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峠越え
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峠越えの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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割とマイナーな武将が主役の多い伊東潤先生ですが今回は徳川家康との事でちょっとびっくりしながら読みました。 武田家滅亡後の1582年4月から物語は始まり回想シーンを挟みながら運命の6月へと向かっていきます。 物語の所々で「切所」というキーワードがでてきます。この切所を見極め、峠を乗り越えたからこそ家康は天下を取る事ができたのでしょう。 今回も伊東潤先生ならではのダイナミックなストーリーと本多重次や太原雪斎など名脇役が健在で一気に読み進める事ができました。 そして毎度お馴染みの感もある嫌な奴キャラもちゃんと登場します(笑) この本を読んでから著者の「虚けの舞」や「戦国鬼譚 惨」を読むとより一層楽しむ事ができると思います。 | ||||
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徳川家康が何故、人質という領主として最低の立場から、征夷大将軍にたどり着けたのか、今から考えると不思議なことです。偶然の他、本人の忍耐や三河武士のような優れた家臣団の存在など様々な視点から多くの人が描いてきました。 伊東さんはユニークな視点で歴史を捉える好きな作家でしたので、家康をどのように描くのか興味を持って読みました。今川家軍師の雪斎の遺言を基に人生を切り開いていき、伊賀越えを達成するまでを描いており、その後の上昇を示唆して本書は終わります。 三方原の戦いなど歴史のイベントのたびに、家康の心の中での自問自答を作品の中心にもってくるスタイルは大変面白く読みました。ただ、歴史のイベントで桶狭間の戦いや本能寺に家康が黒幕として関与したとのストーリーはやりすぎと思い、星マイナス1としました。 しかし、「凡庸でなければ超えられない峠がある。」など家康が道しるべとした雪斎の言葉は凡庸な私には伝わってくる言葉です。本書では雪斎が家康に遺言を残す場面が山場です。家康の人物を分析し、今後の時代の予想とそこでの身の処し方を伝授します。家康はそれを拠り所としていくのですが、最後に雪斎が自分自身に向けた悲痛な言葉が印象的でした。皆さんはいかがでしたか。 | ||||
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注目作家、伊東潤の最新作。 なだたる有名作家が書き尽くした「徳川家康」を著者独自の視点で捉えた歴史小説。 家康の最大の危機、伊賀越えをメインにして、苦悩の日々を所々に回想として挿んでるのが面白い。 さらに、家康と信長のやり取りや家康のつぶやきが笑えました。 「峠越え」とは様々な問題を乗り越えて現代社会を生き抜かねばならない我々への道しるべではないのでしょうか? | ||||
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