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神様ゲーム



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神様ゲームの評価: 3.68/5点 レビュー 137件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全93件 1~20 1/5ページ
No.93:
(5pt)

面白い

面白い。また読み返してあの衝撃を味わいたいけど…勇気が出ない。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.92:
(4pt)

様々な考察が出来ておもしろい

自分を神様と名乗る少年。
彼の言っていることを正と読むか、否と読むかで物語が2パターンの解釈で楽しめます。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.91:
(5pt)

おもしろかった!!ぜひ読んで欲しいです!

本タメのあかりんが紹介してたので購入しました!人生で読んだ本の中で一番面白かったです!!
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.90:
(5pt)

神様の遊び

「ほんため」のトラウマ本で紹介されてたので読みました。
いや~、ほんと、参りましたわ。
でも読んでよかった。
是非みなさんにもこの読後感を共有していただきたい。
神様は残酷だよね。
いえ、鈴木君じゃなくて摩耶さんのことです。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.89:
(5pt)

ほんとうに大好きな小説

はじめて読んだときはドキドキが止まらず、一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.88:
(4pt)

子供の頃のトラウマがうずく……。 ※ネタバレあり

『神様ゲーム』は、一応ジュブナイル小説的な立ち位置で売り出されているようである。
ところが、内容は全く子供向けではなかった。
主人公の黒沢芳雄は小学四年生の男子(10歳)であるが、『神様ゲーム』は間違いなく小学生向けではない。

以下、内容をざっくりと語る(普通にネタバレあり)。

主人公の芳雄が住む町では多数の猫殺し事件が起きていて、芳雄が好意を寄せるクラスメイトの少女――ミチルの飼い猫も被害に遭っていた。
ある日の掃除の時間、クラスメイトの鈴木との何気ない会話から、鈴木が「神様」であることを芳雄は聞かされる。
もちろん、芳雄はそんなことは信じないし、そういうゲーム――「神様ゲーム」なのだと解釈して話に乗ってあげるのだった。
芳雄は町内の友達と探偵団を結成しており、探偵団で猫の事件を解決しようとする(探偵団にはミチルも所属している)。
芳雄の親友である英樹もその探偵団に入りたがっているのだが、探偵団の掟(入れるのは町内の人間のみ)により英樹は入ることができない。
そんな中、山の中にある探偵団の秘密基地(鍵のかかった山小屋)の裏庭で、英樹の死体が発見される。
英樹を殺害した犯人について芳雄らは推理していくわけだが、決定的な証拠が出ず、芳雄は「神様」を自称する鈴木に相談する。
芳雄は犯人を教えてもらうのではなく、英樹を殺した犯人に「天誅」を与えるよう鈴木に頼む。
そして、「神様」に天誅を与えられたのはミチルであった。

猫の殺害犯がシリアルキラー的な犯行をしていること、同級生が殺害されること、ミチルへの天誅が校舎の大時計の針によって串刺しにされることなど、小学生に読ませるにはいささか刺激的な内容ではある。
小学生の芳雄視点で語られる物語だから、難しい言葉や語法が使われておらず、読みやすいのだが、小学生以下には読ませたくない内容ではある。
最後に展開される「真相」についても、小学生にとっては刺激的な内容となっており、私の子供時代のトラウマを抉るような内容であった。

ミチルが英樹の殺害犯だと判明したことなどにより(警察などはミチルだとは特定できておらず、あくまでミチルは不幸な事故の被害者となっている)、ミチルに天誅が下された場面を間近で目撃したショックにより入院していた芳雄は、共犯者の存在について思い至っていた。
そして、芳雄はお見舞いに来た鈴木から、ミチルが英樹を殺害した理由が「日頃から探偵団の秘密基地で共犯者とセッ○スをしていたミチルが、その現場を英樹に見られてしまったので、口封じをするため」であったことを聞かされる。
芳雄は鈴木に、共犯者にも「天誅」を与えることを頼み、気まぐれ的な感じで鈴木は了承する。
芳雄が共犯者だと断定していたのは、刑事であり殺害現場の秘密基地にいち早く到着した自分の父親であった。
自分が両親の実の子でないことを鈴木から教えられていた芳雄は(両親から聞かされている誕生日も実は違うこと、また自分の寿命についても鈴木から教えられている)、信じていた父親に裏切られた気持ちもあって、半ば自暴自棄になりながらも退院祝いのケーキのロウソクの火に息を吹きかけた。
ロウソクの火の一つが、空中を滑るように移動して、ある人物に燃え移り、ガソリンに引火したかのように激しく炎上した。
焼死したのは芳雄の母だった。

非常にモヤモヤした終わり方である。
天誅の結果から見れば、芳雄の推理は外れており、共犯者は芳雄の母だったのである。
物語の前提としてあるのが、鈴木が「神様」という存在であること。
鈴木が本当に「神様」なのか否かで、物語の様相は変わってしまう。
物語の中では、この「神様」というのが、まさに神様であり、全知全能の存在として語られている。
全知全能の一端として語られているのが、鈴木が通常なら知るはずのない情報を知っていたり(猫殺しの犯人や、芳雄が好きな戦隊ものの俳優がひき逃げで殺人を犯していることなど)、任意の相手に「天誅」を与えられたりすることのなのだが、これらは別の合理的な理由で説明できる。
猫殺しについては、犯行現場を目撃していた。
俳優のひき逃げ事件はインターネットで情報を得ていた。
「天誅」とされるミチルの串刺しは、校舎が老朽化していて、たまたま大時計の針が落下して直撃した。
「神様」という存在を無条件に信じるより、偶発的な事故も含めた可能性を追求した方が現実的である。
鈴木が本当に「神様」なのか否かは、物語の中にある材料だけでは100%の断定ができない。
私の読解力が足りないせいもあるのかもしれないが、鈴木が「神様」なのか否かは、あくまで鈴木の自称でしかなく、見識の狭い小学生という視点しか持たない芳雄の思い込みでしかない――その芳雄にしても100%信じているわけではない。
また、共犯者(芳雄の母)は英樹を殺した後、芳雄たちがいる秘密基地の敷地内に姿を隠して潜んでいたことになるのだが、芳雄の母が小柄であるという描写があるとはいえ、現実的に考えるとそのトリックに大分無理がある。
ゆえに、読後にモヤモヤが残るのである。

読後の私は調べた。
調べた結果、鈴木は「神様」であることが作者によって明言されている、という情報を得た。
つまり、『神様ゲーム』の真相も、そういうことである。

当然のことながら、軽い気持ちで私は『神様ゲーム』を買って読み始めた。
東野圭吾の『おれは非情勤』のような種類の話だと思っていた。
それが、まさか、同級生の可愛い女の子がセッ○スをしていた、というトラウマを抉られることになるとは……。
青天の霹靂。
まさに不意打ちである。
真梨幸子の本も好んで読んでいるから、後味の悪い話には慣れているとも思っていたが、実体験に基づく後味の悪さには尾を引くものがある。
言ってしまえば同じ作者の『化石少女』も割と後味が悪い結末であったことを考えれば、『神様ゲーム』でもそのような手法を取っていても何ら不思議なことはないのだが。

ネタバレしておいてなんだが、『神様ゲーム』は読んで損はない本であることは間違いない。
続編として『さよなら神様』が出ているが、こちらは純粋な続きではなく、芳雄とは別の町の小学校で鈴木が関わる話のようなので、機会があったら買って読む感じになるかな。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.87:
(4pt)

年齢設定だけが残念。他は完璧。

うん、非常に面白い。
まず読みやすいし、世界観を掴みやすい。読書初心者に良いんじゃないのかな?設定とかも良かったと思う。けど本の内容的に戦隊モノが好きな幼めな主人公なのに変な所で冷静な部分があるってのはちょっと...って感じた。中学生なりたてぐらいの設定で丁度いいんじゃないのかな?犯行で使われた戦隊モノのレアTシャツだって、もう少し年齢設定高くして、ドラマのレアTシャツとかの設定でも良かった気がする。年齢設定に少し違和感かな?まぁでも全体的には面白かった。神様くんから共犯者の有無を教えて貰った後に主人公が今までの色んな人の行動から導き出した結論。それが最後の最後に覆されて終了。この終わり方は個人的に好き。主人公は父親が小学四年生に対して親友の生死を確認させる為に現場に戻らせるのは少しおかしい。きっと証拠隠滅の為だ。という事で主人公は父親が共犯者だと睨んだみたいだけど、最終的に父親は共犯者じゃなくなる。この場合、なぜ父親は小学四年生に対してこんな事をさせたのか。という事になってしまう。確かに物語の中で父親が主人公に言ってることも理解出来るけど、だとしても小学四年生のやらせる事では無いんじゃないかな?って感じた。やはり中学生なりたてぐらいの年齢設定で丁度いいんじゃないのかな?中学生ぐらいなら信頼してそういう指示をしたっていうのも納得できる。主人公は色々な伏線から父親が犯人だと推理するけど、結局はそれが覆る。主人公が父親が共犯者だと考えた1番の理由が生死の確認作業を指示してもう一度現場に戻らせた事で、その他の怪しい点はおまけで、あくまで1番の怪しい点に気づいた時にじゃあつまりは、あの行動もそういう事だったんだ!って小学四年生の頭で無理やり結びつけた証拠に過ぎない。言わば付属品って所。だから最後のどんでん返しが起きても辻褄が合うって事になる。ここの点で辻褄が合わなくなるって言ってる人が居たけど、ちゃんと辻褄は合ってると感じた。ここから1番のネタバレになるから見たくない人は閉じて欲しい。主人公は神様くんに犯人(女)と共犯者がsexしてる所を主人公の親友に見られたから殺した。と言われた。だから今までの行動を結びつけた上でそのsexの相手は自分の父親が犯人だと考えた。けど最終的にはそのsexの相手つまりは共犯者は主人公の母親だった。そして母親に神様から天罰が下されて物語は終わるんだけど、この場合、色々と辻褄が合わなくなるって言ってる人が多い。けどさっき説明した通り、一応父親が犯人じゃなくても辻褄は合ってる。けどこのままじゃ母親"が"共犯者だと納得できる材料がない。今のままだと他の人が犯人でも物語的に問題無いじゃん。っていうことが起きる。けど母親がsexの相手だと思わせるような伏線はあった。それは神様に教えて貰った母親は本当の親じゃない。という情報だ。親じゃない→主人公を産んでない→なぜ?→性的感情の相手が男ではなく女。つまりはレズビアンだから。という結論が自分の中で最終的に出た。だから、犯人(女)のsex相手は母親という事でも納得が出来る。仮に本当の親じゃないという設定が無ければ、犯人(女)とバレる危険をおかしてまでsexする必要は無くなる。旦那とやれば性欲発散出来るからね。そして、今説明した通り母親が共犯者であると考えることができる伏線は散りばめられていたからこそ、読み終わった後に母親が共犯者であることが自分は納得出来た。別の人じゃ納得出来なかったと思う。けど、物語を読んでる時はこの設定(実の親じゃない設定)は特に意味が無いと思っていた。別の所に気をそらされていた。非常に注目の集め方が上手い。母親が共犯者だと思わせるような伏線はちゃんとありつつ、母親が共犯者だという結論に至らせない為に別の所で気を引く。この見せ方があったからこそ最後のどんでん返しには非常に驚いた。
けどやっぱり主人公達の年齢設定には違和感だね。年齢設定のせいで、主人公の父親が共犯者じゃないってなった時に納得できない人が多く出てきた訳だし、やっぱりこの物語は年齢設定さえ間違わなければ星5。このままでも星4.4ぐらいは個人的にあげれますね。だいぶ読みやすい本なので気になったら是非。パラパラっと読めちゃいます
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.86:
(4pt)

ミステリの娯楽性を満喫

この作家は常にラストで読者をうらぎり、もう一度最初から読ませるテクニックを熟知しています。ソナタ、隻眼、鴉などミステリの真骨頂であるサプライズエンディング度がとても高いです。まあ。たしかに謎が謎で終わるのはもやもやしますが… 謎を読者に投げかけるのもミステリが娯楽と考えればいいのでは
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.85:
(5pt)

面白い

面白い
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.84:
(5pt)

子供向けというよりも、ミステリ好きの大人のための小説

子供向けのシリーズの一冊のようですが、これは子供向けではないと思います。
良い意味でミステリの定石を崩しているので、ミステリをたくさん読んできた人ほど驚きも大きいのではないでしょうか。
謎解きがいまひとつ分からないという人は、登場人物の体格に関する描写を丁寧に読むと種明かしとされた推理の瑕疵が分かって、オチのショッキングさがより際立つと思います。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.83:
(4pt)

最後の考察。抜け抜けだろうけど。

ネタバレ?なんとなく考察みたいなします。
さらっと一度読んで感想。

子どもらしくない言葉遣いが逆に面白くて読むのやめられなかったです。
神様面白いね。
神様は本当の設定で進んで欲しいな。

以下ネタバレ。てか僕なりの弱い考察。






多分父親とミチルちゃんの浮気に母親も気づいてたのではないかと。
でも黙認してた。
警察官としてバレたら終わりだから。

しかし、ミチルちゃんがお父さんとヤッてるのを秀樹くん(だっけ?)に目撃され勢いで殺害。
父親は飛びかかるミチルちゃんを止められず。
父親は正義感(今更だけど)から自首しようとするが、ミチルちゃんの将来のことや自分の警察官の妻という立場を捨てられずその連絡を受けた母親が証拠隠滅を図る。
小柄な母親は自分の子供の靴を履いて現場へ。
父親にはすぐに帰らせ電話の対応を父親とミチルちゃんに指示。
井戸の蓋に隠れ、そのほかは推理通りかな。

と思いました。
あくまで個人的な感想。
次回も読んでみたいな。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.82:
(5pt)

発想がすごい!

こんな小説を思いつくなんて凄いと思う。
結末がどうこうと言う意見もあるが、読者の予想を最後まで裏切ったと思う。拍手!
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
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No.81:
(4pt)

最悪の事態より最悪な結末が…

本屋で「子供向けのミステリーだけど大人も楽しめる本」みたいなポップと221ページの薄さであっさり読めそうと思い、軽い気持ちで購入したら、ラストが後味が悪いったらありゃしない。
エグい、子供に読ませたくない本ですよ。

私は背筋がゾワっとする場面が3回ありました。想像の斜め上を行くラストは良かったけど、後味は悪いです、ホントに。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.80:
(4pt)

うーん

FM802のDJが紹介していたので読んでみた。
ストーリーは面白いけども、なんか後味が悪いというか、憂鬱になる話だった。
ラストのオチを読んで、さらに謎が深まるという消化不良感も大きいかな。
小学生と殺人事件という組合せも趣味が悪い気がした。
作品としては最後まで一気に読ませる勢いがあり、よかったと思う。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.79:
(4pt)

信心深い結末

私は神様を信じます。あなたは何を信じられますか?子供を信じる努力はしたいですが、ここに登場する子供は、やけに大人っぽいな。
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4061828312
No.78:
(4pt)

大人の階段登る子ども向け。

まさに少年少女向けの、ミステリー入門として勧めれる本だと思います。
エロ描写に関してはまぁいいんじゃない?って感じ。だって、少年少女のこの先の人生においてそんなの隠してたってしょうがないじゃない。今の世の中、ネットしてたらすぐにエロ広告とか出てくるし。
でもまぁ、大人の自分が読むとなんていうか犯人がありきたりだなぁって思った。だからこれはやっぱり少年少女向け。子どもができたら譲ろうと思う。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.77:
(5pt)

よかったです

読書初心者です。
いろいろな評判を聞いて購入しました。
非常に読みやすく、また短めですのですぐに読み終えることができます。
ラストでえっとなります。
僕の中では高評価。
ほかの摩耶さんの作品も読んでみたくなりました。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.76:
(5pt)

児童書の体裁をしている“毒”

内容について書くのは、野暮でしょうし、刊行当時、読者たちが様々な推理(持論)を展開し、各々書いた感想、考察サイトを巡ったのを思い出します。

原マスミさんの挿画がより衝撃を与えてくれたこの単行本版を読むのを個人的にはおすすめします。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.75:
(5pt)

メタ・ジュブナイル、メタ・ミステリーの傑作

まず、これが「子供向け」な体裁で、実際に「子供向け」に出版されたこと自体、作家と出版社?の確信犯的なトリックでしょう。
ラスト1ページ前くらいのもっともらしい「謎解き」は、「子供」的にはとてもビターなものですが、いわゆる「本格的な」定番でしょう。安心できる、と言ってもいい。
んで、それを最後の最後にシームレスにひっくり返す、なんら「本格的な」構成も説明もなしに、取り返しのつかないかたちで。
なぜなら「神様のすることに間違いはない」から、以上、小説終わり。
で、「神様のすることに間違いはない」を認めないなら、「本格的な謎解き」も生み出しようがないことに気がつく。これが衝撃的なわけです。(ホントの)結末にいたる「本格的な」伏線や仄めかしがないのも確信犯的です。「だって、要するに、一人称の話者が言及してないだけだもの」なわけです。(ホントの)結末が、なぜ、わざわざ、この人なのか、の説明がないのも確信犯的です。「だって、要するに、一人称の話者が知るわけないんだもの』なわけです。小学生の一人がたりの探偵団モノというジュブナイルの形式を、悪用(失礼!)してるわけです。他にも、、

ついでにいうと、続編?の「さよなら神様」は、文字通り「神様の言う通り」ですが、
こちらは「言わずに、即、(ド派手な)天誅」という設定は、ある意味「子供っぽい」あるいは「ゲームっぽい」のかもしれません。
実は「子供向け」の配慮をしているのか?ちがうか?

今、文庫版はもう一枚別のジャケットがかかって売られてますが、出版社の確信犯性をものがたる出来です。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312
No.74:
(4pt)

まあまあ面白い

暇つぶしには丁度良い感じかな?わたしは結構好きでした。子どもの朝の読書の時間用に貸してあげようかと思ったけど、ラストを読んで貸すのはやめました。ネタバレになっちゃうので言わないけどラストはちょっと大人向けな内容だったので。
神様ゲーム (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:神様ゲーム (講談社ノベルス)より
4061828312

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