夜光の階段
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今までいろんな役者さんを主役に4度もドラマ化されている作品。 最後にドラマ化されたのが2009年の藤木直人と木村佳乃、夏川結衣。正直当時の役者(特に女優陣の)実年齢を考えると「うーん、なんぼ億の資金出してもらうためとはいえ、無理だ、、、」「気持ち悪っ!」と感じてしまうキャスティングでした。室井滋じゃないだろ、、、みたいな(笑)6年前に九州で罪を犯したって中卒で職を転々としてきたとしてもいったい何年経ってるんだ?いくつで東京出てきて美容師になってんだよ。で、今いくつなんだよ?恋人の木村佳乃は何歳の設定なんだよ。木村と夏川は同期みたいな感じで描かれてるけど10年年齢は8歳くらい離れてるぞ、、、とかいろんなことが気になってしまって(笑) 流石に原作の時代設定が60年代で松本清張独特の堅物な昭和文屋風情な違和感が古臭すぎる。セリフとか言葉遣いやバリキャリ女性の言葉から妙に昭和の価値観が滲み出てる。いちいち女性が虚勢を張らないとならなかったと言うことが男尊女卑が色濃かく残ってた時代を逆に表してる。 夏川演じる雑誌記者と藤木演じる主人公の関係もなんだか唐突でとってつけたようで良くわからん発展の仕方だし、子供を産めなくなったら女じゃないとか、堕ろせと男に言われて泣きながら堕したとか、、、30過ぎたら胸と尻が垂れてくるから男に抱いてもらえないとか、、、今の時代ならおいおいおい!って感じです。あとセックスすることを「殺す」って何それ!めちゃ普通に共通言語みたいに女たちも含め多用してたけど変なの!やめてよ!キモ!松本清張自身が考えた言葉だとしたら益々気持ち悪い!クサ!! 色んなところに違和感があった。多分60年代の美容師を90年代後半から0年代のあの当時のカリスマ美容師ブームにアップデートさせて描いたのだと思うけどあの時代を知る私でも違和感を感じたのだから原作の時代設定そのままで描いたらもっとヘンテコな話に感じたのではないか。 それにしても室井滋の演技も気持ち悪いし、木村のエキセントリックな演技も鬱陶しいしなんか女たちが揃いも揃って魅力がなく気持ち悪かった。南野陽子にもあんな浅い役はやって欲しくなかったな。 と言うか松本清張の描く女性って正直もうこの時代にはまったくマッチングしないんですよ。ガラケー時代の2009年でギリギリだと思う。いや、当時でも古い。クサ!! もしまたドラマ化、リメイクされるとしたら完全に若い脚本家に書かせて原作を完全に逸脱したピカレスクにしてwowow辺りでやったら良いんじゃないかな。 黒革の手帖のようなピカレスクはうまいことやらないとただただ滑稽なものになってしまう。 無理な筋な設定、ツッコミどころ満載でした。 団塊の世代以上の古い世代に松本清張的な価値観のファンはまだ多いとは思うが正直言ってもうドラマ化はしない方が良いと思う。 無理がありすぎる。 | ||||
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松本清張の作品って感じで、良いです。他の理由もあるけど、とても良いと言いたい。 | ||||
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松本清張の長編小説。今で言うところのカリスマ美容師の佐山が社長夫人や女性編集者を巧みに利用してスターダムに駆け上がるも、利用価値のなくなった女性を容赦なく切り捨てる非情が災いし、最後は破滅するというあらすじ。上巻は佐山が野望を叶える一方で、社長夫人の雅子から借金の返済を迫られて大胆な行動に出るところまで。 下巻で佐山の弱みを握り強引に婚約をしようとする枝村幸子が会社を退職する場面で捨て台詞を吐く場面が痛快でリアルです。 | ||||
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編集者の枝村幸子に社長夫人の殺害を気づかれ強引に婚約を迫られる佐山は、幸子をも殺害して友人であるデザイナーの岡野に罪を被せて捜査の網を見事にくぐり抜けます。裁判の結果に不審を抱いた検事の桑山と桜田は個人的に佐山の周辺を洗い、佐山が完全犯罪を企んでいたことを突き止めます。冤罪を問う手段で手詰まり感がありましたが、佐山は雑誌記者の福地フジ子を殺そうとするときに自分も溺死して自滅します。清張の代表作『黒革の手帖』の男性版のような読後感。巻末のみうらじゅんの解説で松本清張の小説を「勧善懲悪ではなく因果応報」の世界観で書かれているという一文に膝を打ちます。 | ||||
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著者はやはり悪を描くと輝きますね。 そんな作品が出てきます。 2作品目がまさにそれ。 大作となっております。 一人の男が美容師の世界で活躍し、そしてその命を落とすまでの物語。 彼はパトロンを見つける腕にとことん長けていました。 だけれども彼にはあるどうしようもない過去がありました。 どうやら過去に犯罪を犯したようなのですが… この悪男はたとえ犯行が明るみに出ても 堂々としていて真実を追求するものたちを ことごとく振り切っていきます。 そのせいで一人の運に恵まれなかったイラストレーターが 犠牲になってしまいます。 だけれども、決して幸運はこの鬼畜男には 降り注がなかったのです。 なぜならば… ただし、読者の望んだ形式にはならないことは ここで伝えておきたいと思います。 | ||||
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