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楽園
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楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 121~140 7/12ページ
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今回とは話は全く別なので大丈夫なのですが、『模倣犯』を読んでからずいぶん経つので、どんな話だったか忘れてしまっていました…。読みながら思い出しましたが、まるで模倣犯の世界の一般の人々みたいだなって苦笑いしてしまいました。 事件を予見していたかのような不思議なスケッチを残して亡くなった少年。彼のお母さんから、少年が一体何を見ていたのか依頼された前畑は、スケッチに残された絵の事件を調べるうちに、事件の背景に何があったのか突き止めていくことになる。 芋蔓式に増えていく謎にページをめくる手が止まりませんでしが、何となく読み終わった後、ずしんとくるものがありました。責任はあるとはいえ、家族はどう対処すればよかったんでしょうか…。 | ||||
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何だかんだ言っても「さすが宮部みゆき」。 ストーリー展開の面白さに惹かれてあっという間に読破しました。 しかし・・・私が悲しかったのは、姉が殺されしかもその姉を殺したのが 自分の両親であった土井崎誠子の末路・・・。 確かに犯罪者の娘である誠子の末路が悲しいのは現実かもしれません。 でも他の登場人物はそれなりに光が見えているのに、誠子だけが 一筋の光も見えないようなラストだったのは、小説とはいえ厳しい現実 を突きつけられた気がして切なかったです・・・。 | ||||
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今回とは話は全く別なので大丈夫なのですが、『模倣犯』を読んでからずいぶん経つので、どんな話だったか忘れてしまっていました…。読みながら思い出しましたが、まるで模倣犯の世界の一般の人々みたいだなって苦笑いしてしまいました。 事件を予見していたかのような不思議なスケッチを残して亡くなった少年。彼のお母さんから、少年が一体何を見ていたのか依頼された前畑は、スケッチに残された絵の事件を調べるうちに、事件の背景に何があったのか突き止めていくことになる。 芋蔓式に増えていく謎にページをめくる手が止まりませんでしが、何となく読み終わった後、ずしんとくるものがありました。責任はあるとはいえ、家族はどう対処すればよかったんでしょうか…。 | ||||
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『模倣犯』後のお話。 なんか、怖くって怖くって。『楽園』の意味はね。深いっ。 Lastまでいって。わかる。よね。 「オムライスのおばさん」よかったです。 最近の宮部作品の中ではすごくいいんじゃないかと思っております。 なんか、懐かしい感が湧くくらい。どす。 もう一度模倣犯かしら? ものすごく、怖かったんだけど。ね! | ||||
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『模倣犯』後のお話。 なんか、怖くって怖くって。『楽園』の意味はね。深いっ。 Lastまでいって。わかる。よね。 「オムライスのおばさん」よかったです。 最近の宮部作品の中ではすごくいいんじゃないかと思っております。 なんか、懐かしい感が湧くくらい。どす。 もう一度模倣犯かしら? ものすごく、怖かったんだけど。ね! | ||||
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●ちょっと肉厚な本ですがまあファンなら大丈夫だと思います。●模倣犯は首班の人物造詣がちょっと非現実的なのとあと少年の描写というか性根がどうしても好きになれずかなり読むのに骨が折れました。メソメソしすぎというか。●本作ではいろいろな人物の煩悶を描いてはいるのですが冗長さも理解不能な点もありませんでしたので苦になりませんでした。●最初は好人物として登場し後にちょっと嫌な感じを与える美術教師、あれをいたぶったあたりから主人公がだんだんペースを回復してくるのが面白かったです。●宮部さんこそが最もサイコパスについてえぐり続けている作家だと思います。なんというのでしょうか他の人の作品でもサイコパスは出てきますがすでにもうそうなっている状態として扱っている、そうなるまでの経過も描きたがりませんね。多分難しいからだと思いますが。あと生活感が無い。模倣犯のピース的な人物として扱われてます。宮部さんの作品は飯食って愚痴言って私たちの周りで息遣いをしている溶け込んでいるリアルさ怖さがあります。サイコパスの問題はこれから是非彼女に描き続けていただきたいテーマです。●まあ奴は死んで当然だと思います。できればもっとむごたらしくくたばればよかったのに。サイコパスだけど知恵が無いのは前作よりもの救いでしたね。 | ||||
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●ちょっと肉厚な本ですがまあファンなら大丈夫だと思います。●模倣犯は首班の人物造詣がちょっと非現実的なのとあと少年の描写というか性根がどうしても好きになれずかなり読むのに骨が折れました。メソメソしすぎというか。●本作ではいろいろな人物の煩悶を描いてはいるのですが冗長さも理解不能な点もありませんでしたので苦になりませんでした。●最初は好人物として登場し後にちょっと嫌な感じを与える美術教師、あれをいたぶったあたりから主人公がだんだんペースを回復してくるのが面白かったです。●宮部さんこそが最もサイコパスについてえぐり続けている作家だと思います。なんというのでしょうか他の人の作品でもサイコパスは出てきますがすでにもうそうなっている状態として扱っている、そうなるまでの経過も描きたがりませんね。多分難しいからだと思いますが。あと生活感が無い。模倣犯のピース的な人物として扱われてます。宮部さんの作品は飯食って愚痴言って私たちの周りで息遣いをしている溶け込んでいるリアルさ怖さがあります。サイコパスの問題はこれから是非彼女に描き続けていただきたいテーマです。●まあ奴は死んで当然だと思います。できればもっとむごたらしくくたばればよかったのに。サイコパスだけど知恵が無いのは前作よりもの救いでしたね。 | ||||
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『模倣犯』におけるような、犯罪者が生み出される ことと、現代の日本がバブル経済とその崩壊を経てもなお 豊かさを享受し、生まれながらにして豊かである世代が どんどん多数派になっていくことは、関連があるだろう。 そして、これらの犯罪者に不条理にも襲われ、被害を 受けるのは、豊かさの中にいる人であるよりは、 地道に、地に足の着いた「普通」の生活を営んでいる人々だ。 生み出された犯罪者を「怪物」と表現するが、 宮部氏は、この「怪物」の内面を一作ごとに明確に捉えつつある。 「怪物」の内面を理解するキーワードとして「怒り」という言葉を 選んだ宮部氏は、小説家のスゴサ・可能性を示したと思う。 「怪物」と普通の人々との対決を描いたのが『模倣犯』であった とすれば、『楽園』は、生まれてしまった「怪物」とどう付き合って いくのか?というテーマに進んだのではないかと思います。 「怪物」が自分の息子や娘だったら・・・どうしますか? 『模倣犯』を、さらに掘り下げた作品が『楽園』であるとは 思いますが、この本を『模倣犯』の続編として宣伝した 出版社は、ちょっとやりすぎではなかったでしょうか? | ||||
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『模倣犯』におけるような、犯罪者が生み出される ことと、現代の日本がバブル経済とその崩壊を経てもなお 豊かさを享受し、生まれながらにして豊かである世代が どんどん多数派になっていくことは、関連があるだろう。 そして、これらの犯罪者に不条理にも襲われ、被害を 受けるのは、豊かさの中にいる人であるよりは、 地道に、地に足の着いた「普通」の生活を営んでいる人々だ。 生み出された犯罪者を「怪物」と表現するが、 宮部氏は、この「怪物」の内面を一作ごとに明確に捉えつつある。 「怪物」の内面を理解するキーワードとして「怒り」という言葉を 選んだ宮部氏は、小説家のスゴサ・可能性を示したと思う。 「怪物」と普通の人々との対決を描いたのが『模倣犯』であった とすれば、『楽園』は、生まれてしまった「怪物」とどう付き合って いくのか?というテーマに進んだのではないかと思います。 「怪物」が自分の息子や娘だったら・・・どうしますか? 『模倣犯』を、さらに掘り下げた作品が『楽園』であるとは 思いますが、この本を『模倣犯』の続編として宣伝した 出版社は、ちょっとやりすぎではなかったでしょうか? | ||||
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模倣犯や理由のような、物語に圧倒される感覚や読後感はない。 作者の「静」の部分を表した作品だと言えると思う。 この本を読んで、予めカスタマーレビューなるものをみることの 無意味さを痛感した。先入観などいらない。とにかく読めばわかるし、 読まないとわからないな、と痛感した。 | ||||
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模倣犯や理由のような、物語に圧倒される感覚や読後感はない。 作者の「静」の部分を表した作品だと言えると思う。 この本を読んで、予めカスタマーレビューなるものをみることの 無意味さを痛感した。先入観などいらない。とにかく読めばわかるし、 読まないとわからないな、と痛感した。 | ||||
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皆さんのレビューを拝見すると、おおむね、 1,読んで後悔はない水準以上の作品。 2,だが、宮部作品としては(期待度が高いだけに)不満。 3,『模倣犯』の主人公・前畑滋子を再登場させた必然性が疑問。 ……というところでしょうか。 自分も、同感です。 特に気になった点は、今回、前畑の舅・姑が死没していること。 これは、(設定上で)邪魔物は消せとしか思えない。二人とも、 相次いで病没したというのは、『模倣犯』から9年後の設定ながら、不自然。 どちらかが認知症気味でも存命で(また、そうした新たな問題を抱えつつ)、 前畑が苦労しながら問題を解決していってこそ、日本の現状を踏まえて納得がいく。 『模倣犯』では前畑の舅・姑が健在で、この二人との微妙な人間関係が、 凄惨な事件の「取材」がもたらすストレスと呼応して、 前畑の人物像を二重にも三重にも深くしていました。 それに比べて、今回の設定は、前畑の舅・姑の死没一点をとっても、 宮部作品にしては、ややご都合主義的過ぎるように思います。 むしろ美少女殺人・死体埋葬と、特殊な能力のあった少年の事故死、 という主軸だけに絞って、前畑の出て来ない 全く違う話にしたほうが良かったような気がします。 魅力的な登場人物、抜群の人間描写、そして展開の必然性とという、 宮部作品がもっていた輝きが、『模倣犯』の設定を取り込むことで、 かえって弱まってしまったのが本作。残念です。 覆水盆に返らずとあれば、いっそのこと、 前畑滋子のシリーズを立ち上げ、次回作に期待する、 というのは如何でしょうか。 | ||||
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おもしろかったんですが、もっと文章で読ませてくれって感じです。無駄な会話が多すぎる気がします。最後に土井崎さんに宛てた手紙も無駄に長すぎ。野本刑事や敏子さん達のたいして関係ない会話を延々と読まされる土井崎さんも迷惑なんじゃないかなぁ。 | ||||
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宮部さんの作品は、読み出したら最後までとまらなくなるものと、もうとっかかりから駄目だ〜と思うものに分かれるのですが、これは本当に微妙でした。 なんだか名作の予感を感じさせながら始まったので、ちょっとわくわくしながら読んだのですが、う〜ん・・・。 面白くないことはない。 でも、何ていうか、模倣犯の続編にしてはつっこみが足りないし、模倣犯とは別の物語として読んだら模倣犯を読まなきゃ分からない描写もあるし・・・。 もう本当に微妙。 最後は「いや、そんな終わらせ方あり?ちょっと無理ないっすか?」って思うんだけど、思っていながらもちょっとうるっときました。 暗いから。内容が暗いから。 最後に救いがあって良かったのかなあ??? 前畑さんのキャラが微妙で・・・。ちょっと言い回しがくどい。 あと、性格がふらふらしているというか、人間の感情って後戻りするし、優柔不断だから、すごくリアルに描いているのかもしれない。 なんせ感情移入できません! でも、模倣犯はもう一回読みたくなった。 模倣犯の促販本? | ||||
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宮部さんの作品は、読み出したら最後までとまらなくなるものと、もうとっかかりから駄目だ〜と思うものに分かれるのですが、これは本当に微妙でした。 なんだか名作の予感を感じさせながら始まったので、ちょっとわくわくしながら読んだのですが、う〜ん・・・。 面白くないことはない。 でも、何ていうか、模倣犯の続編にしてはつっこみが足りないし、模倣犯とは別の物語として読んだら模倣犯を読まなきゃ分からない描写もあるし・・・。 もう本当に微妙。 最後は「いや、そんな終わらせ方あり?ちょっと無理ないっすか?」って思うんだけど、思っていながらもちょっとうるっときました。 暗いから。内容が暗いから。 最後に救いがあって良かったのかなあ??? 前畑さんのキャラが微妙で・・・。ちょっと言い回しがくどい。 あと、性格がふらふらしているというか、人間の感情って後戻りするし、優柔不断だから、すごくリアルに描いているのかもしれない。 なんせ感情移入できません! でも、模倣犯はもう一回読みたくなった。 模倣犯の促販本? | ||||
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正直に言えば前作でも共感しにくかった前畑滋子が前面に出てくることで、 この作品にのめりこめる瞬間が全くなかったのが、読んでて一番つらかった。 今回も例によって、重要な局面でハッタリを駆使して、問題を解決していく が、当事者でもなく、大義名分も立たない状況の中で、そういう嘘をつき、 他人の領域に土足で上がりこむ主人公を見ていて気分が悪くなった。 今回滋子が対峙する事件も、前作に比べればチャチなものでしかなく、重要 な伏線のひとつが全く解き明かされてないことを考えれば、宮部氏の作品と しては駄作と言ってもいいでしょう。 じゃあ、つまらなかったかといえば、そうでもない。そこは作者の筆力が優 れていたのかな? でも、宮部氏特有の作品が終わるギリギリまで、風呂敷を 広げ、最後の最後で魔法のようにきれいに畳み込むマジックは、もうできな いのかな? | ||||
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長短篇から時代小説まで、宮部みゆきの作品の大部分を読んでいますが、これはいただけません。これまでの彼女の現代小説には、登場人物や設定が縦横に関連し合いながら、それぞれに新しさを出していましたが、平板な展開にがっかりしました。文章にブレやケレンが無いので、すいすいと読めるのですが、これまでの作品のように「本に吸い込まれる」ような展開が無く退屈です。文藝春秋には、彼女の長編小説に二人三脚で取り組める実力のある編集者がいないと思います。安易な企画に流されることになく、今後の力の入った作品に期待したいと思います。 | ||||
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長短篇から時代小説まで、宮部みゆきの作品の大部分を読んでいますが、これはいただけません。これまでの彼女の現代小説には、登場人物や設定が縦横に関連し合いながら、それぞれに新しさを出していましたが、平板な展開にがっかりしました。文章にブレやケレンが無いので、すいすいと読めるのですが、これまでの作品のように「本に吸い込まれる」ような展開が無く退屈です。文藝春秋には、彼女の長編小説に二人三脚で取り組める実力のある編集者がいないと思います。安易な企画に流されることになく、今後の力の入った作品に期待したいと思います。 | ||||
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この作品は「育てにくいために”親の責任”という理由で親に殺害された少女」と、「問題行動があっても過保護な家族が他人を犠牲にしても守ろうとした青年」が対照的に書かれているように思いました。親に見捨てられた少女も、家族が過保護なために自分の異常さに気づけない青年も、犯罪は許されませんが不幸だと思いました。模倣犯の後日談はおまけ要素的なものなので、模倣犯のその後が知りたいと思って買う人は期待しない方がいいです。 | ||||
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この作品は「育てにくいために”親の責任”という理由で親に殺害された少女」と、「問題行動があっても過保護な家族が他人を犠牲にしても守ろうとした青年」が対照的に書かれているように思いました。親に見捨てられた少女も、家族が過保護なために自分の異常さに気づけない青年も、犯罪は許されませんが不幸だと思いました。模倣犯の後日談はおまけ要素的なものなので、模倣犯のその後が知りたいと思って買う人は期待しない方がいいです。 | ||||
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