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楽園
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楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 141~160 8/12ページ
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「模倣犯」の感動を期待していただけに、がっかりしました。 他人の秘密を暴くうちにたまたま現在の犯罪に行き着いた話という気がします。 「模倣犯」のように犯人像は見えてこなくて、「ボタンのかけ違い」で非行に、、、というのは人物描写の素晴らしい宮部さんの作品としては物足りませんでした。 全体的には単調と感じてしまい、「どうなるのだろう」というわくわく感を持てないまま終わってしまいました。 宮部さんがもう一度「興奮と感動」を与えてくれるのを期待しています。 | ||||
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「模倣犯」の感動を期待していただけに、がっかりしました。 他人の秘密を暴くうちにたまたま現在の犯罪に行き着いた話という気がします。 「模倣犯」のように犯人像は見えてこなくて、「ボタンのかけ違い」で非行に、、、というのは人物描写の素晴らしい宮部さんの作品としては物足りませんでした。 全体的には単調と感じてしまい、「どうなるのだろう」というわくわく感を持てないまま終わってしまいました。 宮部さんがもう一度「興奮と感動」を与えてくれるのを期待しています。 | ||||
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事故で死んだ子どもが生前に書いた絵の謎を追う、ライターの前畑滋子。カギを握るその等がこの世にいないという設定が、読んでいるこちらに、ある種の落胆を抱かせてしまう。かわいそう。それ以上調べてなにがわかるの?もうその子は死んでしまっているのに。 私は、この作品の前作といわれる「模倣犯」を読んでいないし、宮部作品で読んだことのあるのは「理由」1作のみ。しかも「楽園」は、上巻を読み終えたばかりであるが、とてもおもしろく引き込まれました。悲しい運命に翻弄された母と子。そして、たびたび登場する滋子が深くかかわったという前作「模倣犯」の連続殺人事件。この作品は、この後に絶対読まなくてはいけないでしょう! 前畑滋子の直感や洞察力もすばらしいが、行くところ行くところに事件や物語が待っているのなら、物書きなら書かずにはいられないと思う。書かないことにこだわる滋子に矛盾というか、前作を読んでいないだけにまだ納得がいかないのだ。 下巻には大いに期待したい。 | ||||
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事故で死んだ子どもが生前に書いた絵の謎を追う、ライターの前畑滋子。カギを握るその等がこの世にいないという設定が、読んでいるこちらに、ある種の落胆を抱かせてしまう。かわいそう。それ以上調べてなにがわかるの?もうその子は死んでしまっているのに。 私は、この作品の前作といわれる「模倣犯」を読んでいないし、宮部作品で読んだことのあるのは「理由」1作のみ。しかも「楽園」は、上巻を読み終えたばかりであるが、とてもおもしろく引き込まれました。悲しい運命に翻弄された母と子。そして、たびたび登場する滋子が深くかかわったという前作「模倣犯」の連続殺人事件。この作品は、この後に絶対読まなくてはいけないでしょう! 前畑滋子の直感や洞察力もすばらしいが、行くところ行くところに事件や物語が待っているのなら、物書きなら書かずにはいられないと思う。書かないことにこだわる滋子に矛盾というか、前作を読んでいないだけにまだ納得がいかないのだ。 下巻には大いに期待したい。 | ||||
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今読了して思うのは、それなりに良かったということ。上下2巻、3400円分の価値はあると思う。 確かに、直木賞や文部科学大臣賞を取ったかつての作品ほどの重さ、激しさはなかったかもしれない。しかし人間に対する温かさ、いとおしみが全体から感じられた。殺人事件を扱っているにもかかわらず、読了後幸せな気持ちになることができた。著者の人間理解の深さにも相変わらず舌を巻いた。 『模倣犯』を読んだときは、残酷なシーンの描写が微に入り細に入っており、3度ほど飛ばし読みをした。主人公のような犯罪者に対する著者の怒りが、そのような書き方をさせたのだろう。しかしこの著書には、40代半ばを超えた著者の、ある意味成熟した面が出ているように思う。 なお書中『模倣犯』のラストシーンが出てくるので、『模倣犯』を今後読むおつもりの方は、そちらを先に読まれたほうがいいと思う。 | ||||
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ネタバレをしないように慎重にレビューします。 模倣犯から9年後の設定で全く別の事件ですが、この作品でも心理的に非常に深い揺さぶりを覚えました。 物語の最後で''『なぜ、そうなったのか'』を劇中のメディアやワイドショーは3行の文章で終らせる事が可能かも しれませんが、主人公と当事者の言葉でゆっくりとそして力強く描写されます。これは非常に重いです。 私も読みながら、主人公と同様に放心状態になり掛け、呼吸が乱れました。宮部さん、さすがですね^^ 文章も読み易くスラスラ頭に入ってきます。 | ||||
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ネタバレをしないように慎重にレビューします。 模倣犯から9年後の設定で全く別の事件ですが、この作品でも心理的に非常に深い揺さぶりを覚えました。 物語の最後で『なぜ、そうなったのか』を劇中のメディアやワイドショーは3行の文章で終らせる事が可能かも しれませんが、主人公と当事者の言葉でゆっくりとそして力強く描写されます。これは非常に重いです。 私も読みながら、主人公と同様に放心状態になり掛け、呼吸が乱れました。宮部さん、さすがですね^^ 文章も読み易くスラスラ頭に入ってきます。 | ||||
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産経新聞に2005年7月から2006年8月まで連載されていた長編小説。 「模倣犯」から9年後の、前畑滋子氏が再登場。 自宅の床下に16年間眠る、殺害された少女。それを透視?した少年。 少年はサイコメトラーなのか。物語は始まり、登場人物が丁寧に暖かく描かれていく。 おもしろいですが、新聞連載小説のためなのか、事件に入るまでがやや長い印象の上巻でした。 | ||||
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産経新聞に2005年7月から2006年8月まで連載されていた長編小説。 「模倣犯」から9年後の、前畑滋子氏が再登場。 自宅の床下に16年間眠る、殺害された少女。それを透視?した少年。 少年はサイコメトラーなのか。物語は始まり、登場人物が丁寧に暖かく描かれていく。 おもしろいですが、新聞連載小説のためなのか、事件に入るまでがやや長い印象の上巻でした。 | ||||
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誤解のないように書いておくが、私は宮部みゆきの大ファンである。 ミステリーファンの中では「これからの注目作家」と言われていたが まだ今のように「超メジャー」ではない頃から、作品はすべて読んでいる。 いずれも素晴らしい出来映えだ。うまい。「楽園」も一定の水準は超えている。 だから読んで後悔はない。 しかしここ数年、ややついて行けなくなっている。同じ作家をずっと読んでいると飽きるものだが、そうではない。 宮部の小説は、うまい。独自の世界もある。だがここ数年はかつてのような緊張感がなくなってきたと思うのだ。 まず、無用(と私には思える)に長い。「楽園」も、宮部の文章力でスイスイと読ませられるが、 「うーーむ!」と感心したり、「すごい!」と感嘆したりという場面が少ない。 人に対する優しいまなざし、ラストの落とし方はさすがだなあ、うまいなあ……と思う。 が、そこまでに上下巻700ページ。その700ページが、冗長なのである。 会話にも、これまでの宮部作品のような「味わい」が少ない。 厳しい言い方をすると、橋田壽賀子のシナリオを読んでいるような錯覚さえ覚えたシーンもある。(これは極論) また「楽園」は「模倣犯」を読んでない人にはストーリーがつかみづらい。 「模倣犯」の9年後の続編――という位置づけだからだ。 いくら「模倣犯」が大ベストセラーになったとはいえ、これはないと思う。 上巻の初めのほうで「模倣犯」のダイジェストを入れるとか、 藤原伊織の遺作「名残り火」のように、はっきりと「てのひらの闇2」と謳う誠実さがあっていいのではないか。 宮部作品が好きだからこそ、彼女には「火車」の頃の輝きを取り戻して欲しい。 単なるノスタルジーではなく、心からそう思う。 よって、★ひとつ減らしました。 | ||||
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本書を読むと、不思議な余韻に浸れた。まだ前編なので、後半がどう展開していくのか期待したい。 | ||||
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本書を読むと、不思議な余韻に浸れた。まだ前編なので、後半がどう展開していくのか期待したい。 | ||||
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模倣犯事件を引きずり、ライタ−としてのキャリアを棒に振りそうになっていた、滋子に 持ち込まれた不思議な絵からこの物語は始まる。 少年犯罪と並び、現代の日本に重く影を落とす、親の子殺しをテ−マに滋子の懇親のレポ−トが再開される。 子供や親族を思う気持ちが交差する中、解き明かされる真実は、子を持つ親として、人事では決してない、重く悲しい真実がある。 躾けや、教育、何がモンスタ−をこの世に生み出すのだろうか? わが子を手にかける親のその瞬間の心理とは? 今回も社会に氾濫するテ−マを取り上げた作品だが、いまいちつめが甘いような気がする。 殺されてしまった少女の生い立ちや親子の間の誤解など、もっと深く掘り下げて欲しかったように個人的には思います。 また、少年の山荘の絵の謎が、解明されていないようです。 | ||||
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模倣犯事件を引きずり、ライタ−としてのキャリアを棒に振りそうになっていた、滋子に 持ち込まれた不思議な絵からこの物語は始まる。 少年犯罪と並び、現代の日本に重く影を落とす、親の子殺しをテ−マに滋子の懇親のレポ−トが再開される。 子供や親族を思う気持ちが交差する中、解き明かされる真実は、子を持つ親として、人事では決してない、重く悲しい真実がある。 躾けや、教育、何がモンスタ−をこの世に生み出すのだろうか? わが子を手にかける親のその瞬間の心理とは? 今回も社会に氾濫するテ−マを取り上げた作品だが、いまいちつめが甘いような気がする。 殺されてしまった少女の生い立ちや親子の間の誤解など、もっと深く掘り下げて欲しかったように個人的には思います。 また、少年の山荘の絵の謎が、解明されていないようです。 | ||||
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個人的には面白かったように思う。満足の出来でもある。 が、厳しいレビューを多数見受け、正直驚いた。なるほど、生粋の宮部ファンには物足りなかったのだろうか。確かに「理由」「火車」よりかはセンセーショナル的なものは無いかもしれない。当初ああまた「クロスファイア」等の超能力モノなのだ、と思って危惧したが超能力で解決、という訳ではないのですんなり飲み込めた。 それにしても、宮部氏は諦めに近いような優しさで作中の被害者・加害者を書き上げている気がする。こういう事の出来る作者は中々いない、客観的すぎるくらいに登場人物を書いているなあと思う。それが作品の人物をよりリアルに描写していることに繋がっているのだろう。 読む人の環境/心情によって、土井崎一家をどう思うかは千差万別だろう。 やはり凄い小説家だと改めて思った。 | ||||
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自分は「楽園」最高だった 前畑滋子シリーズはいつでもグイグイ読ませる 老眼鏡を使う、やはり子供には恵まれなかった、前畑滋子の義理の両親はすでに亡くなっている・・ 9年という年月の経過は、時の温情でもあるし同時に残酷だ 前畑滋子は実在しないけど、これからもっともっと人間の心の暗闇をえぐるルポライターになって欲しいと思うそして彼女の続編を望む それと同時に、とんでもない人間が家庭内にいた場合 他の家族はどうしたらいいかというある意味どうしようもない問題、これが宮部みゆき自身が切に訴えているテーマだと思う | ||||
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上下巻通じて、登場する人物すべてに魅力を感じることができなかった。 こんな長い話にせず、一冊にまとめられていたなら、 もうちょっと緊迫感が感じられたかも知れないけど、 無駄に長い小説と思えて仕方がなかった。 | ||||
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前畑がうろうろ迷っていた上巻から、一気に覚悟を決めて鋭く切り込んでいく。世の中には、あいまいにしたまま放って置いたほうがいいことがあるのかもしれない。だが、前畑は真実をえぐりだす。理屈でも信条でもない。 彼女の猟犬のような本能が、あえて全てをさらしだした中でなければ、また次の闇を生む危険を察知してしまうのだ。結果として多くの人が、更に傷つく。だが、前畑はまっすぐ前を向く。これが私の生き方だと…。 これこそ、「摸倣犯」のときから変わらぬ前畑滋子なのだ。 | ||||
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平凡そうな女性(敏子)がなにかを探して歩いている出だしから、映画みたいで、ぐいぐいと引き込まれてしまった。人の強い思いが読み取れてしまう少年とその母敏子、火事で焼けた民家の下から出てきた行方不明になったはずの娘の遺体、、こういう話がどういうふうに交わるのだろうか、、と。一つ、一つ、あるときにパズルがはまるように、つながりが見えてきて、怒濤のように事件は進んで、、。読むしかないです。 ”楽園”という題は、聖書からとったようです。人はみな、それぞれ、罪があり、楽園を追われています。この話のなかでも、みな、それぞれ、罪がある、、。ただ一人、敏子は、どれほど過酷な状況に追い込まれても、父親のわからない子を生んでも、愛したその子を亡くしても、純真さを失わず、ただ周囲の人に尽し、人を愛しました。過酷な話のなかで、敏子の存在が救いでした。 | ||||
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平凡そうな女性(敏子)がなにかを探して歩いている出だしから、映画みたいで、ぐいぐいと引き込まれてしまった。人の強い思いが読み取れてしまう少年とその母敏子、火事で焼けた民家の下から出てきた行方不明になったはずの娘の遺体、、こういう話がどういうふうに交わるのだろうか、、と。一つ、一つ、あるときにパズルがはまるように、つながりが見えてきて、怒濤のように事件は進んで、、。読むしかないです。 ”楽園”という題は、聖書からとったようです。人はみな、それぞれ、罪があり、楽園を追われています。この話のなかでも、みな、それぞれ、罪がある、、。ただ一人、敏子は、どれほど過酷な状況に追い込まれても、父親のわからない子を生んでも、愛したその子を亡くしても、純真さを失わず、ただ周囲の人に尽し、人を愛しました。過酷な話のなかで、敏子の存在が救いでした。 | ||||
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