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カエルの楽園
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カエルの楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1072件 681~700 35/54ページ
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百田氏の作品は「モンスター」しか読んだことがなかったのだが、作者の口から本作が「最高傑作」だと聞くにつけ、ああこのレベルが最高なんだと内心当惑した。 言いたいことをカエル世界の寓話仕立てにしたことは、氏の主張を当たり障りなく(脱法的に)世に出す上で非常に賢いやり方だし、平易な文章でサラサラと読ませるのはやはり氏の力量だと思う。 それに、私は氏のこの手の主張において賛同する見方で、その意味では「痛快」とも感じていた。 だが、やはり引っかかることは引っかかると言わせてもらう。 「三戒」については、わかる。争いごとを極力避けることで繁栄した国家が、ひとときの間存在していたとしても不思議ではない。 だが「謝りソング」については、この物語において整合性を持たないだろう。 アマガエルを一飲みにしてしまうウシガエルを、その昔アマガエルが蹂躙したという顛末、これが一切語られてない。 それまで主人公たちがカエル種族間の絶対的な強弱関係に翻弄されてきた流れからすれば、不可解な話である。 むろんアマガエル(ナパージュ)を日本、ウシガエルを中国に置き換えれば容易に言いたいことはわかるのだが、この寓話においては「なぜナパージュが謝りソングを歌わねばならないのか」が説明不足のまま放置されており、ネタ元の「前提」がわかってない読者は腑に落ちないのでなないか。 この「謝りソング」は、マスコミの「中韓へのひたすらな謝罪姿勢」を皮肉りたいがために、ムリに挿入された感がある。 もう一つ気になったのが、デイブレイクの薄っぺらさである。デイブレイクが朝日新聞の言い換えであることは明白だが、朝日新聞が薄っぺらいと言ってるのではない。物語における登場人物「デイブレイク」の薄っぺらさ、ひいては物語の欠陥についてである。 彼がなぜ劇中の発言(虚言と言ってもいい)に至ったのか、彼の目的は何なのか、どういう経緯でこのような虚言を振りまく立場に陥ったのかがさっぱりわからない。そこは、重要でしょう。 いや、どうでもいい話ならこーいうどうでもいいキャラがいてもどうってことないんだけど。 「最高傑作」なんでしょう? 肝心の「悪役」が、こんなバックボーンのわからない適当な悪キャラでいいの? 単に朝日新聞の悪口をうまいこと寓話で言えたことで満足しちゃってるんじゃないですか? てことである。 そこそこ本を読み慣れてる感じのレビュアーがそのへんまったく触れずに手を叩いてるのがすっごく違和感あるし、馴れ合いだったらもう勝手にやってくれと思うんだけど。 ツイッタで見かけたレビューに「子供が『ウシガエルに土地を分け与えればいいのに』と言ってました」とあったのを読んで確信に至ったのだが、「争いを避けるため」に「領土を少しずつ譲歩」した結果、「国は滅びる」という一点でまとめた方が、この話は完成度が上がったのではないか。 政治的主張を寓話に込める手法の発見に喜ぶあまり、氏の「敵」に対し皮肉や文句を詰め込みすぎたため、寓話としては歪になってしまった感がある。もっと練り込んでくれたら素直に賞賛していたのに、と残念に思う。 | ||||
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この本を批判することは簡単です。 物語として難しいことはありません。 さまざまな表現、言葉で自らの良心を語る権利は保証されるでしょう。 ただそれすら、何によって保証され守られているのか。 批判する人はその矛盾に、目をつむり続けるのでしょうか。 童話としての完成度は別の機会に評価させていただくとして、自分の中の矛盾、嘘の存在を自ら問うと言う意味で一読はしてみる価値はあると思います。 | ||||
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政治に関心を持ち、日本を取り巻く諸外国との問題点をこれほど自由に喝破して見せた書があるだろうか?寓話という形式をとっているからこそここまで書けるのかもしれない。日頃政治に関心を持ち、TVや新聞と言った報道リテラシーの欠如した情報源を懐疑的に眺める事が出来る層には大いに賛同される内容だと思った。一番読んでほしいのは政治に関心を持たず、TVや新聞の情報を丸呑みに信じて疑わない老年層や、政治にまだ目覚めぬ層であるが、おそらく彼らは“ナパージュのツチガエル”のように、著者が何を問題提起しているのか理解するためのきっかけさえも有していないかもしれない。それが現代日本の問題なのだ・・・orz. | ||||
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噂を聞いて購入しました。 あまりにも面白く、一晩で一気に読みきりました。 今の日本をカエルたちに投写して解りやすく描いた良書です。 全日本人はこの本を読むべきだと感じました。 読了後、必ずみんなこう言うでしょう、デイブレイクはカス!ヌマガエルは即時強制送還を!と。 | ||||
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ぜひ中高生の皆さんにもこの本読んでもらい日本の未来について考え選挙に臨んでもらいたいです。 読みやすいのに現在の日本がよくわかる素晴らしい本だと思います。 中一の娘に読ませるつもりです。 | ||||
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私はブラックコメディーとして読みました。つい噴き出しながらも「おい笑えないだろ」とツッコミを入れながらです。 「寓話にする意味が無い」といった評価がありますが、「物語にすることで日本や自分たち自身のことを客観的に見ることが出来るから良い」というのは高校生の子供の感想です。とても感心していました。 ただ、こまごまとしたネタはもしかしたら左派には分からないものが多いかもしれません。「全然面白くない」という場合も、ネタ元を知らないケースがあるかもしれません。 また、あまりに醜悪な寓話なので左派が現実を受け入れることは容易なことではないはず。「左派がどれほど醜いものに見えるか」を形にしたものですが、「自ら気付く」という効果は薄いのが、とても残念なところであります。 この醜い物語から目を背けるのはどうしてなのか。自分で考える事が出来る力があれば、そもそも左派にはなっていないのかもしれないわけです。 | ||||
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中学や高校で、歴史教科書によく風刺画が掲載されていた。いまひとつ風刺の面白さにピンとこなかった。この小説は、最終章を除き、要領よく端的に、今の日本を風刺している。読みながら、風刺する対象を思い浮かべることで、面白くなるという、これが風刺の楽しさかと、気づかされた本であった。この本が外国語に翻訳されて、外国人が読んでも、私が当時、風刺画を見てピンと来なかったのと同じく、何が面白いかわからないし、理解されないと思われる。今が旬、今の日本人へのメッセージなのだ。著者の考えは、物語早々から、ハンドレットの言に集約されるが、戦後自虐史観により教育をうけた一般社会人の反応を、ロベルトに代表させている。ソクラテスとロベルトのまどろっこしい問答に、現代日本人の洗脳を解かんとする、著者のこれでもかという精力的なパワーを感じる。この小説はバカげている。外国人には理解できない。その馬鹿げているところが、現代日本への強烈な風刺となっていると感じた。 | ||||
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すべての日本人に読んでもらいたいです。 日本の行く末を暗示して それは決して楽観できないものです。 軍備なくして平和はない 軍備とは家の玄関の鍵の役割だと認識しています。 チベット、ウイグル 軍備がないから侵略、略奪、虐殺されている現状から目をそむけてはなりません。 | ||||
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こういう年少者に分かりやすい寓話はこれまでなかった。確かに百田氏は口は悪いが内容はいつも正論だ。物語に出てくる「三戒」とはどなたかのレビューにある通り憲法九条を寓したもの。これをまだ日本人の手によるものと信じている人がいるのだろうか。米国の国立公文書館で30年経った極秘資料が公開されているが、その中にこの九条の案文のマッカーサーの手書きメモがある。まさにマッカーサー憲法なのだ。いや、この物語で言えば「スチームボート三戒」だ。「美しい三戒」を守ることが目的でなく、「美しい日本の平和」を守ることこそが本来の目的だ。今の世の風潮の中にはボタンの掛け違いがある。その掛け直しをさせまいとするデイブレイクやガルディアンのような輩が何と多いことか。この本のエピローグのようなことにならないよう祈るばかりだ。「三戒」があったから平和だったのでなく、ただ単によそから攻められなかっただけのことだ。もしそうでないというなら「地震を永久に放棄します」と「三戒」にあれば地震は起きない。この本は寓話の形で分かりやすく教えてくれる。決して危険な本ではない。この本を危険だと言うことこそ危険だし、読んだとも思えない。 | ||||
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「日本の平和は憲法9条によって守られている」という言、日本の内側にいる人間にとっては何となく納得してしまいがちだが、"ナパージュ"という国の、「全くの他人事」だと、その言がいかに危うく、世間知らずな意見かわかる。 日本人ならば、是非読んでほしい。これからの時代の問題を身近な物と捉えるには、もってこいの本。 特に感心したのは、作中の三戒廃止反対運動をする母ガエルに対しての 「想像するならバランス良く想像しなきゃね」というセリフ。 「憲法改正したら息子が戦地で殺される」ことは想像するくせに、「中韓に侵略されたら娘がレイプ後に惨殺される」ことは想像しない。 憲法9条を守れ!と金切り声を上げる母親たちを見た時に、私が抱いた違和感をうまく言い表している。 ただ…少子化(少オタマジャクシ化?)をメスガエルの我儘と描写したのはいただけない。百田尚樹さんは尊敬していただけに残念極まる。そんな単純な問題なら、少子化なぞとっくに解決している。そして、そんな単純な原因だと思い込んでいるうちは少子化は解決しない。 | ||||
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憲法改正に対するアレルギー反応や、知らないうちにメディアに洗脳された思考を自問するのに秀逸な作品です。 「憲法9条のおかげで戦争がない」「9条があれば戦争に巻き込まれない」といった危ない思考にくさびを打つきっかけになればと思います。 大方言に続く、切れ味鋭い百田節に酔うこと間違いないです。 | ||||
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買ってよかった。今の日本のことを言わんとしていることはすぐに分かったけど、自虐史観、憲法9条、日本のマスゴミ、在日帰化議員の存在など、今の日本を問題を見事なまでに言い表している。そしてラスト。やられたね。いっきに読めました。立ち読みでなく、買う価値は十分。 戦争に負けると都合のいいように歴史が作りかえられる。それまでの歴史を失う。戦後生まれの人は、当然作り変えられた歴史しかしらないから気付くはずもない。多くの人が読むべきだと思う。でも、左の人は何を言ってもわかんないだろうけど・・・ | ||||
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平和憲法のおかげで日本は平和を維持してきたという戯言を見事に切り捨てる。冷徹な現実の国際状況を、寓話だからこそ、極めてリアルに説明してくれる。特に若い人には一読を薦めたい。日本がこのまま現行憲法を平和憲法だとありがたく崇め奉って突き進んでいけば、この本が示すような悲惨な結果になるのは間違いない。数年前、チベットを訪れたが、ラサのチベット住民地区は、中国人の軍隊、警官が終始監視しており、主な寺院は中国の警察が常駐して管理しており、社会全体に漢民族がどんどん入り込んできており、平和を無力に希求するだけでは、国や民族が滅んでしまうことを痛感した。この本は、日本が自立して生き残っていくための警世の書である。 | ||||
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全く百田尚樹とは思えない。自分の主義主張を書いただけでエンターテインメント性がなく、読む価値全くなし。永遠のゼロはどこ行った。当分パス。 | ||||
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普通に面白い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! | ||||
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ナパージュのカエルのふりをしたヌマガエルにきづいてほしいとおもいました。 | ||||
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フィクションでありながら、登場動物の何がどれを意識したものか、月刊誌やプレヴューで知った上で読み始めました。 寓話をモチーフに社会批判が面白く、極端な思想を大衆化する危惧を分かりやすくストーリーは進みますが、ちいちゃい反抗者(正当者)があまりに簡単に愚かな伝道者に飲み込まれるので、悲しい悲劇本になってしまっていまいましたね。(そこが狙いかも。) 余りにストーリーが簡単すぎではなかろうかと感じました。同じ結論にしても、主人公が違ったいい夢を見た話も使うなどが欲しかった。読後さっぱり感がなかった。苦しんでもいいから世界を勝ち取る正義ヒーローがえるが勝ってほしかったです。そして、確かに悪役デイブレイクは嫌いです。 | ||||
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著者は『若い人に読んでほしい』とおっしゃってるらしいが、私はむしろ戦後洗脳教育が強烈だった団塊の世代に読んでほしい。 大阪都構想の市民投票で決定権を握ってしまったシニア世代をなんとかしたい。 | ||||
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「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」のような圧倒的な表現力、臨場感、ディテールのすばらしさ、深く心に響き感動を誘う小説ではありません。また、「モンスター」のような普通っぽい小説でもありません。 最初自分は百田作品でしかも「カエルの楽園」というタイトルを見て、「風の中のマリア」のように非人間の世界を擬人化してドラマとして展開する、カエルのファンタジー小説では、と思って読み始めました。スズメバチが主人公の「風の中のマリア」は「永遠の0」を彷彿とさせる大人が読めるファンタジーであり、蜂の生態の勉強にもなり感動したからです。 しかしこの作品は風刺物語です。なので、百田作品の「小説」として読むと少しがっかりします。既出の作品のような深い感動にいざなうものではないからです。 ただ、「風刺物語」としてはなかなか良いです。GHQが、日本が防衛も含めた軍事力にアレルギーを持つようにし、「国家」という基本的な枠組みさえ概念的な構築を阻む教育をほどこしてきたことが現在に繋がっています。それにより、「国歌を愛する左派」が存在せず、左派=国家の破壊者であり、自己防衛さえ拒む勢力が台頭する特異な国になってしまいました(そういう意味では「国家を愛し、集団的自衛権に賛成の左派勢力」がでてくれば、有力な野党になるのではと思っていますが)。 ヨーロッパの専門家が言っているように世界で日本のみが集団的自衛権を持つことができないのならば、それは日本が自分たちのことをモンスターだと思っているからだ、というのが、この作品でも表現されています。 この本にはさまざな風刺がありますが、「デイブレイク」は笑ってしまいました。「デイブレイク」に関わらず某公共放送でも同じような感じだと思います。先日も、ヘリコプター搭載艦と言えばいいものを、「広い甲板が空母のように見える艦艇」と表現していましたし、フィリピンやベトナムに海上自衛隊の艦艇が入港する状況を「海上自衛隊は南シナ海への進出を強めています」というのを、「中国の海洋進出に対応するため」という前提表現を付けずに表現していました。もう中国の新華社通信の放送かと思ったくらいです。また、琉球新報は1ヶ月くらい前の社説で「今ある危機は中国の危機ではない、中国脅威論の危機だ」と書いていましたが、先般の外相会談でも中国の外相が同じような表現をしていました。もう、百田さんが言うまでもなく、沖縄の2紙は中国の広報紙になってしまっています。 そして、左派がとなえる「軍事力の保有は一切認めない」「中国は脅威ではない」はもう宗教の教義のように絶対的なものになっているので、今後、中国がどのように日本を侵略しても、どんなに悲惨な状況になっても「あぁ、やっぱり軍事力は必要ないんだ」「中国は脅威ではないんだ」と左派の人たちとそれに賛同する人たちは思うのでしょう。もう救いようがないです。信念のレベルですから。 左派の人達の唱える考えに賛同すると、本当にとんでもないことになり、とんでもないことになっても左派の人たちは幸せを感じられるという、超とんでもない状況になるということを、この本は教えてくれます。 参院選前に多くの人が読まれることを期待します。 | ||||
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他の皆さんのレビュー通り、一気に読めます。本当に面白く、また考えさせられます。もちろん寓話ですが、今の現状とリンクしすぎです。これが予言の書にならないように、今ここから日本人が国の未来を考えなければいけないと思いました。まずは是非、たくさんの方に読んでいただきたいです。 | ||||
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