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神様ゲーム
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神様ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 41~60 3/7ページ
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きついなぁという感じですね。始めにトリックがありきで、あとから文章を足していったような感じです。好き嫌いは分かれると思いますが誰でも犯人にできるというのは、ミステリー小説としては低レベルでしょう。高評価が多いのに騙されました。要するに出来の悪い推理パズルでしかないんですよね。 | ||||
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いやこれ、なにかまともな筋を求めて読むなら、激しい落胆と苦痛を感じるしろものです。 いうならば、山田村という閉ざされた村でのとある事件につき、山田村が閉ざされているという前提で推理、論理が展開していたところ、ああでもないこうでもないと論を詰めた結果(この論もまったく杜撰なのだがそれはさておくとしても)、最後に唐突に理由もなく、はい、犯人は隣の隣の田中町の花子ちゃんでした、おしまい、ちゃんちゃん。 は?花子ってだれ?田中町って何?被害者と花子って、お知り合いか何か? ってか、これまでの展開、推理、すべて無駄っていったい。。。 本気で最後のページが抜けてるのかと思いました。 読んだ本がいまいちで、代金がもったいなかったなと思うことはたまにありますが、代金どころか、読書に費やした時間をかえせ!と思ったのは、生まれて初めてです。 | ||||
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暇つぶしには丁度良い感じかな?わたしは結構好きでした。子どもの朝の読書の時間用に貸してあげようかと思ったけど、ラストを読んで貸すのはやめました。ネタバレになっちゃうので言わないけどラストはちょっと大人向けな内容だったので。 | ||||
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「講談社ミステリーランド」シリーズの一作。ということは児童を主な読者層として意識した刊行物のはずで、実際そうした跡はうかがえます。ただこの作品、「子供には毒も必要だ」とばかりにえげつない。児童に読ませるかどうかは先に大人が一読して判断したほうが良いんじゃなかろうか…。 そうして、一読した大人のほうがハマってしまうかも知れません。 主人公のクラスメートとして全知全能の神様(推理なんてする前から答えを全て知っている)を登場させながらミステリとして成立させている手腕とアイデアはお見事。むしろこの自称神様・鈴木くんの存在が、事件を追う10歳の主人公に「どこまで彼の言葉を信じるのか」「どこまでを彼に頼るのか」の葛藤を与え、本作の読み味として強烈に機能しています。 クライマックスはとうとうミステリの枠を飛び出し、シュール、不条理の世界に突入しますが、それが許される(?)のも鈴木くんの存在があってこそ。さすが全知全能です。 | ||||
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小学五年の娘の為に購入。ホラーが好きな娘なので、購入したが、内容は親としてはあまり読ませたく無い。 が、五年生の子供であっても知らなきゃいけない世界があるのかもしれないと思い、本を与えた。ショックを受けたとしても、フィクションであり、そして現実に世界のどこかで起きている事態ということを知っても良い年頃だと思う。あっては言えないことを子供の中ではっきりさせることの為に、私は娘に与えた。 | ||||
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信じるか信じないかはあなた次第です。この本を面白いと思うかバカバカしいと思うかもあなた次第です。 最初と最後の章が同じタイトルと登場人物になってますが、当然のように内容も読者の感情も違います。作者の意図を考えると後からじわじわきました。最後の章を読んでいる時の走馬灯感覚から頭を後ろから誰かにどつかれたような気分から何もかも最後まで衝撃でした。読み終えた後のモヤモヤ感もまだ長く続きそうです。この作者の作品は初めてですが、続編が出てるのでとても楽しみです。 | ||||
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「神様」の使い方が上手くてびっくり。 このモヤモヤ感を共有したくて、他人に勧めたくなります。 子供には読ませない方がいいと思います。 | ||||
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本作品は、もともと<講談社ミステリーランド>という、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」という、児童書スタイルのシリーズの中の一冊として刊行されたもの。 しかし、この著者らしく、体裁は、子どもでも読める作品ではあるが、「子どもには読ませたくない」内容になっているのが特徴と言えます。 まだ10歳の主人公である、「ぼく」、芳雄の住む神降市では、連続して猫が惨殺されるという事件が起きていた。 芳雄は友人たちと、探偵団を結成、事件捜査を始める。 こんな出だしからするとジュブナイルの雰囲気が漂ってくるが、転校生の鈴木君と出会うところから、様相は一変。 彼は、自分のことを神様だと言い、猫殺しの犯人も言い当ててしまう。 さらに、ある種の密室的な状況で、仲間の死体が発見されるに至り、芳雄は、推理を働かせ、真相に迫ろうとするが…。 密室状態の死の解決に至る道筋は、本格ミステリの定石を踏まえており、そのまま行けば、子どもたちをミステリ好きに育てるのに、一役買う作品かも、と思わせますが、そこはさすが、一筋縄ではいかない著者のこと、相当ミステリを読みつけていても、衝撃的なラストが用意されています。 このラスト、ミステリ通を自称する大人が、果たして子どもに巧く説明できるでしょうか? そのくらい問題を孕んだオチとなっています。 本作品の著者は、年末に開催される各種ミステリランキングでの常連で、本作品も上位にランキングされています。 ミステリの世界で、名探偵はある種の神と言えます。 それを逆手に取って、自ら「神様」を名乗る人物を登場させるというアイデアが秀逸。 発表当時、ミステリ界では、相当な話題になったのではないかと思います。 ミステリファン必読の一冊として、オススメします。 | ||||
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決して子供向けではないと思う。私自身、子供の頃にやりきれない悲惨な世界の話しや矛盾多き大人の世界の話しを背伸びしてずいぶん読んだが、救われない結末であっても根底には生きることへの力強さ、みたいなものが感じられ、その事に背中を押されたものである。 本作品にはそのようなメッセージは無く、ただ虚しく淋しくもの悲しい空気が残るばかりであった。 とは言え、大人が読む読み物としては面白みは感じられた。 ただ、生きる糧としての読書、という観点からはどうなのか? 作品とは関係ないが、このような小説が人気となる社会背景について考え込んでしまった。 | ||||
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麻耶雄嵩は高校の頃から読んでいたのですけれども、 最近の書籍は未読だったことから購入。 神様シリーズは初めてなのですが、 この作品は、、そもそもはミステリーランドにて 出版された書籍なんですよねぇ ('-`).。oO それを思うと、なかなか残酷な結末で。 いやァ、味わい深い作品。 | ||||
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とても読みやすく、ささっと1時間ぐらいで読み終えられるのは良いです。子供ものだけれども、ちょっと大人びた面を持つ子供達も魅力的です。最後は辻褄があわなき読了感です。インターネットがない時代なら延々と想いを馳せて苦しんだかもしれません。その点でネット社会である程度の答えが調べられるからこそある程度受け入れられる、もどかしさをうまく表現した一作。時代の先駆け呼べるのではないでしょうか。 | ||||
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猫の連続殺害事件から始まって、小学生の姿をした神様が登場したり、男子小学生殺人事件の発生へ続き、展開が目まぐるしい作品。 謎解きの主軸は密室殺人で、一旦は納得の真相なのだが、最後の最後finishing strokeで混乱の極み。構築した推理がもろくも崩れて、しかも何故何故?を残して後は読者に委ねますという締めくくり方だ。ジュブナイル的な文体は、それに相反する過激な結末を見たときに、作者の大いなる作意を感じるだろう。 「あいにくの雨で」、「螢」と読んできたが、まだ作者の掴みどころが見つかっていない。 | ||||
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大人も楽しめる子供向けミステリのシリーズ「ミステリーランド」の一冊として刊行されながら、「これは子供に読ませたらいけない」と言われた作品 捻じれた悪意に満ちた作品だが、神様の「天誅」という独特のガジェットが最大の肝だ。 「神様が『この人が犯人』と言ったのだからそれが真実」という、強力で残酷な設定。 主人公たち探偵団が事件を追うのをあざ笑うかのように、神様は「天誅」で簡単に犯人を示してしまう。 それでも、この作品はミステリとしてきちんと成立している。 神様は犯人を示すが、一から十まで事件を解説してくれるわけではない。 主人公の芳雄は「天誅」で分かった「犯人という手掛かり」から、事件を再構成していく。 それは正に異形の推理だ。 その上で最後に待ち受けるどんでん返し。 読者ならば「神様は正しい」という前提から、事件を推理して再構成することができる。 とんでもない設定だが、やはりこの作品は本格ミステリなのだ。 麻耶雄嵩にしか書けないだろう、捻じれた本格ミステリ。 決して一般受けはしないが、ミステリの枠を壊す寸前まで歪める、この作者らしい一作。 | ||||
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中編程度の長さの作品で、子供向けを意識しているせいか、作者の作品の中では飛び抜けて読みやすく、サクサクと短時間で読み切ることができる。読み終わった直後は、最終章の「誕生日」まで読んで芳雄の推理を知り、その意外性に驚き、かつ、ピースの一つひとつがぴったりとはまっていく説明に大いに感心したものだ。犯人は抜き差しならない危機一髪の状況に追い込まれながらも、機転を利かして、ピンチを脱しており、死体発見時に起こる様々な出来事がそれぞれに意味を持っていることがわかり、面白いと感じた。自らを神と称する鈴木太郎クンが狂言回しとして物語を動かしているが、鈴木クンの口を借りて、神の視点での論理を語っているところも面白い。しかし、ネタバレサイトを見たところ、自分が完全に読み誤っていることがわかり、よく考えてみると色々とおかしな点に気づいたので、評価は大幅に下がった。 (ネタバレ) 読み終わった直後、最後に火が燃え移ったのは、なぜ母親なのだろうかと疑問に思い、次のような解釈をした。 ①父親にあのような行為をさせたのは、母親が精神的に追い込んだからであり、「天誅」を受けるべきなのは母親だったということ。 ②あるいは、父親に対して、本当に愛すべきだったのは母親であることに気づかせ、大切なものを失っても生き続けなければならない生き地獄を味あわせようとした。 言い訳めくが、「天誅」の意味を文学的に解したのだ。しかし、ネタバレサイトでの母親が共犯、母親とミチルのエッチが原因であるという解釈を見て、自分にはそのような発想がなく、誤っていることに気づいた。この作者がそもそも文学的な真相にするわけなど、ないのだ。 この作品の真相は、曖昧模糊としている。まず、自らを神と称する鈴木太郎クンが、本当に神なのかどうか、わからない。そもそも、神なる存在が、なんで、こんな少年に姿を変える必要があるのだろうか。 犯人に関して言えば、父親や母親だけではなく、事件発生時に一同に会した芳雄、孝志、俊也、聡美以外で、「たらいの蓋の下」に隠れることができるような人物であれば誰でも犯人でありえる。また、ミチルとの共犯ではなく、単独犯でも可能である(ミチルが事件発見時に色々と思わせぶりなことをしているが、たまたま、そういった行為をしたという解釈も成立する)。つまり、作品中に開示されている情報だけでは、全く犯人を絞り込むことなど、できないのだ。 犯行時に犯人がとった行動には不可解な点が多すぎるし、それ以外にも疑問点が山のようにある。 ①死体を埋めるのであれば、服を着せなおす必要はない。 ②死体を埋めるつもりなら、死体を井戸に入れるような面倒なことをする必要もない。 ③どのタイミングでミチルは共犯者に衣服を渡したのだろうか。いつ、どのようにして渡したのか不明だし、受け渡しの打ち合わせをするような必要性も時間もなかったはず。 ④死体を井戸から引っ張り出して、服を着せるような面倒なことをする必要もない。服は、たらいの蓋の下にでも入れておけば良かったはず。 ⑤逢い引きの場所に、鬼婆屋敷のような危険な場所を選ぶだろうか。全員が揃った時以外には入ってはいけないという「鉄の規律」があるにしても、他のメンバーも内緒で使いに来る危険性があるのに。 ⑥警察の事故死という処置もおかしい。被害者がどうやって、鬼婆屋敷に入ったのかという点が未解明だし、俊也の目撃情報もあるのに。 ⑦母親共犯説だとすると、非力な女性が一人で死体を動かすことができるのかという疑問が残る。また、目撃されなかったのは、数々の幸運に恵まれた偶然としか思えない。 ⑧父親共犯説の方が、死体発見時に起こった様々な出来事(ミチルが芳雄に対して、まず最初に父親に電話するように進言したり、父親が被害者の生死を確認するように言ったりなど)がうまく説明できるので、解釈としての説得力は高い。しかし、父親共犯説だと、死体に服を着せた際に父親の服が濡れたり、汚れたりするはずで、父親が刑事として現場に現れる際に、衣服の汚れに気づかれないのは難しい。 犯人を絞り込めるような十分な手掛かりは示されていないし、どの解釈にしても疑問点が残る。ミステリーとしては非常に脆弱な作りで、それを埋めるために神様と称する人物を登場させるような姑息な手段に出たと言われても仕方がないだろう。 また、この作品は子供向けではないという書評の方がいる。 次のような理由なのだろう。 ①母親のような年齢の女性と小学4年生の女の子とのエッチが原因というのは、教育上よろしくない。 ②この作品の真相が、そもそも子供には理解できない。 少年少女向けの企画ということであれば、 麻耶雄嵩に作品依頼したこと自体が間違い。 麻耶雄嵩は、期待どおりに、ふしだらで、子供には理解しがたい作品を意図的に書いたということだろう。 | ||||
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ミステリの面白さを凝縮した佳作。 読了後、最高にモヤモヤしますが、わたくしの場合、日が経つにつれ納得感が勝り、さいこーに面白かった、という結論に至りました。 すみません、ややネタばれますが、ミチルちゃんがうずくまって泣く様から、作者は主人公に、小柄なおかーさんの姿を想起させてましたね。親切。つーか意地悪? ジュブナイル期の青少年諸君も、ロジックに貫かれたミステリの世界観に、きっと何割かは、確実に感染したことでしょう。 Welcome to this world. | ||||
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この本を既に読み終わっていた子供に 先日、私が読み終わったところをタイミング悪く?見つかってしまい 読み終わって混乱しまくってる私に 「結局、誰が一番悪い人?」 と聞かれたので 「作家さん(麻耶さん)に直接聞いて・・・」 と言っておきました。 | ||||
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謎だらけで…。イヤミスというより、モヤモヤミスでしたm(_ _)m | ||||
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こんにちは。 何かがぶつぎれになっているようなホラーな世界観。 地面を低く見てずっと登下校の道を歩いているかのよう。 「外の社会」「空」について小説の描写にずっとイマジネーションがわかない。 どこかに押し付けられているかのような息苦しさを感じる。 ずっと以前に読んで、面白かった。 以上です。 お読みくださってありがとうございました。 | ||||
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子供向けなのに有り得ない衝撃の問題作!みたいなレビューが多かったので読んでみました。 とても読みやすくそれなりに面白かったけど、サラサラと流れ何も心に残りませんでした。 意外は意外なんだけど衝撃ってほどでも… やっぱり子供向けって感じしかしませんでした。 | ||||
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こんな終わり方ないだろ~!こんなヤバイ終わり方見たことありません。 まったく予想だにしませんでした。 しかも、その結末の意味が、私の中で説明できない。 解決できない。 そしてきっと誰にも解決できない。 そういう意味では傑作ですね。 というか怪作(笑)。 トイレ掃除をしながら神様と会話をする場面は、なんともハートウォーミング。 それでいて、ハラハラするし、また神様に会いたくなる。 続編が出てますね。 すでに購入済みなので、読むのが楽しみです。 | ||||
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