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楽園
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楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 21~40 2/12ページ
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模倣犯に出演した前畑滋子を取り上げた 本作。 スピンオフとなる本作を書かれたのは 想像でしかありませんが やはり模倣犯が重すぎたから。 ではないでしょうか。 ページ枚数よりもその内容に。 本作自体は、悲しさが募る場面の方が 多くもあるけれど 物語の合間に前畑滋子が 過去と折り合いをつけるように また萩谷敏子が物語の終盤 ようやく救いの手を伸べられたのを 見て 少しだけど著者も読書もまた 救いかまたは解放された気がする。 作品自体に不満がないとは 言えないけれど模倣犯で重い気持ちに なられた方にはお薦めかもしれない。 | ||||
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これだけの熱量だったのに、特に心に残ったものはありません。ピンとこない感覚だけがあります。 楽園とは戻りたくても、戻れない。そんな風景なのかもしれませんね。 救われる者と救われなかった者。その違いはなんなのか?ふと、そんな事を考えてしまいました。 最初は上巻だけを購入したのですが、取り急ぎ下巻を買いに行く羽目になりました。やはり、読ませる力は圧倒的。なので四ツ星と迷いましたが、過程より結果を重視しました。辛口で、すみません。 | ||||
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宮部みゆき「楽園」読み終わる。超能力系ということで最初は違和感あったが、ラストは良かった。以下かなり私特有の感想かもだけどメモとしてレビューに書いておこう。ラストまで読み終わり、子供を大切にして育てることの大事さを感じた。ちょっとした心のスキマや代々の家族に流れる問題事項が、子供の運命を狂わせてしまうことがあると思う。それは子供が純粋で環境の影響を受けやすい運命に抗いにくいからだろう。それを守ってあげられるのは家族、とくに母親しかいないと思う。最後で誘拐されて助かった少女が、ギリギリの所で不運から逃れた瞬間を、少女が抱っこされてお母さんにしがみつく指で表現していたところが、心に残る。子供が生まれて大人になるまではそういう瞬間の積み重ねだと思う。ストーリーの本筋とはややそれる所もあるかもしれないが、自分の経験とあわせ、心に残った一番はそんな所。 | ||||
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3つ目の眼。他人の記憶が読めるという設定。 フリーライター 前畑滋子 が主人公。 前作『模倣犯』の スピンアウト小説といわれる。 前畑滋子が 連続誘拐殺人事件に際して、犯人の化けの皮を剥ぐが作品としてださなかった。 そして 9年以上たって、萩谷敏子が息子 等の不思議な能力について 調べてほしい と 前畑滋子に依頼するところから物語は はじめる。 萩谷敏子は まったく普通のおばさん。 ニッポンのおばさんのイメージを定着させる。 40歳になってから 産まれた息子 等 は交通事故死をした。 のこされた スケッチブックに萩谷敏子の 知らない場面が 残されていた。 両親によって 殺された土井崎茜の事件に、前畑滋子は 深くかかわっていく。 今後の展開が 楽しみだ。 | ||||
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やっと 動き出す 前畑滋子。ここまでの 前畑滋子の 葛藤が おもしろい。 ニンゲンは 目標が定まらないと 前に進めないものだ。 フリーライターでありながら 書くことを目標としない 謎解きだけの立場で アプローチする。 サイコメトラー(超能力) が存在するのか? この小説が 楽園 というテーマであるだけに、一体楽園とは何かを考えさせられる。 本当に 真実とは あるのだろうか? なぜそのようなことがあるのかと 説明 ができるのだろうか? 土井崎夫妻は 壊れながらも 守ろうとした。土井崎茜がなぜ壊れたのか? それを バブルという時代に 踊ろうとしたひとりのかわいい少女 だったにすぎない。 産まれるのが 遅かったのだ。 土井崎誠子は どう受け止めるのか? シゲという人物の 軌跡。もっと突っ込んでもよさそうである。 前畑滋子 萩谷敏子 土井崎誠子。女の視点は鋭角的だ。 暗く 重く 切なく 背負いながら生きていく。理不尽を 受けとめながら。 客観視 できるチカラは自我の確立から はじまる。 ヒトを 殺す には理由がいる。 その理由を明らかにするのが、推理小説である。 でも 宮部みゆき 『楽園』 の場合のように、 自分の子供を 殺す というテーマはあまりにも重すぎる。 贖罪。人を殺して どうやって あがなうのか? そして 殺人の血統というものがあるのか? 土井崎茜の シゲ のイメージ。 ワルとして 登場するが、なぜ そうなったのか がわからない。 宮部みゆきの物語は、ジグゾーパズルが 沢山あって、 大きな部分のパズルは 組み合わせられるが、 小さな部分のパズルは 組み合わせられない。 おねぇちゃんは 不利だ という物語。実際 そうだろうか? という疑問が 残ったまま終った。 | ||||
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wowowのドラマを見て徹夜覚悟で模倣犯と楽園を購入 宮部みゆきさんは大好きな作家さんですが 途中でやめられなくなるので暇になったら読もうと 思ってました リアルタイムではなかったので模倣犯より楽園のほうが面白かった ドラマと違って萩谷敏子が小説では際立っていて 宮部さんらしい親しみ易さと意外な展開が 心に残った 名もなき毒の杉村三郎みたいにお人好しで いつも読者に犯罪に巻き込まれないように警告してくれてるんだと思う 火車を読んだ時は小娘だったのでお金の怖さを知って 心を引き締めたし 模倣犯はどんな背景があっても人殺しはただの馬鹿 関わったら家族まで破滅させられる 色んな教訓を読者に寝る間も惜しむほどの文才で 教えてもらえる贅沢 年を取れば頭で分かったつもりでもうっかり忘れている事をハッと気づかせてくれる 小説は贅沢品なのかな書かれてる内容の濃さを 思えば庶民価格なんだけど | ||||
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これエンターテイメントだと思ったり、ミステリーだと思って読むと肩透かし食らいます。 エンターテイメントとは言えない重さがあります。扱っているテーマは重いだけでなく、深くて暗い。 最後に向かってずーんと思い内容になって行って文芸作品として読み応えがありますが、宮部さんの江戸時代ものとかこの関連作品の『模倣犯』みたいなノリを期待して読んでいくとストーリーにそれほど起伏がないので肩透かしをくらいます。 人間の業の深さみたいなものが主題にあるのはいつも通りですが、なんかいつもの宮部さんと違うなあと感じる。それは最後に登場する母親の強さと冷たさがいつも宮部作品で登場する人とはちょっと違うからではないかと思います。この母親の存在が作品自体をぐっと引き締めています。母親がこういう性格でなければ案外この作品は駄作になっていたのではないかと思います。 等の超能力を前畑滋子が確信する場面はそこまでの疑いの態度から比べると根拠に乏しくなんで納得したの?と疑問が残ったのが玉に瑕かと感じた。しかし全体としてリアリティを出すための人物の描きこみなどはさすが宮部みゆきという感じがした。 | ||||
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サイコメトラー・不安定な少女・謎の館とむっちゃ盛り上がったところで上巻は終わります。 自分は上巻のみ先ず買ったので 続き読みたくてうずうずしましたw (ここからネタバレありです) その答えが出る下巻ですが、館の囚われた女性・さらわれる子供のシーンを一行の説明セリフで終わってしまいます。 そのスリルや残虐さを書かないと「答え」にしては欲求不満というか サイコメトラーのシーンももう数回出してよかったと思いました。 | ||||
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「模倣犯」の続編です。 前作で活躍した前畑滋子が主人公です。 9年の時を経ても、先の事件の心的なダメージから脱し切れていない彼女に、調査依頼が舞い込みます。 それは、死んだ息子の「超能力」の真偽の問題でした。 16年前の殺人事件を、火事があったことを切っ掛けに時効後ではあったが自供した土井崎夫妻が登場します。 接点のない筈の息子が書いた絵には、殺され埋められていた少女がいました。 そこには、珍しい蝙蝠の風見鶏が描かれたいました。 土井崎夫妻の妹娘の依頼もあり、彼女は困難な調査に突入します。 彼女は、そこに自分が抱えるトラウマの出口を予感していました。 物語のテーマは、「親子関係」と言うことでしょうか。 登場する親子は、最初に調査依頼を持ち込んだ萩谷敏子と等の親子、土井崎夫妻と殺してしまった茜と言う親子、そして三和尚子と明夫の親子です。 後ろの二つの親子が問題で、どうしようもない子どもに親としてどう対処すべきなのか。 土井崎夫妻は、世間への迷惑を考え「殺人」という究極の選択をします。 三和尚子は、ずるずると息子を犯罪者にしてしまいます。 ここまで至るまでに十分な愛情を注ぐべきだったというのは、その通りでしょう。 でも、環境や日常の生活の中で、なかなか許されないケースもあります。 どうしようもない子どもになってしまった時に、「親」としてどうすべきか? 見捨てるのか、じっと我慢しながらさとし続けるのか。 非常に難しい問題だと思います。 この本の提起している問題をどう解決したらいいのか、私にも良く分かりません。 | ||||
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何なのだろうこのモヤモヤ感は? 宮部さんの初期作品の鳩笛草のように超能力をあるものとして書くのではなく、 単に水戸黄門の印籠のようにご都合主義の切り札として描かれているのが残念でならない。 宮部さんの文章力がなかったら、下手な心霊物だったろう。 残念ながら他人には勧められない代物だ。 | ||||
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暗くて地味だけど読みごたえがあります。でも、ややこしいエピソードがたくさん出てきて、文章も説明的なのが読みにくかったです。もう少しシンプルでも良かったかな・・・ | ||||
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初めから最後まで、地味で暗い作品です。 模倣犯ほどの衝撃はありませんが、力強さを感る作品です。 ただ、やはり模倣犯の続編としては物足りないし、大袈裟に言えば長めのエピローグと言う感じ。 | ||||
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”摸倣犯”で活躍した前畑滋子のその後談ということで読み始めたのですが、複雑なストーリーでした。 でもどんどん引き込まれて読みました。 悲しい事件でも最後に救いのあるのが宮部さんの作品です。 | ||||
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”摸倣犯”で活躍した前畑滋子のその後談ということで読み始めたのですが、複雑なストーリーでした。 でもどんどん引き込まれて読みました。 悲しい事件でも最後に救いのあるのが宮部さんの作品です。 | ||||
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上下の感想を。 元々好きな作家さんではありませんが、今となっては何故買ったか、どんな話しだったかも忘れています。 それだけ内容の薄いものだったのだと思います。 多分、もうこの人の本は購入しません | ||||
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どんな楽園が描かれているかと楽しみに読んでいったら、「地獄絵巻」が現れた。 地獄での束の間の幸せ?が「楽園」ということ? | ||||
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本作を読んでもらいたい人がいる。 それは、子の親になろう、なりたいという人だ。 自分には子供はいないし、ましてや結婚する気配すらないから、我ながら「何を偉そうに」と思っているんだけど、読み終えた後そう思った。 読んでいて一番感じたことは、「親になるのには相当な覚悟を持たなければいけないんだろうな」ということ。 内容に触れてしまうので詳しくは書けないけど、作中に出てくるすべての親たちを見ていると、そう思わざるを得ない。 親になるということの重大さを多くの人に読んでもらい、意識をしてほしい。 | ||||
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上巻を読んだだけでは、作者が作品を通して伝えたいメッセージはまだ見えてきてこない。 しかし、それがなにか大切なものなのかもしれない、という匂いは感じることができる。 少年の能力、そして16年前の子供殺しにはどんな真実が隠されているのか。 そして、そこから見えてくるものは何なのだろう。 期待して下巻に入りたいと思う。 | ||||
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全体としてはちょっとしつこいというか、くどいというか スラスラ読める小説ではなかったです。 頻繁に以前の小説「模倣犯」の話が蒸し返されて それによって主人公がいかに傷つき、心にトラウマを持っているかが くどくど説明されるのに参りました。 彼女のカンや推察はことごとく当たり、周りの人々を半ば強引に動かしていくやり方も なんだか好きになれませんでした。 そして最後、事件の当事者夫婦宛てに出した手紙のところ。 人々の会話も交えた長々とした告白文になっていて こんな手紙ってないだろう。。。と更にくどさが増しました。 妙に主人公に語らせる部分も含め、説明書きの多い小説という印象です。 ここまで書かないと読者が理解できないと思っているのかな? 書き込み過ぎて主人公にちっとも魅力が感じられなかった気がします。 | ||||
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模倣犯の続編とは知らずに読み始めたため、過去に大きな事件を背負った女性ルポライターという設定かと思い、ものすっごく複雑なストーリーだなー!とワクワクしながら読んでいました。せめて注釈してほしい。ちなみに、模倣犯は10年前に一度読みました。面白いと思った、と思うけど、話は綺麗さっぱり忘れています。 | ||||
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