■スポンサードリンク
楽園
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 41~60 3/12ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
模倣犯を読んでから宮部みゆきの作品に興味を持って引き続き読みましたが、ちょっと今ひとつでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不思議な力を持つ少年と非力だが子供を愛してやまない母親と真実に目を向けるジャーナリスト。大切に育てられていたはずなのに知らぬ間にレールを踏み外し転落していった少女。その少女を過去に葬ってしまった家族の苦悩。読み始めて一気に引き込まれてしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部さんは好きで特に「模倣犯」の続編とあったので、「これは読まなきゃ!」と期待大きく読み始めましたが、読んでいくうちに引き込まれるどころか、退屈のあまり途中で止めました。その後心機一転、再度読み始めましたが、全く同じ印象。結局は最後まで完読したものの「模倣犯」どころか、同じ作家が書いたとは思えない作品です。「模倣犯」の続編と言う売り込みは読者を裏切ると思いますので、止めたほうがいいでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ある超能力を持っている」という前提に立ち,そこから見えるもので世の中を切り取り考察する,という手法は『蒲生邸事件』からの継続か。 書くことが定まっていないまま新聞連載を引き受けてしまって,最後まで面白くならなかった,という感じの本。作者も主人公も途中で目的を見失って読者の方も途方に暮れてしまう。 事件解決後のエピローグがダラダラと長く甘々で,食傷する。「肩に手を,置く」で筆を置いたあのキレはもう見られないのだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
模倣犯より先に読みましたが、すごく面白かったです! 以前、「誰か」を読んであまりのつまらなさに辟易しましたが、こちらはさすが人気作家だな〜という感じで引き込まれました まあ最後の終わり方は、若干??でしたが ただこの本や「模倣犯」でも感じましたが、少し子どもの書き方に違和感があります 年齢設定とその子がしていることに乖離があるというか・・・ 例えば、こちらは模倣犯の方ですが、小4の1学期に補助無しの自転車の練習をしている子っているのでしょうか? もちろん個人差はありますが、普通は幼稚園か小1くらいまでの間に乗れているのではないかな、と 今の子はよくわかりませんが、30年前は小学生で補助付きの子はいなかったと思います 小1〜小3の放課後は、補助付き自転車か毎回歩いて公園やお友達のおうちまで行っていたのかな・・・?? 小4と2歳の子の2人姉妹で、7、8才差ということなら、なおさら小学校入学前に練習に付き合うことも十分可能だったんじゃないかな〜と 2歳の子も『公園までだっこだけど、もうトイレはいける』という設定もアリだかナシだか微妙なとこですよね(我が子は甘やかしているのでそんな感じですが) 公園までの道がすごく危ないというわけでなければ、普通は歩かせるかなと もうよちよちっていうわけではないので か、バギーか 「楽園」の男の子の書き方にもこのような、んっ?と引っかかるところが何箇所かありました まあ本筋とは関係ないのでしょうが こういう点は、筆者というよりは、女性編集者の方がチェックしてあげたらよいのにな〜と思いますが、大きなお世話か | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近『模倣犯』を再読し、アマでのレビューを読んでいて『楽園』の事を知りました。 丁度読むのがなくなってたので即購入。 人物の背景描写は『理由』以降の偏執ぶりが健在で、宮部さんほんとに病気なんじゃないかと(笑)。 ただ、会話によって掘り下げが進むので、『理由』や『模倣犯』のそれに比べたら、いくぶん取っ付き易い。 注目すべきは、「私は(ある種の)模倣犯」だった…と語らせている部分だろうか。 それは即ち、宮部さんがなぜあの作品の題名を『模倣犯』にしたか明かしてるとも読めるので。 そして、あの事件の後日譚的エピソードが結構出てくる。それが気になる人にはお薦めしたい。 またあの本での登場人物……秋津刑事が出てくる場面を読んだときは、 「有馬のおじいちゃん辺りもどっかで出てくるのでは?」とか思ってしまいました。 まぁ、それはありませんでしたが、出来たら会いたかったかも……。 とりあえずこれも長い作品だし、つまらなかったら止めれるよう上巻だけオーダーしましたが すぐに下巻を発注する羽目になってました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだるっこい部分もある上巻に比べ、こちらは文句なく面白い展開。 有馬のおじいちゃんの事を思い浮かべることなく、一晩で読了(止められず)。 もう1つの隠された殺人てのは、自分的には驚くべき真実ではなく、驚愕の結末でもなかったな。 (趣旨は違うけど『容疑者Xの献身』ではトリックに使われたし) 敏子さんのアレだけは超展開でしたけど、布石はだいぶ打ってあったし。 ”シゲ”が、だいぶ出来の悪い”模倣犯”ぽくなってたのには苦笑い。 小学生の子が無事なのは良かったけど、16年前にどこかに埋められた子も見つかって欲しかったかな……。 まぁそこまで記述するのは、この小説の趣旨から大きく外れてしまいますね。 「楽園」うんぬんに関する箇所では、網川浩一の名前も出てくる。 つまるところ、この『楽園』まで含めて、『模倣犯』という物語はようやっと完結を見たのではなかろうか。 一陣の風が吹き抜けるようなラストの数行を受け、宮部さん、だいぶ戻ってるな…という印象を受けました。 作中で気になったのは、”誰の台詞なのか分かりにくい”連なりが、何箇所かあったところ。 何回か、数行戻って読み直しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
模倣犯を読んでいない。 そんな私にも楽しめる一冊でした。 前畑滋子の心を呪縛する9年前の事件。 そこから、立ち直ろうとするきっかっけがやってきた。 それはある母親からの依頼だった。 亡くなった12歳の息子・・・等くんは実は不思議な能力の持ち主だったのではないか? 調べて欲しいということだった。 きっかけとなったのは一枚の絵だった。 その絵は最近事件があった家の絵だった。 そこには等くんが知るはずのないことが描かれていた。 そして、一番彼女を呪縛したのが9年前の事件の絵だった。 でも、結局この絵はとっかかりに過ぎず、 この絵が意味するところは、読者の推察に任せる感じで終わりましたけど・・・ 「もし、家族の中にどうしようもないヤツがいたらあなたならどうしますか?」 と問いかけられているようで怖い事件でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それまで宮部みゆきさんのファンでしたが、『模倣犯』の読後観が 悪くて、その後、宮部さんの本から遠ざかっていました。 『模倣犯』は小説でしたが、あまりにもリアリティがありすぎる悪の書き方に、 どうしようもない嫌悪感を抱いたのです。 そうした苦手意識もあり、本書の出版から随分時間が経って 読みました。 作者とテクストはしばしば離れているといわれますが、 私は読んでいる中で、「宮部みゆきさんが抱えた業」を 感じました。。。本書の中で前畑さんに投げかけられる人々の怒りを含んだ言葉や、 自責の念の描写。これは宮部さんが『模倣犯』を執筆している中で、 自分自身に投げかけた言葉だったのではないか。 そういう描写に繰り返し出会いました。 と同時に、前畑さんの「やじうま的な好奇心」と「探究心」、 事件に巻き込まれた人々のマスコミを嫌悪する視線、 それはテレビを目の前にして事件を「消費」している 我々自身の一部なのだ、と。一方でマスコミを嫌悪しながら、 他方ではわたしたちもまた前畑さんのような好奇心のもとに 多くの事件に遭遇しているのだ、と。 少年が「山荘事件」の誰と接触したのか、 また少女がなぜそうした非行に走ってしまったのか、は 最後まで明らかにされませんが、 それでも宮部さんにとっては書かれなくてはならなかったテクストだったと、 改めて感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある日ルポライター前畑滋子のところに気のよさそうな中年の婦人敏子が訪れる。先日交通事故で亡くなった一人息子の等にどうも超能力があり、彼の 描いた絵に、親が不良の娘を殺し、自分の自宅に15年前に埋めたのが最近火事でこの事件について両親が自首してきたという事件が描かれて いるというのだ。「模倣犯」で犯人を追いつめた滋子が再び、この不可解な事件を追いかけていく中で見つけた事件と家族の絆。この娘殺しの事件 と等をつなげるものは何か。ストーリーはやはりよく考えられて面白い。このろくでなしの娘が実は殺されるきっかけとなった事件も明らかにされていく など最後まで筋は目が離せない。面白いというしかない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人読書履歴。一般文学通算360作品目の読書完。2011/04/11 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人読書履歴。一般文学通算360作品目の読書完。2011/04/13 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の終り方に涙してしまった。 敏子が失ってしまった最愛の存在は戻ることはないけれどそれでも救われた思い。 下巻は発端となった均君の能力の有無よりも (それはもう滋子も認めざるを得ないので本当にあったのだと)と ある一家の悲劇とその事件の真相と深部に触れるものだった。 門前払いばかりの敏子が最後に辿り着いたのが 滋子のところだったのも均君の導きだったんじゃないか・・と思わせてしまう。 それにしても事件を通して家族や親子や 血の繋がりって何だろうと考えさせられる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(下巻の内容も含め) もともと、現代物と時代物の作品の出来には大きな開きがあると思っていたけど、 ここまで駄作になると本当にがっかり… 宮部みゆきの息もつかせぬような独特の書き回しが無い。 途中で何度も投げ出しそうになりながら何とか読破。 そもそも、最初のおかあさんの依頼に対して、解決が行われていない。 結局、男の子がサイキックなのかどうか明らかにされないまま めでたしめでたしだから良いでしょ。というような終わり。 複数の人間の絡みも、不必要に複雑化するためだけに利用されて 魅力のある人間が出てこない。 なにより、主人公の滋子の原動力が 「私は知りたい。」という身勝手なもので共感できない。 マスコミやパパラッチのしつこさ・身勝手さを見るようで気分も悪くなった。 時代物とは別人が書いているのかと思うような稚拙さ。 心底がっかり。 もう時代物だけに絞ればいいのになーと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻にいささか残念させられ、下巻こそはと思い読んでみましたが、非常につまらない作品でした。 (宮部みゆきファンの方には辛口でスミマセン…) ただ淡々と物語が進んでいくだけで、アッと思わせるクライマックスでもなく、静かに終わりを迎える内容でした。 これが本当に数々の賞を受賞した宮部みゆきさんの作品かと改めて感じられます。 読書に費やした時間がもったいなく感じられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだ上巻を読んだだけですが、滋子が体験した9年前の事件がきっかけとなり、等の生い立ちを基に明らかになる萩谷家の内部事情、等の通っていた小学校が抱える問題、あおぞら会という児童福祉センター、16年前の殺人事件、そして要所要所に挟まれる不可解な物語…。 これらの物語が、等を調べる滋子の眼前にどのような関連性で現れるのか興味がそそられます。 ただ全体的に文章が冗長で、上下巻に分かれるほどの小説かなと現時点では思われますので、☆3つとしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきの現代を舞台とした長編小説。 2005年途中から産経新聞で連載していたものを書籍化している。 模倣犯で活躍した人物、前畑滋子が登場。 かつて2004年に読んだ模倣犯の雰囲気はこうだったかなと懐かしく思えた。 と言ってもさすがに模倣犯ほどの超長編ではなく、適度な長さであると思う。 模倣犯の長さでは時間的にも精神的にも余裕がないと読み終えることが難しいと思う。 その点本作品は良い。謎に関しても超能力に関するものが出る。 宮部みゆきの現代小説はしばしばそういった展開がある。 (蒲生邸事件、龍は眠る、クロスファイアなど) ただし、本作はその異能者が既に他界している設定であり、 どのようにもつれる糸をほどいていくのか興味ふかい作りになっている。 宮部みゆきファンの人もはじめての人も満足できるだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきの楽園の後半部分である。 前半から一転し物語は一気に核心に進む(当たり前だが) 人間を支配する、生殺与奪を握り間違った満足感、全能感に溺れた者が犯人であるという設定。 これは実は模倣犯でも同じであったという。 実際の事件の規模は違うが人間というものの醜さ、弱さを考えさせられた。 (もちろんフィクションではあるけれども) また身内にどうしようもない人物がいるという設定も誰にとっても他人事ではなく 色々と考えさせられた。 大半の人間はつきあいをやめるのだろうが・・・と言っても本書で登場した 金川会長のような態度を持つ人がいなくなってしまっては社会は ますます住みにくくなるのではないだろうか・・など色々考えは広がる。 当然だが、答えは本書にはない。しかし考えぬくこと、様々な事態を 想定すること、発想を豊かにすることが大事なのだというメッセージが 本書にあったように思えてならない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!