「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

密室状態のホテルの一室から女性が蒸発した。それはあたかも透明人間の仕業のように…。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

一八三〇年、冬、パリからライン河へ謎と冒険の旅がはじまる。

“あるべきものを、あるべき場所に”が信条の怪盗グリフィンに、ニューヨークのメトロポリタン美術館にある贋作のゴッホを、本物とすり替えてほしいという奇妙な依頼が。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

五年生の夏休み、洸は物心がついてから一度も会っていない祖父・白木義明の住む茶木村で過ごすことになった。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

野球が大好きな少女アリス。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

著者のエッセンスが満載された最後の短編集 八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。

光彦・小学校五年生の夏。クラスに軽井沢からの転校生・本島衣理がやって来た。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

小学五年生の高見森は、父親の転勤のため北九州に引っ越すことになった。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

現代に戻った天童純が、今まで自分の身に起こったことが全部夢だったのではないかと疑い始めたころ、純は六道珍皇寺に現れた小野篁によって平安時代に呼び戻され、再び鬼神たちとともに貴族との戦いに加わることになった。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

ある朝、いつものように登校すると、机のうえには分解されたたて笛が。しかも、一部品だけ持ち去られている。

それは、「推理」でなく「検証」。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。

もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。

学園裁判。暗号。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

眠りに就くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

大東亜戦争後、日本は南北に分割され、北海道は独立。国内には北のスパイが暗躍している。

「３年ぶりに会ったパパ」の重大な秘密は？母とふたり暮らしの優希は、家庭教師の荻野に、父が３年ぶりに会いに来た、という秘密を打ち明ける。

ひとりの平凡な男が突然消えた。

村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。

「伝説のSF作家が遺した未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。

パリ市内のアパルトマンでルーマニアからの亡命将校が射殺され、床には“DRAC”の血文字が残されていた。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。