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楽園
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楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 181~200 10/12ページ
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「模倣犯」から9年後。「あの事件」の呪縛から逃れようとしている、 フリーライター前畑滋子を描くスピンオフ作品。 いつもタイトルが秀逸な宮部作品だが、「模倣犯」と同じく 「楽園」というタイトルの奥深い意味は最後にわかる。 ここで書くとネタばれになるが、 その部分の宮部氏の文章は、呼んでいて鳥肌がたつほどの迫力だ。 こうした宮部節は作品の随所にいつもある。 人間に対する鋭い洞察力、対象をその瞬間だけ遠くに突き放した結果得る 残酷なほどの人間の持つ現実の姿。 編集者は本の帯に書くキャッチコピーに困らないだろうなといつも思う。 宮部氏の作品の例にもれず、冒頭の数行を読んだだけで虜になってしまった。 とうとう深夜までかかって上下巻読了。 ストーリー展開と人物描写のうまさもさることながら、 陰惨な事件の中でも作者の暖かな目線が読んでいてホッとする。 先日お話した、ひとり息子を亡くした53歳の女性が、 愚直すぎるほどの人生の中で掴み取ったものを最後に昇華させる展開は本当に見事。 人間の持つ、はかりしれない可能性、強さやかしこさは、学歴ではなく、 どう人生を生きてきたかで決まるのだと痛感する。 そして、最後に本当に爽やかなエピソードが残されている。 これはこの作品に、奥行きを与えていると思う。 「模倣犯」を呼んだ人も、読んでいない人も、「楽園」は楽しめると思う。 しかしこの本を読んだら「模倣犯」を読まずにはいられなくなることは確か。 お奨めです。 | ||||
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本の帯に「透視」という言葉があったので「クロスファイアー」系かと敬遠していましたが、 実際は「火車」「理由」「模倣犯」系の話でぐいぐい引き込まれました。 ただし、これは個人の好みですが、それらに比べると 事件の結末やラストシーンは安直すぎる気もしました。 「模倣犯」で前畑滋子の視点でストーリーが展開していく部分が好きだった人には 文句なく楽しめると思います。 | ||||
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「模倣犯」から9年後。「あの事件」の呪縛から逃れようとしている、 フリーライター前畑滋子を描くスピンオフ作品。 いつもタイトルが秀逸な宮部作品だが、「模倣犯」と同じく 「楽園」というタイトルの奥深い意味は最後にわかる。 ここで書くとネタばれになるが、 その部分の宮部氏の文章は、呼んでいて鳥肌がたつほどの迫力だ。 こうした宮部節は作品の随所にいつもある。 人間に対する鋭い洞察力、対象をその瞬間だけ遠くに突き放した結果得る 残酷なほどの人間の持つ現実の姿。 編集者は本の帯に書くキャッチコピーに困らないだろうなといつも思う。 宮部氏の作品の例にもれず、冒頭の数行を読んだだけで虜になってしまった。 とうとう深夜までかかって上下巻読了。 ストーリー展開と人物描写のうまさもさることながら、 陰惨な事件の中でも作者の暖かな目線が読んでいてホッとする。 先日お話した、ひとり息子を亡くした53歳の女性が、 愚直すぎるほどの人生の中で掴み取ったものを最後に昇華させる展開は本当に見事。 人間の持つ、はかりしれない可能性、強さやかしこさは、学歴ではなく、 どう人生を生きてきたかで決まるのだと痛感する。 そして、最後に本当に爽やかなエピソードが残されている。 これはこの作品に、奥行きを与えていると思う。 「模倣犯」を呼んだ人も、読んでいない人も、「楽園」は楽しめると思う。 しかしこの本を読んだら「模倣犯」を読まずにはいられなくなることは確か。 お奨めです。 | ||||
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本の帯に「透視」という言葉があったので「クロスファイアー」系かと敬遠していましたが、 実際は「火車」「理由」「模倣犯」系の話でぐいぐい引き込まれました。 ただし、これは個人の好みですが、それらに比べると 事件の結末やラストシーンは安直すぎる気もしました。 「模倣犯」で前畑滋子の視点でストーリーが展開していく部分が好きだった人には 文句なく楽しめると思います。 | ||||
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冒頭の数行を読んだだけで、読者を惹きつけ小説の世界に入れてしまう。話の先が読めず、読み出したら止まらない。 彼女のストーリー展開と人物描写のうまさには、毎度のことながら脱帽です。 陰惨な事件でありながら、下巻の最後にホロリとさせられ爽やかな読後感にも満足しました。 事件ものからほのぼの系、超能力、時代ものまで幅広い世界を描く彼女ですが、 やはり真骨頂は、長編事件ものですね。 『模倣犯』を読んでいると、【前畑滋子】の人物像等がよくわかるけれど、読んでいなくても問題のない内容立てになっています。 宮部みゆきは、才能が豊かに湧き出るすごい作家と改めて実感しました。 | ||||
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冒頭の数行を読んだだけで、読者を惹きつけ小説の世界に入れてしまう。話の先が読めず、読み出したら止まらない。 彼女のストーリー展開と人物描写のうまさには、毎度のことながら脱帽です。 陰惨な事件でありながら、下巻の最後にホロリとさせられ爽やかな読後感にも満足しました。 事件ものからほのぼの系、超能力、時代ものまで幅広い世界を描く彼女ですが、 やはり真骨頂は、長編事件ものですね。 『模倣犯』を読んでいると、【前畑滋子】の人物像等がよくわかるけれど、読んでいなくても問題のない内容立てになっています。 宮部みゆきは、才能が豊かに湧き出るすごい作家と改めて実感しました。 | ||||
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この人の作品はトリックではなく、殺意にいたる心模様の模写が真骨頂だと思っています。最近はますますそう思ってます。模倣犯よりこちらの方が現実にありえる話かなと思いますね。相変わらず会話文は上手いです。会話文からドンドン引きずり込まれてしまうのは毎度のことですが。徹夜になりました。これも毎度のことですが。 | ||||
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この人の作品はトリックではなく、殺意にいたる心模様の模写が真骨頂だと思っています。最近はますますそう思ってます。模倣犯よりこちらの方が現実にありえる話かなと思いますね。相変わらず会話文は上手いです。会話文からドンドン引きずり込まれてしまうのは毎度のことですが。徹夜になりました。これも毎度のことですが。 | ||||
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長編作品なのにまったく本を閉じることができない、 一気に上・下を読み終えました。 読み手を飽きさせない文章力はさすがですね。 山荘の絵の解決がなかったけど もしかして続編もありなのかな〜 | ||||
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長編作品なのにまったく本を閉じることができない、 一気に上・下を読み終えました。 読み手を飽きさせない文章力はさすがですね。 山荘の絵の解決がなかったけど もしかして続編もありなのかな〜 | ||||
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9年前の事件(「模倣犯」)に負けた主人公:前畑滋子は,ライターという仕事は終わった,自分は終わってしまったと感じていた。しかし,無為な時間をもてあまし,仕事に戻る気持ちの整理がつき,今はフリーペーパーの仕事に現在は就いている。そこに,子どもを事故でなくした萩谷敏子が,生前息子が残した「絵」に関する相談を持ちかけてきた・・・ 「模倣犯」から9年後という設定であるが,前回の事件に関する概要も,今回の本の設定の中で出てくる点に関しても,説明がなされているので前作を読んでいなくても十分に読める本である。まだ,上巻しか読んでいないから解らないのであるが,今回は事件と言うよりも,最近の作者の作品によく見られる,それぞれの人々の静かな心の葛藤を描いた作品であると感じる。それだけに,「模倣犯」を連想して読み始めるとやや肩すかしを食った気もしないでもないが,心地よいテンポの読みやすい作者の他に漏れない本であると感じた。 | ||||
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9年前の事件(「模倣犯」)に負けた主人公:前畑滋子は,ライターという仕事は終わった,自分は終わってしまったと感じていた。しかし,無為な時間をもてあまし,仕事に戻る気持ちの整理がつき,今はフリーペーパーの仕事に現在は就いている。そこに,子どもを事故でなくした萩谷敏子が,生前息子が残した「絵」に関する相談を持ちかけてきた・・・ 「模倣犯」から9年後という設定であるが,前回の事件に関する概要も,今回の本の設定の中で出てくる点に関しても,説明がなされているので前作を読んでいなくても十分に読める本である。まだ,上巻しか読んでいないから解らないのであるが,今回は事件と言うよりも,最近の作者の作品によく見られる,それぞれの人々の静かな心の葛藤を描いた作品であると感じる。それだけに,「模倣犯」を連想して読み始めるとやや肩すかしを食った気もしないでもないが,心地よいテンポの読みやすい作者の他に漏れない本であると感じた。 | ||||
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模倣犯の続編かと勘違いしたのが間違い。 また、クロスファイアを読んだ後だったので、超能力サスペンスかと思ったら、これも間違い。 と、当方の間違いだらけで読み始めましたが、素敵な宮部ワールドに引き込まれました。宮部さんの文体は非常に読みやすいです。 途中の少女の物語が、どうやって本編に混ざってくるのか、ドキドキしながら読みました。 それにつけても、元職員だけあって、法律事務所の描写が非常に的確で、法律事務所に関与していた当方としては、感心しきりでした。 &前畑さんは、今後の小説でも活躍させて欲しいですねえ。 | ||||
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模倣犯、うーん細かいとこ覚えてないなあ・・・とちょっと不安な感じで読み始めたけど、やっぱり宮部さんすごい。ぐいぐい引っ張っていく文章の力はすごい。最初に感じた少年の不思議な力、の違和感もすっかり吹き飛ばしてしまった。しかし茜、怖い。そこらの不良じゃないなあ。両親に殺害されても仕方ないかも・・・私の娘ならどうするか?考えても恐ろしい。この本を読みながら模倣犯を必死で思い出すけど、だめだ、思い出せない。もう一度読み直そうか・・・でも2冊だし、2段になってるし、踏ん切りがつかない。宮部さんのすごいところは、読んでるとそれが映像になって頭のなかで映画のように動き出すところだと、私は感じる。登場人物がそれぞれ個性的で、しっかりと輪郭が見えるから、先へ、もっと先へと私を急かす。ひさびさに手応えのある本を読んだーって気持ちです。 | ||||
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模倣犯の続編かと勘違いしたのが間違い。 また、クロスファイアを読んだ後だったので、超能力サスペンスかと思ったら、これも間違い。 と、当方の間違いだらけで読み始めましたが、素敵な宮部ワールドに引き込まれました。宮部さんの文体は非常に読みやすいです。 途中の少女の物語が、どうやって本編に混ざってくるのか、ドキドキしながら読みました。 それにつけても、元職員だけあって、法律事務所の描写が非常に的確で、法律事務所に関与していた当方としては、感心しきりでした。 &前畑さんは、今後の小説でも活躍させて欲しいですねえ。 | ||||
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模倣犯の続編ということでしたが,それに比べれば たいしたことのない作品だったと感じました。 話の終わり方も大体想像できたし,主人公の予想が ズバズバと的中しているところがおもしろくありま せんでした。 ところどころに「断章」があるのですが,それは少し 省いて話を短くした方が読みやすかったと思います。 | ||||
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模倣犯、うーん細かいとこ覚えてないなあ・・・とちょっと不安な感じで読み始めたけど、やっぱり宮部さんすごい。ぐいぐい引っ張っていく文章の力はすごい。最初に感じた少年の不思議な力、の違和感もすっかり吹き飛ばしてしまった。しかし茜、怖い。そこらの不良じゃないなあ。両親に殺害されても仕方ないかも・・・私の娘ならどうするか?考えても恐ろしい。この本を読みながら模倣犯を必死で思い出すけど、だめだ、思い出せない。もう一度読み直そうか・・・でも2冊だし、2段になってるし、踏ん切りがつかない。宮部さんのすごいところは、読んでるとそれが映像になって頭のなかで映画のように動き出すところだと、私は感じる。登場人物がそれぞれ個性的で、しっかりと輪郭が見えるから、先へ、もっと先へと私を急かす。ひさびさに手応えのある本を読んだーって気持ちです。 | ||||
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ミステリーとしてそれなりに途中までは楽しく読めるのですが、みなさんも書いておられるようになんだか釈然としないまま終わってしまいます。最初から超能力云々を持ち出している次点で「大丈夫か?この作品・・・」と思ってはいたんですけどね。 しかし今回この作品で一番気になったのはこの作家さんは本当に夫婦関係とか男女関係を描くのが下手だなということでした。 前畑・昭二夫妻しかり、被害者の妹(セイちゃんでしたか?)と離婚した夫しかり。会話がどれも何の現実感も生活感もなくひたすら「さむ〜い」という感想を持つばかりでした。そのせいで作品全体が薄っぺらな印象になり、超能力云々というところに最後まで現実感を持たせられなかったのではないかな、とさえ思いました。 ストーリー上、何のプラスにもならない昭二という存在を出すくらいなら前畑は独身という設定にしておいたほうがいいと思いました。 | ||||
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読後感は、作者と出版社に騙された!というものでした。作品の出来は、模倣犯と比べ物にならないほどひどく、とても同じ作家が書いたものと思えません。しかも、出版社が喧伝するのとは裏腹に、前畑滋子という登場人物が出てくるだけで、模倣犯とは何の関連性もありません。読者を馬鹿にするのもいい加減にして欲しい、と感じました。50万部を突破したらしいですが、出版社のマーケティング力の勝利でしょう。 | ||||
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読後感は、作者と出版社に騙された!というものでした。作品の出来は、模倣犯と比べ物にならないほどひどく、とても同じ作家が書いたものと思えません。しかも、出版社が喧伝するのとは裏腹に、前畑滋子という登場人物が出てくるだけで、模倣犯とは何の関連性もありません。読者を馬鹿にするのもいい加減にして欲しい、と感じました。50万部を突破したらしいですが、出版社のマーケティング力の勝利でしょう。 | ||||
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