの構図を一捻りしてあり、その意味で鮎川作品としては異色といえるかもしれない。 それと今回は、アリバイを強固にみせるためのミスリードや真の手がかりを伏せるためのミスリードが巧妙で特に印象に残った。 やはり、鮎川作品にハズレなし、を実感した快作です。 | ||||
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鮎川氏の全盛期の昭和30年代に書かれた長編アリバイ崩し路線の作品。 もともと短編として書かれたものを長編に改編したものだ。 容疑者が二転三転する凝ったプロットが読むものを引き付け、アリバイトリックも時刻表を使った正統派トリックというよりは思い込みの心理をうまく利用したいかにも本格ミステリーらしいトリックである。 劇中である病気が扱われているが、本作のちょっと前に発表された松本清張氏の砂の器を意識したものだろう。 | ||||
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鮎川氏の全盛期の昭和30年代に書かれた長編アリバイ崩し路線の作品。 もともと短編として書かれたものを長編に改編したものだ。 容疑者が二転三転する凝ったプロットが読むものを引き付け、アリバイトリックも時刻表を使った正統派トリックというよりは思い込みの心理をうまく利用したいかにも本格ミステリーらしいトリックである。 劇中である病気が扱われているが、本作のちょっと前に発表された松本清張氏の砂の器を意識したものだろう。 | ||||
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古本の評価は難しいが、普通と美装の中間程度。発送も最初の予定日より、勝手に遅らせて。 | ||||
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鬼貫警部シリーズを始め、鮎川哲也の作品をほぼ読み終えました。この作品もなかなかの傑作です。もっと多くの作品を残してあればと思います。松本清張、内田康夫と共に、好きな作者の一人です。 | ||||
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1963年に文藝春秋から出た単行本の復刊。ただし、底本とされているのは1979年の角川文庫版。 鬼貫警部もので、お得意のアリバイ崩しをテーマとした作品。話としてはいささか小粒と言わざるを得ない。トリックもいまいちだし、アリバイが崩されていく過程もちょっと。 その穴埋めのためというか、ある病気についての取材をして、物語前半の謎に利用している。世間一般の誤解を解こうと、誠実な内容となっており、著者の人柄を感じさせる。 浜名湖のあたりの風情も良く出ている。 | ||||
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1963年に文藝春秋から出た単行本の復刊。ただし、底本とされているのは1979年の角川文庫版。 鬼貫警部もので、お得意のアリバイ崩しをテーマとした作品。話としてはいささか小粒と言わざるを得ない。トリックもいまいちだし、アリバイが崩されていく過程もちょっと。 その穴埋めのためというか、ある病気についての取材をして、物語前半の謎に利用している。世間一般の誤解を解こうと、誠実な内容となっており、著者の人柄を感じさせる。 浜名湖のあたりの風情も良く出ている。 | ||||
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浜名湖近くの温泉街の土産物屋でみつかった女性の首吊り死体。自殺にみえたが、そこには偽装工作の跡が。夫が容疑者として浮かび上がるが、彼にはアリバイが・・・。アリバイくずしものの本格ミステリです。 メインとなるアリバイトリックは、著者の十八番だけあってよくできており、そこに万年筆のインクや写真など細々とした小道具が効果的に使われているあたりはさすがです。 また、ミステリの出来不出来にはあまり関係のないことなのですが、刑事の一人が手がかりを追い求めて訪ねる瀬戸内海にある(架空の)小島、そこは島全体がハンセン氏病患者の療養所となっているところで、青い海と青い空、緑の木々に囲まれたとても明るい場所にある、近くの住民たちから忌避されひっそりとたたずむ療養所のイメージが目の前に鮮烈に浮かび上がってきて、とても印象的でした。 | ||||
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浜名湖近くの温泉街の土産物屋でみつかった女性の首吊り死体。自殺にみえたが、そこには偽装工作の跡が。夫が容疑者として浮かび上がるが、彼にはアリバイが・・・。アリバイくずしものの本格ミステリです。 メインとなるアリバイトリックは、著者の十八番だけあってよくできており、そこに万年筆のインクや写真など細々とした小道具が効果的に使われているあたりはさすがです。 また、ミステリの出来不出来にはあまり関係のないことなのですが、刑事の一人が手がかりを追い求めて訪ねる瀬戸内海にある(架空の)小島、そこは島全体がハンセン氏病患者の療養所となっているところで、青い海と青い空、緑の木々に囲まれたとても明るい場所にある、近くの住民たちから忌避されひっそりとたたずむ療養所のイメージが目の前に鮮烈に浮かび上がってきて、とても印象的でした。 | ||||
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