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証言拒否 リンカーン弁護士



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証言拒否 リンカーン弁護士の評価: 4.23/5点 レビュー 26件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

毎年のお楽しみコナリーの新刊

ストーリーは本作執筆時点(2011年)の時流に乗ってサブプライムローン問題に絡めた事件です。
コナリーのストーリテラーぶりは健在、テンポよく事件、調査、そして公判へと入っていきます。
ただ弁護士にとっても検察にとっても「決めて」に欠く裁判の流れの中で、どのような戦略で
裁判を闘っていくが主題ですが、その周りの複数の小さな事件が公判中の裁判と絡まって進んでいきます。

リンカーン弁護士も本作で4作目。アメリカの司法制度も大分理解できたとは言え、日本人にとっては
アメリカの不可思議で馴染みのない裁判制度や慣習もあり、特に本作では裁判の流れの決め手となるある出来事が、
少なくとも私の知識では「なぜそれが重要なのか」「なぜこの結果に結びつくのか」が理解できませんでした。
訳者あとがきでもこの点は触れられておらず、この点だけは読了した今でもスッキリと私の中で落ちていません。

とは言え、小説としてはもう結末が気になって気になって、睡眠不足であり且つ仕事までもサボって読んでしまうこと間違いなし。
コナリーファンであればもう十二分に満足出来ることは保証します。
本書がコナリーの最高傑作かどうかはわかりませんが、
リンカーン弁護士シリーズの中では真鍮の評決と本作で私の中では双璧な面白さでした。

ただ初コナリー、初リンカーン弁護士であれば、リンカーン弁護士の第1作目か、
ボッシュシリーズを読まれることをお勧めします。

アマゾンプライムビデオの「BOSCH」シーズン2もすでにアメリカでは公開されたようで、
おそらく日本での公開は夏頃でしょうか?それまでにコナリー次作のボッシュシリーズ「The Drop」日本語訳版の
刊行を間に合わせたい、と訳者の古沢氏があとがきに記されています。

出版社、訳者様には是非とも実現して欲しいですが・・・・どうでしょうね。期待していますよ!
証言拒否 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:証言拒否 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫)より
4062933217

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