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峠越え
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峠越えの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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少し前に読んだので、記憶が薄いですが、思うものではなかったかな | ||||
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歴史小説としては面白いですが結果でこじつけるのは無理がありますね。 | ||||
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著者の作品は、北条物を中心として、いくつか読んできたが、どれもいまいちとの感が強かった。とはいえ、今回は、大河ドラマの影響もあり、また「峠越え」というタイトルが有名な「伊賀越え」を連想させ、手に取ってみた。 雑誌での連載が元になっているようだが、全体としてはなかなか見事な構成。 話はすぐに、伊賀越えには向かわない。驚くべきごとに、武田家滅亡の後の家康の回想から話は始まるのだ。そして、タイトルの「峠越え」の謎解きもなされる。今回の大河ドラマのタイトルではないが、家康の前半生は、いくつかの難所つまり越えなければいけない「峠」の連続と捉えられている。それぞれの状況で家康はより少ない悪の選択をしている。 たしかに本書での峠の順番は歴史的な順番としては不連続だが、どれも織田という存在が弱小三河の家康に突きつけた難問なのだ。ミステリーという観点からは、桶狭間と本能寺の謎の本書での謎解きは、いろいろ議論はあるだろうけど、信長との対決という観点からは、整合性はついている。 いうまでもなく家康の後半生も峠の連続なのだが、まだ作品にはなっていないのかな。 | ||||
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私にとっては、やたら話が前後する手法が、かえって面白みが失せた。もともと歴史小説で、知ってることが多かったので、桶狭間・三方ヶ原・姉川の戦いに話が戻るのが、かえって面白さが失せた。題名から推測された、伊賀越えも、服部半蔵、本多正信の本のほうが詳しい。2冊は、立場が違うため、誰の功績で伊賀越えできたのかが全く違う。この本では、本多正信の名は全く出てこない。正信が松永久秀のもとにいたころの人脈や、一向宗徒たち。信長の伊賀攻めのあと家康が伊賀衆を保護したためその恩義に報いようとしたなど。そのかわり、織田信雄の兵が駆けつけてくれたため、絶体絶命のピンチを助かったことになってる。作家や主人公が違うと、内容が違ってくる。 | ||||
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少し作者のこうであってほしいという願望と、ストーリーを組み立てるために設定を強引に組み立てすぎている。 しかしエンタメとしては面白い。 | ||||
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信濃大討ち入りに大勝し、織田上総の介殿は、富士が見たいと 駿河遠江三河尾張美濃近江と、遠回りをして安土へ帰る処から 回想風に始まる。前置きが長い。 上方騒乱を、堺見物をしていた三河殿一行が知る処から 神君伊賀越えの巻を詳細に描けばよい。 織田殿が徳川殿を本能寺へ呼び戻し、織田殿はこっそり抜け出して のろしを合図に、明智殿が本能寺を襲う。作り過ぎ。 織田殿が、徳川殿を用済みで暗殺する。良くあるお話。 司馬遼太郎大先生の様に、1本筋の通った歴史観を描いて見せます様に。 | ||||
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本能寺の変の、作者の考察が読んでいて、真に迫ってきました。 | ||||
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松本潤さんのファンなので大河前に徳川家康ものを色々読みたいと思い購入しました。 なるほど、そうくるか、と思うような内容でとても面白かったです | ||||
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家康のまた、臣下のボヤキが、思い出すたび仕事中もにやけてしまいました。是非、知人にも薦めたい一冊の本です。 | ||||
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伊東潤さんの本です。 いやぁ、面白かったですねぇ。 徳川家康ネタで、短編ぽいのですが、それぞれ微妙に繋がっている、という感じの本でした。 「持たざる者」「獅子身中の虫」「まな板の鯉」「窮鼠の賭け」の四編です。 「持たざる者」は、浅井朝倉の姉川の戦いと、桶狭間の戦いがメイン。 「獅子身中の虫」は、三方ヶ原の戦いと、長篠の戦いがメイン。 「まな板の鯉」は、家康の長男信康の処分がメインですが、信長がどうやら家康を殺そうとしているらしい、というのが明らかになってくる話もあります。 「窮鼠の賭け」では、家康暗殺を察知し、家康は信長を殺すように、明智光秀を騙す、という話と、あと本能寺の変の後、家康の伊賀越えがメインです。 過去を回想しつつ、現在の信長の怖さを家康が感じる、というような構成で、 それぞれの短編は本能寺の変の前のあたりで、穴山梅雪との絡みもあります。 また、桶狭間と、本能寺の変は、実は家康がキーパーソンであるということが、この本のおもしろいところで、 こういう小説仕立てだと、「そういうことも、ありかも…」と思えなくはないです。 また、信長の頭の良さというか、計算高さもうまく描かれています。 特に白眉なのは、家康の性格と、家臣たちの遠慮のなさが、うまく描かれているところです。 家康の性格は、凡庸、むしろ、少しバカなの?という感じで、 家臣たちは、みんな遠慮なく「テメー、バカか!」と家康を罵倒したり、 また家臣たち同士で反目しあってたり、 でも、そういう姿が、いかにも三河武士っぽいよなぁ、という気がしました。とても面白い視点です。 さらに、家康の人格形成において、太原雪斎の教えが重かった、というのは、なるほどと思いました。 できたら、続編も書いて欲しいですね。面白かったです。 | ||||
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やられた!! そうきたか!! 各章ごとに毎回そう思わされる。本格歴史小説でありながら、これではまるで質の良いミステリーを読んでいるみたいだ。 徳川家康を描いた小説でタイトルが『峠越え』とくれば、誰もが本能寺の変の後の伊賀越えを想像する。 しかし、物語は桶狭間の戦い、三方ヶ原の戦い、金ヶ崎崩れ、長篠の戦いなど、かつて家康を襲った数々の危機をフラッシュバックさせる。 桶狭間の戦いの真相など、「さすがにそれはないだろう」というほどの大トリックを示されるが、それでもむしろこれこそが史実だと納得してしまいそうになるのは、著者の筆のうまさによるものだろう。中山義秀文学賞受賞作品というのもうなずける。 家康が人生の切所(難関)に立ち向かうというより、切り抜けていく姿を読み、「峠を一つひとつ越えていく」というタイトルの意味が深く胸に突き刺さった。 まさに読むべき名著です。 | ||||
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回想により語られる、本能寺の変へ至るまでの、家康を取り巻く状況は面白く読めたけど、仮説『本能寺の変』から『伊賀越え』のクライマックスは、やや尻すぼみかな。エンタメ歴史物としての魅力はあると思う。 | ||||
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本書は、2014年1月に刊行され、2016年8月に文庫化されたものです。 内容は、信長が家康を安土に招いた理由と、本能寺の変の真相、 そして本能寺の変後に、家康が堺から加賀越えで逃げ、国に戻るまでです。 本書を読む前に、伊東氏の著作を数冊読み、本書に期待していたのですが、酷い内容でした。 昭和の大先生は、坂本龍馬の作り話で読者を惑わせましたが、 本書のレビューを読むと、本書が多くの読者に悪影響を与えていると感じました。 以下に受け入れがたい誤認を述べます。 本能寺の変・家康暗殺説、今川義元が執権になるために上洛を目指し桶狭間に進出、 桶狭間の戦で家康が信長に情報提供、浅井長政らの薄濃で酒を飲んだ、 三方が原の戦で信長は家康に武田への攻撃を命じた、信長は武田家を恐れていた、 信長が家康に家康の嫡男・信康を殺すよう命じた。 これらのことから、家康の伊賀越え内容も、信が置けないと言わざるを得ません。 | ||||
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本能寺の変の前夜、徳川家康は、なぜか重臣たち共々、安土城に招かれていた。織田信長の強い意思で、嫡男信康に詰め腹を切らされたばかりの徳川からしてみれば、いつ殺されるか、気の休まることのない招きである。 本能寺で信長が没したあと、無政府状態に陥った畿内から、家康一行は決死の脱出を試みる。東海道は通れない。伊賀の山中の道亡き道なき道を落武者狩りに怯えながら抜けるのである。 私は三重県在住で、土地勘がある。伊賀から関にかけての深い山を抜けたあと、ひらけた伊勢平野に出て、かの大黒屋光太夫も船出した、鈴鹿市の白子の浜が目の前に開けたら、家康はどんな気持ちがしただろう。それを思って読んだ。 人生は、重き荷をおいて坂を行くごとしと晩年に述べた家康が、個性的な家来たちと山道坂道を越える描写は、作者の真骨頂だ。 本能寺の変に興味のある方は、次の連休にどうぞ。 | ||||
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伊東潤先生の作品が好きで,本書も手にした.期待を裏切られることなく面白かった. 「峠越え」というタイトルから,本能寺の変の際の「伊賀越え」を描いた作品だと思った.しかしながら,読んでみると,作者の意図はだいぶ違うところにあるようだった.もちろん伊賀越えが書かれているのだが,それだけではなかった.そういう意味において,良い感じに裏切られた.伊賀越えをここまで詳細に描いた小説を読んだのも初めてで,いろいろな観点から楽しめた. また次の伊東潤作品を読みたくなりました. | ||||
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最初は、伊賀越えのことかなと思っていたが、家康の人生自体の峠越えだった。信長のことがよくしれたかな。 | ||||
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家康の伊賀越えまでの内容でした。家康と光秀は繋がっておらず、穴山梅雪は家康に殺されるという、通説を外した内容で面白かったです。 本能寺の変前後について、後世のボクらはダイナミックな裏話を期待してしまいますが、本当の歴史は、本書のように、その場その場の判断の積み重ねでしかないのだとも感じました。 もっと悪どい家康像があっても良いと思うし、そう意味では、現代に通ずる通説や家康像を綿密に作り上げた徳川幕府はすごいとも感じました。 | ||||
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家康の峠越えというので、てっきり伊賀越え道中記かと最初は思っていた。 話は武田を滅ぼし帰還する信長を饗応するところから始まる。 途中、今川時代や、桶狭間、姉川、長篠など織田徳川同盟時代の回想シーンが差し込まれる。 ところが小説の半ばに差し掛かっても、なかなか伊賀越えに入らない。 あれよあれよという間に最終章。 まだ堺にいる。 せっかく伊賀越えを堪能できるかと思っていただけに、がっかりしたものの、 ここにきて「峠」とは何なのか、著者の種明かしが始まる。 なるほどの納得感と、伊東氏に一杯食わされた感。 でもこういうのは楽しい。 近年、本能寺の変について様々な説が浮上しているが、そのうちの一つ、 なぜ少数で本能寺に信長がいたのかというのが話の核となっており、 そういう意味で、なぜあれだけしつこく回想シーンがあったのかが伏線になっている。 とても説得力のある展開で、もしかしたらと思わせる。 また三河武士団の濃いキャラも、家康という人物にまた新たな興味を起こさせる。 久々に読んで楽しい一冊に出会えた。 | ||||
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神君家康の伊賀越えと言うと最近の映像化では真田丸でコメディカルに扱われていましたが、この作品では本能寺の変直前までを家康の回想と師である雪斎禅師の説話を混じり合わせ、最大の難関の伊賀越えでどのような心境に至ったのかを扱ってます。 今川、武田、織田という大きな漬物石が次から次へと圧し掛かりますが、最初の内は愚痴を言っていた家康も後半の信長排除の為の行動を起こす頃には腹が座ってきて、主君として成長します。 一冊で収めるためにやや駆け足気味に物語は進行しますがそれでも読み終わってスカッとしました。 個人的にはこの作品の映像化したら観てみたくなります。 | ||||
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楽しめました! 斬新な解釈、ストーリーの構成、家康とそれを取り巻く人たちのキャラクター性、どれもが素晴らしかったです。 一気読み必至の作品でした。 | ||||
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