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朝が来る
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朝が来るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 61~80 4/6ページ
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ドラマ化もされた辻村さんの中期?の代表作。『かがみの孤城』で大賞をとった本屋大賞の前年度でもノミネートされていました。 前半と後半で二部構成になっていて、前半は不妊治療の夫婦、そして養子縁組の親子のエピソードを確かな筆力で描いたノンフィクション風の展開で、後半は不幸な妊娠・出産にいたった少女の物語です。 アマゾンの紹介部にはミステリーと書かれているのですが、犯人らしき人物は最初から分かっているので、ミステリー(謎解き)というよりも、ちょぴりサスペンス風、といったほうがいいかなと思います。 前半のリアルさに比べると、後半はやはりフィクションという感じがしてちょっとバランスが悪く感じましたが、その部分を差し引いても十分面白くて、(特に前半は)いろいろなことを考えさせられました。男性にぜひ読んでほしいです。 | ||||
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文庫化したので『朝が来る』を購入しました。 読んでみると今現実で起きている社会問題について深く考えさせられる作品でストーリーを楽しみつつ色々と自分自身でも社会問題に関する取り組み方を考えられる作品でした。 幅広い年齢層の方が楽しめる作品となっていますが特に男性の方に読んでいただきたいと感じました。 | ||||
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お互い複雑な人生を持つ者同士の、1人の子どもをめぐる愛の葛藤。法的には認められない出産をしたものの最後まで産んだ我が子を忘れられず追い求めたひかりの描写が印象的で、読んでいる間も彼女を応援してしまいたくなった。そして、物語終盤では彼女たちにつられて思わず目頭が熱くなってしまう、感動の物語である。 Fantastisch!! | ||||
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これ、テレビドラマ化されるようですね。確かに面白いです。途中でやめられず、一日で読み終えてしまいました。 特に専門的な知識は不要で、誰でも思い付きそうなストーリーなのに、今までなかった話です。まずそこが凄い。 養子縁組の話と、ある少女の転落というセカンドストーリーを組み合わせたこと。それが勝利の賜物でしょう。 何やら不安を感じさせる導入部と、印象に残るラスト。その対比も見事です。 人物の描写も深いですね。この著者の作品は初めてだったのですが、もっと他のものも読んでみようと思います。 | ||||
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とっても、面白かった いままでの辻村深月と少し違う 相変わらず、リズムがいい | ||||
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栗原佐都子は夫清和と長男朝斗との家族三人で幸せに暮らしていたが、数日前から無言電話がかかってくるようになり、少し不安に感じていた。しかし、その日の電話は朝斗の通う幼稚園からで、ジャングルジムから子供が落ちたが、その子は朝斗に押されて落ちたと言っているという。ただ、朝斗はやっていないと言っている。 ミステリーというよりも、特別養子縁組を取り扱った比較的ストレートな人間ドラマです。第三章の実親の設定はやや作りすぎ感がありましたが、ラストへの感情への布石とも思え、また第1章から最終章へつながる流れも作者らしく流石と感じました。読者の置かれる立場で感想は様々かと思いますが、特別養子縁組を知って、自分なりに考えるきっかけにはなる1冊だと思います。 | ||||
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第1章の終わり方が雑な感じがして、読むのをやめようか迷いました。けど、続き物だと気付いて読み進めると、最後まであっという間でした。しかも最後の終わり方も想像を超え、不意に泣かされました。女性として、母として、社会の1人として、現実の光と陰を見せて頂いたような気分です。実際にこういう主人公のような人は、元々本人は悪くなかったのに…。だんだんと孤独になって人に頼れなくなって自分の首を締めていく…。そんな過程を見ると辛いです。元々悪人として生まれた人なんて、いないのかな。 | ||||
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今現在、日本全国に不妊症で悩んでいる人は数多くいます。 夫婦の遺伝子を受け継いだ子供でなくとも、子育てはできるのだなと納得しました。 ただ、前半に比べて後半部分はちょっと軽い感じで、★マイナス1です。 しかし、養子縁組という重いテーマを扱っている作品に、感動を覚えました。 | ||||
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他の方のレビューを見ると、ちゃんとした取材に基づかないテレビ報道の切り貼りという厳しい声がいくつもありますが、それはともかく個人的には自分たち家族とオーバーラップするところがあまりにも多く、平常心で読むのは難しかったです。(不妊治療から特別養子縁組に至る経緯はほとんど同じです) 中盤から後半にかけての実親さんの転落があまりにも悲惨だとは思うのですが、十代の女の子の妊娠、しかも中絶できないために特別養子縁組という制度を利用せざるを得ないという現実のケースは少なくありません。ここまでのことはなくてももう少しなんとかならなかったのかと思うケースはむしろ現実の方が多いように思います。虐待もそうですが、望まない妊娠についてもっと取り上げる必要があると思います。 最後の章の結びは確かに唐突で強引さもありますが、実親と里親の2人が子どもによって魂の救済を受けるというところは小説表現らしくて良かったのではないかと思いました。 テーマは少し違いますが「八日目の蝉」を思い出しました、、、。 | ||||
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私はいつも石橋を叩いて叩いて割ってしまい橋を渡れなくなってしまう。 強く叩くのではなく弱い力で同じところを何度も何度も叩いて割ってしまう。 後戻りしようと後ろを見るけどもうそこには道はない。 色々な事が心配で、産むのが怖くて子供を持たないことに決めた私。 「朝が来る」、買ってからなかなか読めずにいた。 私は後悔してるんだろうか…叩かずに橋を渡ればよかったのかな。 | ||||
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「広島のお母ちゃん」の部分が少し「性善説」が効きすぎてるところもありますが、ストーリー全体にスピード感があって2日で読み切ってしまったほど面白かったです。いろんなヒールを登場させ、若い主人公に試練を与えて人生に絶望させておきながらも最後は「広島のお母ちゃん」の力技でまとめてしまうんですね。「泣いてね!感動してね!」が見え見えだけど全体のスピード感が良いのでアリですね。 若くして妊娠することがどういうことなのかを分かってもらうために中学校の図書館に置いてもイイかもしれません。(すでに置いてあるのかな?) | ||||
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久しぶりの一気読みの本。次どうなるかなとわくわく感でいっぱいでした。でも、最後のオチが、「うーんどうかな、」というか、「それはないよな。」というような何とも表しにくい感情に包まれました。でも、ハッピーエンドでよかったとは言えます。バッドよりは、そのほうがいいよな、と自分に言い聞かせています。 | ||||
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片倉ひかり、精神的に未熟で身勝手、命を大切にせず、自分も大切にしない、そんな救いようのない描写が長く続くも、ラストの展開で本当に心が救われます。文章もこなれていて読み易く、1980年生まれの方が、ここまで書けるのかと驚いています。新聞の読書欄で推薦されていたので、初めて辻村深月さんの本を読みましたが、読後感は期待通りでした。良かったです! | ||||
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不妊治療で二人の子供を授かりました。 家族の有り方を考えさせられました。 物語で描かれている特別養子縁組をした家族のように、子どもを信じる家族でありたい。 でも、ひかりが親に感じているように、子どものためではなく自分を納得させるために子どもを怒ったりしてはいないだろうか。 そんなことを考えさせられました。 描かれている特別養子縁組をした家族のように、子どもを信じ、実母へ感謝をできる家族が、幸せにならないはずはないと感じます。 子どもは、天からの授かり物。 実母が別にいたとしても、その子が養親のもとに来たことは、やはり、決められた運命のようなものだと思います。 我が家に来てくれた子どもたちも、自分達の所有物ではないのですよね。 感謝を忘れないようにしなくては。 ひかりの両親は、ひかりを探そうとはしなかったのかな。 娘を心配しない親があるでしょうか。 親も一緒に探していたということになればよかったのにと思いました。 そこが引っ掛かったので☆マイナス1つです。 | ||||
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2/5を不妊治療の末、養子をもらうことを決断した夫婦の詳細 2/5を若年出産した産みの母親となった女性の苦労話 1/5で崖っぷちに追い込まれた産みの母親の強引とも言える結末 ざっくり言うとこんな内容です。 著者は若年出産へのその後の苦労を記したかったのかな? 若くして、男女の快楽に落ちてしまい、 結局は最後にボロボロになっていく女性側の悲惨な末路を書くことで あたりまえになった、中学生や高校生の性交渉について警鐘を鳴らしたのかな? と読み進めながら思いました。 実際の特別養子縁組についてのドキュメントと捉える人もいるようですが これはあくまでも架空の小説です。 リアリティーを持たせるために、ある程度は実情の匂いも漂わせていますが 実際の話しと思って読めば、物足りなさを感じるでしょう。 それは、高級マンションに住む夫婦が建設業に携わる人達という設定にも現れています。 今、建設業で高級マンションに住める人は役員クラスに人達だけではないでしょうか。。 産みの母親が両親に反発して家出したり、働く先で知り合った”普通でない人達”との関わりの中で 闇の人達と接点が出来てしまって追い込みを掛けられる様子は 若年出産者への警告にも似ていて、今の世の中にはこういう本もあっていいかなと思いました。 一気に読めました。 場面展開の早いテンポの良い小説です。 読み物として星5を付けます。 ただし、この小説から実際の何かを学ぼうとか体験しようとしている方には 不満の残る小説であることも付け加えておきます。 | ||||
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なんと言うか、ただただ悲しかったです。 でもこの人たちのことを可哀想とは決して思いません。 | ||||
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とても読みやすく、ほっこりするようなお話でした。特に子どもの物の表現の感じが可愛くて良かったです。 読み終わりにモヤっとした感じが残らず、細かなところまで答え合わせをさせてくれるような終わり方でした。 | ||||
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読み続けていくうちに、どんどんはまっていきました。あっという間に読み終えてしまうほど、途中で止めることのできない展開です。最後にはいつの間にか、涙が止まりませんでした。 | ||||
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現実はもっと多様でうまくいっているところも多いでしょうし、難しい事も多いのでしょう。 ただ小説としてその中のあるパターンをベースに書かれているとすれば それなりに感動できたと思います。 確かに当事者にしかわからない事で書かれていない、又はある方向からしか書かれていない 事も多いのだろうと思います。 これでこの本に書かれているテーマがわかった気にならないようにとは 自戒したいと思います。 | ||||
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特別養子縁組のことを詳しく知らない私にとって、知らないことばかり。よく知る方にはご不満もあったようですが、私には深い感動を与えました。 特別養子縁組もひとつの出会いの形で、これもまた縁。縁を大切にして家族になっていく姿は溢れる愛と強さ、輝きを感じ、特別養子縁組をとても前向きに捉えることができました。子どもたちのためにこんな風に家族に迎えることがもっと広まればいい。 ひとつひとつ積み重ねて家族になっていくのは、実の親子でも全く同じことなのですが、そこにはない決意が伝わりました。 実親の生き方については、辛く苦しく思う場面が続き、我が家に同じことが起きたら私達夫婦はどのような向き合い方をするだろうかと思わずにいられませんでした。今も考え続けています。 朝が来たのちには、しっかりと自分の人生を歩めるひかりであって欲しいと願わずにいられません。子どもを手放す実親もその事を受け止めて前に進んで欲しい。過ちでは片付かない思いがそこにはあることに気付かされました。 | ||||
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