■スポンサードリンク
時間の習俗
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
時間の習俗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何これ?松本清張の作品は奥行きの深さが魅力だったのに。 薄っぺらいうわべだけのテクニカルトリックだなんて。 くだらない、つまらない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当たり前だが、清張先生の作品の全てが素晴らしいというわけではなく、イマイチのものも結構ある。これはそのうちのひとつかと思う。誰しもが知っているゼロの焦点、砂の器、点と線、、、などはほとんど奇跡に近い傑作中の傑作なのである。もちろんそれを生み出した清張先生は凄いのである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
裏表紙のあらすじの一部にも記載しているが、刑事が執念深く追っているのが「容疑者としては一番無色な」輩。どう考えても標題の通りでこの輩を追求するのは不自然で、一番完璧なアリバイを持つ輩のアリバイ崩しに躍起になっているのが小説のほとんどを占めている。しかし常識的に考えてアリバイのない輩から疑って行くのが通常だろうから非現実的な話しだ(だから小生か?)。松本清張にしては珍しい駄作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もともと、「アリバイ崩し」というのはミステリーのなかでも遊びの要素が強いのであろう。 だから野暮なことを言うな、とお叱りを受けることを重々承知の上で苦言を呈したい。 この刑事の、容疑者への当初の疑惑にはほとんど根拠がない。 捜査過程で、被害者の交友関係として何人か浮かび上がってきたうちの1人、というにすぎない。 にもかかわらず、「どうも怪しい」と眼をつけたきっかけが「アリバイが完璧すぎるから」というのでは、あまりに子どもじみてないか? そもそも、容疑者と被害者との関係はそれほど緊密なものとして知られてはいなかったようだ。 つまり、容疑者には犯罪発覚後、容疑を外れるために「強固なニセのアリバイ」をつくっておかなければならない必然性がそもそも前提として、ないのである。 ラストで一応カメラをつかったアリバイトリックは解明されたように描かれているものの、犯罪を立証する直接的な証拠は一切説明されていない。だいたい、ニセのアリバイを用意したからと言って犯罪を犯した証拠にはならない。 皮肉を言えば、こういうのが警察捜査の体質になるなら、冤罪の遠因にもなりかねない。 清張って、これほど幼稚だったか、といささかがっかりした。 ずいぶんと昔から読んできて、いまでも特に短篇などを愛読している者としては残念な気持ちである。 4月10日のTVドラマ化でどんなふうに描かれるのか、注目したい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!