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わるいやつら
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【この小説が収録されている参考書籍】
わるいやつらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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大変面白かった。作品紹介は次のとおり。どのように美しくても、経済力のない女は虫のように無価値だ”医学界の重鎮だった亡父の後を継ぎ病院長となった32歳の戸谷信一は、熱心に患者を診療することもなく、経営に専心するでもない。病院の経営は苦しく、赤字は増えるばかりだが、彼は苦にしない。穴埋めの金は、女から絞り取ればいい…。色と欲のため、厚い病院の壁の中で計画される恐るべき完全犯罪。 一般文学通算28作品目の読書完。1973/05/15 | ||||
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主人公の戸谷は病院の院長を務めているが、経営は悪化するばかり。その穴埋めに複数の愛人からお金を貢がせる。この本の題名通り、まず主人公は非情な人間だ。そこからエスカレートして、自分の不利に働く愛人や愛人の主人を計画的に殺害していく。医師という立場を利用し、完全犯罪を実行しようとする。 しかし、共犯者になるもの、そして頼りにしていた人たちからの裏切りなどが重なっていく。 警察から参考人として連行され、追い詰められていく様子が見事に描かれている。 犯罪を犯していく戸谷の心理描写も素晴らしい。 松本清張ならではの一冊ではないだろうか。 誰が一番悪い奴か、読んでからのお楽しみ。 | ||||
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主人公の戸谷は病院の院長を務めているが、経営は悪化するばかり。その穴埋めに複数の愛人からお金を貢がせる。この本の題名通り、まず主人公は非情な人間だ。そこからエスカレートして、自分の不利に働く愛人や愛人の主人を計画的に殺害していく。医師という立場を利用し、完全犯罪を実行しようとする。 しかし、共犯者になるもの、そして頼りにしていた人たちからの裏切りなどが重なっていく。 警察から参考人として連行され、追い詰められていく様子が見事に描かれている。 犯罪を犯していく戸谷の心理描写も素晴らしい。 松本清張ならではの一冊ではないだろうか。 誰が一番悪い奴か、読んでからのお楽しみ。 | ||||
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小悪党の群れ。その中で一番悪いやつはだれか。監督は野村芳太郎。そうそうたる俳優陣。こんなに勢揃いされると 驚く。小悪党医師を演じる片岡孝夫(ちっとも医者らしくないところが見物)。かれをとりまく五人の女性たち。事務方を演じる今は亡き藤田まこと。刑事役の故緒形健。結局だれが一番悪いやつだったのか。それにしても 松阪慶子は美しい。その美しさを確認することができるだけでも価値ある一作である。解説本は、あの時代背景を彷彿させてくれる。一番の読み物は『特集 野村芳太郎の台本』であろう。 | ||||
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松本清張は、あまり読んだことがなかったのですが、生誕100年の宣伝で、読み始めました。重い本を読んだ後の箸休め的な読み方です。 ストーリーの結末は、すぐ予想はつきましたが、読者を引き込む文章力はさすがだと思います。楽しんで読めました。私には『けものみち』より おもしろく感じました。 | ||||
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女好きで、金遣いがあらい、二代目の開業医を主人公にした殺人小説。完全犯罪を狙う医者にスポットを当てているが、それを暴く刑事がこの作品には出てこないんですよね。珍しい??下巻はどうなるのか楽しみ。 | ||||
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題名から狡猾な「わる」を想像したが、あまりにまぬけな「わる」っぷりに失笑。話の筋としてはおもしろいのだからもう少しなんとかなっただろうよ という感じ。 | ||||
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松本清張といえば、日本を代表する推理作家なのだけれど、ぼくの印象では、日本を代表する心理小説家なのだった。 清水義範の心理小説もおもしろいが、松本清張には、「深刻な」心理小説を書けるということで、読み応えがあるのだ。 この悪い奴らは中でも傑作だ。松本清張は、この中の登場人物のいったい誰がいちばん「悪いやつ」と思っているのだろう? あとがきの小松伸六さんによれば、槇村隆子だそうだ。 ところで、この本を読んでいて、不謹慎にも「これはコメディではないのか!」と思ったのも事実だ。 主人公の戸谷信一は、ワルのはずなのだが、どうにも間抜けというか、世の中を軽んじているというか、それはコメディの主役の言動そのままだ。 不思議だ。それなのに、深刻な社会は小説として読んでしまうのだから。 | ||||
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主人公・戸谷は見事なまでの「バカ殿」。「黒革の手帖」の元子も金を自分の努力では作らずに他人からゆすり取るばかりで、調子に乗って最後は自滅してしまったが、この場合はもっと上に行きたいという野心ゆえだったし、対峙したのも闇に紛れて悪いことをしている連中だった。だが戸谷の場合は、子どもがだだをこねているのと同じ。放り出している病院を支えてくれている人たちをモノのように扱い、少しでも自分の気に入らないならすぐにクビという考えに持っていく。自分が失敗したら他人や運のせいにするばかり。例え親の七光りでも一応医者になれる頭脳を持っているならば、もう少し先のことも見通せるだろうに、何でもかんでもその場限りでしのげば何とかなるという様はあまりに無教養で幼稚。骨董通と自惚れていたら、手にしていたお宝はニセモノばかりだったというところにも、こいつの浅薄さがよく出ていた。犯罪者にはたいてい暗い過去や心の傷があり、完全に悪者してはいけないという気持ちをどうしても持ってしまうが、戸谷の場合はまったく同情しなくてよかったから、読んでとてもスッキリした(笑) | ||||
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初めて読んだのは、ドラマ化される前でした。 まぁ〜主人公の戸谷が悪い悪い!!!途中おかしくなるほどでした。 戸谷が追い詰められて行く様に、とても引き込まれました。 | ||||
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初めて読んだのは、ドラマ化される前でした。 まぁ〜主人公の戸谷が悪い悪い!!!途中おかしくなるほどでした。 戸谷が追い詰められて行く様に、とても引き込まれました。 | ||||
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亡父の後を継ぎ病院長となった戸谷信一だが、熱心に患者を診ることもなく、経営は人任せ、当然のことながら、経営は逼迫する。 彼が考えた事といえば、医院長という立場を利用して、金持ちの女達を騙して絞り取ればいい…。 金の為に、女を利用する戸谷、戸谷と結婚したいが故に、夫の殺害に協力する妻と戸谷を慕う看護婦等々、色と欲が絡まりあった男と女の愛憎劇場。 まるで、昼ドラのような展開です。 50年も前の小説ですが、男と女の関係や、金や欲に対する人間の執着は、今も健在です(あたりまえか) | ||||
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昔のミステリーはこんなものなの? と思いました。 途中で結末がなんとなく判ってしまいました。 ドラマにもなる話題作ですが、いまいちかな。 | ||||
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ドラマが始まる前に読んでみました 作品としてはおもしろいので ドラマとは別物だと考えて読んでみると 面白いかもしれません 米倉さんの演じる、女性像が別物なので これを読んでから、ドラマを見るとおお〜!って感じですね | ||||
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携帯のまだ無いことや電話の交換手がいることから時代設定は昭和50年代前半と思われる。主人公は、女性の立場から見ると明らかな「勘違い男」。自分に落とせない女はいないと思い込み、数人の人妻を手玉に取り、ヒモのような人生を渡り歩いている。社会的な地位はあるもののやっていることはジゴロである。 今時の若い人の方がもっと巧妙だろうから、その分、あさはかさがより浮き立つ。 引っかかる事柄が散りばめられているが、以外に単純に落ちへとつながっているので、読んでいる方がかえって深読みをしてしまいそうだ。あぶない、あぶない。 少し単調さもあるが、後半の明らかになっていく所は多少テンポが良く進み、軽く読める作品。 | ||||
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ドラマ化されるときいて、原作をちゃんと読んでおこうと思いました。 主人公の戸谷はそれはそれは嫌な男です。何人もの愛人を持っています。 しかも相手にする女は資産を持っているかどうかが決め手で、 お金を引き出せるのであれば、多少の見た目の衰えや年齢はかまわないという 考え方の男です。 そして女からはお金を巻き上げるが、自分の趣味の骨董にはお金をおしまないという 最悪の男です。 そんな戸谷の前にどうしても結婚したい理想的な女が現れます。 金と若さと美しさを持った女です。 その女を手に入れるために、邪魔になった女をどんどんと殺していきますが・・・。 戸谷がだんだんと追い詰められていき、最後の結末ではもっとスカッとさせられるかなぁと 思ったのですが、女のしたたかな面を見せられて、男も女もどっちもどっちか・・・と 思わされる作品でした。 テレビドラマではどんな脚色がされるのか楽しみではあります。 | ||||
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ドラマ化されるときいて、原作をちゃんと読んでおこうと思いました。 主人公の戸谷はそれはそれは嫌な男です。何人もの愛人を持っています。 しかも相手にする女は資産を持っているかどうかが決め手で、 お金を引き出せるのであれば、多少の見た目の衰えや年齢はかまわないという 考え方の男です。 そして女からはお金を巻き上げるが、自分の趣味の骨董にはお金をおしまないという 最悪の男です。 そんな戸谷の前にどうしても結婚したい理想的な女が現れます。 金と若さと美しさを持った女です。 その女を手に入れるために、邪魔になった女をどんどんと殺していきますが・・・。 戸谷がだんだんと追い詰められていき、最後の結末ではもっとスカッとさせられるかなぁと 思ったのですが、女のしたたかな面を見せられて、男も女もどっちもどっちか・・・と 思わされる作品でした。 テレビドラマではどんな脚色がされるのか楽しみではあります。 | ||||
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戸谷信一をめぐる5人の女たち。それぞれ、脂ののった女優さんがやったら、どんなだろう?と思いました。みんなイメージダウンになるからって断りそうかも?本作の愛人たちは、「けものみち」の若村麻由美が演じた米子みたいなのばっかりだもん。今ドラマにするなら、だいぶ筋書きを変えるんだろうな。 私も、下巻の始めでだいたい先は読めてしまいましたが、それでも清張節を最後まで楽しみましたよ。電車のなかで読んでも、寝転んでざっと読んでも、どこもひっかかるところのない簡潔で的確な文章。それなりに「ほほー」「あーそうだったのね」というサプライズもありますし。しかし戸谷は「わるいやつ」というより相当「あほなやつ」だろう、と誰でもつっこみたくなりますね。そうすると真の「わるいやつ」は、最後に笑った「あいつら」なんでしょうか。 | ||||
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ストーリー自体はとても簡単。 女ったらしの男が好き放題生きたあげく、最後の最後でぎゃふんと言わされる、以上。 ただ、彼を取り巻く女性陣のドロドロっぷりが妙にリアルで目が離せない。 昼ドラにしたらすんごい視聴率取れると思います。 とりあえず次の展開がとっても気になるし、結末も(それはそれで)すっきりします。 けっこうおもしろかったです。 | ||||
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題名に惹かれて読んだのですが大したわるいやつらでもなくてガッカリ・・・犯人予測についてもかなり始めのほうで見えてしまい、推理小説を読み馴れている方にはかなりの不完全燃焼系。松本清張は現代には通用しない?と思ってしまったくらいです。 | ||||
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