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坂の途中の家



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【この小説が収録されている参考書籍】
坂の途中の家
坂の途中の家 (朝日文庫)

坂の途中の家の評価: 3.73/5点 レビュー 140件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全140件 41~60 3/7ページ
No.100:
(4pt)

母親の心の変化に衝撃を受ける作品。

児童虐待。そんな事件が後を絶たず、毎日のようにニュースで流れない日は無いくらい。耳にするたびにやるせない憤りを感じ。この作品では虐待死そのものよりも、そこに至る母親の心の変化をリアルに描く。普通が普通でない。誰にも分かってもらえない。何が正しいのか分からなくなる、そんな衝撃を覚えさせる作品。なんともいえない気持ちにさせられたが、無邪気な悪意は恐ろしい。
坂の途中の家Amazon書評・レビュー:坂の途中の家より
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No.99:
(4pt)

強いリアリティ

子どものごねる様子や、夫との齟齬など読んでいると目の前にイメージがありありと浮かんできました。創作とは思えないほど登場人物にもリアリティがあり、一気に読みました。
しかし、とても、些細な問題ですが、育休と産休の違いを理解しないで書いてあるようです。急にそこで一度気持ちが冷めてしまいました。作者は知らないとしても、編集段階でどうにかならなかったのではと思います。それとも編集業では育休も産休も関わりがないとのことなのか…
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No.98:
(4pt)

WOWWOWのドラマ版とはコンセプトが違う 男性こそ読むべきかも

ドラマを見ていて、面白そうだったので購入。
柴咲コウさん主演のドラマ版は、あれはあれで良くできているけど、
原作では基本、主人公山咲さんの裁判員-家庭の往復のストーリィ。
ドラマは、裁判員や裁判官まで含めた、子育てに関わる群像劇に仕上げているので、「別の物」。
ドラマは伊藤歩さんの演技が秀逸だったけど、原作とは違う人物像だった。

原作は主人公の一人称で、「虐待死させた母親の裁判」を通じて自分の親子・夫婦の関係を見つめなおすストーリィ。見つめなおすなんて生易しい言葉を使うのは妥当でないほど深刻だが、どこにでも誰にでも起こりえると思える組み立ては角田さんの腕の良さ。
「ふつうは」「常識でしょ」「あたりまえじゃないの」
恐らく誰でも使っている、無意識な自分の「こうじゃなきゃいけない」の押し付けが、相手を追い込む。
しかも言葉での意思疎通が大人ほどには十分できない乳幼児が媒介となると、大人同士のコミュニケーションも余計に深刻になってしまう事がある。
頭ではわかっていても、自分のことと感じていないかも。という視点が与えられるという点で、読むべきは女性だけじゃないと思う。

ドラマ版は伊藤歩さん、田辺誠一さん、高畑淳子さん、風吹ジュンさんあたりのキャラづくりと演技が秀逸で、多角的だが、その分主人公への踏み込みが浅くなっている。
何より、柴咲さんが「美しすぎる」ので普通の妻・母っぽくなくて。今一つ自分の価値観に確信が持てない女性のキャラが、何回かドラマを見ていないと伝わりにくい。
悪くはないが、ドラマだなという感じ。
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No.97:
(5pt)

リアル過ぎる描写ゾッとする!

ほとんどの人は共感できる内容で、読んでいるうちに自分のことと重ねた部分はかなりあって、動揺したよ!
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No.96:
(5pt)

一気に読めなかった

なんというか、ため息の出る本でした。
角田光代さんの本はだいたいそうなのですが、休み休み読まないと心が負けてしまうというか・・
非常に筆力のある方に直球投げられるとキツイですね。たまたま読み終えた頃に、新聞で裁判員制度10年のシリーズ記事が掲載されており裁判員になった方の心情と本書がオーバーラップしてしてしまい、苦しい思いをしました。
裁判員制度についても理解を深めるきっかけになったので、読んで良かったと思います。
ドラマ化の方も重苦しいのでしょうが、観てみたいです。
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No.95:
(1pt)

くどい

だらだらと同じことの繰り返しで全くつまらない作品でした。
起承転結も無し。
読んだ次官を返して欲しい。
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No.94:
(3pt)

面白くなくはないが?

前半は、興味深くなにがおこるのかと、真剣に、読み進めたが。あまりにも、話の繰り返しが、くどすぎる、最後の調停を残して、残念挫折!、8月の蝉、紙の月の作者で、この材題なら、もう少し、面白い作品が、かけたのでは・・・。
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No.93:
(5pt)

もう一度読み返したい本

子供がいない方もいる方で見方が変わると思った。
子供を育てた経験が出来たらまた、ぜひ読み返してほしいと思った
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No.92:
(3pt)

主人公がくどいかな‥?

林真理子さんが一番好きな作家さんなだけに、林さんのように淡々と物語が進まず主人公がくどいかなと思いました。
ドラマ化されたので原作を読みたく購入したのですが、うーん‥まぁこんなもん?というのが感想です。
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No.91:
(2pt)

ただ何となく…

さらっと読めましたが、特に内容に盛り上がりも無く淡々と進み、何となく読み終えてしまいました。
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No.90:
(4pt)

わかる。わかりすぎる母の心情

いま現在は子供はいませんが、
彼氏と同棲しているので、
男性のもつチクチクしたプライドみたいなとことか
恋人とのすれ違いとか、
すっごく共感できます。

角田さんワールド全開で冷めた目線で描かれる
夫婦模様とかは、今後結婚するときに結構参考になるかも(笑)
と思ってしまいました。
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No.89:
(1pt)

つまらない、展開が遅い、同じことを繰り返しダラダラ書いてるだけ

子育てに悩んでいる母親が、子供を殺したとされる母親の裁判員裁判の補充裁判員に選ばれる。
という話ですが。同じことを繰り返し繰り返し延々と描くので読むのが苦痛でしかないです。
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No.88:
(2pt)

期待はずれ

期待して読み始めましたが、いつまで経っても堂々巡り。伝えたいことはわかる気がするが、主人公に魅力を感じない。これからも何かにつけて陰気に生きていきそうな女性。
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No.87:
(4pt)

母親の強さと弱さを感じとれる作品

はじめての子育て中に誰しも抱く不安や、社会から取り残されているように感じるアンバランスなメンタルを取り上げている作品でした。なんとも言えない怖さを感じたり、子供を育てる母親の強さと弱さ、喜びを感じることが出来る作品でした。
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No.86:
(5pt)

ものすごい本です

これはものすごい本。中盤まで若干冗長かつ息苦しい内容だけど、終盤そこに答えと光が見える点にとても引き込まれた。
題材となった家族関係のみならず、全ての人間関係に通じる示唆があるように感じた。筆力に圧倒された。
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No.85:
(4pt)

奥さんの心理を知りたい旦那さんへ

元々は他人同士、生まれも育ちの環境も違う2人がひとつ屋根の下に、長い間、一緒に暮らす。
そもそもが難しいことを、さも普通に淡々と、世のファミリーはこなしているように、他所の人からは見える不思議さ。
わたしの奥さんも、この主人公のように、私が思ってもいないこと、ことばの裏側の方を推測して、勘ぐって、疲弊していって、わたしから離れていきました。
ひとには、性格の不一致と説明してきましたが、この主人公や被告人の描写をかんがみると、わたしも元奥さんも特殊な人種ではなく
その他大勢のひとりに過ぎないって事が
初めて分かりました。
だってあまりにそっくりで、奥さんの言動を言下に否定したこともなければ、罵声、罵倒もしてない。ましてや手を挙げたことも皆無。なのに、奥さんは壊れていきましたから…
主人公が被告人に自分を投影してたように、私も、当時の我が家を投影して、他人事のようには思えず、うちではこうだった、あの時そう言ってたかも。シーンごと照らし合わせながら、読み進めていました。
だから、どうすればいいという答があるわけではありませんが。

ああ、自分達だけではないんだ、特殊ではないんだと思うことができただけで今すこし救われた気がします。
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No.84:
(5pt)

リアルで、自分のことかとゾッとした。

子どもや姑、周囲の人とのやりとりや描写がリアルで、もしかして主人公が自分なんじゃないかと錯覚してしまう感覚がありました。
おもしろかった。子持ちの女性はきっと楽しめると思うけど、男性が読んでどう感じるのか、興味があります。
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No.83:
(4pt)

ドキドキする

裁判員補欠になった主人公が参加する裁判と自分の生活を重ねて観察する描写が凄い。空想と現実がオーバーラップしていく主人公の様にどんどん引き込まれる。
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No.82:
(4pt)

人間の弱さ、人間関係における伝える事の難しさ

1歳の女の子の育児中、専業主婦、実家は遠方という主人公と近い境遇の身として深く考えさせられたり、その言い方ってないよな。。と主人公の夫に感じたり。(恐らく夫は無意識に発しているのではないかとも思うが)
重い気持ちを抱きつつ、主人公の里沙子、被告人の水穂共に共感する箇所も多く、あっという間に読んでしまいました。

育児中の身としては、保健師や通りすがりの人、義家族、親戚、友人らから発せられる子供に対しての言葉には過度にナーバスになったり考え過ぎたり、出産前より人の言動に敏感になったなと自分自身も感じています。 人がふと軽く放った些細な言葉でも深く考えてしまう。
自分の経験からも言えるのですが、「発達が遅いようだ」「表情が乏しい」と言われる事が、どれ程傷付き母親を追い詰めてしまうのか。乳児というのは大きな成長段階にあるので、批判じみた事を言ったり母親に寄り添えないこの本に出てくる保健師の人格を疑う。
育児については、独身の頃から、自分は子供好きだし、他人事ながら、育児もそこまで大変ではないだろう何となくのイメージで思っていた。
しかし妊娠中にトラブルがあり子供は数カ月入院もし、退院後の育児も色々な面で大変であり、言葉が通じない、自分の思い通りにどれも行かない、い小さい、か弱い人間を育てる事は並大抵な事ではないと育児をしてみて実感した。それまで出産した友人の家を訪ねたり、親戚の子供を可愛がっていたのにも関わらずだ。やはり里沙子、水穂のようにその立場に立たなければ分からないことは沢山ある。

そして、人は自分の枠組みでしか物事を考えられないのだな、人に寄り添って考える事が人間関係でいかに重要かと改めて感じた。裁判員の中の初老の男性・女性は、生きてきた時代も関係していると思うが、水穂や里沙子の気持ちを理解する事はなかなかできないと思う。30代40代の男性等、こういう人実際いそうだなと思えるような描写だった。

水穂の事を「ブランド好きな女」と罵る記事を書く週刊誌。マスコミというのは本当に好き勝手売上や話題の為にでっち上げ、得体の知れない知人という人の証言のみを載せ、個人の気持ちや事情を汲み取ったりはしない。人間は外見や話し方のイメージや印象で決め付けてしまうので、なるべく先入観を持たないようにしなければ。とこの本を読んで思った。

里沙子の終盤での自分の意見を言えた箇所は自分自身もすっきりした気持ちになれた。里沙子の新たな一歩になり、裁判員に選ばれた事で、周囲への見方が良くも悪くも多いに変わった。
今後の里沙子の生活が自らの意志を持ったものである事を願う。
それにしても、角田さんは子供はいらっしゃらないと思われるが、育児中の閉塞感、孤独、思い通りにいかない子供の描写、人間の弱さを描くのが本当に上手いと思った。
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4022513454
No.81:
(1pt)

うーん、暗い!

読めば読むほど、気持ちが沈みました。登場人物が全員ネガティブでイライラします。終わり方も、何とも中途半端な感じがしました。子育てってこんなに辛かったかなあ?これから子育てする人は読まない方がいいかも。
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4022513454

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