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ディスコ探偵水曜日
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【この小説が収録されている参考書籍】
ディスコ探偵水曜日の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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本の概要の下にある著者が大暮 維人という方になっているのはどうしてですか?「著者について」から一覧で作品を見たいのに、舞城王太郎の一覧には載っていなくて少し不便です。できたら修正して欲しいです。阿修羅ガールもこの方が著者ってことになってます。 ディスコ探偵水曜日は言うまでもなく名作中の名作ですので、未読の方はぜひ読んでほしいと思います! | ||||
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面白かった | ||||
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「アンチミステリ」であり空前絶後の「探偵小説」であり、後期クイーン問題のループ現象を扱い、身近だけれど哲学的領域に踏み込む舞城節のテーマをグレッグ・イーガンクラスの弩級のSF設定でブン回し、舞城作品のここまでの集大成となる傑作。 特に「探偵小説」好きには血便レベルの素晴らしいメタアイデアが登場しそのネタだけでも読む価値がある。 優れた風呂敷ならでかければでかいほど良い、うまく折り畳めなくてもまぁ仕方ないか、と思うタイプだが、流水を圧倒するほどの超巨大風呂敷を広げ、しかも舞城のウリの一つである疾走感は維持し続けるというはなれわざを炸裂させている。 誰にでもすすめられないのは、アンチミステリがどういうものかの素地が若干あった方がいいことと、そこまでの舞城作品をできれば読んでいる方がかなり望ましいという理由から。 | ||||
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黒死館殺人事件を読んだ時以来の衝撃でした。目まぐるしい展開と圧倒的な構成力に振り回されている間に宇宙の外側に吹っ飛ばされていたような感覚を味わえます。 | ||||
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久し振りに読み返したいと思いKindleで購入しましたが、固定レイアウトでとても読みづらいです。そこだけが注意点です。 | ||||
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まい子専門の探偵ディスコ・ウェンズデイが主役の奇妙奇天烈な物語(上巻)。 鼻歌でふんふん奏でたくなるようなタイトルにぐぐっときていたが、あまりの物量に読み始めるのを躊躇われた。結論から言ってしまうと、マイジョー初心者にはハードルが高過ぎる作品だね。 不条理小説だろうか。いやいや、奇書と言っても良いのではないかと思う。 ディスコと暮らす6歳の少女梢。ある日、梢の体に17歳の梢が侵入し大きくなってしまう。元カノのサポートを得て梢の謎を探るディスコ。たたみ込むような饒舌文で物語は始まる。 | ||||
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まい子専門の探偵ディスコ・ウェンズデイが主役の奇妙奇天烈な物語(中巻)。 魂となった6歳の梢。ディスコは梢の行方を追ううちに、ミステリー作家の不可思議な殺人事件に巻き込まれてしまう。 相棒(?)水星Cを従え(?)、事件現場となった館で名探偵たちと推理合戦を繰り広げる。失敗して次々に自死していく探偵に、読み進めながら混乱の極みに達する。梢の体内に残された指、魂を盗むパンダラバー、悪の象徴黒い鳥の男等々、謎解きを放棄したかのように物語は広がり続けるのだ。 ルンババまで登場させ、さぁ、どう風呂敷を畳むのだろうか。 | ||||
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まい子専門の探偵ディスコ・ウェンズデイが主役の奇妙奇天烈な物語(下巻)。 不可思議な殺人事件を解決(?)したディスコ。これが終わりかと思いきや、ここから空前絶後の展開をみせてくれる。 3億人の児童誘拐という大風呂敷!推理の過程でディスコが会得した能力は、時空を超えてさらに物語を複雑化させてしまう。中盤で多くの読者が脱落するように思うが、ここまできたら乗り切るしかない。考えるのではなく、感じるのだ!の精神である。 大団円を迎えた後は、達成感たっぷりだが理解できたかは疑問。ただ、マイジョー スゲー! | ||||
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一見、荒唐無稽とも思えるめちゃくちゃなストーリーなのですが、全く陳腐になっておらず、非常にスリリングかつ、文学的な作品だと思います。 個人的には、『虚無への供物』や『夏と冬の奏鳴曲』に並ぶ、大好きなミステリ小説です。 | ||||
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鬼才による作品の集大成の様な小説です。 舞城王太郎という覆面作家の、誰にも似て いない言語感覚、センス爆発の上巻でした。 | ||||
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終わり方だけ気に入らない さいしょからずっと疾走し続けられるけど最後の最後話をたたむ段階でそうなるのねって読者が追い付いてしまうのが 最後もわけわからんまま突っ走ってほしかったけどそれまではずっと読み手の先を行くので読んでる間すごく楽しいです | ||||
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「舞城王太郎」が炸裂。人によって評価が大きく変わりそうな作品。 | ||||
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突き止めると逃げていく真相。 時系列さえ超える推理。 作品を通じて頭に新たな次元が生まれるかのようでした。 好みは分かれるでしょうが私は新鮮な衝撃を受けました。 | ||||
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ものすごいものを読んでしまった。舞城氏の頭の中は一体どうなっているんだろう。 何度読み返してみても100%理解できたと決して断言できない点がこの小説の肝だと思う。 そして、理解できないとわかってるのにまた読みたくなってしまう不思議な魅力がこの小説にはある。 と、そうこう書いてたら、また読みたくなってきましたとさ。 | ||||
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ドストエフスキーを読むようにこの本を読みました。 世界とは何か、人は何のために生きるのかという 古今東西不変の小説のテーマに真正面から 自分のやり方で挑んだ小説。 この過剰な饒舌さ、 破綻も構わずすさまじい勢いで読者を巻き込んでいく展開、 そのへんもドストエフスキーを思わせる。 現代日本で舞城を超える作家はいないとさえ言い切りたくなる傑作。 | ||||
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上巻では 奇妙なことが起きて、 それを推理するが、それを覆す事実が起こり さらに物語が進んでいくというストーリー展開だったが、 下巻は現実世界を超え ミステリーというよりは観念的なSF。 子供のときに読んで魅了された小松左京の「果てしなき流れの果てに」 の後半部分を思い出した。 時空を超えて世界の果てまで行ってしまうのだから。 さまざまなものがごった煮ごちゃまぜになった世界なので 矛盾点を見つけようと熟読すればいくらでも出てくるのだろうが、 読み進めるごとに混沌の度合いは深まり、矛盾点を指摘すること自体が 無為に思われるような、力業でストーリーが進んでいく。 ものすごい小説だ。 踊るというモチーフは奇妙なことに 最近見た映画「エンジェル・ウォーズ」と同様 ニーチェ的な“踊る”と同じ意味合いで使われていた。 映画の方はともかく、 永劫回帰という言葉を使い、踊るという言葉を主人公の名前に絡ませる 重要なモチーフに使っている点で 明らかに作者はニーチェの語る“踊ること”を意識していると思えるのだが…… 半端な知識しかないのだが この作品、ニーチェ的思想との親和性があるような気がする。 意思のこととか。 詳しい人が書いてくれないものだろうか。 で すごい作品なことは間違いない。 しかし、なぜ「子供」なのか? 作品を通してずーっと打ち込まれるリマインダー 「俺は梢を助ける!」というモチーフ。 あれは一体なんなのだろう。 その必然性は読んでいる自分にはあまり感じられなかった。 作品の方向がバラバラにならないための 打ち込みのようにも思えたくらいだ。 ただ、読み終わった後に、 脳みそがしびれるような感覚を残す作品を書ける作家なんて そうそういるものではない。 いろいろと疑問はあるがほんとにすごい作品。 | ||||
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「舞城史上最多の謎と最大のスケールで描く最高傑作」 (上巻帯より) 煽り文句はベタ。全て文句なくメタ。 舞城王太郎という文脈を読める幸せ。 舞城リテラシーのない方はご遠慮ください。 「煙か土か食い物」で一気に加速し 「暗闇の中で子供」で現実を飛び越え 「世界は密室でできている。」で現実に飛び込み 「阿修羅ガール」で世界を変貌させ 「九十九十九」で世界を創造し 「山ん中の獅見朋成雄」で光を追い越し 「好き好き大好き超愛してる。」で愛に溢れ 「熊の場所」を見つけ「みんな元気。」になったなら 「ディスコ探偵水曜日」に会いにきてください。 ここで全てが始まり、全てが終わります。 | ||||
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超展開につぐ超展開、どんでん返しをどんでん返してまたどんでん返し…… 見立て殺人とかタイムスリップとか憑依とか、なんでも有り有りで読んでるほうは段々頭がぐるぐるしてくるけれど、物語は方向性を見失うことなく、遠回りしながらもきちんと最初の目的へ向かって進んでいく。無駄な部分なんてひとつもなく、すべての出来事・言葉に意味がある。 と、そういう部分に何だか胸をうたれたり、キャラクターのよさにニヤニヤしたり、あまりの展開に大興奮したり、ともかくめちゃくちゃ楽しみました。 ミステリーだけど、SF要素も混じっていて、ラノベ的でもあり……。これは最早「舞城王太郎」という新ジャンルと言っても過言でないのでは? ファンならぜひぜひ読んでおくべき一冊だと思います。ただしこれまで舞城を読んだことがない人は、いきなりこの作品に挑むよりも、「煙か土か食い物」「熊の場所」「世界は密室でできている」などを先に読んで、世界観に慣れ、頻出する(ディスコ探偵にも大量に登場する)レギュラーキャラクターたち(?)の背景を知っておいてからの方がいいのかもしれません。 | ||||
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「ディスコ・ウェンズディ」は、純情なのに疑い深く、純情なのに下品、純情なのに強くて、そして迷子専門の探偵。ある事件を通じて引き取った6歳の女児「梢」との生活。ある日突然梢が17歳になってしまう! 何故? どうして!? 思う間もなく梢は6歳の姿に戻る。これはいったい?? 水星C、パンダラバー、パイナップルハウス、物語は進んでも、謎を解明するどころか深まるばかり。物語はどこへ向かうのか。 思い切って上巻だけを読んで驚きました。面白いじゃないですか! こんなにとっつきがたくてハチャメチャで読むのが面倒なのに、やめられない! 舞城王太郎さんの本を買って読むのはこれが初めてな僕です。著作を手に取り、ぱらぱらとめくった事はあります。そして短編を一度だけ読んだことはあります。正直苦手な印象しかなく、他に類を見ない圧倒的な密度(!)で、延々と続く文章が、とっつきがたかったんですよねー。 「これでホントに面白いの? そのうち消えるんじゃない?」なーんて失礼なことを勝手に思っていたんですが、いつまでたっても本屋に新刊が並び続け、これは僕の勘違いか? とか思っているところに、この本と出会いました。出会ってよかった! ラッキー! とにかく僕は、続きを買います。 「ディスコ」「梢」「勺子」「水星C」、彼らがどうなるか、見届けるためにも。 | ||||
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迷子探偵、ディスコ・ウェンズディを主人公としたこのミステリ(SF?)の中巻は、名探偵が登場する本格探偵小説のパロディっぽい感じ。 でも、探偵小説とは異なり、時間の経過に伴い謎が解けていくという感じではなくて、ますます謎は深まるばかり。 事件としては、ミステリー作家である暗病院終了(なんかこんな作家がいたような気がする)の謎の死とその舞台となる建物「パインハウス」の謎を解くというものだけど、その謎を解いていく過程で、パインハウスに集結した名探偵たちが、またまた倒れていき、主人公のディスコ・ウェンズディが、その謎を解いていくのだが、時空を超越するような設定があって、どうもまともなミステリではない。 カバラや北欧神話という道具仕立てもミステリっぽいんだけど、なんとも言えない展開で、分かりづらい内容になっている。 でも、その割には読みやすく、また物語に引きこまれていく。主人公を初めとする登場人物も魅力的だし、なかなか楽しい1冊だ。 | ||||
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