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誰か Somebody



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誰か Somebodyの評価: 3.45/5点 レビュー 170件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全170件 101~120 6/9ページ
No.70:
(4pt)

日常を舞台にした推理小説だからこそ感じられる教訓。

 この本には日常を舞台にした推理小説だからこそ感じられる教訓がある。
 決して描かれているのは「模倣犯」のような大事件ではない。だからこそ現実味があるとも言える。
 読んでいて気持ちが揺さぶられるようなことはないが、題材が身近だからこそ感じられる教訓があると思う。その意味でこの本は良。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
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No.69:
(4pt)

シリーズ化したら面白いのでは?

久しぶりに「宮部みゆき」の作品を読みました。
今多コンツェルン会長、その個人的運転手だった梶田の死、年が離れ性格が違う被害者の娘 二人、主人公である今多コンツェルン会長の娘婿 杉村三郎。
なかなか面白い設定です。
梶田の隠された過去、二人の娘の確執、婚約者...。
事件は解決するのですが、後味が悪く読後の爽快感はありませんが、宮部みゆきらしく、手抜きなく書き上げています。
人に警戒感を与えない杉村三郎は名探偵になれるのではないでしょうか?
杉村三郎を主人公にシリーズ化したら面白そうです。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.68:
(3pt)

正直がっかり

名もなき毒を読む前に読んでおこうと思って、読みましたが、「火車」「理由」の一連の宮部作品に見られる「切れ」がまったく感じられなくて、正直がっかりでした。
ほのぼの系でも江戸ものには、到底及ばず、宮部さんどうしちゃったの?って感じでした。
【今作の続き物の感がある、名もなき毒、こちらは、読み応えありで宮部ファンとしては、ほっと胸を撫で下ろした次第です】
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.67:
(3pt)

なぜ「誰か」?

多分、この小説のテーマは「心の中に誰にも言えない隠し事を持っていると、とても苦しい」とか、そんな事なんだと思う。
半分以上読んでから、やっとこのテーマに気が付いた。
今までの宮部さんらしくなく、淡々と内容が進んでいかない。
主人公の三郎の性格が、そのままこの小説の流れになってしまったのかも知れない。
そうは言っても、なぜタイトルが「誰か・・」なのか、未だにわかっていない私がいる。
人間はみんな心の内を聞いてくれる「誰か」を探している・・という事なのか?
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
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No.66:
(3pt)

冗長なので主題がぼけてしまっている

自転車のひき逃げ事件から物語は始まり、宮部みゆき得意の社会風刺かと思いきや、本書は
自転車の危険性を主題として強く訴えているわけではない。
この物語の主題は姉の聡美と妹の梨子との間の確執である。
父親の暗い過去の時代に幼少期を過ごした聡美と、その過去を知らずに生まれ育ってきた梨子。
それ故に、聡美は物事を悪い方向へ考えてしまう性格を持ち、一方梨子は自由奔放な生き方
をしている。この2人の性格の違いが、結果的には不幸な結末を招いてしまうことになる。
長編小説ではあるが、主題とはあまり関係のない部分での膨らませ方など、やや冗長な感は
否めない。また、ちょっと鋭い人なら途中で結末の展開も読めてしまうかもしれない。
(私は最後まで気づかなかったので、その分楽しめましたが...)
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
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No.65:
(3pt)

対比。

宮部作品として、期待持って読んでいた分『普通』だったのかな?
いつも、驚かされたり。号泣なぁんて。連続だモノ。
おっきな波や山みたいなものを感じられなかった。
だから。
でも、じんわりとは、きます。よ!一気に読めます。
義父の今多会長の運転手だった梶田さんの事故死がきっかけ。
その姉妹と父の本を出すことになった主人公杉村三郎。犯人探し。人生探し?
結局は姉妹のお話だったのかなぁ。なぁんて。
姉と妹の対比。昔の彼と、婚約者の。
実家同士の。過去と、現在の。
父の過去の事件と事故死の対比。
・・・。って、相反しているモノで、埋め合わせていった物語かな?
 【人間はそういうものだ。必要に迫られれば何でもやるんだ。
 〜問題は、それを背負っていかれるかどうかだけだ、と。】
あまりにも、普通というより幸せすぎな主人公杉村三郎さんだったけど・・・。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
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No.64:
(4pt)

人間性の真実を見事に描いている

 宮部さんの作品を初めて読みました。すばらしい作品でした。杉村三郎に対して読者が抱く不可避の羨望、やっかみを登場人物に毒々しく発散させるところはうまいなあと感心しましたし、この作品に漂うほのぼのとした悲哀をしっかり定着させた感がありました。この上なく幸せに見える人でもそれなりに悩みはあるんだという当たり前のことがよくわかって人間に対していとおしい気持ちになりました。読んで本当によかったと思います。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.63:
(4pt)

良くも悪くも庶民派

文体やら演出やらが庶民的。
切れ味鋭い現代的なサスペンス、というのではないし、硬質な現代文学、というのでもない。しかし良いも悪いもこれは宮部みゆきさんの持ち味なのだろう。
自転車の危険な運転ぶりへの問題提起には共感。
人間を単線的ではなく複眼的に描いているところにも好感を持った。
作品名の「誰か」はいいのだが、Somebodyと続けるセンスには疑問符。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.62:
(4pt)

最後がちょっと…

『名もなき毒』が面白かったので、こちらも読んでみました。
一気に読んでしまった、という点では同じですが、他の方も書かれていた通り、最後がちょっと…
「えっ、そんな終わり方なの?」
「そんなひどいこと言われて黙ってるの?」
と主人公の杉村さんと周囲の人物たちに、ちょっとイライラしてしまいました。
『名もなき毒』はどちらかと言えばスッキリ・ハッピーな終わり方で、同じようなエンディングを期待していただけにちょっと残念でした。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.61:
(4pt)

私は好きですね、こう言う作品は。

私の場合間違えてこの作品の続編、詰まり「名もなき毒」から入ってしまったので皆さんの受ける印象とは多少異なる印象を受けたかも知れないので、このレビューを読む時はその点を留意して読んでください。尚、私自身「宮部みゆき」と言う人間のファンなので、その点もまた頭に残した上で読んで頂けると有り難い。
・文体
文体はかなり読み易いと思います、多少本を読む習慣の有る人間ならかなりすらすらと読み進められる部類ではないでしょうか。会話のテンポや表現も非常に上手く描けており、流石ベテランは違うな、といったところでしょうか。
・登場人物
そこまで引き立っている人物は居ません、と言うか、そこまで突飛な人間の出てくるお話では有りませんからね。只、「普通の人間」としての味はじわじわと出ています。言葉では表現出来かねますが、読んでいて普通に感情移入が出来ます、やはりこの辺りでも作者の力量が伺えます。
・物語
一見平凡ですが、その中に様々な人生の有り様が描かれています。逆タマに乗った一編集者、温室で育ったお嬢様、有名大学に通い遠距離恋愛に悩むアルバイトの女の子、小さい会社から財閥へと駆け上った老人、過去に重たい物を抱え賢明に家族を支えた運転手、過去の悲劇を想い未来へ歩むのを怖がる結婚前の女性、勝気で先ずは考えるよりも行動と良くも悪くもそうして生きてきた女の子。それぞれの人生に含む内容が有り、これだけの人々の人生を描いてるにも関らず内容薄だと感じさせない。絶賛!と言う訳では有りませんが、そこまで難解な作品でもないし、一度読んでおいても損は無い作品だと私は思います。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.60:
(1pt)

飽きた・・・。

ストーリーとは関係のない無駄な描写がやたらと多いと感じ、読み進んでいくのが苦痛でした。なんとなく筆者が意図していることはわからなくもないのですが、行数稼ぎにイライラして、半分で挫折です。「火車」を読んだときには衝撃を受けたため、非常に残念です。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.59:
(3pt)

「誰か」には分かるのだろうか?

 「今多コンツェルン」の会長である義父から妙な依頼を受ける。自転車にはねられて亡くなった個人運転手の残された娘たちが父親の思い出を本にしたいという。姉は父親の過去に後ろ暗いことがあることを理由に渋り、妹は本を出すことで自転車で父を殺した相手に訴えかけると意気込んでいる。
 ウチの住んでいる大阪は自転車が多いところで、歩道を歩いていると「危ないなぁ」と思うことが度々ある。その反面、自転車で移動することも多いので人を危険にさらしていることも多いんだろうなぁとも思ってしまう。
 自転車と歩行者の事故を取り上げているわりには、「火車」や「理由」のように、テーマとして掘り下げてはいないんですよね。そういう意味では物足りなさを感じてしまって、「あぁ、なんやぁ」と思ってしまったんですね。
 でも……「誰か」というタイトルは実に意味深だと思うと、読み口が変わってしまいました。
 自転車でひき殺してしまった「誰か」
 過去の父母の後ろ暗いことを知っている「誰か」
 4歳の頃に自分を誘拐した「誰か」
 逆玉にのった自分を見る「誰か」
 ……
 「誰か」を感じてなにかしら不安に感じる危うさを思わされました。うーん、読み方がずれてるかなぁ。ミステリとしてではなく、「誰か」が見る自分に染まっていく怖さを感じた小説でした。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.58:
(2pt)

印象に残ってない・・

「理由」で宮部みゆきを知り、「火車」で参った!のですが、私は基本的に同じ作家さんを続けて読みません。やっぱり作家特有の「クセ」があって、飽きてしまうので。
ってな訳で久しぶりに読んだのがこの「誰か」
すらすら読めて、あっという間に読み終わってしまいました。
読んでからしばらく経っていますが、感想はやっぱり「覚えていない」です。
「火車」のようなワクワク感を期待しちゃダメなのか・・
★マークが割と付いてますが、そこまでの評価あるかな・・
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.57:
(3pt)

ミステリー度が低い

 暴走自転車による死亡事件という時機を得た題材ですが、ミステリー度が低く、謎解きの楽しみはほとんどありません。この作家としては、冗長さがないので読みやすいですが、全体が冗長だという読者がいるかもしれません。星は3つというところでしょう。
 
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.56:
(4pt)

若者たちのストレス発散の道具になっている『自転車』

この本の中で一番興味深いのは『自転車による』ひき逃げ事故を扱った点だと思う。
確かに新幹線も真っ青の猛スピードで他人のすぐ横を走り去ったり、
人ごみの細い隙間を、曲芸のようにくねくねとくぐり抜けるのはさぞ爽快な気分だろう。
やられた方はたまったものではないが。
この本を読んだ時に「そう、それは私もずっと危惧していたことだよ」と飛びついたのは私だけではないだろう、きっと。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.55:
(3pt)

展開は面白いが、後味は悪い。

 あまり、ミステリー小説を読む方ではない。宮部みゆきは「理由」を読んで以来である。
 昨年の中日新聞の連載小説で、この続編となる「名もなき毒」がなかなか面白く、前編にも興味をもったのが読むきっかけである。
 ストーリーの設定がユニークで、展開も素晴らしいと思う。単なる犯人探しや謎解きに終わっていない。
 主人公の目が実にリアルで、心理描写があたかも自分が現実に遭遇しているかのような錯覚に囚われてしまう。そして、まんまと思惑通りにミステリーの罠にはめられてしまう。
 ただ、宮部みゆきという作家の特色であろうが、人間の心の闇を、悪魔的なものを、これでもかと毒々しいまでに書こうとする。
 ストーリーは紹介したくないが、この小説では、事故の被害者の家族で、相談者である二人の姉妹が、結末で手のひら返したように主人公に毒づくのは読んでいてやりきれないし、後味があまりに悪すぎる。
誰か Somebody (カッパノベルス)Amazon書評・レビュー:誰か Somebody (カッパノベルス)より
4334076173
No.54:
(5pt)

ドキリときたくだり

久しぶりに宮部みゆきを読んだ。
『義父の表情は語っていた。法に触れこそしないものの、私はもっともっと凄いことを何度もやってきたよ。裏切りも企みも、駆け引きも暗闘も、収奪も秘匿も。
人間はそういうものだ。必要に迫られれば何でもやるんだ。義父はひとかけらの文飾もなく、私にそう言っているのだ。問題は、それを背負っていかれるかどうかだけだ、と。』
こういう、人生というものの隠された断片に触れる文章にドキッとさせられる。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.53:
(3pt)

さりげなさが効いている

起こっている事件より、主人公と主人公の妻、
そしてその周りの人間心情に重きを置いた文章は宮部さんの常ですが、
この作品は特にそれが強く出ているように感じます。
主人公が何となく生温い環境の中にあるのが良く伝わってきますし、
姉妹に関した事件について妻と考え、
妻の父(会長)と、自分の人生と運転手とを照らし合わせる所はやや単調かと思いますが…
進め方としては良いです。
事件の犯人はすぐ伝わってきますが「ああ、そういうことか」と納得。
犯人に対する主人公と主人公の妻とのやり取りが実に宮部さんらしいです。
会長との「これまで積み重ねてきたもの、そしてその上での自分の行動」の会話は重さを感じました。
しかし読後感はやや物足りない、ですね。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.52:
(5pt)

雰囲気が好きです

「理由」「火車」のような宮部さんしか知らなかったけどこの作品もとってもいいです。主人公やその奥さんが人間的にとっても魅力的でこの作品の世界にどっぷりはまってしまいました。ミステリーではあるけれど、どこかほのぼのしていて内容の深さはさすがに宮部さんだと思います!!
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498
No.51:
(5pt)

宮部さんとは違うイメージ

宮部さんの「火車」「RPG」「クロスファイア」「理由」などが好きで、この本も読んでみました。読んでいる途中はいつものゾクゾクする感じがないなあと思っていたけれど、でもストーリーに引き込まれて一気に読んでしまいました。ミステリーの大作という一般的な宮部さんのイメージとは違うけれど主人公や主人公の奥さんの設定が好きで、読後とてもさわやかな気持ちになりました。
誰か ----SomebodyAmazon書評・レビュー:誰か ----Somebodyより
4408534498

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