■スポンサードリンク
ユートピア
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ユートピアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全89件 21~40 2/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえ先生の作品は全体的に好きなんですが、正直この作品がミステリーに分類されるかと言うと疑問符がつきます。 ストーリーが緩急なく淡々と進み、盛り上がることなく「え?もう終わり?」って感じで終わります。 内容は一言で言えば狭いコミュニティ内で起きた人間関係のゴタゴタです。 事件は最後に申し訳程度におきますがトラブルってほどのことは起きません。 終始主人公格3人の誰かが愚痴ってるだけです。 ミステリーというより、『渡る世間は鬼ばかり』みたいなホームドラマに分類されると思います。 好きな人は好きなんでしょうが、他の作品みたいなのを期待して読むと期待はずれかも。 心理描写とかは港かなえ先生っぽいんですけどね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
湊かなえならではの作品。 恐怖ではないけど、終始背筋がゾゾっとする感じの作品だった。 ラストまでちゃんと読んで欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の湊さんの作品に比べてしまうのですが、物語の起伏が乏しく、最後まで読むのがつらかったです。 全体的に違和感が大きく、この作品は特に面白さが分かりませんでした。 残念ながらお勧めできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公3人の心情を小説の中で廻していることが話を複雑にしており、分かりづらかった。スラスラ読みやすかったので星1です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて湊さんの本を読んだが、それぞれの心の心情を書き連ねるのは面白いと思ったが、誰が誰の台詞を言ってるのか??になることが多かった。(読解力がないため) 今回の物語の感想としては、ミステリーなのか?と思うことが正直あったが、それぞれの3人の主人公の観点から物語を作る進めていく点は見応えがあった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物の心理が丁寧に描かれており、物語の世界に入りこんでいくことができる。劣等感や他者への羨望に加え、「自分の気持など他人には分からない」という趣旨の表現が多く、わくわくして読み進められるような本ではないが、自分と他人では捉え方が違うからこそ日常でのさりげない気遣いが大切なのだと実感させられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数ある湊かなえ作品の中でも異質な作品。物語は淡々と進んでいく。お世辞にもハラハラドキドキは無い。何がミステリーなのだろう、と疑問を抱えながら読み進めていく。最後の仕掛けを一頁に。そのための長い長い伏線だったとは。クララの翼には共感させられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山本周五郎賞受賞作ということで、確かに意外性があり面白い作品だ。ただ、残念ながら、田舎町へ不満を持つ女性が主なので、終始雰囲気が暗くて読後感はよくない。周りの人に対し不満ばかり持ってしまう、他人を心で馬鹿にしてしまうというのは、誰しもあることではないだろうか。その心の動きを著者はよく捉え書いていると思う。こんなにしたたかな子供いるのかな。もっとあどけないと思うけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらずのご都合主義はここまでくると、むしろ湊かなえの個性に思える。 このストーリーだったら、もう少し短くできたのではないか。 親切にしてくれる少女の裏の顔がチラチラ見えるのだが、それは伏線にはならずじまいだったのは 計算してのことなのだろうか。 食品会社に勤める役職付きの夫が「残業すれば成績があがる」、他の夫が 「今まで定時に帰っていたが、これからは残業してがんばる」。 生産ラインの出来高成績なのか? グイグイ書くのもいいが、こういう粗さが 読者を一瞬しらけさせてしまうのだけれど。 湊かなえのどこかがダラダラした感じは、例えば無料配布の「クラムチャウダーとエビマヨコロッケ」を 何度も繰り返し、決して「無料配布の食品」とは書かないようなところから来る。 他の小説でもソフトドリンクやお菓子の名をいちいち「●●味の●●」などとクドクド 書くのは、読者を故意にイライラさせるよう煽っているのだろうか。 湊かなえの得意とする土着の人々とよそ者の屈折した関係は 土着民経験者でなければ書けないと思う。 私にとって、この人の作品は確かに一気に読めるほど咀嚼しやすいが 手元に置いて何度も読み返すものではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ご近所の女性から雑談を聞かされている様なイメージ。引っ張る、はぐらかす、でイライラします。漸く進みそうになると、続きをそのまま読ませてくれず、別の登場人物視点での別シーン描写に飛んでしまいます。 ラスト50頁くらいでやっとスパートが掛かりますが『やっぱりね』というオチ。唯一良かった部分は、登場する子供たち二人の心理描写でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言葉の裏の裏の裏の意味を瞬時に把握する能力とか、女性は凄いと思いました。同時に疲れないんだろうかとも思いました。いい勉強になります。 設定では何点かよく分からないところがあります。誰も来ない岬に、駆け落ちの二人が来たのは分かるのですが、誰も来ないはずのその場にどうして二人の男がいたのかが分かりません。そして、一目散に逃げ帰った女が、金をいくらかでも奪うことなど出来るのでしょうか。また、いくらかでも奪われていることが何故犯人には分かったのでしょうか。マッチを擦ったら火事になったというのも分からないし、五年前に重罪を犯した人間がそもそも狂言誘拐などするのだろうかとも思いました。読み落としているのかも知れませんが。まあそれらを差し引いても大変面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは読み始めてからすぐに居心地の悪さを覚える、作者らしい作品。芸術家による廃れた町の活性化を図る町おこし、障害を持つ少女との友情を詩で表した心優しき少女、など通常美談で語られる出来事が出て来るが、絶対にそんな美談で終わる筈ないなと思ってしまうのは、作者への信用と言うより、現実を投影したリアリティ故ではなかろうか。そう、湊かなえが書くまでもなく、現実は悪意に満ちたものであるからだ。ミステリ風に実際の犯罪行為も出て来るが、犯罪は何も起きない設定でも十分小説になりそうな気がした。過去の殺人や、子供の誘拐で話が大きく展開する終盤はドラマチックではあったが、やや違和感を覚える。 いずれにせよイヤミスの女王本領発揮で、実に後味の悪い作品。下手に現実離れした設定でなく、登場人物も自分を含めた現実にいそうな人間ばかり。だからこそリアルで嫌らしさを覚えるし、何ともやり切れない苦い読後感となるのだろう。「ユートピア」と名の付く小説はたいてい反対の「ディストピア」を描いているものだがその典型で、湊かなえに向いたモチーフと思われた。確実に読者を選ぶ作品なので、覚悟して読まれたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私にとってのイヤミスは、作中人物が一心不乱にモチーフ編みをする行為に似ている。 だから、難解な設定や説明じみた無駄な表現の無い湊かなえは、確かに一気読みするには丁度よい。 しかし、あえてイヤミスを選ぶ最大の理由は、実社会のドロドロした人間関係を忘れ『私の方がまだマシ』と思いたいという、言わば『毒をもって毒を制す』という目的からで、そういう個人的観点からすると非常に『弱い』。 どの人物もいたって普通の人で、普通にありがちな事しか考えておらず、これではリアル社会で私の周りにいる連中の方がよっぽど毒々しい。 よって、毒を制すには全く物足りず、全然スッキリしなかった。 今時ネット上での誹謗中傷なんて当たり前の事過ぎて、同情の余地など全く感じないし、ミステリーとしても中途半端。 むしろ無くてもいい程度。 『イヤ』でも『ミス』でも無い、非常に中途半端な内容だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物の誰も彼もが、不愉快な人ばかり。このなんとも表現しづらい、もやぁ〜とした後味が、著者の持ち味なのだろうなぁ。 でも、ついつい読み進めてしまうこの感じ、何かに似てるなぁと思ってたら、Yahoo!知恵袋の人生相談を、『馬鹿じゃないのー』と思いつつ読んでしまうのに似てるかも、と感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地方都市に芸術家の工房ができた。工房では車椅子の少女を広告塔に、チャリティ目的のブランドを立ち上げる。 善意に包まれた良い話のはずだったが、システムが軋みはじめる。 同年代の女性が三人登場する。地元の主婦と東京から来たエリートの妻、それに芸術村のメンバーだ。 それぞれが視点人物になったときに、立場の違いから微細な齟齬が生じていることがわかる。 なかなかユニークな構成だ。意欲的なプロットではあるが、前半がやや退屈だ。 実は平穏な日常の背後に重大な犯罪が隠れているのだが、この事件はいらなかったのではないか。 それよりも善人の集まりが地獄と化す展開のほうが盛り上がっただろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子育てパパ・ママなら興味を引く内容なのでしょうか? 子供の表現がいちいちウザいし痛い・・・寒々しくて ただペットボトル付属品の捨てられる為のおまけみたいなのを 制作する過程の表現は逸品!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時間を忘れて一気読みしました 新刊も楽しみにしています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気によみました。 ぐいぐい読み進んでしまったせいか、最後の終わり方が、あれれ…と唐突感がありましたが、どうなったのだろう…という未だに余韻に浸れます。 物語は最初からあらゆるところに伏線が張られていて、目が離せませんでした。 なによりも、湊さんらしい、登場人物個々のパーソナリティ、ペルソナが際立つお話に一気読みでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性のおしゃべりを聞かされているような、細かな記述に並行した。私のピントがずれているのかもしれないが、どこが面白いのか分からなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は、山本周五郎賞のファンで、毎年、受賞作を楽しみに読んでいる。 当初は、本当に面白く、意欲的な作品が受賞していた。 近年は、え~と思う受賞作も、多々ある気がする。 残念ながら、本作品も、個人的には、この作品で??と思ってしまう。 地元の人間と都会から来た人間の確執、ネットでの中傷、 少しずつずれてゆく善意と誤解、などが描かれている。 最後、どんでん返しを狙っての子供たちの自白文で終わる。 如何せん、これが、しっくりこない。 健吾側からの視点が全く描かれてないので、なぜ?という 疑問があまりにも多く残るからだと思う。 当然、ユートピアでもないし、ユートピアの悲劇でもなく、 極めて中途半端な感じだ。 タイトルも含めて、不発です! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!